毎熊晟矢フル出場のAZが強豪撃破で公式戦12戦無敗! 低調ローマは今季アウェイ未勝利続く【EL】
2025.01.24 05:37 Fri
AZがローマ相手に金星
ヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第7節、AZvsローマが23日にAZスタディオンで行われ、ホームのAZが1-0で勝利した。なお、AZのDF毎熊晟矢はフル出場した。
プレーオフ圏内の19位に位置するAZは、ELでは2戦ドロー中も公式戦11試合無敗と好調を維持。優勝候補の一角をホームで迎え撃ったこの一戦ではEL前節で待望の初ゴールを挙げた毎熊が右サイドバックでスタメン起用となった。
一方、14位のローマはラニエリ新体制で着実に調子を取り戻しており、直近は公式戦6試合無敗。ただ、今シーズンの公式戦では未だアウェイ未勝利と極端な内弁慶が続く。逆転でのトップ8圏内浮上へ連勝必須の重要な一戦に向けてはジェノア戦から先発2人を変更。マンチーニ、ペッレグリーニに代えてチェリク、ピジッリを起用した。
立ち上がりはホームのAZがボールを保持して押し込む展開が続いていく。ただ、フンメルスを中心に要所を締めるローマの集中した守備を前にフィニッシュまで持ち込めない。
互いになかなかシュートまで持ち込めない睨み合いが続くなか、25分にはAZがショートカウンターからマイナンスがゴール前に飛び出す決定機を作ると、ローマもカウンターから反撃。28分にはドフビクが左足ミドルシュートで両チームを通じて最初の枠内シュートを記録した。
迎えた後半、ローマはドフビクを下げてスーレをハーフタイム明けに投入。より機動力と創造性のあるアタッキングユニットで戦い方に変化を加える。押し込んだ序盤はボックス内でディバラに幾度かシュートチャンスが訪れるが、最後の精度を欠いた。
後半半ばから終盤にかけては押し込んで攻め切れないローマ、カウンターから決定機の一歩手前まで持ち込むAZという構図の下で膠着状態が続く。
互いに選手交代で流れを引き寄せようとするなか、ホームチームの交代策が待望の先制点をもたらした。80分、自陣右サイドでのスローインの流れから毎熊の縦パスを起点に攻撃をスタート。右サイドから左サイドへスムーズにボールが展開されると、クラジーの絶妙なスルーパスに反応したウォルフェのグラウンダーでの折り返しを、ゴール前に飛び込んだ途中出場のパロットがスライディングシュートで押し込んだ。
この試合最初の枠内シュートで先制に成功したAZはここから完全に逃げ切り態勢に。一方、ローマはリスクを冒して反撃に出ると、得意のセットプレーから際どいシーンも作り出したが、後半アディショナルタイムにディバラが放った唯一の枠内シュートはGK正面を突いた。
この結果、クローズな一戦を勝ち切ったAZがEL3試合ぶりの白星とともに公式戦12戦無敗を継続。なお、フル出場の毎熊はそこまで目立ったプレーはなかったが、攻守両面で気の利いたプレーを披露し、チームの金星に貢献している。
一方、敗れたローマは再びアウェイでの勝負弱さを露呈し、トップ8フィニッシュが絶望的になるとともに、最終節は上位のフランクフルトが相手ということもあり、敗退の危機を迎えることになった。
AZ 1-0 ローマ
【AZ】
トロイ・パロット(後35)
プレーオフ圏内の19位に位置するAZは、ELでは2戦ドロー中も公式戦11試合無敗と好調を維持。優勝候補の一角をホームで迎え撃ったこの一戦ではEL前節で待望の初ゴールを挙げた毎熊が右サイドバックでスタメン起用となった。
一方、14位のローマはラニエリ新体制で着実に調子を取り戻しており、直近は公式戦6試合無敗。ただ、今シーズンの公式戦では未だアウェイ未勝利と極端な内弁慶が続く。逆転でのトップ8圏内浮上へ連勝必須の重要な一戦に向けてはジェノア戦から先発2人を変更。マンチーニ、ペッレグリーニに代えてチェリク、ピジッリを起用した。
