山本昌邦
Masakuni YAMAMOTO
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ポジション | |
国籍 |
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生年月日 | 1958年04月04日(67歳) |
利き足 | |
身長 | 182cm |
体重 | 77kg |
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松井大輔が7ゴールで有終の美! 本田圭佑&やべっちも2得点、終盤には吉田沙保里がゴール&退場で豪華引退試合は壮絶展開に
15日、元日本代表MF松井大輔の引退試合『松井大輔引退試合-Le dernier dribble-~STARSEEDS SPECIAL MATCH~』がニッパツ三ツ沢球技場で開催された。 京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)でプロキャリアをスタートし、フランスを始めとしたヨーロッパのクラブで活躍した松井。2014年にはジュビロ磐田へ移籍してJリーグに復帰し、ポーランドや横浜FC、ベトナム、Y.S.C.C.横浜でもプレーした。 2023シーズン限りで現役を引退し、現在は横浜FCサッカースクールのコーチとして指導者の道を歩むなか、豪華メンバーが集った引退試合を戦った。 試合前にはナオト・インティライミのスペシャルライブが行われ、キックオフ前には元タッキー&翼の今井翼が松井に花束を贈呈。盟友である中村俊輔からのビデオメッセージも届いた。 松井は岩政大樹監督率いるMATSUI FRIENDSの一員として最初はプレー。一方、本田圭佑が1トップに入り、小野伸二や香川真司、遠藤保仁が組み立てる山本昌邦監督のJAPAN DREAMSが序盤は主導権を握る。 しかし4分、高い位置でボールを奪い返したMATSUI FRIENDSは、酒井高徳の右クロスから松井がヘディング。最前線の三浦知良も裏抜けを狙っていく。 さらに福西崇史のミドルもあったMATSUI FRIENDS。9分には太田宏介の左クロスから三浦がシュート。こぼれ球を今日の主役、松井が押し込んで先制した。 14分にはまたもMATSUI FRIENDSにチャンス。橋本英郎のクロスから松井が左足ダイレクトボレーで狙うも、枠の右に外れる。 なかなか最終局面を崩せないJAPAN DREAMSだが、小野のループや大久保嘉人のヘディングで徐々にゴールに接近。しかし、追加点はまたもMATSUI FRIENDS。18分、中山克広が右サイドを持ち上がると、ボックス内で三浦が溜め。最後は松井が右足を振り抜いた。 劣勢のJAPAN DREAMSも21分に反撃。小野の右クロスからファーの大久保が頭で押し込んだ。 本田も積極的にミドルを狙っていくと、JAPAN DREAMSがボックス手前右寄りの位置でFKを獲得。本田と遠藤がボールの前に立つと、シュートを放ったのは本田。クロスバーに直撃し、跳ね返りに反応した小野のシュートも枠の上に飛んだ。 クーリングブレイクを挟むと松井や三浦が下がるなど選手交代。ピッチに登場したパンサー尾形は早速イエローカードをもらう。 33分にはJAPAN DREAMSが同点弾。本田がゴール前に浮き球を送ると、ゴール前フリーで収めたのは小野。ヒールでおしゃれにゴールへ流し込んだ。 追いつかれたMATSUI FRIENDSは柿谷曜一朗から城彰二を走らせるスルーパスも。パンサー尾形もシュートを放っていく。 38分、JAPAN DREAMSの本田に決定機。ゴール前で小野からリターンパスを受け、GKまでかわすが、シュートには持ち込めずゴールラインを割る。 ゴールまであと一歩の本田は、40分についにゴールゲット。JAPAN DREAMS側で再び登場の松井のクロスをゴール前で収め、左足を振り抜いた。 さらに松井のボレーもあったJAPAN DREAMSだが、GKを務めたEXIT りんたろー。が身体を張ったセーブ。しかし44分、カウンターで駆け上がった松井が大久保の右クロスをゴール前で胸トラップ。