ナポリの小林海青が得意の左足クロスで先制点アシスト!待望のリーグ戦初勝利を導く

2024.02.16 14:40 Fri
ナポリでプレーする小林海青
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ナポリでプレーする小林海青
SSDナポリのDF小林海青がチームのリーグ戦初勝利に貢献した。ナポリは15日、女子セリエA第17節でポミリアーノをホームに迎え、ダービーマッチを2-0で制した。小林は左サイドバックで先発し、フル出場。28分には先制点をアシストした。
右サイドからのFKがクリアされ、逆サイドへ流れたこぼれ球に反応した小林は、中の動きを確認しながらバウンドに合わせてのダイレクトクロス。一山超えるファーへの折り返しで、受けたエリサ・デル・エスタルがこれを沈めた。

先手を取ったナポリは4分後にもセットプレーから追加点を奪取。このまま逃げ切り、待望の昇格後リーグ戦初勝利を挙げ、最下位を脱出している。また、今季から加入した小林にとっても女子セリエAでの初勝利となった。

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日テレ・東京ヴェルディベレーザは5日、女子セリエAのナポリ・フェンミニーレに所属するDF小林海青(31)が完全移籍で加入することを発表した。 小林は神奈川県出身で、日テレ・メニーナで育ち、2011年から日テレ・ベレーザでプレー。なでしこリーグ1部で4シーズン戦い、20試合に出場。なでしこリーグカップで5試合2得点、皇后杯で5試合に出場した。 2015年からノジマステラ神奈川相模原に移籍し、なでしこリーグ2部でプレー。その後、なでしこリーグに昇格すると、2021-22シーズンからはWEリーグでプレーする。 WEリーグでは2シーズンで通算24試合1得点を記録。WEリーグカップで2試合、皇后杯でも2試合に出場していた。 左サイドバックが主戦場ながら、ナポリ・フェンミニーレでは24試合に出場(先発23試合)し、1ゴール1アシストを記録していた。 10年ぶりに古巣に戻る小林はクラブを通じてコメントしている。 「日テレ・東京ヴェルディベレーザのファン・サポーターの皆様。初めましての方もお久しぶりです!の方も、こんにちは!小林海青です」 「大きな覚悟を持って戻ってきました。タイトルを獲るために自分にできることは何だってやるつもりでいます。よろしくお願いします」 2024.07.05 13:30 Fri
SSDナポリは9日、日本人MF十川ゆき(23)の加入を発表した。 ナポリにはすでに日本人DF小林海青が在籍。十川はクラブにとって2人目の日本人プレーヤーとなる。 JFAアカデミー福島8期生の十川は、卒業後に国内チームではなく、スペインのレアル・オビエドへ加入し、ラシン・サンタンデールを経て2022年8月にジェフユナイテッド市原・千葉レディースへと完全移籍。初のWEリーグでは2試合、WEリーグカップ1試合の出場にとどまった。 今季からはイスラエル女子1部のハポエル・ペタク・チクヴァに加入し、同国史上初の日本人女子プロサッカー選手となったが、ハマスによるイスラエル攻撃の影響を受け、リーグは中断。クラブ判断により、2023年10月にで緊急帰国していた。 晴れて新たな所属チームが決まった十川は、自身のX(旧:ツイッター)にて「残り2ヶ月、最大限に活躍できるように頑張ります」と意気込みを語っている。 ナポリはレギュラーシーズンを1勝3分け14敗と、10チーム中9位で終えた。現在は、勝ち点がそのまま持ち越される下位5チームによる2回戦総当たりのプレーオフを戦っている最中で、2試合を終えて1勝1分け。残留へ向けて歩みを進めている。 <span class="paragraph-title">【写真】水色のユニフォームに袖を通した十川ゆき</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="it" dir="ltr"> Il Napoli Femminile rende noto di aver ingaggiato la centrocampista mancina giapponese - classe 2000 - Yuki Togawa: benvenuta!<a href="https://twitter.com/hashtag/forzanapolisempre?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#forzanapolisempre</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/napolifemminile?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#napolifemminile</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/serieafemminile?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#serieafemminile</a> <a href="https://t.co/ynyBcn2Gpw">pic.twitter.com/ynyBcn2Gpw</a></p>&mdash; Napoli Femminile (@NapoliFemminile) <a href="https://twitter.com/NapoliFemminile/status/1777647511529807879?ref_src=twsrc%5Etfw">April 9, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.09 20:58 Tue
