冷静タップインで浜野まいかが公式戦3戦連発!CKから3点演出など進化も見せる

2023.03.12 21:30 Sun
Getty Images
ハンマルビーIFに所属するなでしこジャパンのFW浜野まいかが止まらない。今冬にINAC神戸レオネッサからチェルシーへと加入し、今季はハンマルビーへ期限付き移籍してプレーする浜野。スウェーデン国内のカップ戦、女子スヴェンスカカップ初戦で海外での公式戦デビューを果たすと、加入後初得点も記録した。

翌節にもゴールを挙げた18歳は続く11日の第3節、エシルストゥーナ・ユナイテッド戦でもネットを揺らした。
4-0とハンマルビーの大量リードで迎えた89分、右からのクロスに対してゴール前に顔を出すと、混戦からのポスト跳ね返りを冷静に押し込んだ。

この日はCKのキッカーも務めた浜野。先制点を含めてキックから3ゴールを演出するなど、5得点中4点に絡む活躍ぶりだった。
周囲に大量の雪が残る中でも半袖ではつらつとピッチを駆けまわるなでしこの新星は、自身初となる海外挑戦を経てさらなる進化を遂げている。

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イブラ引退のスウェーデン代表メンバー発表! 初戦はオランダと対戦《ロシアW杯欧州予選》

▽スウェーデンサッカー協会(SvFF)は23日、9月に開幕を迎えるロシア・ワールドカップ欧州予選に臨むスウェーデン代表メンバー23名を発表した。 ▽長年エースに君臨したFWズラタン・イブラヒモビッチ(マンチェスター・ユナイテッド)が代表引退を発表した今回のメンバーには、FWにマルクス・ベリ(パナシナイコス/ギリシャ)やFWヨン・グイデッティ(セルタ)らユーロ2016メンバーから2名を選出した。 ▽また、リオ・デジャネイロ オリンピックに出場していたメンバーからは、MFアレクサンダー・フランション(バーゼル)が唯一選出。新指揮官に就任したヤンネ・アンデション監督は、「DFマルティン・オルソンが唯一負傷で起用できない選手」と語っており、代表引退を発表した選手以外で構想内に入っていることを明かした。 ▽スウェーデンは、オランダやフランス、ブルガリア、ベラルーシ、ルクセンブルクと同じグループAに所属。9月6日にオランダ代表とホームで初戦を迎える。今回発表されたスウェーデン代表メンバーは以下のとおり。 <B>◆スウェーデン代表メンバー23名</B> <B>GK</B> <B>カール=ヨハン・ヨハンソン</B>(ギャンガン/フランス) <B>ロビン・オルセン</B>(コペンハーゲン/デンマーク) <B>パトリック・カールグレン</B>(AIKソルナ) <B>DF</B> <B>アンドレアス・グランクビスト</B>(FCクラスノダール/ロシア) <B>ルドヴィグ・アウグスティンション</B>(コペンハーゲン/デンマーク) <B>ビクトル・リンデロフ</B>(ベンフィカ/ポルトガル) <B>フィリップ・ヘランデル</B>(ヴェローナ/イタリア) <B>エミル・クラウス</B>(ボローニャ/イタリア) <B>オスカー・ヴェント</B>(ボルシアMG/ドイツ) <B>ミカエル・ルスティグ</B>(セルティック/スコットランド) <B>ポントゥス・ヤンソン</B>(リーズ/イングランド) <B>MF</B> <B>オスカル・レヴィッキ</B>(マルメ) <B>ニクラス・フルト</B>(パナシナイコス/ギリシャ) <B>アレクサンダー・フランション</B>(バーゼル/スイス) <B>ジェミー・ドゥルマズ</B>(トゥールーズ/フランス) <B>マルクス・ローデン</B>(クロトーネ/イタリア) <B>オスカル・ヒリエマルク</B>(パレルモ/イタリア) <B>エミル・フォルスベリ</B>(RBライプツィヒ/ドイツ) <B>アルビン・エクダル</B>(ハンブルガーSV/ドイツ) <B>FW</B> <B>マルクス・ベリ</B>(パナシナイコス/ギリシャ) <B>ヨン・グイデッティ</B>(セルタ/スペイン) <B>エミール・クヨビッチ</B>(ゲント/ベルギー) <B>クリストファー・ニマン</B>(ノルシェービン) 2016.08.24 16:55 Wed
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「最後にはドイツが勝つ」リネカー氏が名言をアップデート!

