残留争うエバートンに温かい物語、重病乗り越えた少年がヒーローとピッチイン「とても楽しかった!」
2023.04.04 21:30 Tue
プレミアリーグで残留を争うエバートンだが、劇的ドローのトッテナム戦の裏では心温まる出来事があった。エバートンは3日にプレミアリーグ第29節でトッテナムとホームで対戦。3戦無敗で来ている中、ホームで上位相手に勝利したいところだった。
ショーン・ダイチ監督就任後、勝ち点を重ねているエバートン。熾烈な残留争い中の中、試合は粘りを見せるも後半にPKで失点を喫する。
なんとか勝ち点を獲得したいなか、90分にマイケル・キーンが劇的な同点ゴール。勝ち点1に終わったが、再び残留圏に浮上する貴重なドローとなった。
この試合では、エバートンを支える1人の少年が夢を叶えている。それは8歳のハリーくん。イングランド代表GKジョーダン・ピックフォードとの心温まるエピソードがある。
医師は腫瘍の90%を取り除いたものの、残りは中枢神経の深くにある状況のまま。9カ月後には再び活発となり、ハリーくんは放射線療法を受けることとなった。
それでも順調に回復していくなか、治療が終わりに近づいているところでハリーくんの父親が突然死する悲劇に見舞われていた。
そんな中、ハリーくんの母が息子のことを思い、ピックフォードへ手紙を送ることに。エバトニアンであることを伝えていた。その結果、エバートンvsトッテナムの試合に招待。ピックフォードと共にピッチに入場した。
劇的なドローゲームを目の当たりにしたハリーくんは「とても良い1日でした。とても楽しかったです!」と感想を語った。
ピックフォードは「人々は人生で困難な時期を経験するが、それはコミュニティが人々を幸せにすることであり、僕たちはそれを実現したいと願っている」と語った。
また、「それは、人々に笑顔をもたらすために僕たちができることを示しているだけだ」とした。
ハリーくんの母であるローラさんは「ここ数年が彼にとってどれほど辛いものだったか、言葉では言い尽くせない。これが最大の楽しみでした。絶対的に驚くべきであり、驚くことでした」と感想を語った。
ショーン・ダイチ監督就任後、勝ち点を重ねているエバートン。熾烈な残留争い中の中、試合は粘りを見せるも後半にPKで失点を喫する。
この試合では、エバートンを支える1人の少年が夢を叶えている。それは8歳のハリーくん。イングランド代表GKジョーダン・ピックフォードとの心温まるエピソードがある。
ハリーくんは5歳の時に重病を患い、肺炎と敗血症と診断。その後の検査で、8cmの脳腫瘍が発見されていた。
医師は腫瘍の90%を取り除いたものの、残りは中枢神経の深くにある状況のまま。9カ月後には再び活発となり、ハリーくんは放射線療法を受けることとなった。
それでも順調に回復していくなか、治療が終わりに近づいているところでハリーくんの父親が突然死する悲劇に見舞われていた。
そんな中、ハリーくんの母が息子のことを思い、ピックフォードへ手紙を送ることに。エバトニアンであることを伝えていた。その結果、エバートンvsトッテナムの試合に招待。ピックフォードと共にピッチに入場した。
劇的なドローゲームを目の当たりにしたハリーくんは「とても良い1日でした。とても楽しかったです!」と感想を語った。
ピックフォードは「人々は人生で困難な時期を経験するが、それはコミュニティが人々を幸せにすることであり、僕たちはそれを実現したいと願っている」と語った。
また、「それは、人々に笑顔をもたらすために僕たちができることを示しているだけだ」とした。
ハリーくんの母であるローラさんは「ここ数年が彼にとってどれほど辛いものだったか、言葉では言い尽くせない。これが最大の楽しみでした。絶対的に驚くべきであり、驚くことでした」と感想を語った。
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