上田綺世スタメンのフェイエノールトは因縁ローマとのホーム初戦でドロー【EL】
2024.02.16 05:02 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)のプレーオフ1stレグ、フェイエノールトvsローマが15日にデ・カイプで行われ、1-1のドローに終わった。なお、フェイエノールトのFW上田綺世は63分までプレーした。
アトレティコ・マドリー、ラツィオ、セルティックと同居したチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージを3位敗退となったフェイエノールト。これでELに戦いの場を移したスロット率いるチームは、ベスト16行きを懸けた初戦で昨季ELファイナリストと対戦した。現在、エールディビジで2位に位置するチームはヘールトライダ、トラウナー、ティンバーら一部主力を負傷で欠き主砲サンティアゴ・ヒメネスもコンディションに問題を抱えるなか、上田ら代役をスタメンで起用した。
一方、モウリーニョ前監督の下で戦ったELグループステージではスラビア・プラハの後塵を拝し2位通過となったローマ。この間にデ・ロッシ体制に移行したジャッロロッシは、そのレジェンド指揮官のヨーロッパ初陣で難敵と敵地で対峙した。新体制初黒星を喫した直近のインテル戦からは先発5人を変更。GKをスヴィラールに代えたほか、登録外のハイセンに代わってジョレンテ、クリスタンテ、エル・シャーラウィ、アンヘリーニョに代わってボーヴェ、ザレフスキ、スピナッツォーラが起用された。
3シーズン連続で実現した因縁深い両者の一戦は、飛車角抜きのホームチームに対してアウェイチーム優勢で進んでいく。
ボールを握って押し込むローマはルカクの確度の高いポストワークを活かして、前向きのディバラや中盤の選手が仕掛けを見せる。8分にはボーヴェのミドルシュート、直後にはディバラのスルーパスでゴール前に抜け出したペッレグリーニに決定機も、GKヴェレンロイターの良い飛び出しに阻まれる。
前半半ばから終盤にかけてはイーブンな展開に。その流れでローマに決定機。40分、左サイドを起点に押し込んでザレフスキの横パスをペナルティアーク付近で受けたパレデスが強烈な右足のミドルシュートを枠に飛ばす。だが、ここはGKヴェレンロイターが見事な反応で触った結果、クロスバーを叩いた。
代役守護神の活躍で流れを引き寄せたホームチームは前半終了間際に先制点を奪い切る。前半アディショナルタイム1分、左サイドの深い位置でハルトマンが正確なクロスを上げると、ゴール前で完全に浮いたパイシャオンがピッチへ叩きつけるヘディングで合わせた。
フェイエノールトの1点リードで折り返した後半は上田に見せ場。開始直後にボックス手前で相手DFのファウルを誘ってFKを獲得。このFKで味方がズラしたボールを上田が狙うが、これは惜しくも壁に阻まれた。
立ち上がり以降はローマも押し返して一進一退の攻防が続くと、63分に両ベンチが動く。ゴールがほしいローマはザレフスキを下げてエル・シャーラウィを、フェイエノールトは上田、ミンテを下げてヒメネス、リングルをピッチに送り出した。
すると、結果的にこの交代直後に試合が動く。67分、左サイド深くでスピナッツォーラが上げたクロスをゴール前にタイミング良く飛び込んできたルカクが肩付近に当ててゴール右隅に流し込んだ。
“EL男”として知られるルカクの一撃で1-1の振り出しに戻った試合はローマの時間帯がしばらく続いたが、フェイエノールトも後半終盤にかけて押し返していく。
そして、より勝利がほしいホームチームは89分にボックス右に抜け出したヒメネスが決定的なシュートを放つが、これはGKスヴィラールの好守に。直後の91分にはイバンシッツが直接FKでゴールを狙ったが、これは惜しくも右ポストを叩いた。
結局、試合はこのままタイムアップを迎え、3季連続の因縁対決は1-1のドローで初戦を終え、来週にローマホームで行われる2ndレグで決着を目指すことになった。
アトレティコ・マドリー、ラツィオ、セルティックと同居したチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージを3位敗退となったフェイエノールト。これでELに戦いの場を移したスロット率いるチームは、ベスト16行きを懸けた初戦で昨季ELファイナリストと対戦した。現在、エールディビジで2位に位置するチームはヘールトライダ、トラウナー、ティンバーら一部主力を負傷で欠き主砲サンティアゴ・ヒメネスもコンディションに問題を抱えるなか、上田ら代役をスタメンで起用した。
3シーズン連続で実現した因縁深い両者の一戦は、飛車角抜きのホームチームに対してアウェイチーム優勢で進んでいく。
