「輝きと意欲を見せた」幻ゴールの久保建英、古巣レアル相手のパフォーマンスは現地でも評価「最も危険を生み出した」
2024.04.27 10:50 Sat
レアル相手のゴールも幻に終わった久保建英
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英がまずまずの評価を受けている。26日、ラ・リーガ第33節でソシエダはレアル・マドリーと対戦した。
ホームにマドリーを迎えた一戦。久保にとっては古巣対決となり、先発出場を果たした。
試合はリーグ制覇を目指すマドリーをソシエダが押し込む展開に。それでも29分にアルダ・ギュレルのゴールでマドリーが先制する。
追う展開となったソシエダは32分にビッグチャンス。相手ボックス付近でアンデル・バレネチェアがボールを奪うと、こぼれ球を最後は久保が蹴り込み同点ゴール。しかし、オンフィールド・レビューの結果、バレネチェアのファウルが取られ、ゴールは取り消されることとなった。
古巣相手に攻撃を牽引した久保に対し、スペイン『ElDesmarque』は久保に対して7点(10点満点)の評価を与えた。
「取り消されたゴールを除けば、非常に良かった。彼はレアル・マドリーの守備をいとも簡単に打ち破り、輝きと意欲を見せた」
また、スペイン『Noticias de Gipuzkoa』は6点(10点満点)の評価をつけた。
「再び違いを生み出す武器に。彼は何度も何度もチャレンジしたが、ベストのレベルには程遠い」
「彼のシュートがポストに当たってしまったことは残念だ。決して隠れることはなく、最も危険を生み出してきた人物」
ホームにマドリーを迎えた一戦。久保にとっては古巣対決となり、先発出場を果たした。
追う展開となったソシエダは32分にビッグチャンス。相手ボックス付近でアンデル・バレネチェアがボールを奪うと、こぼれ球を最後は久保が蹴り込み同点ゴール。しかし、オンフィールド・レビューの結果、バレネチェアのファウルが取られ、ゴールは取り消されることとなった。
その後はマドリーのペースとなる中で、80分には久保のスルーパスからミケル・オヤルサバルがシュートも枠を外すことに。久保は何度もチャンスを作ったがゴールが遠く、0-1で敗戦となった。
古巣相手に攻撃を牽引した久保に対し、スペイン『ElDesmarque』は久保に対して7点(10点満点)の評価を与えた。
「取り消されたゴールを除けば、非常に良かった。彼はレアル・マドリーの守備をいとも簡単に打ち破り、輝きと意欲を見せた」
また、スペイン『Noticias de Gipuzkoa』は6点(10点満点)の評価をつけた。
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久保建英、地元神奈川で圧巻の45分!世界レベルのアタッカーが子供たちに伝えたプロとしての矜持「楽しむ気持ちを忘れずに」
【親善試合】横浜FC 1-2 ソシエダ(7月25日/ニッパツ三ツ沢球技場) ソシエダに所属する日本代表MF久保建英が、日本ツアーで横浜FCと対戦。前半45分のみの出場だったが、切れ味鋭い動きで攻撃をけん引し、2ー1での勝利に貢献した。 圧巻の45分だった。久保は[4-3-3]の右ウイングで先発すると、外側と内側のレーンをうまく使いながらプレー。ドリブル、ターン、パスといったチャンスメイクに加え、31分には左サイドからのクロスに飛び込む動きからこぼれ球に反応してシュートを放つなどゴールを脅かした。 久保がボールを持つたび、ニッパツ三ツ沢球技場からはひときわ大きな声があがった。自身が生まれた神奈川県でのプレーについては、「本当の地元は川崎」と前置きした上で、「神奈川はいろいろなJリーグのチームがある。切磋琢磨して盛り上げてほしい」と幼少期に無我夢中でボールを蹴った土地のさらなる活性化に期待を膨らませた。 日本代表MFを一目見ようと駆けつけたのは、9,595人のファン・サポーター。「たくさん来てくれて非常にうれしかった」と声援に感謝を述べ、「他の選手たちの名前も呼んでもらえてうれしかった。Jリーグじゃないチームとして、ソシエダを応援してくれるとうれしい」とチームにも関心が集まっていたことに喜びを示した。 平日のナイターゲームではあったが、すでに夏休みに突入しており、スタンドには子どもたちの姿も多く見られた。久保と同じように神奈川の地でサッカーに励む少年少女らにとって、世界屈指のテクニックをその目で見ることができた今日という日は、色濃く刻まれるに違いない。 世界最高峰の舞台に立つ久保は、夢に向かって進む若者に必要なマインドセットを聞かれると、「その質問を僕にするのは最適かわからないですけど」と述べてから、「自分はサッカーは楽しくやっているんで、子どもたちもサッカーを楽しむ気持ちを忘れずに。ただ、サッカーをして頑張っている僕らを見て、『こうなりたい』ってリアルで目指してくれたらいいなと思います」とプロとしての矜持を滲ませた。 2025.07.26 08:00 Sat4
