テュラム&ラウタロ揃い踏みのインテルが敵地で先勝! 上田綺世が途中出場のフェイエノールトはファン・ペルシ新体制初黒星…【CL】
2025.03.06 04:42 Thu
インテルが敵地で先勝
チャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグ、フェイエノールトvsインテルが5日にデ・カイプで行われ、アウェイのインテルが0-2で先勝した。なお、フェイエノールトのFW上田綺世は59分から途中出場した。
試合は立ち上がりから拮抗した展開に。ボール保持、球際の攻防を含めてイーブンの攻防をみせるなか、インテルはカウンターを主体にラウタロ・マルティネスの2トップを起点に攻め手を窺う。これに対してフェイエノールトは後方からボールを動かしながら、左サイドに入ったオスマンのドリブル突破によって幾度か局面の打開を図った。
前半半ばを過ぎても中盤での潰し合いが目立つクローズな状況が続く。32分には左で押し込んだホームチームがモデルのミドルシュートで枠内シュートを記録するが、ここはGKマルティネスが難なくキャッチした。
その後、ラウタロのミドルシュートやアスラニの直接FKはGKヴェレンロイターの好守に阻まれて追加点奪取ならずも、アウェイのインテルが地力を示す形で前半を終えた。
互いに選手交代なしで臨んだ後半もインテルが先手を奪う。50分、左サイド深くに侵攻したバストーニからの折り返しを中央で受けたジエリンスキがダイレクトシュート。これはDFのシュートブロックに遭うが、撥ね返りをボックス右のラウタロに繋ぐと、背番号10がニア上へ強烈な右足シュートを突き刺した。
出ばなをくじかれたフェイエノールトは失点直後にオスマンの左サイドでの突破からのクロスをボックス中央のモデルがワンタッチシュートで合わすが、これは惜しくもクロスバーを叩く。59分にはカランサを下げて上田を最前線に投入した。
ただ、上田の投入直後にフェイエノールトはボックス内でDFミッチェルがテュラムを倒してしまい、オンフィールド・レビューの末に痛恨のPK献上。これを決められると、2ndレグへより厳しい状況だったが、キッカーのジエリンスキが左を狙って蹴ったシュートはGKヴェレンロイターが完璧な読みでストップ。望みを繋いだ。
守護神のビッグプレーの直後には上田に見せ場。70分、オープンスペースに抜け出した背番号9はボックス手前でDFデ・フライに一対一で仕掛けるが、右への運びで抜きかかった際に交錯したが、PK獲得には至らず。
インテルは70分を過ぎてテュラムに続いてバレッラ、ラウタロら主力を下げてフラッテージやアルナウトビッチらフレッシュな選手を投入。プレータイムのコントロールとともに全体の強度を維持。3点目に迫る場面こそ作れないが、安定したゲーム運びで主導権を渡さない。
なんとか1点でも返したいフェイエノールトだったが、上田を含めて相手の老獪な守備に最後まで封じ込まれて試合はこのままタイムアップ。この結果、ファン・ペルシ新体制のフェイエノールトに初黒星を与えたインテルが敵地で先勝。来週にホームで行われるリターンレグへ大きなアドバンテージを手にした。
フェイエノールト 0-2 インテル
【インテル】
マルクス・テュラム(前38)
ラウタロ・マルティネス(後5)
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プレーオフで格上ミランを破ってベスト16進出を果たしたフェイエノールト。ただ、ファン・ペルシ新監督の初陣となった直近のリーグ戦ではNECナイメヘンに0-0で引き分けて4位後退となった。新体制初勝利を目指した今回の一戦では負傷明けの上田がベンチスタートとなった。一方、インテルはリーグフェーズを4位フィニッシュ。国内ではコッパ・イタリア4強進出にセリエA首位と好調を維持。直近のナポリ戦では土壇場の失点で勝ち点3を取りこぼすも、敵地での天王山で最低限の勝ち点1を持ち帰った。インザーギ監督はその試合から先発4人を変更。負傷でベンチ外のディマルコに加え、ベンチスタートのビセック、チャルハノール、ムヒタリアンに代わってパヴァール、デ・フライ、ジエリンスキ、アスラニを起用した。前半半ばを過ぎても中盤での潰し合いが目立つクローズな状況が続く。32分には左で押し込んだホームチームがモデルのミドルシュートで枠内シュートを記録するが、ここはGKマルティネスが難なくキャッチした。