GKりんたろー。をかわしてハットトリックを達成する。 前半アディショナルタイムにはロングボールから本田が最終ラインの裏へ抜け出し、GKりんたろー。と一対一に。冷静にかわして流し込み、逆転したJAPAN DREAMSの3点リードで前半を終える。 メンバーの入れ替わりもあって後半開始。互いにゴールに迫るもこう着状態が続く。 53分、MATSUI FRIENDSはFリーガーの浅野蓮がGKとの一対一を迎えるが、決めきれず。一方のJAPAN DREAMSは57分、クロスのクリアボールを佐藤寿人が押し込んでさらにリードを広げる。 1分後、今度はMATSUI FRIENDSの矢部浩之が右からの折り返しをヒールで流し込むフィニッシュ。すぐさま1点を返す。 その後も3度決定機を迎えた矢部だが、いずれもシュートは枠の外。疲労も見受けられ、力ないシュートが飛ぶ。 それでも66分には矢部が意地の2点目。最終ラインの裏へ抜け出し、GKとの一対一をループで制した。 クーリングブレイクを挟むと、MATSUI FRIENDSは元プロ野球選手の内川聖一や西岡剛、元ハンドボール選手の土井レミイ杏利も出場。すると75分、右クロスに飛び込んだ土井レミイ杏利がボールを手でキャッチ。すかさずゴールへ投げ込んでネットを揺らしたが、主審はレッドカードを提示する。 その後も次々と選手が入れ替わるなか、78分には松井が右クロスを胸トラップしてからのボレーで4点目。1分後にも右クロスからのダイレクトボレーで松井がゴールを奪う。 直後、カウンターを仕掛けたMATSUI FRIENDSは総合格闘家の皇治が得点。さらに西岡の折り返しを吉田沙保里が押し込み、一気に2点を返す。 85分、今度は松井が右クロスにバイシクルで合わせてこの日5点目。87分にはJAPAN DREAMSが香川のゴールで10点目を記録。松井は乾貴士とのコンビネーションからさらにネットを揺らす。 後半アディショナルタイム直前には、ボックス内で仕掛けた香川に吉田がタックル。香川が吉田にレッドカードを提示した。 PKを得たJAPAN DREAMS。キッカーを務めたのは2010年の南アフリカワールドカップ(W杯)でPKを外した駒野友一。きっちり左隅に決め、歓喜の輪が広がった。 そのまま試合は終了。1万363人が集まった一戦は12-6の打ち合いに終わった。 JAPAN DREAMS 12-6 MATSUI FRIENDS 【DREAMS】 大久保嘉人(前21) 小野伸二(前33) 本田圭佑(前40、前45+1) 松井大輔(前44、後33、後35、後40、後44) 佐藤寿人(後12) 香川真司(後42) 駒野友一(後45+3[PK]) 【FRIENDS】 松井大輔(前9、前18) 矢部浩之(後13、後21) 皇治(後35) 吉田沙保里(後37) ◆JAPAN DREAMSメンバー GK 西川周作、林彰洋 DF 坪井慶介、内田篤人、駒野友一、那須大亮、今野泰幸、中澤佑二、吉田麻也 MF 遠藤保仁、森崎浩司、松井大輔、香川真司、鈴木啓太、中村憲剛、石川直宏、乾貴士、小野伸二 FW 本田圭佑、佐藤寿人、玉田圭司、大久保嘉人、田中達也、前田遼一 ◆MATSUI FRIENDSメンバー GK 山本海人、南雄太 DF 田中隼磨、茂庭照幸、太田宏介、伊野波雅彦、酒井高徳、川崎裕大 MF 中田浩二、佐藤勇人、森崎和幸、内田智也、岩本輝雄、中里崇宏、松井大輔、福西崇史、中山克広、橋本英郎、山瀬功治 ALA 磯貝飛那大、浅野蓮 FW 西岡剛、内川聖一、柿谷曜一朗、城彰二、三浦知良、皇治、瀬沼優司、土井レミイ杏利、吉田沙保里、白濱亜嵐、EXIT りんたろー。、松尾佑介、パンサー尾形、GAKU-MC、HAN-KUN、ナオト・インティライミ、矢部浩之、フルカウント千葉 2024.12.15 16:17 Sun2
山本昌邦NTDの発言で思い出したトヨタカップ/六川亨の日本サッカーの歩み