なでしこジャパンのDF熊谷紗希とDF南萌華を擁するローマが、女子セリエAのレギュラーシーズンを首位で終えた。 10チームで争われる女子セリエAは、2回戦総当たりのレギュラーシーズン18試合を行い、その後プレーオフとして上位・下位それぞれ5チームに分かれ、再びの2回戦総当たりを行う。 勝ち点はレギュラーシーズンからプレーオフへそのまま持ち越され、26試合の結果で順位を決める。同勝ち点の場合は、直接対決の結果が優先される。 優勝チームのほか、3位までにUEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)出場権が与えられ、最下位が女子セリエBに降格。9位チームは2部の2位とホーム&アウェイの入れ替え戦を行う。 17日から18日にかけては第1フェーズの最終節となる第18節が行われ、首位に立つローマはアウェイで3位フィオレンティーナと対戦した。 南はセンターバック、熊谷は中盤の底で先発フル出場。序盤から好機を作り続けるローマは43分、ノルウェー女子代表FWエミリエ・ハーヴィが左サイドを切り裂き、グラウンダーの折り返しをイタリア女子代表MFマヌエラ・ジュリアーノが蹴り込んで試合を動かすと、これが決勝点に。1-0で勝利を収めた。 また、DF小林海青が所属する昇格組の9位SSDナポリは、2位ユベントスとアウェイで対戦し、1-4で敗戦。PKを献上し、9分に先制を許すと、以降も失点が重なり、前半だけで3失点。後半アディショナルタイムにさらにリードを広げられ、その後PKで1点を返すも、力の差を見せ付けられた。 最終的なレギュラーシーズンの順位は以下の通り。ディフェンディングチャンピオンのローマはユベントスに8ポイント差を付けて、プレーオフへ臨むこととなった。 ◆女子セリエA レギュラーシーズン終了後順位(勝ち点/得失点差) 1.ローマ(51pt/+40) 2.ユベントス(43pt/+31) 3.フィオレンティーナ(39pt/+17) 4.サッスオーロ(26pt/0) 5.インテル(26pt/-1) ----------------------- 6.ミラン(21pt/0) 7.コモ(21pt/-13) 8.サンプドリア(18pt/-17) 9.ナポリ(6pt/-25) 10.ポミリアーノ(6pt/-32) <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】熊谷紗希と南萌華はフル出場のローマがフィオレンティーナに勝利</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="DQTns7raevI";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.02.19 22:10 Mon
「フッドボールで繋げる、フッドボールが繋げる」をコンセプトに、子供たちを支援する活動に取り組む、Jリーガーたちが新たな試みをスタートさせている。 Jリーグが通称“シャレン!(社会連携活動)”という、Jリーグを中心にスポーツだけでなく、様々な地域の課題を、社会という視点・物差しから連携し、豊かなまちづくりに貢献するための活動に取り組んでいるなか、プロサッカー選手の有志による、児童養護施設の子供たちを支援する活動が行われている。 2015年に小池純輝(クリアソン新宿)、梶川諒太(藤枝MYFC)の2選手を中心に設立された一般社団法人『F-connect』は、野村直輝(大分トリニータ)、三鬼海(FC町田ゼルビア)、山崎浩介(サガン鳥栖)、松澤香輝(ベガルタ仙台)、神田夢実(標準流浪/香港)、佐藤凌我(アビスパ福岡)という男子の現役選手。小林海青(SSDナポリ/イタリア)、村松智子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)、西村清花(ディオッサ出雲FC)の女子現役選手、現役時代に横浜FC、FC琉球でプレーした新井純平が在籍。 “会いに行く”、“試合に招待する”、“また会いに行く”をコンセプトに、サッカー、フットボールを通じた児童養護施設の子供たちへの支援活動に取り組んでいる。 児童養護施設は全国に約600か所あり、保護者のいない児童や虐待されている児童、その他環境上養護を要する、主に1歳から18歳までの児童を養育し、自立のための援助を行うことを目的とする施設だ。 <div style="text-align:left;font-size:large;">■サッカーを通じた夢を持てるようなきっかけ作り</div> 2015年に公私ともに親交がある梶川とともにF-connectの活動をスタートした小池は、「18歳で施設から自立しなければならないことも知らなかった」と語った児童養護施設への支援活動のきっかけを語った。 小池は浦和レッズでプロキャリアをスタートし、これまでザスパ草津(現ザスパクサツ群馬)、水戸ホーリーホック、東京ヴェルディ、ジェフユナイテッド千葉、愛媛FCで活躍。今シーズンからJFLのクリアソン新宿に活躍の場を移した。 そういったなか、2014年から2015年まで在籍した横浜FC時代の経験がF-connectの活動を決意させるものになったという。 「2014年ですね。横浜FCのスタッフの方から、ちょっとプライベートでお願いがあるという形で、その方が交流のあった鎌倉の施設でしたが、そこにちょっと顔を出してもらえないか、という依頼を受けました。プライベートだったので、当時梶川が湘南(ベルマーレ)にいて、よく会ったりもしていたので、カジを誘って初めて施設を訪問させていただきました」 「そのときはサッカー選手の“あるある”、だと思うんですけど、ちょっと地元の少年団に顔出してよとか、それぐらいの感覚での訪問でした。でも、自分たちが想像していた以上に歓迎していただいて、それも嬉しかったですし、一緒にやったサッカーも楽しかったです」 「その後に(横浜FCが本拠地とする)三ツ沢にも応援に来てくれました。僕はサイドのポジションをやっていて、試合内容とか関係なく90分間、『小池選手、頑張れ』っていう声がすぐそばでずっと聞こえていて、それがすごく嬉しかったです。やっぱりサッカーっぽくない応援はちょっと目立ちますし、違う感じでの応援がすごく心に残りました」 「そのシーズンオフに今度は僕ら発信で遊びに行かせてくださいという形で、12月だったのでサンタクロースみたいな格好をして、お菓子を自分たちで詰め合わせて持っていきましたが、小学2年生以下の子供たちだったので、正直忘れられちゃっているのかなという思いもありましたが、ちゃんと覚えてくれていて歓迎してくれて本当に嬉しかったです」 「そして、自分たちはサッカー選手なので、サッカーを通じて、子供たちが笑顔になれるきっかけとか、何か目標とか夢を持てるようなきっかけ作りができたらいいな、っていうふうにカジと話すようになって、翌年の15年にフットボールで繋げるとか、フットボールが繋げるっていうのをコンセプトにやろうっていうので、フットボール・コネクトの略で、エフコネクトと名前を付けて始めたっていうのが経緯です」 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240206_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:center;font-size:small;">フットボールを通じた子供たちとのふれあい</div> <div style="text-align:left;font-size:large;">■アスリート、スポーツの価値とは</div> そのF-connectの活動においてはさまざまな支援の形があるなか、設立当初から現在に至るまで、直接的なふれあいや“経験”という部分を重視しているという。 