対するインテルも35分にはパヴァールの右クロスを攻撃参加したアチェルビがボックス左でボレーシュートを狙うが、これはGKヴェレンロイターの守備範囲。だが、直後の38分に右サイドで背後を取ったダンフリースからのマイナスパスに反応したバレッラの右足ワンタッチクロスがゴール前に送り込まれると、ファーのテュラムが右足アウトで合わせる技ありのフィニッシュで先制点を奪った。
その後、ラウタロのミドルシュートやアスラニの直接FKはGKヴェレンロイターの好守に阻まれて追加点奪取ならずも、アウェイのインテルが地力を示す形で前半を終えた。
互いに選手交代なしで臨んだ後半もインテルが先手を奪う。50分、左サイド深くに侵攻したバストーニからの折り返しを中央で受けたジエリンスキがダイレクトシュート。これはDFのシュートブロックに遭うが、撥ね返りをボックス右のラウタロに繋ぐと、背番号10がニア上へ強烈な右足シュートを突き刺した。
出ばなをくじかれたフェイエノールトは失点直後にオスマンの左サイドでの突破からのクロスをボックス中央のモデルがワンタッチシュートで合わすが、これは惜しくもクロスバーを叩く。59分にはカランサを下げて上田を最前線に投入した。
ただ、上田の投入直後にフェイエノールトはボックス内でDFミッチェルがテュラムを倒してしまい、オンフィールド・レビューの末に痛恨のPK献上。これを決められると、2ndレグへより厳しい状況だったが、キッカーのジエリンスキが左を狙って蹴ったシュートはGKヴェレンロイターが完璧な読みでストップ。望みを繋いだ。
守護神のビッグプレーの直後には上田に見せ場。70分、オープンスペースに抜け出した背番号9はボックス手前でDFデ・フライに一対一で仕掛けるが、右への運びで抜きかかった際に交錯したが、PK獲得には至らず。
インテルは70分を過ぎてテュラムに続いてバレッラ、ラウタロら主力を下げてフラッテージやアルナウトビッチらフレッシュな選手を投入。プレータイムのコントロールとともに全体の強度を維持。3点目に迫る場面こそ作れないが、安定したゲーム運びで主導権を渡さない。
なんとか1点でも返したいフェイエノールトだったが、上田を含めて相手の老獪な守備に最後まで封じ込まれて試合はこのままタイムアップ。この結果、ファン・ペルシ新体制のフェイエノールトに初黒星を与えたインテルが敵地で先勝。来週にホームで行われるリターンレグへ大きなアドバンテージを手にした。
フェイエノールト 0-2 インテル
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マルクス・テュラム(前38)
ラウタロ・マルティネス(後5)
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フェイエノールトの日本代表FW上田綺世が大一番で復帰する可能性があるようだ。 チャンピオンズリーグ(CL)のプレーオフではミランを破り、ラウンド16へと駒を進めたフェイエノールト。ベスト8進出を懸け、またもミラノ勢のインテルと対戦する。 ミラン戦の1stレグでは前半のみプレーした上田。以降のエールディビジの3試合やミラン戦2ndレグは欠場していた。 オランダ『テレグラーフ』によると、5日に行われるインテル戦の1sレグで復帰する可能性があるとのこと。同じく負傷欠場していたポーランド代表MFヤクブ・モデルとともに、試合前日の練習に姿を現したという。 新たに指揮官に就任したロビン・ファン・ペルシ監督は、初陣を翌日に控えていた2月28日に両者の状態について言及。モデルに関しては「まだわからない」と述べていたものの、上田に関しては「すでに部分的にトレーニングを行っており、徐々にグループに合流するだろう」と話していた。 フェイエノールトでは今冬、エースとして活躍していたメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスがミランへ移籍。上田にとっては定位置確保のチャンスが訪れているが、上田が欠場したCLプレーオフのミラン戦2ndレグでは、アルゼンチン人FWフリアン・カランサが値千金のゴールを奪っている。 2025.03.05 16:11 Wed2
テュラム&ラウタロ揃い踏みのインテルが敵地で先勝! 上田綺世が途中出場のフェイエノールトはファン・ペルシ新体制初黒星…【CL】
チャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグ、フェイエノールトvsインテルが5日にデ・カイプで行われ、アウェイのインテルが0-2で先勝した。なお、フェイエノールトのFW上田綺世は59分から途中出場した。 プレーオフで格上ミランを破ってベスト16進出を果たしたフェイエノールト。ただ、ファン・ペルシ新監督の初陣となった直近のリーグ戦ではNECナイメヘンに0-0で引き分けて4位後退となった。新体制初勝利を目指した今回の一戦では負傷明けの上田がベンチスタートとなった。 一方、インテルはリーグフェーズを4位フィニッシュ。国内ではコッパ・イタリア4強進出にセリエA首位と好調を維持。直近のナポリ戦では土壇場の失点で勝ち点3を取りこぼすも、敵地での天王山で最低限の勝ち点1を持ち帰った。インザーギ監督はその試合から先発4人を変更。負傷でベンチ外のディマルコに加え、ベンチスタートのビセック、チャルハノール、ムヒタリアンに代わってパヴァール、デ・フライ、ジエリンスキ、アスラニを起用した。 試合は立ち上がりから拮抗した展開に。ボール保持、球際の攻防を含めてイーブンの攻防をみせるなか、インテルはカウンターを主体にラウタロ・マルティネスの2トップを起点に攻め手を窺う。これに対してフェイエノールトは後方からボールを動かしながら、左サイドに入ったオスマンのドリブル突破によって幾度か局面の打開を図った。 前半半ばを過ぎても中盤での潰し合いが目立つクローズな状況が続く。32分には左で押し込んだホームチームがモデルのミドルシュートで枠内シュートを記録するが、ここはGKマルティネスが難なくキャッチした。 対するインテルも35分にはパヴァールの右クロスを攻撃参加したアチェルビがボックス左でボレーシュートを狙うが、これはGKヴェレンロイターの守備範囲。だが、直後の38分に右サイドで背後を取ったダンフリースからのマイナスパスに反応したバレッラの右足ワンタッチクロスがゴール前に送り込まれると、ファーのテュラムが右足アウトで合わせる技ありのフィニッシュで先制点を奪った。 その後、ラウタロのミドルシュートやアスラニの直接FKはGKヴェレンロイターの好守に阻まれて追加点奪取ならずも、アウェイのインテルが地力を示す形で前半を終えた。 互いに選手交代なしで臨んだ後半もインテルが先手を奪う。50分、左サイド深くに侵攻したバストーニからの折り返しを中央で受けたジエリンスキがダイレクトシュート。これはDFのシュートブロックに遭うが、撥ね返りをボックス右のラウタロに繋ぐと、背番号10がニア上へ強烈な右足シュートを突き刺した。 出ばなをくじかれたフェイエノールトは失点直後にオスマンの左サイドでの突破からのクロスをボックス中央のモデルがワンタッチシュートで合わすが、これは惜しくもクロスバーを叩く。59分にはカランサを下げて上田を最前線に投入した。 ただ、上田の投入直後にフェイエノールトはボックス内でDFミッチェルがテュラムを倒してしまい、オンフィールド・レビューの末に痛恨のPK献上。これを決められると、2ndレグへより厳しい状況だったが、キッカーのジエリンスキが左を狙って蹴ったシュートはGKヴェレンロイターが完璧な読みでストップ。望みを繋いだ。 守護神のビッグプレーの直後には上田に見せ場。70分、オープンスペースに抜け出した背番号9はボックス手前でDFデ・フライに一対一で仕掛けるが、右への運びで抜きかかった際に交錯したが、PK獲得には至らず。 インテルは70分を過ぎてテュラムに続いてバレッラ、ラウタロら主力を下げてフラッテージやアルナウトビッチらフレッシュな選手を投入。プレータイムのコントロールとともに全体の強度を維持。3点目に迫る場面こそ作れないが、安定したゲーム運びで主導権を渡さない。 なんとか1点でも返したいフェイエノールトだったが、上田を含めて相手の老獪な守備に最後まで封じ込まれて試合はこのままタイムアップ。この結果、ファン・ペルシ新体制のフェイエノールトに初黒星を与えたインテルが敵地で先勝。来週にホームで行われるリターンレグへ大きなアドバンテージを手にした。 フェイエノールト 0-2 インテル 【インテル】 マルクス・テュラム(前38) ラウタロ・マルティネス(後5) 2025.03.06 04:42 Thu3
「チャレンジしやすい環境にある」新体制のなでしこジャパンで連続先発の古賀塔子、オランダでの成長を実感しアメリカ戦へ「パリ五輪の借りを返したい」
