移籍へ傾いたバイエルンFWテル、スパーズからのオファーを断り今冬は残留が濃厚に

2025.02.02 12:45 Sun
Getty Images
バイエルンのU-21フランス代表FWマティス・テル(19)が残留する見込みのようだ。フランス『フットメルカート』が伝えている。
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2022年7月にスタッド・レンヌからバイエルンに加わった期待の19歳FWテルは、次代を担うストライカー候補として、昨年10月には若手のバロンドールとも称されるコパ・トロフィーにおいて最終候補10名の1人に選出された逸材。昨夏に2029年までの契約延長にサインしたテルだが、今季も途中出場がメインの立場から脱せず、今冬での退団を検討。チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドなどプレミア勢からオファーを受けていた。
今回の報道によれば、トッテナムが6000万ユーロ(約96億円)のオファーを受けたバイエルンはクラブ間で合意に至ったが、トッテナムのプロジェクトに興味を魅力を感じなかったテルは「自分が魅力を感じないプロジェクトに参加するくらいなら、バイエルンに残る方がいい」と語り、このオファーを拒否した。

また、バイエルンのスポーツディレクターを務めるクリストフ・フロイント氏は1日に行われたホルシュタイン・キール戦後のインタビューでテルの去就について以下のようにコメントした。
「現在の流れとしては、彼は残留することになるだろう。我々はどのクラブとも具体的な交渉はしていない。もし何か別の話が舞い込んでくれば、それについて彼と話をすることになるだろう」

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最速でプレミアから降格のサウサンプトン、史上最悪のチームを避けられるか? 指揮官「起こってはならない」、守護神「誰も望んでいない」

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【CL準々決勝プレビュー】ブンデスリーガとセリエAで首位を走る両雄が激突《バイエルンvsインテル》

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、バイエルンvsインテルが日本時間8日28:00にキックオフされる。ブンデスリーガで首位を快走するバイエルンと、セリエAで首位に立つインテルが激突する一戦だ。 ラウンド16でレバークーゼンとの同国対決を2戦合計5-0と圧倒したバイエルンは、ブンデスリーガでも宿敵レバークーゼンに6ポイント差を付けての首位を快走中。マイスターシャーレ奪還が迫る中、CLでも昨季同様ベスト4に進出したいところ。ただ、直近のアウグスブルク戦でMFムシアラを負傷で失う痛恨の事態に。代表ウィークでDFアルフォンソ・デイビスとDFウパメカノの主軸DF2枚を、代表ウィーク明けにDF伊藤洋輝を失った中、代えの利かないムシアラまでも欠いてインテル戦に臨むことになった。 一方、ラウンド16でフェイエノールトに連勝として力のあるところを示したインテルは、セリエAでも2位ナポリに3ポイント差を付けての首位に立っている。こちらもフェイエノールト戦前後で左サイドを中心にケガ人を多く抱えつつもS・インザーギ監督の巧みなマネジメント力で重傷者は出さずに乗り切ってきた。準決勝を戦っているコッパ・イタリア制覇も見据える中、2009-10シーズンに達成した3冠の再現を目指すべく、2季ぶりのベスト4進出を懸けてバイエルンに挑む。 両チームの直近の対戦は2季前のCLグループステージ。いずれもバイエルンが2-0で勝利していた。ただ、2009-10シーズンのCL決勝ではインテルが勝利し、クラブ史に残る3冠を達成していた。 ◆バイエルン◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン GK:ウルビヒ DF:ライマー、ダイアー、キム・ミンジェ、スタニシッチ MF:キミッヒ、ゴレツカ MF:オリーズ、ミュラー、サネ FW:ケイン 負傷者:GKノイアー、DF伊藤洋輝、アルフォンソ・デイビス、ウパメカノ、MFムシアラ、パブロビッチ、FWコマン 出場停止者:なし ムシアラが新たに負傷者リスト入りし、代役はアウグスブルク戦でムシアラに代わって投入されたミュラーが濃厚。ふくらはぎの負傷が長引くノイアーは間に合わなかった。 ◆インテル◆ 【3-5-2】 ▽予想スタメン GK:ゾマー DF:パヴァール、アチェルビ、バストーニ MF:ダルミアン、バレッラ、チャルハノール、ムヒタリアン、ディマルコ FW:ラウタロ・マルティネス、テュラム 負傷者:DFダンフリース、MFジエリンスキ、FWタレミ 出場停止者:MFアスラニ 直近のパルマ戦で左ヒザを痛めてハーフタイムで交代となっていたバストーニは大事には至らず先発予想。ラウタロ・マルティネスもパルマ戦で試運転を終えており、テュラムと共に2トップを組むことになりそうだ。 ★注目選手 ◆MFトーマス・ミュラー(バイエルン) バイエルンの注目選手には先日、今季限りでの退団を発表したミュラーを挙げたい。今季は先発の機会が限られ、公式戦36試合5ゴール5アシストに留まっているが、在籍25年で12度のブンデスリーガ優勝、2度のチャンピオンズリーグ制覇に貢献した生けるレジェンドが、ムシアラの負傷という大ピンチをカバーできるかに注目だ。 ◆FWマルクス・テュラム(インテル) 対するインテルの注目選手にはテュラムを挙げたい。ボルシアMG時代は粗削りなFWという印象だったが、わずか2年足らずでここまでの急成長を遂げるとは予想できなかった。ゴールだけでなくチャンスメークの面でも長け、相棒のラウタロと好相性を発揮している。また、ウパメカノの負傷によってバイエルンの守備陣はスピードに難のあるDFダイアーが先発することが濃厚。テュラムのストロングポイントが生きやすい状況になりそうなのも追い風だ。 2025.04.08 18:20 Tue
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「それほど賢明ではなかった」25年過ごしたバイエルン退団のミュラー、SDが自身の発言を弁明「私は感情的になっていた」

バイエルンのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるマックス・エバール氏が、元ドイツ代表FWトーマス・ミュラー(35)への発言の誤りを認めた。ドイツ『スカイ・スポーツ』が伝えた。 下部組織時代からバイエルンで過ごし、ファーストチームでも主軸としてプレーを続けたミュラー。25年間過ごしたバイエルンを今シーズン限りで退団することが決定。6月から7月にアメリカで行われるクラブ・ワールドカップ(W杯)を最後にチームを去ることとなった。 今シーズンが契約の最終年だったミュラー。今年1月にはエバール氏が「彼とはあまり交渉する必要はない。彼が継続したいと言うなら、我々はお互いの目を見て、チームを見て、そして前進するだろう」とコメントしており、契約に関してはミュラーに委ねるとしていた。 しかし、その結果ミュラーは退団を決意。ブンデスリーガで11連覇を含む12回の優勝を経験するなど数多くの栄光を手にしたレジェンドはチームを去ることを決断した。 エバール氏は自身の1月の発言についてミスだったと反省した。 「私は1月にその声明を出し、全てがその声明を中心に展開している。私は、その発言をするのはそれほど賢明ではなかったかもしれないと言わざるを得ない。しかし、私は感情的になっていたので、それほど賢明ではなかった。というのも、ブンデスリーガとバイエルンを想像することができなかったからだ」 「残念ながらスポーツ界ではよくあることだ。トーマスのプレー時間はシーズン前半は長かったが、その後急激に減少した。そして我々スポーツマネジメントは、クリストフ・フロイント、ヴァンサン・コンパニとともに、チームを将来的にどうするか、選手をどう扱うか、誰の契約を延長するかについて考えた。ある時点で、スポーツマネジメントは契約を延長しないという決断を下した」 選手に委ねるとしていながら、チーム内での立ち位置が大きく変化し、この先のチームには不要と判断されてしまったミュラー。新天地がどこになるのか注目される。 2025.04.07 16:00 Mon

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