エスパニョールがチームを支えたベテランGKディエゴ・ロペスの退団を発表…6年で213試合に出場

2022.06.09 23:05 Thu
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エスパニョールは9日、元スペイン代表GKディエゴ・ロペス(40)の退団を発表した。ディエゴ・ロペスは、レアル・マドリーの下部組織育ち。2005年7月にファーストチームへと昇格すると、2007年7月にはビジャレアルへと完全移籍。その後セビージャを経て、2013年1月に古巣のマドリーへ復帰した。

2014年8月にはミランへと完全移籍し初の国外でプレー。2016年8月にエスパニョールへとレンタル移籍で加入すると、2017年7月に完全移籍に切り替わっていた。
レンタル期間を含め、6シーズンにわたってエスパニョールでプレーしたディエゴ・ロペス。公式戦213試合に出場し、今シーズンもラ・リーガで36試合に出場するなど、正守護神としてプレーした。

ベテラン中のベテランでもあるディエゴ・ロペスだが、今季限りで満了を迎える契約の更新をクラブが行わないことを決定。退団となった。
チームの降格、昇格も経験し、6シーズンでレジェンドと呼ばれるまでになったディエゴ・ロペス。13日にファンとの別れのセレモニーが行われるようだ。

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<script>var video_id ="a6xzzZGKikI";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 同じ日本代表で左利き、ゲームを作るプレーが求められた2人は、選手と監督という立場が変わっても、何かでつながっていたのだろう。それだけ会心のゴールであり、喜びを分かち合いたくなるものだった。 今なお、チームの練習に参加し、サッカーを続けている中村。今後は指導者になることは予てから口にしていたが、理想の監督像は作らないようにしているという。 「選手の時はありましたが、それはあまり作らない方が良いのかなと。自分の感覚とか、物差しでやると、逆に伝わらなかったり、良いことがないかもしれないんじゃないかなという感じでもいます」 「演じなければいけない時もあるかもしれないですし、B級(ライセンス)を取るときも、自分は答えをわかっているから教えすぎだと言われて、なるほどなと思いました。そこを促して、気付かせるということも大事だと思います。まだまだ色々なことを勉強しなければいけないので、今のところ作らないようにしています 型にハマった指導をせず、向き合う選手や状況に対応していきたいという考えもあるのだろう。数多くの監督の下でプレーし、様々な世界を経験したからこその決意なのかもしれない。 その中村だが、自身も称された“ファンタジスタ”について、今後期待する選手の名前を挙げた。それは「小野伸二ですね。そこは変わらないです」。北海道コンサドーレ札幌に所属する43歳は、中村も日本代表としても一緒にプレーした仲。そして、“ファンタジスタ”が再び必要になる時代が来ると考えているという。 「今の時代という言い方はあまり好きではないですが、中央はプレッシャーが360度きますが、そのポジションの選手が必要になる時が自分はあると思いますし、そういう人を逆に潰さないようにしていきたいという気持ちがあります」 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