「神奈川の別の施設に初めて行ったときに、外に出て一緒にボールを蹴ろうって声をかけましたが、最初にボールを蹴ってくれる子はサッカーが好きで、なおかつ積極的な2、3人だけで、他の子たちはその横で様子を見ているだけでした。ただ、やっていくなかで1人、2人とその数が増えていって、帰るころにはみんなが1個のボールを追いかけるみたいな感じで、それも嬉しかったです。また、帰りに職員の方に挨拶したときに、普段だったら絶対にサッカーをやってない子が一緒になってボールを追いかけて驚きました、ということを言ってもらえました」 「僕がサッカー選手だったから一緒に蹴ってくれたのか、それとも単に楽しそうだったから一緒に入ってくれたのかは分からなかったですが、何かそういう瞬間にアスリートの価値とか、スポーツの価値みたいなものを感じることができました」 「最初に活動を始めたときに支援の方法というか、いろいろ考えていたなかで、最初はボールを各施設に送ることを考えていました。ただ、もしかしたら、僕たちの気持ちだけで自己満で終わってしまうのではないかという部分もあったので、少し職員の方にこういう活動をしたくて、どういう関わり方が、子供たちにとっていいですか、というふうなご相談をさせていただきました」 「そのときに職員の方は、18歳で施設を出て自立しなければならない環境のなかで、なかなか夢とか目標を持ちづらい環境ですと、そのなかで小池さん、梶川さんは、サッカー選手という自身の夢を叶えられた人たちなので、そういう人と関わって、何か化学反応じゃないですけど、何か気持ちが変わってくれたりとか、何か夢とか目標を持ってもらえるようなきっかけになってくれたら嬉しいので、触れ合ってほしいっていうことをお聞きして、それで直接会うことを大切にしています」 「それこそ僕たちが行くことの価値と言いますか、僕らもアスリートの価値とか、スポーツの価値を気づかされる機会にもなりますし、もしかしたら子供たちに何か目標を持つきっかけになってもらえるっていう気持ちもあって、そういったふれあいが大切ではないかというふうに考えています」 <div style="text-align:left;font-size:large;">■“円”の外に出ていく</div> その後、F-connectは神奈川県を中心に、各選手の所属クラブのホームタウンなど、各地で施設訪問、試合招待といった支援活動をスタート。 その活動において特徴的なのは、「人」としての人生を“歩みながら”「競技者」としての人生を歩むための『デュアルキャリア』という考えだ。 以前からアスリートのセカンドキャリアの問題が取り沙汰されるなか、F-connectでは児童養護施設の支援活動を通して、選手自ら訪問先へのアポイントメントやチケット手配、パートナー企業開拓のための営業など、選手自身のキャリアアップや現役引退後のキャリアにつながる活動を行っている。 サッカークラブにおいては選手が“円”の中心にいるなか、以前から新しい気づきや学びが少ないと感じていた小池は、F-connectの活動を「アスリートとビジネスマンの中間」と位置づけて捉えているという。 「最初はカジと2人で立ち上げて、最初にTシャツを作って、それを300枚作って販売しました。自分で梱包して発送しましたが、そういう作業とかも、ひと通り自分たちでやるっていうところを大事にしました」 「サッカークラブで言うと、チームを“円”にすると選手ってやっぱ中心にいて、コーチングスタッフやフロントスタッフ、サポーターの方もみんな選手の方を見てくださるので、極端な話、サッカーさえしていれば成り立ってしまう環境がそこにはあります。自分から“円”の外に出ていかないと、新しい気づきとか学びが少ないなっていうのは、感覚としてありました」 「この活動のなかで、自分が運営側に回ってTシャツを作るのもそうですし、イベントをやるのも自分たちで企画して、何が必要だとかを考えるようになった部分は、アスリートとビジネスマンの中間というか、選手だけではなかなか経験しないようなことを、一足先にそこで経験するところが自然とできているのかなっていうふうに思っています」 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240206_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:center;font-size:small;">眠っているサッカーシューズを子供たちに届ける活動</div> <div style="text-align:left;font-size:large;">■コロナ禍での農業体験という新たな試み</div> 2015年の設立後、順調に活動を続けてきたが、2020年の新型コロナウイルスのパンデミック発生後は、施設訪問、試合招待というメインの活動が困難な状況に。この間にオンラインでの交流などを続けていたものの、初めて停滞期を迎えることになった。 そういったなか、2021年には『プロサッカー選手がつくる畑で児童養護施設の子ども達と泥んこになりたい』をテーマに、長野県飯綱町にて農業体験を目的とした『エフコネファーム』をスタートすることになった。 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240206_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:center;font-size:small;">畑作りからスタート</div> 以前から農業に関心があり、愛媛FC時代には畑を借りて農業体験を経験していた小池は、命を育てることの重みや地域とのつながりを含めて新たなチャレンジの意義を語る。 「元々、ちょっと農業に興味があって愛媛FCのときには、知り合いの方の畑をお借りして野菜作りをしていました。基本的にはそこの方々に管理をお願いして要所で一緒に作業させていただく形でしたが、収穫までの過程を経験しながら大根とかほうれん草とかを収穫できました。