ベルカンプ、カイト、ラーション、クーマン…イングランドクラブ買収を計画か

2024.02.28 16:15 Wed
現役時代にアーセナルで活躍したベルカンプ氏。
Getty Images
現役時代にアーセナルで活躍したベルカンプ氏。
名だたる元選手たちが手を組み、イングランドクラブの買収を計画しているようだ。

イギリス『デイリー・メール』によると、買収を考えるクラブの名こそ伏せられたままだが、アーセナルのレジェンドOBとして語り継がれるデニス・ベルカンプ氏ら元選手がリーグ1(3部相当)、あるいはリーグ2(4部相当)のチームを狙っているという。

ベルカンプ氏以外の顔ぶれはというと、元リバプールのディルク・カイト現ベールスホット監督、セルティックやバルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドなどを渡り歩いたヘンリク・ラーション氏、バルセロナOBのロナルド・クーマン現オランダ代表監督だ。
その計画が明るみとなったのはフットボールエージェントのロブ・ヤンセン氏が話した内容から。ポッドキャスト『Kieft Jansen Egmond Gijp』で、ベルカンプ氏がアカデミーを指導し、ラーション氏が監督になる絵も含め、こう証言したようだ。

「我々はイングランドのクラブを買収しようとしている。どのクラブかはまだ言えないがね。どんなグループかは言える。ロナルド・クーマン、デニス・ベルカンプ、ヘンリク・ラーション、そしてディルク・カイトだ」
「今はリーグ2か、リーグ1を検討している。周りの何人かと動いているところで、出資者もいる。ロンドンである必要はない。計画は広い意味でフットボールクラブを経営することにある」

「我々が考えるやり方でね。トレーニング、ホスピタリティ、マーチャンダイジング、マーケティング、すべてでだ。我々にはグループがあって、あと1人か、2人が加わるかもしれない」

「私が挙げた名もクラブ内で役割につくだろう。ヘンリク・ラーションは監督を志望している。ベルカンプはアカデミーを立ち上げるだろう。そして、クーマンも仕事をするために来る」

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改めて偉業だったアーセナルのプレミア無敗優勝、“インビンシブルズ”の強みとは

