「攻撃陣は反省したい」決定機を生かせずに逆転負け…久保建英が思うイラン戦苦戦の理由「相手のやりたいことにハマった感じです」
2024.02.04 08:30 Sun
敗戦を振り返る久保建英
日本代表のMF久保建英(レアル・ソシエダ)が、イラン代表戦を振り返った。3日、アジアカップ2023準々決勝で日本代表はイラン代表と対戦。前半に守田英正のゴールで先制しながらも、後半はイランが押し込み続けると、1-1で迎えた後半アディショナルタイムにPKを献上。逆転を許し、1-2で敗戦。ベスト8で大会を去ることとなった。
この試合も先発のチャンスを掴んだ久保。相手にかなり厳しいマークをされる中でも、攻撃に絡んで以降とする。後半は惜しいクロスなども出したが、同点に追いつかれてピッチを後にした。
試合後のメディア取材に応じた久保は、ベンチで見守っていた後半の戦いに「悪い流れでしたけど、あそこまで悪くなるとは思っていなかったです。なんとか延長に行きたいなと思っていましたけど、最後はPKでやられてしまいましたし、勿体無かったですけど、仕方ないですね」と語り、思ったよりもイランのペースになっていたとした。
交代は67分と早い時間帯だったが「段々コンディションが上がってくる中で、今大会ではベストだったので、個人的には早かったかなと思いますけど、そこは1選手が言っても仕方ないです」と語り、もっとピッチにいたかったと言及。「相手は繋げないとわかって蹴ってきた展開でしたけど、その前に僕らは試合を決め切るチャンスがあったので、攻撃陣は反省したいです」と、決め切れなかったことを悔しがった。
この試合では前半は日本がしっかりとプレーしており、久保も「前半はやっていて負ける気がしなかったです」とコメント。「後半は入りで相手に2、3回裏を取られて、嫌な展開だなと思っていましたけど、それで相手も味を占めてとりあえず蹴って、サイドライン割ればロングスローあるよという感じで押し込まれて嫌な感じでした。もうちょっとボールを保持する時間が長ければ良かったですけど、相手のやりたいことにハマった感じです」と、イランの術中にハマってしまったとした。
アジアでベスト8に終わってしまった久保。「結局負けちゃったので切り替えるしかないですし、ここから予選も続いていくので、チームに帰って重要な試合もあるので、とりあえず代表は一旦忘れようと思います」と語り、まずはソシエダで結果を残すことに集中するとした。
この試合も先発のチャンスを掴んだ久保。相手にかなり厳しいマークをされる中でも、攻撃に絡んで以降とする。後半は惜しいクロスなども出したが、同点に追いつかれてピッチを後にした。
交代は67分と早い時間帯だったが「段々コンディションが上がってくる中で、今大会ではベストだったので、個人的には早かったかなと思いますけど、そこは1選手が言っても仕方ないです」と語り、もっとピッチにいたかったと言及。「相手は繋げないとわかって蹴ってきた展開でしたけど、その前に僕らは試合を決め切るチャンスがあったので、攻撃陣は反省したいです」と、決め切れなかったことを悔しがった。
特に53分にボールダッシュから右足でゴールを狙ったシーンについては「思った通りに全て上手くいったんですけど、シュートだけ右足の精度が足りなかったです」と語り、利き足ではないシュートがミスになったとした。
この試合では前半は日本がしっかりとプレーしており、久保も「前半はやっていて負ける気がしなかったです」とコメント。「後半は入りで相手に2、3回裏を取られて、嫌な展開だなと思っていましたけど、それで相手も味を占めてとりあえず蹴って、サイドライン割ればロングスローあるよという感じで押し込まれて嫌な感じでした。もうちょっとボールを保持する時間が長ければ良かったですけど、相手のやりたいことにハマった感じです」と、イランの術中にハマってしまったとした。
アジアでベスト8に終わってしまった久保。「結局負けちゃったので切り替えるしかないですし、ここから予選も続いていくので、チームに帰って重要な試合もあるので、とりあえず代表は一旦忘れようと思います」と語り、まずはソシエダで結果を残すことに集中するとした。
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IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu4
「俺たちのマエストロ」長野風花が女子W杯終えリバプール帰還!クラブ唯一の決勝T進出者をチームメイト総出で歓迎「これは素敵」「いい雰囲気」
オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)での戦いを終え、クラブへと帰還したなでしこジャパンのMF長野風花(リバプール)がチームメイトから温かく迎えられた。 なでしこジャパンは9大会連続9度目の出場となった女子W杯2023で、スペイン女子代表に大勝するなどグループステージを全勝で突破。ラウンド16のノルウェー女子代表戦にも勝利し、2大会ぶり4度目のベスト8進出を果たした。 準々決勝ではスウェーデン女子代表に敗れ、大会を去ることとなったものの、なでしこのサッカーは試合を追うごとに世界中から注目の的に。得点王に輝いた宮澤ひなたはもちろん、長谷川唯と長野らで形成した中盤も、評価を高めた。先のスウェーデン戦でボランチを徹底ケアされたことからも、日本のキーとして認識されていたことがうかがえる。 その1人、長野がチームへと帰還。集合していたチームメイトの前に姿を現すと、盛大な拍手と歓声で出迎えられた。 リバプールの女子チームからW杯に出場したのは、長野とアイルランド女子代表DFナイアム・フェイヒーの2人のみ。アイルランドはグループステージで姿を消していたため、長野はリバプール所属として今大会に最も長く身を置いた選手となっていた。 リバプールの公式X(旧:ツイッター)が様子を伝えると、国内外のファンからは「俺たちのマエストロが帰ってきた!」、「おかえりフウカ!」、「これは素敵ですね」、「良いチームだねリバプール女子!!」、「いい雰囲気じゃないの♪」といった、多数の歓迎の声が寄せられた。 リバプール女子チームは今後、フランスのコロミエで28日から開催されるミニトーナメント、『AMOS Women’s French Cup』に参加。パリ・サンジェルマン(PSG)と対戦し、31日にはアトレティコ・マドリーかミランのいずれかと。決勝ないしは3位決定戦を行う。 今年1月に加入し、昇格組のリバプールを見事残留へと導いた長野。今季はスタートからタクトを振ることが期待される。 <span class="paragraph-title">【動画】リバプールのチームメイトから温かく迎えられる長野風花</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Look who’s back from the World Cup <a href="https://t.co/PJoYpLDY1q">pic.twitter.com/PJoYpLDY1q</a></p>— Liverpool FC Women (@LiverpoolFCW) <a href="https://twitter.com/LiverpoolFCW/status/1695024767722537135?ref_src=twsrc%5Etfw">August 25, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.08.26 16:03 Sat5