スーパーで売っているようなまっすぐな大根ではなくて、何か足が何本もあるような、ちょっといびつな形のものが取れましたが、自分にとってスーパーで売られている大根とは全然違う価値が出て、その過程に関わっていたりとか、成長していく様子を見ていたというだけで、次元が違うものになるという経験ができました」 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240206_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:center;font-size:small;">農業を通じて命の重み、食への理解を深める</div> 「あと畑に行くたびに管理してくださっている方の隣の家の方とバーベキューをしたりとか、地域の方との交流があって、それもすごく楽しくて、何かエフコネクトでもそういう場作りと言うか、何か子供たちが経験したり体験したりするような場を作れないかな、というふうに思うようになりました」 「そういったときに長野の方でサポートいただける方がいて、僕自身も父親が長野県出身で、毎年のように遊びに行っていたので、その空気感とか景色とかっていうものに馴染みがありました。最終的に現地に行かせていただいて、ゆかりのある長野の地でそういう活動ができたらな、という形でした」 「なかなかコロナのときとかは間が空いてしまったりとか、オンラインでの交流をした施設もありましたが、よりオフラインで会うことの価値みたいなものがすごく高まった感じもしていましたし、これまでそんなに頻繁に会えたわけではないですけど、交流してきたなかで少しずつ子供たちとの信頼関係も築けているというのは感じてもいました。そういったなかで子供たちが実際に長野に遊びに来てくれました」 「一昨年は新井純平が1泊2日の農業体験を一緒にできましたが、昨年はスケジュール的に選手がちょっと行けなさそうな状況でしたが、僕らがいなくても大丈夫です、という感じで、選手がいないなら行かないじゃなくて、農業体験自体を楽しみにしてくれている子供たちがいるっていうところは嬉しい部分でした」 「子供たちの反応とかは職員の方からも伺ったりしていて、普段食べているトウモロコシとかはカットされて茹でられているものですが、自分たちで畑から収穫してその場で食べるとていう経験をしたことがある子は、おそらくいなかったと思います。そして、収穫から食べるところとか、バーベキューをしている姿を写真で見ると、本当に嬉しそうに感じましたし、楽しんでくれていたっていう話も聞いたので良かったです」 <div style="text-align:left;font-size:large;">■新たな挑戦、新たな拠点</div> そのエフコネファーム創設から3年を経て、2024年春には「プロサッカー選手がつくる農業体験宿泊施設に児童養護施設の子ども達を招待したい!」をテーマに、エフコネファームのある飯綱町に子供たちが泊まれる宿泊施設「エフコネベース」をオープンさせることが決定した。 小池と梶川とともに理事を務め運営面を担う沼澤つとむさんの長野への移住によって、これまでは夏休みや2カ月に1度といったようにスポット的に子供たちと農業体験を実施してきた。そして、その活動をより定期的に継続的に実施していくなか、エフコネベースは拠点としての役割を担う。 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240206_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:center;font-size:small;">昨年行われた子供たちの農業体験</div> さらに、地元コミュニティとの交流の活発化、児童養護施設以外の子供たちや企業の福利厚生といった部分での農業体験、研修といった新たな試み、将来的には施設出身者が管理者や運営者として活動に携わっていくことも視野に入れている。 パートナー企業のサポートによって古民家を購入・リフォームし、物件準備が進む一方、宿泊施設として機能させるために家具・家電・布団などの室内設備を揃える必要があり、2024年1月5日(金)~同2月11日(金)の期間を通じてクラウドファンディングが実施されている。 「昨年、一昨年でいうと宿泊費とかも、やはり人数分かかってしまいますし、なかなか『またすぐおいでよ』、っていうふうに言えなかった部分が、エフコネベースを作ることで、かなり気軽に子供たちが来られる状況を作れると思います。そういう意味では他の施設に新たに連絡をさせていただいたりとか、体験機会を増やせるのではないかと考えています」 「もちろん僕らが行ったときに泊まれたりとか、ベースを起点にいろいろなことができるのではないか、というところですね。あとは地元の方との交流もできると思いますし、地元でのイベントだったりとか、農業体験、研修とか、そんなものもできると思いますので、かなり幅は広がるのではないかなという期待をしています」 2021年にエフコネファームのプロジェクトをスタートした際にも実施したクラウドファンディングに関しては、当然のことながら資金調達がメインではある。ただ、そのクラウドファンディングを通じて新たに自分たちの活動を知った人たちの支援の輪の広がり、常日頃から賛助会員として活動を支援している既存の協力者の人たちに、より一層その支援の意義を再認識する契機にしたいとの考えもあるという。 「2021年にエフコネファームを作ったときにもクラウドファンディングをやらせていただきましたが、ご支援いただいた方たちにはご自身が支援したものが、子供たちの活動につながっているんだというふうに思ってもらいたいですし、そういう方がたくさん増えてくると、また違った関わり方ができると考えています」 最後に、小池はまもなく10年目を迎えるF-connectの今後について語った。 「やっぱりスポーツの価値に気づかされたっていうのはすごく大きくて、活動を始めたころは、自分たちが何かをしたい。でも何をしてあげられるかわからないというところからスタートしましたが、やっていくなかで何か自分たちが子供たちに影響を与えられるかもしれないという気持ちに変わっていったり、いろんなことに気づかされたり、学ばせてもらっているな、という部分があります。劇的なものというよりは、そういうものが少しずつ積み上がってきて、もうまもなく10年目を迎えられますが、活動を続けてこられたのかなと思います」 「やっぱり、子供たちは18歳ぐらいで自立を求められるなか、自立するところのサポートという意味ではエフコネクトの中で運営側に回ってもらうというところも考えています。