去る10月3日、アウェーのサウジアラビア戦(11日)とホームのオーストラリア戦(15日)に臨む日本代表27名が発表された。この会見の最後では、山本昌邦NTDが自ら発言を求め、「ヨーロッパの選手がこちら(日本)で、ヨーロッパ時間で生活できるような準備をしています。朝食を抜かして昼や夜の食事をヨーロッパ時間に合わせるようにして、そのままの時間で帰れるようにしています」と、時差調整していないことを明かした。 その理由は選手が日本での試合後、所属チームに戻った際に時差ボケでコンディションを崩さずそれぞれのリーグ戦で活躍できるようにという配慮からだ。近年の日本代表の主力は“海外組”が占めている。このため選手の方から、特に日本ほど時差に開きのない中東での試合では、ヨーロッパ時間で生活して所属クラブに戻った方がプレーへの影響も少ないと提案があったそうだ。 この発言を聞いて思い出したのが、1981年から日本でスタートしたトヨタカップの黎明期の出来事だった。 トヨタカップが始まったのは今から43年前の1981年2月11日だった。それまでは「インターコンチネンタル・カップ」と呼ばれ、欧州のチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)と南米のコパ・リベルタドーレスの勝者が「クラブ世界一」の座を賭けてホーム・アンド・アウェーで争う大会だった。 しかし南米勢のラフプレーに欧州勢が対戦を拒否。チャンピオンズカップ優勝チームが出場を辞退したり、75年と78年は大会そのものが中止になったりした。こうした背景から、中立地の日本で一発勝負の大会として復活したのが「トヨタ ヨーロッパ/サウスアメリカカップ」だった。 記念すべき第1回大会はウルグアイのナシオナル・モンテビデオとイングランドのノッティンガム・フォレストが対戦。ノッティンガムはチャンピオンズカップを連覇しての出場で、GKピーター・シルトンやFWトレバー・フランシスといったスター選手を揃えていた。 しかし試合はウルグアイ代表ストライカーのワルデマール・ビクトリーノの一撃でナシオナルがトヨタカップの初代王者となった。 続く第2回大会は同年の12月13日に開催。この大会から、トヨタカップは12月第2週の日曜開催が定着していく。南米からは、満を持してジーコ擁するフラメンゴが待望の来日を果たす。対するヨーロッパ勢はイングランドのリバプール。チャンピオンズカップ優勝3回を誇る強豪で、FWケニー・ダルグリッシュら英国4協会の選抜というような豪華な顔ぶれだった。国立競技場のメインスタンドには、コンサートで来日中のロッド・スチュワートの姿もあった。 ところが試合はジーコの3ゴールに絡む活躍でフラメンゴが3-0と圧勝。スペインW杯を半年後に控え、ジーコは1963年にペレのサントス以来となるクラブ世界一のタイトルをブラジルに持ち帰ると同時に、スペインW杯での活躍を予見させたのだった。 その後もトヨタカップはCAペニャロール(ウルグアイ)2-0アストン・ビラ(イングランド。昨シーズンは42年ぶりに4位でフィニッシュしてCLに復帰)。グレミオ(ウルグアイ)2-1ハンブルガーSV(西ドイツ)、CAインデペンディエンテ(アルゼンチン)1-0リバプール(イングランド)と、欧州勢は5連敗に加え、欧州ではダントツの強さを誇ったイングランド勢がノーゴールで敗れ去っていた。 当初は南米勢とイングランド勢の、トヨタカップに賭ける熱意の違いではないか。イングランド勢はチャンピオンズカップ優勝で満足していて、本気でトヨタカップを取りに来ていないのではないかと噂された。 そしてそれは、どうやら本当だったらしい。というのも、南米勢が早めに来日して時差調整をしているのに対し、イングランド勢は来日しても英国時間で生活をしていたからだ。1試合のためだけに時差調整をしていたら、帰国してからのリーグ戦に万全の状態で臨めない。 このため昼夜逆転とまではいかないものの、英国時間で寝起きして、食事の時間もずらしていた。これでは12時キックオフの試合で身体が満足に動くわけがない。普段は寝ている時間だからだ。 日本代表は最近になって選手の意見を採り入れて、睡眠時間や食事時間をヨーロッパ・タイムで過ごすことで時差調整を始めた。しかしイングランド勢は40年以上も前から時差対策を採り入れていたのだから驚くばかりだ。トヨタカップよりもイングランド・リーグの方が彼らにとっては重要度が高かったということは、ちょっと癪に障るけれど。 文・六川亨 2024.10.09 16:30 Wed3