圧倒的な強さを誇りプレミアリーグで首位を独走するリバプール。しかし、2月29日の第28節でワトフォードに3-0と完敗。無敗記録は「44」でストップした。 当然のことながら、ここまでの記録は賞賛されるべきもの。2019年1月3日のマンチェスター・シティ戦で敗れて以降、無敗を継続。ついに、初のプレミアリーグタイトル獲得にも迫っている。 そんなリバプールをもってしても達成できなかった無敗優勝を成し遂げているアーセナルの偉業は、16年の時を経て、再び脚光を浴びるべき事案だろう。 <span class="paragraph-title">◆ユナイテッドとアーセナルの2強時代</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20200302_48_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ここ数年、特にチェルシーやシティが圧倒的な資金力を武器にチームを強化し、プレミアリーグの覇権争いに加わった頃からプレミアリーグを観るようになった人にとっては、アーセナルの無敗優勝など遥か昔のことに思えるのかもしれない。 また、ここ数年のアーセナルしか知らない方にとっては不思議なことであり、いつまで過去の栄光にしがみついているのだと思う方もいるかもしれない。 しかし、2003-04シーズンのアーセナルが達成した無敗優勝は、当時115年ぶりの快挙。そして、今回リバプールが達成できなかったことで、いかに難しいことなのかがクローズアップされるだろう。 当時のプレミアリーグは、サー・アレックス・ファーガソン監督率いるマンチェスター・ユナイテッドとアーセン・ヴェンゲル監督率いるアーセナルの2強時代だった。 <span class="paragraph-title">◆ヴェンゲルが作り上げた“インビンシブルズ”</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20200302_48_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> アーセナルの成績は26勝12分け。今のリバプールほど圧倒的な勝利数は残していない。勝ち点にして90。昨シーズンであれば3位、ここ3シーズンでも優勝はできていない数字だ。 システムは[4-4-2]。このシーズンに獲得したGKイェンス・レーマンが守護神となり、ソル・キャンベルとコロ・トゥーレのセンターバックコンビ、右サイドバックにローレン、左サイドバックにアシュリー・コールが並ぶ。中盤はボランチにパトリック・ヴィエラとジウべウト・シウバ。右サイドに現在はアシスタントコーチのフレドリック・ユングベリ、左サイドはアカデミーで指揮を執るロベール・ピレス。2トップはティエリ・アンリ、デニス・ベルカンプというのが基本布陣だ。 特徴はアンリとピレスのコンビによる左サイドからの攻撃。ピレスがカットインすればアンリがサイドに流れてチャンスメイクをするという、流動性もチームの魅力であり、特徴の1つだった。 <div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJrUFR1dUxlbSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> 左サイドが圧倒的な破壊力を持つ一方で、油断した相手には右のユングベリとローレンが一気に攻め上がる。ユングベリはオフ・ザ・ボールの動きに長け、飛び出す能力は抜群。ベルカンプはアンリを含めた攻撃陣をサポート。巧みなポストプレーや繊細なボールタッチでのチャンスメイクはチームを支えた。 ヴィエラとジウべウト・シウバのコンビは中盤を安定させ、攻守にわたって抜群のバランス感覚を見せた。センターバックの2人も常にソリッドな守備を見せ、サイドバックも隙なし。レーマンの予想外のプレーは不安を覚えさせたが、どのポジションを見ても、非常に質の高い選手が揃っていた。 加えて、クオリティの高いパス回しと、当時のプレミアリーグでは革新的だったアタッキングフットボールは多くの者を魅了。流れるような攻撃を常に見せ、いつでもゴールを奪える雰囲気すらあった。 <span class="paragraph-title">◆死闘“バトル・オブ・オールド・トラフォード”</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20200302_48_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> このシーズン、アーセナルが最も窮地に立たされたのは、宿敵マンチェスター・ユナイテッドとの試合だった。 2003年9月21日。シーズン序盤のゲームは、波乱に満ちた試合だった。ライバル関係にあった両チームは、試合前からヒートアップ。熱のこもった試合展開となると、ゴールレスで迎えた80分に中盤の要であるヴィエラが退場処分に。アーセナルは数的不利となる。 このままゴールレスドローに終わるかと思われた後半アディショナルタイムには、先発出場していたマーティン・キーオンが後にセレッソ大阪でもプレーするディエゴ・フォルランを押し倒しPKを与えてしまう。 絶体絶命のピンチに陥ったアーセナルだったが、キッカーのルート・ファン・ニステルローイのシュートはクロスバーを直撃。PKを与えた張本人のキーオンはファン・ニステルローイに近寄って歓喜に沸くと、そのまま乱闘騒ぎに。結局0-0の引き分けに終わったが、両者の関係を色濃く表した伝説の一戦となった。 この試合の引き分けがなければ、アーセナルの無敗優勝は達成されておらず、シーズン序盤ながらも大きなターニングポイントとなった試合だった。 <span class="paragraph-title">◆強みは攻守のバランスと多様性</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20200302_48_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> このシーズン、アーセナルが無敗優勝を達成できたのは、攻守のバランスが取れていたことが大きい。 前述の通り、各ポジションのメンバーの能力が高い上に、ほとんどが8割以上の試合に出場している。バランスのとれたメンバーが、バランスよく試合に出場していることは強みだ。 また、攻撃パターンの多様性も強みの1つだった。エースのアンリは30ゴールを記録して得点王に輝いたが、次に得点を記録したのはピレスで14ゴール。その次はベルカンプとユングベリの4ゴールだ。いかに2人の得点、特にアンリへの依存度は高かった。 しかし、キャリア絶頂期に突入しつつあったアンリはどのチームも止められない。30ゴールを挙げた上に9アシストを記録。一方で、ピレスは11アシスト、ユングベリは6アシスト、ベルカンプも8アシストを記録と、フィニッシュはアンリに依存していたものの、お膳立てのパターンは多彩だった。 今シーズンのリバプールは、トレント・アレクサンダー=アーノルド、アンドリュー・ロバートソンという超強力な両サイドバックが大きな武器。前線のロベルト・フィルミノ、モハメド・サラー、サディオ・マネはバランスよく得点を奪っているが、攻撃のパターンは多くはない。 また、中盤も要のジョーダン・ヘンダーソンがケガで離脱していたという不運もあるが、要が抜けたときの脆さはある。最終ラインもジョー・ゴメスではなく、デヤン・ロブレンが昨年12月7日以来、約3カ月ぶりの先発となったことで、トロイ・ディーニーに狙い撃ちされてしまった。 そして、ブレイク明けのリーグ戦3試合では、いずれもその得意の両サイドバックが前半は機能不全に。後半盛り返してなんとか勝利を収めてきたが、ワトフォード戦は後半も機能させられなかった。多様性という点で、当時のアーセナルとの差はあったと言えるだろう。 もちろん、当時よりはその他のチーム力も上がっており、無敗優勝がより難しいものになったことは否定できない。その中で、ここまで無敗を続け、しかも白星を積み上げたことは称賛以外の何物でもない。 ただ、改めてその難しさがわかった無敗優勝。アーセナルは率直にリバプールの敗戦に胸を撫で下ろし、アーセナルファンも再び“インビンシブルズ”を誇らしく思える日々がまだ続く。あとは、ヴェンゲルの教えを受けたミケル・アルテタ監督が、当時の様な強さと美しさを取り戻させてくれることを願うばかりではないだろうか。 <div id="cws_ad">《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》</div> 2020.03.02 22:45 Mon
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アーセナルのレジェンド、ベルカンプ氏が元オランダ代表の仲間とともにイギリスのクラブ買収か?