ただ、それは受け入れるための体制が整っていないとできないことなので、そこには大きな課題はあると感じています」 「また、より多くの施設と交流や支援ができるのが一番ですが、今は関わっている子供たちのために何かできないか、という段階です。あとは遅かれ早かれ僕も選手を辞めますし、現役の選手がいることに価値があると思っているので、そういう意味では若い選手たちの中で一緒に活動したいと思ってくれる子を増やしていくことも、今後の目標のひとつでもありますね」 「ただ、プロサッカー選手としてまずはその選手たちがしっかりと成長していくことが大事ですし、僕自身もまだまだ頑張ろうと思っているので、ぜひそこも応援していただきつつ、新たな拠点もできたので、いろんな方々と交流の場を作れればと思っています」 インタビュー・文・岸上敏宏/超ワールドサッカー編集部 写真提供:F-connect <span class="paragraph-title">エフコネベース プロジェクト概要</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">24年1/5(金)クラファン開始のお知らせ<br><br>前回の <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#クラファン</a> から2年間農業体験プロジェクトを推進。2024年は <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A8%E3%83%95%E3%82%B3%E3%83%8D%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%A0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#エフコネファーム</a> に続く、第2弾 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A8%E3%83%95%E3%82%B3%E3%83%8D%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#エフコネベース</a> が始動<br>子ども達がいつでも泊まりに来れる農業体験宿泊施設の設備投資にご支援をお願いします‼️<br><br>詳しくは<a href="https://t.co/n5DuJZ5xtG">https://t.co/n5DuJZ5xtG</a> <a href="https://t.co/Oy7CrrVIs2">pic.twitter.com/Oy7CrrVIs2</a></p>&mdash; F-connect (@F_connect_) <a href="https://twitter.com/F_connect_/status/1741408850824311000?ref_src=twsrc%5Etfw">December 31, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2024.02.07 19:00 Wed
SSDナポリのDF小林海青がリーグ戦でも初ゴールをマークした。 昨年9月にノジマステラ神奈川相模原からナポリへ加入し、自身初の海外挑戦を果たした小林。今月17日の女子コッパ・イタリア準々決勝第1戦では、ローマを相手に加入後初ゴールを挙げていた。 27日には女子セリエAでも初得点を記録。ホームで行われた第14節インテル戦に先発フル出場し、1-3と2点ビハインドの中で1点を返した。 中盤で縦パスがつながる間に左サイドを颯爽と駆け上がり、対峙相手とのスプリント勝負を制してゴール前に顔を出すと、エリサ・デル・エスタルのラストパスを逆足で流し込んだ。 さらなる反撃といきたかったが、直後に試合終了のホイッスルが響き、試合は2-3で終了。小林は奮闘を見せたが、昇格組のナポリは3分け11敗と、依然として厳しい戦いが続いている。 <span class="paragraph-title">【動画】小林海青が最終盤のスプリント勝負を制してリーグ戦初ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="B1uZkvXgH-g";var video_start = 302;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.01.28 13:55 Sun

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ナポリがイタリア代表DFレオナルド・スピナッツォーラ(31)を手中に収めたようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が報じた。 2019年夏にユベントスからローマへ加わり、5シーズン在籍したスピナッツォーラ。ユーロ2020での大ケガもありながら、ウイングバックやサイドバックとして公式戦151試合を戦った。 2023-24シーズンは公式戦36試合に出場。しかし、1月に移籍の可能性が浮上しており、「移籍が決まらなければ契約満了の6月にローマを去ることになる」と代理人のダビデ・リッピ氏が退団を示唆していた。 そんなスピナッツォーラに接近したのが、アントニオ・コンテ監督が就任したナポリ。2026年6月までの2年契約で合意したという。 ナポリはすでにU-21スペイン代表DFラファ・マリン(22)の移籍に関して、レアル・マドリーとクラブ間合意済み。早くも守備者を2人確保するに至った模様だ。 2024.07.05 16:44 Fri
ナポリがトリノからイタリア代表DFアレッサンドロ・ボンジョルノ(25)の獲得に迫るようだ。 イタリア『スカイ』によると、ボンジョルノとは給与などの詳細を積める作業の最中だが、先んじて合意に得るナポリはクラブとの話し合いもまとめた模様。合意した移籍金額は固定の3500万ユーロ(約60億9000万円)+ボーナス500万ユーロ(約8億7000万円)になるという。 2日に選手の代理人らとミラノで会談したナポリはその後にクラブと接触し、合意に。インテルが狙っているといわれたが、ナポリ行きに向かっているようだ。 トリノ生え抜きセンターバックのボンジョルノは2018年4月にトップデビューし、今や守備の要に。トリノでの継続的な活躍から人気銘柄となり、2023年6月のデビューから4キャップを刻む代表では先日までユーロ2024にも参戦した。 U-21スペイン代表DFラファ・マリン(22)とイタリア代表DFレオナルド・スピナッツォーラ(31)の獲得も濃厚視されるなか、ボンジョルノも射止めそうなナポリ。アントニオ・コンテ新監督のもとでスタートとなる来季に向け、補強が着々と進むようだ。 2024.07.05 16:35 Fri