日本代表メンバー発表も伊東純也と三笘薫の名前は……/六川亨の日本サッカー見聞録
6月6日のアウェー・ミャンマー戦と11日の広島でのシリア戦に臨む日本代表26人が昨日24日に発表された。すでに2次予選は突破が決まっているため、国内組を中心にチームを作るプランもあったかもしれないが、森保一監督は海外組も含めてほぼベストメンバーを招集した。何事にも万全を期す、森保監督らしい人選と言える。 GKの前川黛也、大迫敬介、谷晃生の3人は順当なところ。3人とも今シーズンのJ1リーグで実力を証明している。鈴木彩艶と小久保怜央ブライアンはしばらく五輪に専念という事情もある。これまでの出場数では大迫がリードしているが、前川と谷には高いレベルでのポジション争いを期待したい。 DF陣については、パリ五輪のOA枠候補として名前のあがっている板倉滉と町田浩樹、谷口彰悟だが、「現段階で森保監督にOA枠について伝える状況ではない。できればU-23の話は(メンバー発表の)30日にまた発表させていただきます」と山本昌邦NTDは話すにとどめた。 長友佑都に関しては、3月の北朝鮮戦に続いての招集だが、その理由は当時と変わらないだろう。森保監督は「まずはプレーヤーとして選んだ」と言うものの、彼のファイティングスピリットとムードメーカーとしての精神的支柱を期待しての招集だろう。 逆に右SBの主力選手と思われていた毎熊晟矢がメンバー外になった。その理由を森保監督は「コンディションを見ながら決めさせていただいている。代表は約束された絶対な場所ではない」と明かした。1月のアジアカップで精彩を欠いた菅原由勢の奮起を期待する部分もあるのではないだろうか。 攻撃陣では北朝鮮戦で復帰し決勝ゴールを決めた田中碧に続き、ラツィオで復活した鎌田大地の復帰も明るい材料と言える。3月に続いての代表となる小川航基も楽しみな存在だ。上田綺世とのポジション争いに期待したい。 一方で残念なのは、まだ負傷が癒えていない三笘薫と、スピードスター伊東純也の招集が見送られたことだ。負傷の三笘は仕方ないとして、伊東に関しても「結論から言うと3月と状況が変わらないし、彼のために招集しませんでした。彼がスタッド・ランスでプレーしているところは日頃から確認していて、確実に戦力になるのは評価している。ただ3月と同じで、代表として来る場合、彼にプレッシャーがかかることが起こりえる」と、サッカー以外で注目を集めてしまうことを懸念しての招集断念であると話した。 彼ら2人の代わりと期待されているのが相馬勇紀であり前田大然、中村敬斗だろうが、まだ絶対的な存在にはなれていない。ここらあたりが森保ジャパンの悩ましいところであり、アジアカップでベスト8止まりに終わった一因ではないだろうか。 最後に久保建英と鈴木唯人に関しては「長い時間をかけてU-23(パリ五輪)の招集をクラブとやりとりしてきました。その中で鈴木と久保はFIFAルールで招集できない。クラブができない」(山本NTD)ということから、招集に強制力のあるA代表の活動に専念するようになった。 リーグ戦とカップ戦に加え、久保はCLも戦っただけに、オフをしっかり取って休養することも必要だろう。6月の2試合は、いわば消化試合のようなもの。くれぐれもケガには細心の注意を払ってもらいたい。 2024.05.25 18:00 Sat4
「起訴、不起訴は理由ではない」性的暴行疑惑の報道後、初の日本代表招集となった伊東純也、森保一監督も招集理由を語る「温かく彼を見守っていただけるという環境がある」
