公に監督批判、バルサDFセルジ・ロベルトが監督の弱気発言を一蹴「トップ4に入るだけでは価値がない」

2021.09.24 10:15 Fri
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バルセロナのスペイン代表DFセルジ・ロベルトが、公にロナルド・クーマン監督を批判した。スペイン『アス』が伝えた。バルセロナh23日、ラ・リーガ第6節でカディスと対戦。公式戦2試合勝利していないバルセロナだったが、この試合でも苦戦を強いられると、後半にはオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングが退場処分に。カディスの前に苦しみ、0-0のゴールレスドローに終わった。
試合最終盤にはクーマン監督が謎の退席処分を言い渡されるなど、踏んだり蹴ったりのバルセロナ。試合後のインタビューでセルジ・ロベルトがクーマン監督の発言に反対意見を述べた。

セルジ・ロベルトが批判したのは、クーマン監督がラ・リーガで上位に入れば良いと言った発言について。公然とこの発言に反対した。

「ここではラ・リーガで優勝する必要がある。僕にとって、トップ4に入るだけでは価値がない」
「僕たちはバルサであり、これは言い訳にならない。最善を尽くさなければならず、ラ・リーガで戦うメンバーも揃っている」

ケガなどで選手が不足していることを度々口にし、弱気な発言を繰り返すクーマン監督。現実を見ているという見方もできるが、これまでの指揮官からはシーズンのこの段階で諦めともとれる発言は見られなかった。

セルジ・ロベルトは試合についても振り返り「残念ながら1人退場になった。リプレイは見ていないけど、フレンキー(・デ・ヨング)が退場だとは思わなかった」と退場処分は厳しいとコメント。ただ「いくつかハッキリとしたチャンスはあったけど、相手にもそれはあった」と語り、引き分けが妥当という見方をした。

また、タイトルという点ではこの段階でレアル・マドリーとは勝ち点差が「7」になっている。セルジ・ロベルトは、早く巻き返さないといけないとした。

「僕たちはスイッチを入れて、勝ち始めなければいけない。悪い結果も出ている。チームのどのポジションでも、みんなで力を合わせなければいけない」

「遅れをとると手遅れになるので、今から勝ちにいかなければいけない。今は悪い時期だけど、それを乗り越えればもっと良い時期が来ると思う」

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ジローナのウクライナ代表FWアルテム・ドフビク(26)はイタリア行きの可能性もあるようだ。スペイン『アス』が伝えた。 今シーズンはラ・リーガで3位フィニッシュの躍進を遂げ、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)出場も決めたジローナ。主砲として24ゴールの活躍を見せたドフビクは、ラ・リーガの得点王にも輝いた。 そんな189cmのストライカーにはアトレティコが関心。ジローナは2500万ユーロ(約42億3000万円)のオファーを受け取り、これをすぐさま拒否したと報じられていた。 ドフビクと2028年6月までの契約を結ぶジローナは、移籍金3500万ユーロ(約59億2000万円)を望んでいるとのこと。しかし、狙っているのは国内のクラブにとどまらず、セリエAのナポリとミランも獲得に動いているという。 ユーロ2024に向けウクライナ代表で活動中のドフビクは、代理人とイタリアのクラブとの接触の噂に対して「そうだね、彼はそのことについて話している」とコメント。クラブは明らかになっていないが、何らかの動きがあることを認めた。 また、「僕に関するニュースがあるけど、全て冷静に受け止めている」とも語ったドフビク。まずはユーロに集中し、グループステージ突破に全力を注ぐつもりだ。 「このユーロではチームとしてのポテンシャルを最大限に発揮したい。僕個人としては特別な目標は設定しない」 「少なくとも3つの難しい試合が待っているから、しっかり準備してベストを尽くさなければならない」 7日にポーランド代表との国際親善試合を行ったウクライナは、ドフビクのゴールがありながらも1-3で敗戦。11日のモルドバ代表との親善試合を経て、17日のルーマニア代表とのユーロ初戦に臨む。 2024.06.09 16:17 Sun

ユーロ落選のスペイン代表MFアレイシ・ガルシア、スペイン人指揮官率いるブンデスとプレミアの2クラブが獲得に興味

今シーズンは躍進を果たしたジローナで中心的な活躍を見せたスペイン代表MFアレイシ・ガルシア(26)だが、ユーロ2024のメンバーから落選。これにより、移籍の動きが早まる可能性があるようだ。スペイン『アス』が伝えた。 ビジャレアルやマンチェスター・シティの下部組織に在籍したい経験があるアレイシ・ガルシアは、2021年7月にエイバルからジローナに完全移籍で加入。2023-24シーズンはキャプテンを務めると、ラ・リーガで37試合に出場し3ゴール6アシストを記録。中盤を支え、3位に躍進したチームを支えた。 その影響もあり2023年11月にはスペイン代表デビュー。ユーロ2024に臨むスペイン代表の候補メンバーにも選ばれていたが、最終メンバーから落選。ユーロでのプレーという夢が潰えることとなった。 夏の活動がなくなったことでしばらくは休暇に入ると見られるアレイシ・ガルシアだが、今夏の移籍の動きが早まる可能性もあるという。 躍進したジローナは来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)を戦うことになるものの、クラブを立ち行かせるためには選手の売却も必要な状況。重要なオファーがもたらされれば、売却せざるを得ないこともあるという。 アレイシ・ガルシアは2026年夏までクラブとの契約を残しており、ミシェル監督の下では重要な戦力だが、複数クラブが関心を寄せている状況。本人も、移籍に興味を持っているという。 最も惹かれているのはレバークーゼン。シャビ・アロンソ監督の下、無敗でブンデスリーガを制覇。ヨーロッパリーグ(EL)こそ決勝でアタランタに敗れて今季初黒星を喫したものの、DFBポカールもしっかりと優勝し、2冠を達成。来シーズンのCL出場権も獲得している。 シャビ・アロンソ監督は同胞のアレイシ・ガルシアを高く評価しており、本人もブンデスリーガでのプレーに関心を持っているという。 もう1クラブはプレミアリーグのウェストハム。経済的な側面ではレバークーゼンよりも見力で、1500万ユーロ(約25億4000万円)の移籍金に加えて、アレイシ・ガルシアにも400万ユーロ(約6億8000万円)を支払う気があるとされている。ただ、プレミアリーグでは9位に終わり、来シーズンはヨーロッパの大会に出場はしない。 新たにフレン・ロペテギ監督が就任することが決まっており、アレイシ・ガルシアを高く評価。新シーズンに向けて、獲得の最優先候補にしているという。 2024.06.09 12:45 Sun

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