イタリア代表DFジョバンニ・ディ・ロレンツォ(30)がナポリに残留へ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 今夏のナポリ退団希望を、代理人を通じて明確にしていたディ・ロレンツォ。キャプテンを担うなか、代理人は繰り返し、クラブとの関係悪化を公言していた。 いち早く獲得へ動き出したユベントスは、ディ・ロレンツォと旧知のクリスティアーノ・ジュントリSDが口頭合意を得た…ここまでは判明していたが、その後の進展は伝えられず。 そうこうしているうちにディ・ロレンツォ擁するイタリア代表がユーロ2024から敗退し、カルチョ全体の市場が大きく動き出すように。 今日現在、ユベントスの右サイドバック補強として名前が頻繁に上がるは、ディ・ロレンツォではなく、マンチェスター・シティのブラジル代表DFヤン・コウト(22)だ。 どうやら、ディ・ロレンツォとの関係性が悪化していたとされるアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は“誠心誠意”、残留を懇願。また、アントニオ・コンテ新監督も必死に残留を説得してきたという。 当初はナポリ退団の一点張りだったディ・ロレンツォも態度を緩めてきたとされ、どこかのタイミングで残留を発表する会見もセッティングされるとのこと。代理人もこの情報を知人の記者らに明かしているとのことだ。 ディ・ロレンツォのユベントス移籍はなくなり、ナポリに残留へ。これで大方決着だ。 2024.07.04 19:40 Thu
ポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(30)のインテル入りが目の前だ。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 早い段階から今夏のインテル入りが確実視されてきたジエリンスキ。 先日自身のSNSでナポリに別れを告げた30歳は、ボールを扱う技術、フリーランニング、運動量、戦術理解度…どれを取ってもセリエA随一のセントラルハーフだ。 このように、年齢的にも脂が乗った選手を移籍金ゼロで獲得できるのが、“マロッタ・マジック”で蘇ったインテルらしさ。 そして、ジエリンスキがけん引するポーランド代表のユーロ2024敗退により、インテルへの正式加入が目の前に。ジエリンスキはインテルと延長オプション付きの3年契約。年俸は450万ユーロ(約7億8000万円)になるとのことだ。 2024.07.04 14:40 Thu
ナポリがレアル・マドリーのU-21スペイン代表DFラファ・マリン(22)獲得を決めたようだ。 ラファ・マリンはマドリーの下部組織出身。191cmの高さを誇るセンターバックであり、昨シーズンはアラベスへレンタル移籍すると、主力としてラ・リーガ33試合に出場した。 評価が高まるラファ・マリンには、アントニオ・コンテ監督が就任したナポリが接近。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、交渉を続けていた両クラブは合意に至ったとのことだ。 スペイン『マルカ』によると、移籍金は1200万ユーロ(約20億9000万円)になる模様。契約には状況次第で額が変動する買い戻しオプションも付随と報じられている。 ラファ・マリンはプレシーズンキャンプ前にメディカルチェックをする予定。コンテ監督の下で復権を目指すクラブにとって、期待の若手センターバック獲得は大きな補強になりそうだ。 2024.07.04 10:10 Thu

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アタランタは5日、ガラタサライのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(25)を買い取り義務付きのレンタル移籍で獲得したことを発表した。なお、特定の条件を満たした場合は買い取り義務が発生する。 ザニオーロはジェノアやフィオレンティーナの下部組織で育つと、エンテッラ、インテルの下部組織でもプレー。2018年7月にインテルからローマに完全移籍した。 天才肌のゲームメーカーだったが、度重なるヒザの重傷に見舞われることに。右ヒザの半月板損傷と前十字じん帯断裂の重傷を負うと、復帰してすぐに代表戦で今度は左ヒザに重傷を負うなどした。 2023年2月にガラタサライに完全移籍。2023-24シーズンはアストン・ビラへレンタル移籍していた中、公式戦39試合で3ゴールを記録していた。 ローマ時代には公式戦128試合で24ゴール18アシスト。セリエAでは94試合で13ゴール10ゴールを記録している。 2023-24シーズンのアタランタはヨーロッパリーグ(EL)を見事に優勝。2024-25シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)に参加することになるが、ザニオーロが輝きを見せられるか注目だ。 2024.07.05 22:05 Fri
2シーズン連続でプレミアリーグ2位に終わったアーセナル。今夏最初の補強は、センターバックになるかもしれない。 ミケル・アルテタ監督の下、かつての強さを取り戻しつつあるアーセナル。特に攻守のバランスが良く、守備陣は年齢と実力が相まって非常にハイレベルな陣容となっている。 そんな中、アーセナルが補強に動いているのがイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(22)。ボローニャで頭角を表したCBは、ユーロ2024でも躍動。グループステージ最終節のクロアチア代表戦では、最終盤にドリブルを仕掛け、劇的ゴールをアシストしていた。 イタリア代表はラウンド16で敗退したことで、カラフィオーリの移籍が加熱。当初はチェルシーが獲得を目論んでいたが、ボローニャを納得させることはできなかったという。 そんな中、アーセナルがより良いオファーを準備。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、アーセナルとカラフィオーリ自身は条件面で合意に至ったとのこと。年俸約400万ユーロ(約7億円)、2028年夏までの4年契約になるとされている。