日本代表の森保一監督が、1月のアジアカップ以来の招集となったMF伊東純也(スタッド・ランス)について言及した。 29日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨む日本代表メンバー27名が発表された。 8大会連続8度目のW杯出場を目指す日本。中国代表、バーレーン代表と対戦する9月の2試合に向けては、27名が招集された中、伊東が7カ月ぶりに復帰を果たした。 伊東は、アジアカップ中に週刊誌により性的暴行疑惑が報じられ、日本代表を途中離脱。以降、日本代表の活動には招集をされていなかった。 一方で、疑惑に関しては虚偽であることが濃厚となり、最終的には不起訴に。刑事事件としては終了したが、民事での争いが続いている状況だ。 火のないところに煙が立つことになった今回の事件だが、伊東を招集できない理由については様々な報道があった中、山本昌邦ナショナルチームダイレクター(NTD)は、監督の判断だと語った。 「メンバーを決めるのは監督の専権事項ですので、監督が選ぶということになります。起訴、不起訴ということが理由ではありません」 「現場、協会全体として様々な準備を進めてきました。我々に選ぶところでのプレッシャーもありませんし、しっかりと、今回環境が整ったということだと思います」 あくまでも伊東は疑惑の状況であり、特に身柄を拘束されることもなかった中、憶測ばかりが広がったが、その点は関係なかったという。 その中で、実際に招集を決断しなかった森保監督もその理由について説明。予てから口にしていた「彼を守るため」という理由を語り、今回招集した理由も語った。 「説明を細かくすると、この1問で終わってしまうような答えになると思うので、出来るだけ簡潔にお話ししたいと思います」 「これまで招集するしないに関しては、招集できるということで協会からサポートしていただき、私も考えていました。その中で、色々と考えた時に、招集もできましたが、招集できなかったことに関しては、彼を守るためとお話しさせていただきました」 「何がかというと、まずは彼が落ち着いて日本代表の選手としてサッカーに向き合ってプレーできるかということ、同時にチーム全体で落ち着いて活動できるか、試合に臨めるかということを考えた時に、これまでは疑問が残っているところがありました」 「今回招集させていただいたところに関しては、1つ大きなポイントとして彼がスタッド・ランスの選手としてジャパンツアーをして、日本でプレーしていた時に、メディアの皆さんを含め、多くのサポーターの皆さん、国民のみなさんが温かく彼を見守っていただけるという環境があることを、スタッド・ランスの活動を見て、私自身落ち着いて彼もチームも活動できると判断させていただきました」 「メディアの皆さんも、彼が今思い切ってプレーできるという環境作りをしてくれたことに感謝申し上げます。これから、また彼も日本のために思い切ってプレーしてくれると思いますので、温かく見守ってくれればと思います」 8月に来日し、スタッド・ランスの選手として4試合をプレーした伊東。大きな混乱もなく、事件も全くの虚偽であるということもあり、報道当初にあった懸念材料も薄れていることは感じ取れた。 森保監督としてはチームにとっての軸でもある伊東の復帰は喜ばしいこと。久々の日本代表としての活動で、伊東には鬱憤を晴らしてもらいたいところだ。 2024.08.29 21:45 Thu5
伊東純也が半年ぶりにサムライブルーに復帰/六川亨の日本サッカー見聞録
9月5日のW杯アジア最終予選の中国戦と、11日にアウェーで対戦するバーレーン戦に臨む日本代表27名が8月29日に発表された。1月のアジアカップは負傷の影響で満足にプレーできなかった三笘薫と、同じくアジアカップ中に性的暴行疑惑でチームを離脱した伊東純也の復帰はほぼ予想通り。2人とも7月のプレシーズンマッチでは健在ぶりをアピールしていたからだ。 負傷から癒えた三笘と違い、伊東は8月に不起訴が決定。山本昌邦NTD(ナショナルチーム・ダイレクター)は「監督が選んだということと、起訴、不起訴が理由ではない」と言ったものの、JFA(日本サッカー協会)としてはスポンサーの意向も含め「不起訴」になったことが「大義名分」として大きかったのではないだろうか。 山本TD自身「メンバーを決めるのは監督の専権事項」と言ったのだから、その後に「起訴、不起訴が理由ではない」とわざわざ付け加える必要はなかったと思う。「監督が決めました。以上です」で終わらせておけば、“痛くもない腹”を探られる理由もなかっただろう。 そして森保一監督は伊東の復帰について、これまで一貫した姿勢を貫いてきた。それを改めて次のように説明した。 