2025 SheBelieves Cupに参加中のなでしこジャパンのDF古賀塔子(フェイエノールト)が、ここまでの2試合を振り返った。 ニルス・ニールセン監督が就任し、初めての活動を行っているなでしこジャパン。アメリカ遠征からスタートした新体制だったが、SheBelieves Cupではオーストラリア女子代表、コロンビア女子代表を相手にいずれも4ゴールを決めて連勝スタートとなっている。 25日、なでしこジャパンはアリゾナからサンディエゴへと移動。27日(現地時間26日)に予定されているアメリカ女子代表に向けて準備を行っていく。 オンライン取材に応じた古賀は2試合連続で先発出場。センターバックやサイドバックでプレーをしてきた。 ニールセン監督の守備については「攻撃しているときに絶対1枚多く残るということは徹底して監督が言っていることで、リスク管理というところは、ニールセン監督が重要にしていることかなと思います」とコメント。「自分の特徴として1vs1の守備だったり、対人という部分は自信があるので、自分の特徴を出せたらと思っていますし、自分の武器をアピールできるチャンスだと思うので、不安要素はあまり感じていません」と、今のスタイルで自身の良さが出やすくなっていると語った。 コロンビア女子代表戦ではビルドアップを奪われると、細かくパスをダイレクトで繋がれて背後を取られて失点していた。 「自分たちがビルドアップしているときにバランスを崩して、ポジションを少し変えてビルドアップしているので、そこで取られてしまうとディフェンスのバランスも崩れているので、行く時と行かないときの判断は大事になると思いますし、しっかりそこはこれからあわせていかなければいけないところだと思います」 「自分自身もそうですが、しっかりコミュニケーションを取って、行くところとステイして遅らせるところを判断できればと思います」 とはいえ、チャレンジする姿勢も重要。ビルドアップに関しても、「ビルドアップの時にサイドバックを高い位置に押し上げて、センターバックとボランチで組み立てていくやり方をやっている中で、サイドバックが上がることで自分が持ち運ぶスペースも空いてきますし、相手にとっても守りにくい、アンカーがサイドに落ちてきたり流動的に組み立てができていると思うので、自分としてはとてもやりやすいです」と、一定の手応えを感じているとした。 ニールセン監督は選手たちにチャレンジすることを強く求めている。ニールセン監督については「ミーティングの時でも毎回チャレンジして欲しいというのは選手に伝えられていますし、チャレンジしやすい環境にあるというか、そのチャレンジを求めてくれていると思うので、自分のプレーを出しやすい環境にはあるかなと思います」とコメント。一方で、消極的なプレーに対して言われることはないというが「チャレンジせずに失敗がないのはダメだと言われていて、チャレンジしないと次の成長にもつながらないですし、失敗しないことが一番ダメだとミーティングでも言っていたので、自分自身もチームとしてもチャレンジできている部分かなと思います」とコメント。チャレンジをしていく状況は作られていると感じているようだ。 最終戦はアメリカ女子代表との戦いに。パリ・オリンピックでは敗れている相手だ。 「パリ五輪の時は負けてしまったのもそうですが、自分たちに主導権がなくて、ずっと守備から入ってカウンターというサッカーだったので、自分たちにとってもやりたいサッカーができなかったという印象です」 「この2試合をやって、自分たちが主導権を握ってボールを持ってサッカーをすることができている状況の中で、アメリカと対戦できることはポジティブに思いますし、しっかりアメリカに対してもボールを保持して、日本のサッカーを体現しながら、借りを返すことをしっかりできたらと思います」 しっかりと新たなサッカーでアメリカにチャレンジしたいという古賀。自身が持つアメリカの印象については「オリンピックの時は相手にボールを保持された中で、自分たちがボールを奪ってもすぐに取り返される印象で、全然主導権を握ってサッカーをすることができなかったなというのと、若いメンバーが入っても同じクオリティでサッカーをしていると思いますし、スピードだったり、フィジカルは本当に脅威だと思うので、自分の守備での特徴はしっかりアメリカに対しても発揮できるように、良い準備をしたいと思います」と、アメリカに対してしっかりと自身の特徴を出したいと語った。 フェイエノールトで大きく成長を遂げている古賀。「オランダの選手は自分よりも身長の高い選手がほとんどで、足の速い選手も多いので、普段の練習から対人の守備は良い練習になっていると思います」とコメント。「長所を伸ばすために海外に出たので、より成長できているかなと思います」と自分でも成長を実感できているという。 アメリカ女子代表戦は27日の12時30分にキックオフ。『ABEMA』では無料ライブ配信が行われ、NHKでは27日の25時20分から録画放送が行われる。 2025.02.25 22:25 Tue4
【CLラウンド16・1stレグ・プレビュー②】国内リーグで首位を快走するPSGとリバプールが激突、ブンデス頂上決戦再演も