カラフィオーリはボローニャで年俸75万ユーロ(約1億3000万円)だったため、5倍以上に跳ね上がることになる。 また、5000万ユーロ(約87億1700万円)以下のオファーを受け付けない予定だったボローニャだったが、アーセナルは断られたオファーを開戦時、5500万ユーロ(約95億9000万円)を準備したとのこと。ボローニャもこれには合意せざるを得ない状況だったようで、ボーナスがいくつか含まれているようだ。 カラフィオーリは、ローマの下部組織で育ち、2020年9月にファーストチームへ昇格。2022年1月にはジェノアへレンタル移籍すると、2022年8月にバーゼルへ完全移籍。2023年8月にボローニャに加入した。 ボローニャでは公式戦33試合で2ゴール5アシスト。センターバックを軸に、左サイドバックでもプレーが可能。日本代表DF冨安健洋にとってはライバルにもなるが、強固なアーセナルの守備陣に新たな戦力が加わることになりそうだ。 2024.07.05 21:50 Fri
ナポリがイタリア代表DFレオナルド・スピナッツォーラ(31)を手中に収めたようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が報じた。 2019年夏にユベントスからローマへ加わり、5シーズン在籍したスピナッツォーラ。ユーロ2020での大ケガもありながら、ウイングバックやサイドバックとして公式戦151試合を戦った。 2023-24シーズンは公式戦36試合に出場。しかし、1月に移籍の可能性が浮上しており、「移籍が決まらなければ契約満了の6月にローマを去ることになる」と代理人のダビデ・リッピ氏が退団を示唆していた。 そんなスピナッツォーラに接近したのが、アントニオ・コンテ監督が就任したナポリ。2026年6月までの2年契約で合意したという。 ナポリはすでにU-21スペイン代表DFラファ・マリン(22)の移籍に関して、レアル・マドリーとクラブ間合意済み。早くも守備者を2人確保するに至った模様だ。 2024.07.05 16:44 Fri
ナポリがトリノからイタリア代表DFアレッサンドロ・ボンジョルノ(25)の獲得に迫るようだ。 イタリア『スカイ』によると、ボンジョルノとは給与などの詳細を積める作業の最中だが、先んじて合意に得るナポリはクラブとの話し合いもまとめた模様。合意した移籍金額は固定の3500万ユーロ(約60億9000万円)+ボーナス500万ユーロ(約8億7000万円)になるという。 2日に選手の代理人らとミラノで会談したナポリはその後にクラブと接触し、合意に。インテルが狙っているといわれたが、ナポリ行きに向かっているようだ。 トリノ生え抜きセンターバックのボンジョルノは2018年4月にトップデビューし、今や守備の要に。トリノでの継続的な活躍から人気銘柄となり、2023年6月のデビューから4キャップを刻む代表では先日までユーロ2024にも参戦した。 U-21スペイン代表DFラファ・マリン(22)とイタリア代表DFレオナルド・スピナッツォーラ(31)の獲得も濃厚視されるなか、ボンジョルノも射止めそうなナポリ。アントニオ・コンテ新監督のもとでスタートとなる来季に向け、補強が着々と進むようだ。 2024.07.05 16:35 Fri
アトレティコ・マドリーのスペイン代表FWアルバロ・モラタ(31)を巡り、ミランの動きだ。 フランス代表FWオリヴィエ・ジルーに代わるストライカー獲得が急務のミラン。当初こそボローニャのオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーを巡る動きが取り沙汰されたが、マンチェスター・ユナイテッドの関心もあるなかで、少しずつトーンダウンしている。 そこで新たに浮上するターゲットがモラタだ。イタリアの移籍市場に精通する記者のジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、アトレティコとの契約に1300万ユーロ(約22億6000万円)の解除条項があるなかで、ミランはサラリー面で要求に応じるスタンスという。 そのため、この移籍が実現するかどうかはモラタ本人の決断次第といい、選手側もミラン行きを選ぶのであれば、年俸を少し下げるのもいとわないのではないかとされる。 渦中のモラタはユーロ2024の代表で奮闘中だが、去就を巡ってはアトレティコ残留を第一選択肢にイタリア復帰の可能性や、中東行きの噂。ただ、ディ・マルツィオ氏によれば、中東からのオファーを拒み、ヨーロッパでのキャリア続行を希望している模様だ。 また、ジャーナリストのニコロ・シラ氏いわく、ミランは選手の代理人と2027年までの契約を議題に前向きな交渉を行ったとも。ユベントス時代には通算185試合で59得点39アシストとイタリアでの経験も豊富なFWの決断やいかに。 2024.07.05 11:25 Fri

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ナポリが6選手の退団を発表! 8年過ごしたポーランド代表MFジエリンスキやレンタル3選手などが契約満了

ナポリは30日、契約満了による6選手の退団を発表した。 クラブとの契約が満了を迎えるのは、ポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(30)、ベルギー代表MFレアンデル・デンドンケル(29)、元ドイツ代表MFディエゴ・デンメ(31)、イタリア代表GKピエルルイジ・ゴッリーニ(29)、ポーランド人GKフベルト・イダシャク(22)、コートジボワール代表MFハメド・トラオレ(24)の6人となる。 ジエリンスキは、2016年8月にウディネーゼから完全移籍で加入。8シーズンを過ごし、公式戦364試合で51ゴール46アシストを記録。2023-24シーズンもセリエAで28試合3ゴール2アシストを記録するなど、主軸としてプレーした。なお、インテルへの移籍が濃厚とされている。 デンドンケルは、アストン・ビラから2024年1月にレンタル移籍で加入。セリエAでわずか3試合の出場に終わり、クラブは買い取りオプションを行使せず。トラオレはボーンマスから同じく2024年1月にレンタル移籍で加わり、セリエAで9試合に出場したが、こちらも買い取らないことを決断した。 デンメは2020年1月にRBライプツィヒから完全移籍で加入。4シーズン半の在籍で公式戦92試合に出場し5ゴール4アシスト。今シーズンはほとんど出番がなく、セリエAで2試合、コッパ・イタリアで1試合の出場に終わった。 ゴッリーニは2023年1月にレンタル移籍で加入。2023-24シーズンも引き続きレンタルでの加入となったが、控えGKとなり、公式戦10試合の出場に終わり、アタランタへ戻ることとなった。 また、イダシャクは2022年7月に下部組織から昇格も、ファーストチームでデビューすることなく退団が決定した。 2024.06.30 22:55 Sun