「これまで招集するしないについて、招集できたが招集しなかったのは、彼を守るためと言ってきた。チーム全体で落ち着いて活動できるか疑問に感じていた。今回大きなポイントとしてランスがジャパンツアーで来て、多くのサポーターが温かく見守ってくれる環境にあった。多くのサポーターが環境作りをしてくれた。これからも温かく見守って欲しい」 2月にチームから離脱した伊東を3月のW杯アジア2次予選に招集すれば、サッカーを専門に取材するマスコミ以外にもテレビのワイドショーなど多くのメディアが練習会場に押しかけるだろう。伊東以外の選手も練習に集中できる環境を保てるかどうか疑問である。伊東自身はもちろん、チームを守る意味でも森保監督の決断は正解だった。 アジアカップは不完全燃焼に終わり、その後のW杯予選でも無失点こそ保ったが、攻撃陣に関しては不満の残る出来だった。しかし中国戦とバーレーン戦は、やっと“両翼の齣”が揃った。中国戦は“海外組”がチームに合流して3日間(初日はランニングなど軽めの調整だと正味2日間)の練習だけ(戦術の確認とコンディショニング調整)という“ぶっつけ本番”に近い試合になる。 過去2大会、アジア最終予選の初戦となる9月上旬の試合はUAEとオマーンに敗れて黒星発進だっただけに不安がないわけではない。しかし前回を経験している森保監督だけに、同じ轍を踏まないことを期待したい。 彼ら以外では、高井幸大と望月ヘンリー海輝が初の代表入りを果たした。高井に関しては、最年少で臨んだパリ五輪でも物怖じしない堂々たるプレーでベスト8進出に貢献しただけに、フル代表入りも時間の問題と思っていた。“海外組”のコンディション次第では、意外に早く代表デビューを果たすかもしれない。 望月ヘンリー海輝に関しては、今シーズンのJリーグで最大の発見だと思っていた。リーグ戦序盤は出番に恵まれなかったものの、徐々に出場機会を増やして攻撃の活性化を黒田剛監督から期待された。192センチの長身SBで、長いストライドを生かしたスピードと空中戦の強さはルーキーとは思えないほど。近い将来、代表入りするだろうとは思っていたものの、こんなに早くサムライブルーに選出されるとは想定外だった。 守備はもちろんのこと、劣勢な試合の終盤にはパワープレー要員として前線で起用されることも多いだけに、「闘莉王2世」となる可能性を秘めている。 高井、望月ともサプライズでの選出だったが、それ以上にサプライズだったのは長谷部誠のコーチ就任ではないだろうか。今年4月に現役を引退すると、すでにブンデスリーガの“B+”のライセンスを取得していたためフランクフルトU-21のアシスタントコーチとして指導者の道に入っている。彼の代表としてのキャリアとキャプテンシー、さらにはブンデスリーガでの実績などから、もしもS級ライセンスをブンデスリーガかUEFAで取得すれば、近い将来は日本代表の有力な監督候補になるだろう。 2024.08.30 10:30 Fri山本昌邦の監督履歴
就任日 | 退任日 | チーム | 種類 |
2004年11月9日 | 2006年6月19日 |
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監督 |
2004年8月11日 | 2004年8月31日 |
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監督 |
2002年8月1日 | 2004年8月10日 |
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監督 |
1998年10月1日 | 2002年7月31日 |
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アシスタントコーチ |
1997年8月1日 | 1998年9月30日 |
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アシスタントコーチ |
1995年1月1日 | 1997年7月31日 |
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監督 |