「勝ち点を持ち帰るためには完璧なプレーを」首位争うナポリとの直接対決へ、インテル指揮官は対策十分「彼らを研究してきた」

インテルのシモーネ・インザーギ監督が天王山に向けて意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えた。2月22日に行われたセリエA第26節ではジェノアをホームに迎え、1-0の勝利を収めたインテル。ナポリが敗戦したことで順位が入れ替わり、1ポイント差で首位に立っている。コッパ・イタリアでも準決勝進出を決めたなか、1日のセリエA第27節ではナポリとアウェイで直接対決。試合前の会見でインザーギ監督は首位攻防戦に向けたスタンスを語っている。
「リーグのトップ2について話しているのだから、インテルとナポリは両チームとも称賛に値する。明日の試合は非常に重要だが、決定的なものではない。残り12試合で36ポイントを獲得できる可能性があるからだ。だが、この対戦の重要性はわかっている。トップの相手に対してはベストを尽くす必要がある」

「難しい試合を可能な限り最高の形で乗り越える必要がある。ここから先に何が待ち受けているかはわかっているし、直接対決では過去のような良い成績を残せていない。勝ち点を持ち帰るためには完璧なプレーをする必要がある」前々節のユベントス戦は0-1で落としていたインテル。首位をキープしてきたナポリを警戒する一方、ラツィオ戦からのわずかな時間も改善に努めたと明かしている。

「彼ら(ナポリ)は形を変えた。よく鍛えられ、何をすべきかを理解する素晴らしい選手たちで構成されたチームだ」

「準備はできているし、彼らを研究してきた。ナポリの今シーズンの戦いぶりには称賛を送らなければならない。明日の試合は、今の順位にふさわしく、素晴らしい2チームの戦いになる」

「選手たちはよく取り組んできた。コッパ・イタリアのラツィオ戦では多くのエネルギーを費やしたが、この2日間は改善すべき点に取り組んできた。この前のユベントス戦では良いプレーをしたが、十分でなかったことはわかっている。したがって、もっとやらなければならないことは理解している」

さらに、サイドの選手が不足しているチーム状況にも言及。ジェノア戦から2試合欠場のフランス代表FWマルクス・テュラムはスタメン入りの可能性もあるようだ。

「(ヤン・)ゾマー、カルロス・アウグスト、(マッテオ・)ダルミアン、ザレフスキが欠場する。後者3人は同じ役割を担う選手だからシステムに変更があるかもしれない。コッパ・イタリアでも同じようなことをした。どうなるか見てみよう」

「水曜日にテュラムの状態を少し確かめたが、昨日と今日はよくやっていたし、ポジティブな兆候を見せていた。彼が先発するか、途中出場するかは明日確かめよう」