ボールを握って押し込むローマはルカクの確度の高いポストワークを活かして、前向きのディバラや中盤の選手が仕掛けを見せる。8分にはボーヴェのミドルシュート、直後にはディバラのスルーパスでゴール前に抜け出したペッレグリーニに決定機も、GKヴェレンロイターの良い飛び出しに阻まれる。
一方、15分を過ぎた辺りから押し返したフェイエノールトは、20分過ぎにパイシャオン、ステングスと2列目の選手がボックス付近で仕掛けて続けて良い形のフィニッシュを見せる。また、上田もボールタッチこそ少ないものの、幾度かポストワークで味方を活かすシーンを作る。
前半半ばから終盤にかけてはイーブンな展開に。その流れでローマに決定機。40分、左サイドを起点に押し込んでザレフスキの横パスをペナルティアーク付近で受けたパレデスが強烈な右足のミドルシュートを枠に飛ばす。だが、ここはGKヴェレンロイターが見事な反応で触った結果、クロスバーを叩いた。
代役守護神の活躍で流れを引き寄せたホームチームは前半終了間際に先制点を奪い切る。前半アディショナルタイム1分、左サイドの深い位置でハルトマンが正確なクロスを上げると、ゴール前で完全に浮いたパイシャオンがピッチへ叩きつけるヘディングで合わせた。
フェイエノールトの1点リードで折り返した後半は上田に見せ場。開始直後にボックス手前で相手DFのファウルを誘ってFKを獲得。このFKで味方がズラしたボールを上田が狙うが、これは惜しくも壁に阻まれた。
立ち上がり以降はローマも押し返して一進一退の攻防が続くと、63分に両ベンチが動く。ゴールがほしいローマはザレフスキを下げてエル・シャーラウィを、フェイエノールトは上田、ミンテを下げてヒメネス、リングルをピッチに送り出した。
すると、結果的にこの交代直後に試合が動く。67分、左サイド深くでスピナッツォーラが上げたクロスをゴール前にタイミング良く飛び込んできたルカクが肩付近に当ててゴール右隅に流し込んだ。
“EL男”として知られるルカクの一撃で1-1の振り出しに戻った試合はローマの時間帯がしばらく続いたが、フェイエノールトも後半終盤にかけて押し返していく。
そして、より勝利がほしいホームチームは89分にボックス右に抜け出したヒメネスが決定的なシュートを放つが、これはGKスヴィラールの好守に。直後の91分にはイバンシッツが直接FKでゴールを狙ったが、これは惜しくも右ポストを叩いた。
結局、試合はこのままタイムアップを迎え、3季連続の因縁対決は1-1のドローで初戦を終え、来週にローマホームで行われる2ndレグで決着を目指すことになった。
フェイエノールトの関連記事
UEFAヨーロッパリーグの関連記事
記事をさがす
|
フェイエノールトの人気記事ランキング
1
ブライトンがフェイエノールト上田綺世の同僚WGを獲得! クラブ最高額の移籍金か
ブライトン&ホーヴ・アルビオンは6月30日、ニューカッスル・ユナイテッドからガンビア代表FWヤンクバ・ミンテ(19)の獲得を発表した。契約は2029年夏までとなる。 昨夏にニューカッスルからローンで加わったフェイエノールトでは右ウイングを持ち場とし、昨季は公式戦37試合で11得点6アシストをマークしたミンテ。リバプールやローマらの関心も取り沙汰される注目株となるなか、新シーズンから31歳の青年指揮官であるファビアン・ヒュルツェラー監督のもと、再出発を図るブライトンが射止めた。 イギリス『The Athletic』によると、移籍金額はおよそ3300万ポンド(約67億2000万円)。この額はブライトンにとって、昨夏にワトフォードからブラジル代表FWジョアン・ペドロを獲得する際に支払った3000万ポンド(現レートで約61億円)を上回り、クラブレコードになるという。 ブライトンでは日本代表MF三笘薫が左ウイングの主力を張るとあって、両翼でコンビを組む姿も期待したいところだ。 2024.07.01 12:15 Mon2
フェイエノールトがアルゼンチン人FW獲得…上田綺世の新たなライバルに
フェイエノールトは30日、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のフィラデルフィア・ユニオンからアルゼンチン人FWフリアン・カランサ(24)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までの4年となる。 現エースであるメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスの去就が不透明となる中、日本代表FW上田綺世と共にその穴を埋める活躍が期待されるアルゼンチン人FWは、新天地での意気込みを語った。 