「反応エグすぎるやろ」久保建英の超近距離パーフェクトボレーを神セーブ 横浜FC新助っ人GKの衝撃反射神経にファン騒然
【親善試合】横浜FC 1-2 ソシエダ(7月25日/ニッパツ三ツ沢球技場) <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">タケvsスウォビィク<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%B9%85%E4%BF%9D%E5%BB%BA%E8%8B%B1?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#久保建英</a> の至近距離シュートを<br>新加入GK <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A4%E3%82%AF%E3%83%96%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%93%E3%82%A3%E3%82%AF?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ヤクブスウォビィク</a> が<br>驚異の反応でスーパーセーブ‼<br><br>⚽レアル・ソシエダ ジャパンツアー2025<br>ソシエダ×横浜FC<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 無料ライブ配信<br>視聴はこちら<a href="https://t.co/z90iiNB3kz">https://t.co/z90iiNB3kz</a> <a href="https://t.co/kXZCwFkqaZ">pic.twitter.com/kXZCwFkqaZ</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1948695878258295141?ref_src=twsrc%5Etfw">July 25, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> ソシエダの日本代表MF久保建英の決定機を阻んだ、横浜FCの新加入GKヤクブ・スウォビィクの神セーブが話題になっている。 ソシエダは25日、ジャパンツアーの第2戦でJ1の横浜FCと対戦。右ウイングで先発出場した久保は、序盤から攻撃を牽引。7分には右サイドからスルーパスを通し、21分には右足のシュートを放つ積極性を見せた。 1ー0とリードして迎えた31分、日本の至宝が再びゴールに迫る。左サイドのMFアンデル・バレネチェアが右足で入れたインスイングのクロスがボックス内に溢れると、久保がこれを回収して左足でボレーシュートを放った。しかしその前に立ちはだかったのが、横浜FCに新加入したヤクブ・スウォビィクだった。 完璧にゴールを捉えていた久保のシュートに対して、前に出てシュートコースを消しにいった助っ人GKは、至近距離からのシュートに反応。素早く伸ばした左手でボールをかき出したのだ。 DAZNで解説を務めた林陵平氏は「久保は決めたかったですが、スウォビィクはナイスGKですね。決定的でした」とスウォビィクの神セーブを称賛。SNSのファンたちも「久保のゴール決まったと思ったんに」「久保のシュートを止めた?」「久保のゴールがー涙」「タケのシュートが止められた??」と騒然。さらに「安定のクバ神」「相変わらずのシュートストップ能力の高さ」「反応エグすぎるやろ」「クバが守護神になれば単純に失点が減るんだろうな」「相変わらずありえない反応」と横浜FCの新守護神候補へ称賛の声が寄せられている。 なお試合は、42分にFWオーリ・オスカルソンがPKを決めてソシエダが2点目を奪う。一方、横浜FCも86分にDF山崎浩介がセットプレーからゴールネットを揺らすなど意地を見せるも2ー1でソシエダが勝利している。久保は前半45分間だけのプレーに終わった。 2025.07.25 22:03 Fri5