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグの残り4試合が5日に行われる。ここでは2日目の4試合の展望を紹介していく。 ◆CLラウンド16・1stレグ② ▽3/5(水) 《26:45》 フェイエノールトvsインテル 《29:00》 パリ・サンジェルマンvsリバプール バイエルンvsレバークーゼン ベンフィカvsバルセロナ ◆国内リーグで首位を快走する両雄の激突《パリ・サンジェルマンvsリバプール》 プレーオフでブレストとの同国対決を2戦合計10発で圧勝してラウンド16に勝ち上がったPSGと、リーグフェーズ首位通過のリバプールによる大注目試合。 リーグ・アンで2位マルセイユに13ポイント差を付けて首位を快走するPSGは現在公式戦10連勝中と絶好調。直近のリール戦では前半の4発で試合を決めてしまうなど、充実ぶりが際立っている。とりわけセンターフォワード起用のFWデンベレが躍動しており、FWムバッペが去った現在のPSGを牽引している。ルイス・エンリケ監督の下、ハードワークが徹底された中で個が生かされているフランス王者がリバプール相手にどんな試合を見せるか注目だ。 一方、リバプールもプレミアリーグで2位アーセナルに13ポイント差を付けての首位を快走とチーム状態は良好。FAカップ敗退により1週間の調整期間が得られたこともPSG戦に向けてはプラスに働きそうだ。プレミアリーグ優勝をほぼ手中に収めている中、リバプールとしてはCL優勝を照準に入れたいところ。現在の欧州でリバプールと並ぶ好調さを誇るPSG相手にリーグフェーズ首位通過の格を見せ付けられるか。クローザーの役割を全うしているMF遠藤航の終盤での活躍にも注目だ。 ◆ブンデス頂上決戦がCLで再演《バイエルンvsレバークーゼン》 プレーオフでセルティックに競り勝ってラウンド16進出を果たしたバイエルンと、リーグフェーズ6位通過のレバークーゼンによるCLでは初となる対決。 先月15日にブンデスリーガで頂上決戦を戦った両チームはバイエルンが劣勢ながらゴールレスドローに持ち込み、首位の座を堅守した。現在、2位レバークーゼンとは8ポイント差とブンデスリーガでアドバンテージを取っているバイエルンだが、今季3戦で2分け1敗のレバークーゼン相手にDFBポカールで敗れたリベンジを果たせるか。直近のシュツットガルト戦を負傷欠場したMFキミッヒが先発予想でベストメンバーで臨む。DF伊藤洋輝はベンチスタート予想だ。 一方、バイエルンの好調さが持続しブンデスリーガ連覇が厳しい情勢となっているレバークーゼンとしてはCLでバイエルンを敗退に追い込み、不協和音を引き起こしてシーズン最終盤を迎えたいところ。シャビ・アロンソ監督就任後6戦無敗の相性の良さもある中、先月の頂上決戦では引き分けに持ち込まれた悔しさを晴らせるか。 ◆リーグフェーズでは計9発、打ち合い必至か《ベンフィカvsバルセロナ》 リーグフェーズ第7節で計9発の打ち合いを演じた両チームの再戦。1-3から5-4の大逆転勝利を収めたバルセロナは、リーグフェーズを2位で通過。このベンフィカ戦辺りから復調したバルセロナは現在ラ・リーガで6連勝とし、首位に立った。直近のレアル・ソシエダ戦では余裕の試合運びで選手を温存しつつ4-0で快勝。プレーオフでモナコに競り勝ってラウンド16進出としたベンフィカ相手に万全の状態で臨む。 ◆ミランに続きインテル撃破狙う《フェイエノールトvsインテル》 プレーオフでミランを下す下克上を起こしてラウンド16に進出したフェイエノールトと、リーグフェーズ4位と安定感ある戦いぶりが際立つインテルの一戦。 セリエAで首位に立つインテルは直近のナポリとの首位攻防戦では守勢の中、追いつかれる形で引き分けた。ビッグマッチで結果が出ていない今季のインテルだが、敵地での試合であることを考慮すれば悪くないナポリ戦の結果となった。ただ、その試合で直接FK弾を決めたDFディマルコが新たに負傷者リスト入りし、左サイドを務められる人材が総倒れに。S・インザーギ監督は本職センターバックのDFバストーニかDFアチェルビを起用する考えを示唆したが、ミランに続きインテル撃破を狙うフェイエノールトとの敵地での1stレグをうまく乗り切れるか。 ◆CLラウンド16・1stレグ結果 ▽3/4(火) クラブ・ブルージュ 1-3 アストン・ビラ レアル・マドリー 2-1 アトレティコ・マドリー PSV 1-7 アーセナル ドルトムント 1-1 リール 2025.03.05 18:00 Wed5