▽元イングランド代表で現在はイギリス『スカイ・スポーツ』で解説者を務めるギャリー・リネカー氏が、独特の言い回しでドイツ代表を称えた。自身のツイッター公式アカウント(@GaryLineker)上に投稿している。 ▽23日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループF第2節のドイツ代表vsスウェーデン代表が行われ、ドイツが2-1で勝利した。初戦を落としており負ければ敗戦濃厚、引き分けても自力突破消滅という崖っぷちの状況で試合に臨んだドイツ。試合開始直後の攻勢が実らずスウェーデンに痛恨の先制点を許すと、後半初めにMFマルコ・ロイスの得点で追いついたものの試合終了間際にDFジェローム・ボアテングが退場してしまう事態に。しかし、アディショナルタイムに入った95分にMFトニ・クロースが決勝点を沈め、劇的な生還を果たした。 ▽この試合を観戦していたリネカー氏は、以下のようにドイツの強さを表現した。 「フットボールはシンプルなゲームだ。22人の男たちが82分間ボールを追いかけて、ドイツ人たちが退場者を出して13分間は21人がボールを追いかける。そして、最後にはドイツがこうやってクソ勝ちやがる」 ▽リネカー氏は、現役選手として参加した1990年のイタリアW杯準決勝ドイツ戦でPK戦の末に敗れた際にも、「フットボールというのは単純なスポーツだ。22人の男たちが90分間ボールを追いかける。そして、最後にはドイツが勝つ」というコメントを残していた。今回のドイツの試合を目の当たりして、自身の過去の名言をアップデートせざるを得なかったようだ。 2018.06.24 13:45 Sun
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なでしこメダルならず…強豪スウェーデンに力の差見せつけられベスト8で敗退《東京オリンピック》

なでしこジャパンは30日、東京オリンピック・準々決勝でスウェーデン女子代表と対戦し、3-1で敗れた。 グループEを1勝1敗1分けで終え、全グループの3位のうち上位2チームに入ったため、なんとか決勝トーナメント進出を果たしたなでしこジャパン。アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドを相手にグループGで3戦全勝のスウェーデン女子代表が相手となったが、2大会ぶりの決勝進出を目指した。 強豪相手の試合に臨むなでしこジャパンは、直近のチリ戦からスタメンを5人変更し、フォーメーションは岩渕と田中が2トップに並ぶ[4-4-2]を採用。2列目は左から杉田、三浦、中島、長谷川が起用され、最終ラインには宮川、南、熊谷、清水が並んだ。GKは3戦連続先発の山下を起用した。 一方のスウェーデンはこれまでと同じく[4-2-3-1]の布陣。グループステージで3得点を挙げたブラックステニウスを3トップの中央に配置した。 なでしこは開始2分でいきなりピンチを迎える。敵陣からのロングボールにヤコブソンがフリーで抜け出しそのままシュート。しかし、ゴール左に外れ、何とか失点は免れた。 しかし、その5分後に先制点を許してしまう。CKの流れから左サイドを突破したロルフォにクロスを上げられると、エリクソンにボックス内で競り負けヘディングシュートを叩き込まれた。 その後は日本がボールを支配して繋いでいくも、後ろ向きで縦パスを受けるときに体を当てられてシュートまで持って行けない。完全にフィジカル面で優位に立たれ、奪われた後もスピードを活かしたスウェーデンのカウンターに手を焼いていた。 だが、マークが厳しい中央からゴールに向かうのではなく、相手の守備ブロックの外側にビルドアップの出口を作って攻め込んでいくと、23分に同点に追いつくことに成功。右サイドを駆け上がった長谷川がGKとDFの間にクロスを上げると、タイミングよく走り込んだ田中が合わせて試合を振り出しに戻した。 勢いがついたなでしこは、サイドハーフを内側に絞らせた[4-2-2-2]の陣形でボール保持をすることに。相手の2列目に対して数的優位を作り、マークを絞らせないポゼッションでゴールに迫るシーンを増やしていった。 31分には岩渕のパスに反応した田中がボックス内で倒されPKをゲット。しかし、VARが介入すると、主審のオン・フィールド・レビューが行われ、ノーファウルとなりPKは取り消された。 後半も日本が押し込もうとするが始まって間もない53分、またしても先に得点したのはスウェーデンだった。スルーパスに抜け出したブラックステニウスが、ボックス左からニアサイドをぶち抜いてゴール。エースの今大会4点目で再度リードすることに成功した。 スコアが動いてからもピンチが続いたなでしこは、ボックス内でシュートをブロックした三浦に対してVAR後のオン・フィールド・レビューで今度はハンドの判定。そのPKをアスラニに冷静に決められ、スコアは3-1に。 リードが2点に広がったことにより、ボール保持の権利を与えられたなでしこ。ボランチ、サイドハーフ、そして2トップが流動的にポジションチェンジをしてスウェーデンの選手を動かし、テンポよくボールを動かしていく。 守備に奔走し疲労が溜まった相手に対して効果的に前進したものの、ラスト30mでの精度を欠いてシュートに持ち込めない時間が続いた。 その後も途中投入の遠藤、北村、林が中央でボールを受けて相手守備ブロックを揺さぶるが、スウェーデンも集中力を切らさずに怒涛の攻撃を跳ね返し続ける。なでしこがおよそ20分間攻め続けたがゴールネットを揺らすことはなく、3-1でタイムアップ。日本は2大会ぶりとなるオリンピックだったが、準々決勝で敗退となった。 なお、スウェーデン8月2日に行われる準決勝で、イギリスとの対決を制したオーストラリア女子代表と対戦する。 スウェーデン女子代表 3-1 なでしこジャパン 【スウェーデン女子代表】 マグダレーナ・エリクソン(前7) スティーナ・ブラックステニウス(後8) コソヴァレ・アスラニ(後23) 【なでしこJAPAN】 田中美南(前23) 2021.07.30 21:15 Fri

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