かつてアーセナルで活躍した元オランダ代表FWデニス・ベルカンプ氏が、オランダ代表の仲間たちともにクラブ買収に動くようだ。 ベルカンプ氏は、オランダの名門・アヤックスの下部組織で育ち、トップチームに昇格後も活躍。その後、インテルへの移籍を経て、アーセナルで現役を引退した。 <div style="margin:0 auto; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJtaVBtUGhXMCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> アーセナルでは7つのタイトル獲得に貢献するなど活躍し、オランダ代表でも名を馳せたベルカンプ氏。引退後は古巣アヤックスの下部組織やファーストチームでコーチやアシスタントコーチなどを務めている。 そんなベルカンプ氏だが、イギリス『ミラー』によると、オランダ代表時代の仲間とともに、コンソーシアムを設立し、イギリスのクラブ買収に動くようだ。 コンソーシアムのメンバーには、ダービー・カウンティで監督を務め、現役時代はPSVやバルセロナで活躍したフィリップ・コクー氏、フェイエノールトやリバプールでの活躍が記憶に新しいディルク・カイト氏、また、オランダ代表のロナルド・クーマン監督や、元スウェーデン代表FWのヘンリク・ラーションらがいるとのことだ。 今回のプロジェクトは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、財政面で破綻をきたすクラブが増える可能性があり、その救済のために動くとされている。 また、背後にはアメリカの大手エージェント会社であり、八村塁やダルビッシュ有らアメリカで活躍するアスリートも手がける「ワッサーマン・メディア・グループ」の幹部であり、オランダの敏腕代理人でもあるロブ・ヤンセン氏が関わっているようだ。 ヤンセン氏は、クラブ買収の動きについてコメント。コロナ危機によってクラブ買収の価格が下がると語っている。 「我々は、声がかかるまではバックヤードにいる。この危機では、一部のクラブの売却価格は引き下げられる」 「それと同時に、内部闘争もさらに大きくなるだろう」 ベルカンプ氏を始め、協力している監督らは全員イングランドとの繋がりがある人物。また、ベルカンプ氏はクラブでの実践的な役割を希望しているとのことだ。 アカデミーからシニアチームまで、若い選手の道筋を立てることに重点を置き、全てを監督できる立場を望んでいるという。 プレミアリーグではニューカッスルが、予てから売却したがっていたマイク・アシュリーオーナーの手から離れる可能性が高く、3億ポンド(約404億円)で売却されると報じられている。 その他にも、財政面で苦しい状況に立たされているチームは多いが、果たしてどのクラブを買収するのだろうか。 2020.05.04 15:15 Mon

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