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エース引き留めのためナポリ会長自らドイツへ…去就注目のクワラツヘリアと会談も合意には至らず、それでも大きな一歩か

今夏の去就が大きな注目を集めているナポリのジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリア(23)だが、ナポリは手放す気はさらさらないようだ。 ナポリではアタッカーとしてプレーし、セリエAで34試合に出場し11ゴール8アシストを記録。公式戦でも45試合11ゴール9アシストを記録した。 ナポリに移籍するまでは無名に近かったが、2シーズンでその実力を遺憾なく発揮。ビッグクラブからの関心を強く寄せられることとなった。 現在はジョージア代表としてユーロ2024に出場。グループステージ最終節のポルトガル代表戦では、貴重なゴールを記録し、チームのベスト16行きに貢献していた。 イタリア『スカイ・スポーツ』によれば、ユーロを戦っているクワラツヘリアの下へ、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長、スポーツ・ディレクター(SD)のジョバンニ・マンナ氏、幹部のアンドレア・キアヴェッリ氏がドイツへと飛んだという。 新たにアントニオ・コンテ監督を迎えたナポリ。そのプロジェクトには当然クワラツヘリアも入っており、クラブとしても監督としても手放す気はない。 一方で、クワラツヘリアの代理人は今夏の退団を示唆。パリ・サンジェルマン(PSG)などからのオファーはある状況のため、ステップアップを考えているという。 当の本人はポルトガル代表戦後に去就について問われ「コンテ監督は僕が残ると言った?まだわからないけど、リスペクトしている。彼は世界で最高の監督の1人だけど、僕はまだナポリをリスペクトし、愛している。自分の将来についてどう答えるべきかはまだ分からない」と語り、どちらともない回答に留めていた。 ナポリはユーロ開幕前にすでにクワラツヘリアに新たなオファーを出していたが、これは拒否。2度目のオファーのため、そして話し合いのために会長自ら足を運んだが、今回も合意するには至らなかったという。 今はジョージア代表としてユーロに集中しているクワラツヘリア。次は、ユーロ終了後に交渉する予定とのことだが、果たして合意に至る条件を提示できるのか注目だ。 2024.06.28 11:50 Fri
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ジエリンスキのインテル入り目前…セリエA随一のセントラルハーフは3年契約へ

ポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(30)のインテル入りが目の前だ。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 早い段階から今夏のインテル入りが確実視されてきたジエリンスキ。 先日自身のSNSでナポリに別れを告げた30歳は、ボールを扱う技術、フリーランニング、運動量、戦術理解度…どれを取ってもセリエA随一のセントラルハーフだ。 このように、年齢的にも脂が乗った選手を移籍金ゼロで獲得できるのが、“マロッタ・マジック”で蘇ったインテルらしさ。 そして、ジエリンスキがけん引するポーランド代表のユーロ2024敗退により、インテルへの正式加入が目の前に。ジエリンスキはインテルと延長オプション付きの3年契約。年俸は450万ユーロ(約7億8000万円)になるとのことだ。 2024.07.04 14:40 Thu
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ナポリがキム・ミンジェの後釜を放出へ...今季1年イタリアへの適応に苦労した23歳ナタン

ナポリがブラジル人DFナタン(23)をレンタル放出か。 ナタンは昨夏のナポリが完全移籍で獲得したセンターバック。キム・ミンジェの後釜にと期待されたことが明白だったが、序盤戦は不安定なプレーに戦術適応への苦労、中盤戦では肩のケガがあり、終盤戦に入るとほとんど起用されなかった。 イタリア『SportItalia』によると、現在ナポリにはナタンのレンタル獲得へブラジル1部・ボタフォゴからオファーが届いているとのこと。資金調達へ売却が望ましいようだが、アントニオ・コンテ新監督がナタンをキッパリ不要と位置付けていることから、協議を前のめりに進めているという。 資金調達...ナポリはレアル・マドリーからU-21スペイン代表DFラファ・マリン(22)の獲得に成功したとされ、アトレティコ・マドリーを去る元スペイン代表DFマリオ・エルモソ(29)との契約交渉にも挑戦中。センターバックを2枚でも3枚でも獲得するつもりだ。 2024.06.21 16:50 Fri
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新生ナポリがマドリーDFラファ・マリン獲得へ、今季レンタル先のアラベスで活躍

ナポリがレアル・マドリーのU-21スペイン代表DFラファ・マリン(22)獲得を決めたようだ。 ラファ・マリンはマドリーの下部組織出身。191cmの高さを誇るセンターバックであり、昨シーズンはアラベスへレンタル移籍すると、主力としてラ・リーガ33試合に出場した。 評価が高まるラファ・マリンには、アントニオ・コンテ監督が就任したナポリが接近。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、交渉を続けていた両クラブは合意に至ったとのことだ。 スペイン『マルカ』によると、移籍金は1200万ユーロ(約20億9000万円)になる模様。契約には状況次第で額が変動する買い戻しオプションも付随と報じられている。 ラファ・マリンはプレシーズンキャンプ前にメディカルチェックをする予定。コンテ監督の下で復権を目指すクラブにとって、期待の若手センターバック獲得は大きな補強になりそうだ。 2024.07.04 10:10 Thu

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