レスター指揮官が宝田沙織と籾木結花を大絶賛、今冬加入後早期フィットで女子FA杯ベスト8入りにも貢献「2人は本当に素晴らしい選手」
2024.02.12 17:20 Mon
レスターで定位置を掴むDF宝田沙織(左)とMF籾木結花(右)
レスター・シティのなでしこジャパンDF宝田沙織とMF籾木結花を指揮官が絶賛した。イギリス『テレグラフ』が伝えた。両選手は、10日にホームのピレリ・スタジアムで行われた女子FAカップ5回戦、バーミンガム・シティ戦に先発出場。宝田は75分までプレーし、加入後初ゴールを含む1ゴール1アシストの活躍を見せ、籾木もフル出場でチームのベスト8入りに大きく貢献した。
宝田と籾木は、今冬に揃ってスウェーデンのリンシェーピングFCからレスターへ加入し、瞬く間に欠かせない存在に。ウィリー・カーク監督は試合後、2人の技術レベルを称賛。加入直後にも賛辞を贈っていたが、この日の大勝を受け、欠けていたピースがはまったのだと、改めて両選手を称えている。
「2人はとても早く(チームに)馴染んでくれた。本当に、本当に素晴らしいフットボール選手だ。沙織は、ボールタッチの質によって(その瞬間に)時間を得られるのかを理解している。厳しいプレスに遭っていても、しっかりとコントロールできるので、瞬間瞬間に余裕がある。ボックス内でも(相手が)彼女からボールを奪うのは苦労するだろう」
「沙織がサインしたときに、私は彼女が『ミッシング・リンク』だと言ったと思うんだ。実際、プレーの多くが彼女を経由しているし、大部分に関与していることは明らかだろう?」
宝田と籾木は、今冬に揃ってスウェーデンのリンシェーピングFCからレスターへ加入し、瞬く間に欠かせない存在に。ウィリー・カーク監督は試合後、2人の技術レベルを称賛。加入直後にも賛辞を贈っていたが、この日の大勝を受け、欠けていたピースがはまったのだと、改めて両選手を称えている。
「沙織がサインしたときに、私は彼女が『ミッシング・リンク』だと言ったと思うんだ。実際、プレーの多くが彼女を経由しているし、大部分に関与していることは明らかだろう?」
「結花はコンスタントに魔法のようなきらめきを見せてくれる。サポーターにとっても、我々にとっても素晴らしいことで、2人の加入は本当に重要だった」
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「選手との関係」が疑われたレスター・シティ女子の監督が解任、宝田沙織と籾木結花が所属
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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.48 誰もが驚き、賞賛した“ミラクル・レスター”/レスター・シティ[2015-16]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.48</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2015-2016シーズン/レスター・シティ ~“ミラクル・レスター”~</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2015-16leicester.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:クラウディオ・ラニエリ 獲得タイトル:プレミアリーグ 攻撃力7:★★★★★★★☆☆☆ 守備力8:★★★★★★★★☆☆ タレント7:★★★★★★☆☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">目標は残留のはずだったが…</div> レスター・シティが躍進したこのシーズンの1年前、2014-15シーズンに11年ぶりのプレミアリーグに復帰したが、前半戦を終えて最下位に終わり、降格間違いなしといわれていた。ところが、当時のナイジェル・ピアソン監督率いるレスターは、後半戦に8戦7勝1分を記録するなど巻き返しを見せ、「華麗なる脱出」を遂げていた。 1年での降格を免れたレスターだったが、その立役者であったピアソン監督をシーズン開幕直前に解任し、クラウディオ・ラニエリ監督を招へいした。就任後のラニエリ監督は、「目標は残留。勝ち点40を目指す」とコメント。すると、開幕後5戦を無敗で終えた後も、11月末に単独首位に躍り出たときも、その目標は変わらなかった。 それでも前半戦を2位で終えたとき、ラニエリ監督は初めて残留以外の目標を口にする。「上位を維持したい。前半戦で勝ち点39を積み上げたから、後半戦でも勝ち点40を目指す」。前代未聞となる目標の2倍を掲げ、いよいよ“優勝”が現実味を帯びていく。 『遅かれ早かれ彼らは失速するだろう』と思われながらも、後半戦も順調に勝ち点を重ねていったレスターは勝てば自力優勝が決まる36節のマンチェスター・ユナイテッド戦を引き分けるも、優勝を争うトッテナムも勝利を逃し、優勝が決定した。こうして開幕前優勝オッズ5001倍だったレスター・シティが「ミラクル・レスター」として後世に名を遺した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">噛み合った戦術とメンバー</div> ピアソン監督の解任を受けて今季開幕前にレスターの指揮官に就任したラニエリ監督に対して、当初は懐疑的な意見も出ていたが、見事な手腕で奇跡的な優勝に導いた。パス成功率やポゼッション率はリーグ最低クラスでも、選手たちの特長を生かすカウンター型の組織的なチームを構築した。 中でもサプライズとなったのは、フランス2部のカーンからレスター入りした小柄なフランス人MFエンゴロ・カンテだ。カンテは、開幕からの5試合のうち4試合がベンチスタートだった。しかし、そこからラニエリ監督の信頼を掴むと、不動のレギュラーとして君臨。驚異的なスタミナと圧倒的な運動量で“新たなマケレレ”と称されると、フランス代表にも定着。シーズン後にチェルシーへとステップアップした。 攻撃陣は、プレミア新記録の11戦連発を含む24ゴールを叩き出したジェイミー・ヴァーディと、17得点11アシストをマークしたリヤド・マフレズがチームの“飛車角”だった。 前線から守備のスイッチとなった岡崎慎司や、ヴァーディとのホットラインが光ったダニエル・ドリンクウォーターなど、ラニエリ監督はカウンター戦術の最適解となるイレブンを選び出した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FW:ジェイミー・ヴァーディ(28)</span> レスター・シティの絶対的エースとして君臨したヴァーディ。シーズン前には主力選手の1人に過ぎなかったヴァーディだが、このシーズンで完全に一皮向けた。 最終的にリーグ戦で24ゴール。11月には、ファン・ニステルローイ氏の記録を上回る11試合連続ゴールの新記録を樹立。PFA(イギリスプロフットボール選手協会)最優秀選手賞はマフレズに譲ったが、FWA(イギリスフットボール記者協会)選出の最優秀選手賞を受賞。イングランド代表としても活躍した。 2019.04.29 21:00 Mon3
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