「フェイエノールトが自分に興味を示してくれたことをとても光栄に思うよ」 「フェイエノールトはヨーロッパのビッグクラブで、チャンピオンズリーグでも活躍しているし、自分にぴったりのプレースタイルを持っていると思う。ここ数年、MLSでプレーヤーとして成長してきたけど、今はこの新しいステップに備える準備ができていることを証明しなければならない。フィールドで、チームとサポーターのために全力を尽くすのが待ち切れないよ」 カランサは、クラブ・アトレティコ・バンフィールドのユース出身で、同クラブでプロキャリアをスタート。その後、MLSのインテル・マイアミを経て、2022年1月にフィラデルフィアへ完全移籍した。 ここまで公式戦95試合に出場し、43ゴール20アシストを記録。今シーズンここまではリーグ戦12試合に出場し、6ゴールを挙げている。 U-23アルゼンチン代表歴もある182cmの右利きのストライカーは全体的に粗削りではあるものの、ゴンサロ・イグアインら同胞の先達を想起させる万能型で、前線を動き回りながら足元でボールを収めて個人での突破や、味方を使いながら仕上げの場面で顔を出すプレーを得意としている。 2024.06.30 23:45 Sun3
移籍噂も得点ペースが鈍化したフェイエノールトのエース、コパ・アメリカ2024もノーゴール終戦
フェイエノールトのメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス(23)は、春ごろから得点ペースが落ちている。オランダ『Voetbal International』が伝える。 今夏のビッグクラブ移籍が報じられるヒメネス。フェイエノールトのエースは23-24シーズン、オランダ1部・エールディビジで30試合23得点を叩き出した。 ただし、うち19得点は前半戦(〜第17節)で、後半戦に限ると13試合4得点。 エース・ヒメネスを最前線に据えたメキシコ代表も、コパ・アメリカ2024でグループステージ敗退。ヒメネスは全3試合先発でノーゴールに終わり、メキシコ代表もヒメネスがピッチに立っている状況下でノーゴールだった。 得点ペースが落ちているヒメネス。 冬ごろに最も活発だった移籍噂が消え去ったわけではないが、市場価値4000万ユーロ(約69.2億円)の23歳をフェイエノールトが容易く手放すことは考えにくく、イタリア勢を中心に挙げられる「関心を寄せている」というクラブも、具体的な動きは聞こえてこない。 そんななか、フェイエノールトは新たなセンターフォワードとして、MLSのフィラデルフィア・ユニオンから元U-23アルゼンチン代表FWフリアン・カランサ(24)を完全移籍で獲得。 もしヒメネスが来季もフェイエノールト残留なら、センターフォワード陣はヒメネス、上田綺世、カランサと各国の代表歴を持つ3人体制に。 得点ペースが落ちたヒメネス、昨季終盤にようやく光が差した2番手上田、意気揚々と欧州初進出のカランサ。24-25シーズン、フェイエノールト最前線のポジション争いは、昨季よりかは激しくなるのではないだろうか。 2024.07.01 17:50 Mon4
シュツットガルトがバイエルン移籍の伊藤洋輝の後釜確保! フェイエノールトの22歳DFヘンドリクスを完全移籍で獲得
シュツットガルトは26日、フェイエノールトの元U-19オランダ代表DFラモン・ヘンドリクス(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までの4年間となる。 ヘンドリクスはフェイエノールトの下部組織で育ち、NACブレダへのレンタル移籍を経て、2021年7月にファーストチームへと昇格。その後ユトレヒト、フィテッセへレンタル移籍していた。 2023-24シーズンはフィテッセでプレーし、エールディビジで31試合、KNVBベーカーで4試合に出場。フェイエノールトでは公式戦11試合の出場に終わっていたが、エールディビジでは43試合に出場していた。 また、世代別のオランダ代表を経験しており、U-15からU-19まで選出。U-17オランダ代表では、2018年のU-17欧州選手権で優勝を経験している。 センターバックを主戦場に、左サイドバックでもプレー可能なヘンドリクス。189cmと上背もあり、守備のスペシャリストとしての評価も高い。プレーポジションとしては、バイエルンへと完全移籍した日本代表DF伊藤洋輝と同じであり、穴埋めが期待されるところだ。 ヘンドリクスはクラブを通じてコメントしている。 「ドイツでプレーするのを本当に楽しみにしている。これは僕にとって大きな一歩であり、ここに来られてとても嬉しい」 「チームやスタッフと知り合い、ここでトレーニングし、この素晴らしいスタジアムでプレーするのが待ちきれない」 2024.06.26 18:15 Wed5