互いになかなかシュートまで持ち込めない睨み合いが続くなか、25分にはAZがショートカウンターからマイナンスがゴール前に飛び出す決定機を作ると、ローマもカウンターから反撃。28分にはドフビクが左足ミドルシュートで両チームを通じて最初の枠内シュートを記録した。
前半終盤にかけてはAZの時間帯が続いたものの、決定機まで持ち込むことはできず、結局枠内シュート0本で試合を折り返した。
迎えた後半、ローマはドフビクを下げてスーレをハーフタイム明けに投入。より機動力と創造性のあるアタッキングユニットで戦い方に変化を加える。押し込んだ序盤はボックス内でディバラに幾度かシュートチャンスが訪れるが、最後の精度を欠いた。
後半半ばから終盤にかけては押し込んで攻め切れないローマ、カウンターから決定機の一歩手前まで持ち込むAZという構図の下で膠着状態が続く。
互いに選手交代で流れを引き寄せようとするなか、ホームチームの交代策が待望の先制点をもたらした。80分、自陣右サイドでのスローインの流れから毎熊の縦パスを起点に攻撃をスタート。右サイドから左サイドへスムーズにボールが展開されると、クラジーの絶妙なスルーパスに反応したウォルフェのグラウンダーでの折り返しを、ゴール前に飛び込んだ途中出場のパロットがスライディングシュートで押し込んだ。
この試合最初の枠内シュートで先制に成功したAZはここから完全に逃げ切り態勢に。一方、ローマはリスクを冒して反撃に出ると、得意のセットプレーから際どいシーンも作り出したが、後半アディショナルタイムにディバラが放った唯一の枠内シュートはGK正面を突いた。
この結果、クローズな一戦を勝ち切ったAZがEL3試合ぶりの白星とともに公式戦12戦無敗を継続。なお、フル出場の毎熊はそこまで目立ったプレーはなかったが、攻守両面で気の利いたプレーを披露し、チームの金星に貢献している。
一方、敗れたローマは再びアウェイでの勝負弱さを露呈し、トップ8フィニッシュが絶望的になるとともに、最終節は上位のフランクフルトが相手ということもあり、敗退の危機を迎えることになった。
AZ 1-0 ローマ
【AZ】
トロイ・パロット(後35)
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美しき敗者デ・ロッシ、PO敗退後に同僚やファンの非礼をスウェーデンに謝罪
▽ローマに所属するイタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシが、13日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフ2ndレグ後に、対戦相手のスウェーデン代表のチームバスを訪問し、同僚選手やサポーターの非礼を詫びていたようだ。スウェーデン『Expressen』が伝えている。 ▽共に欧州予選をグループ2位で終えたイタリアとスウェーデンの両チームは、本大会出場を懸けてプレーオフで激突。そのプレーオフでイタリアは、敵地での1stレグを0-1、ホームで行われた2ndレグを0-0で終え、2戦合計0-1のスコアで敗退。1962年大会から14大会連続で本大会に出場し続けていたアズーリにとっては、60年ぶりに予選敗退となる大失態となった。 ▽13日の2ndレグでベンチスタートとなったデ・ロッシは、チームスタッフを通じてジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督からウォーミングアップを指示された際、「どうして俺なんだ。この試合でドローは必要ない。勝たなければいけないんだろう」と発言。さらに、傍に座っていたFWロレンツォ・インシーニェを指さし、攻撃的な選手の起用が必要だと示した。 ▽それほど、熱い気持ちを見せながらもベンチでチームのプレーオフ敗退を見守り、直後に代表引退を決断したデ・ロッシ。その辛い胸中の中でもフェアプレーの精神を失わない同選手は、荒れ模様となった敵地での1stレグにおける同僚の行動、今回の一戦でスウェーデン国歌斉唱の際にブーイングを行った一部サポーターの非礼を詫びるため、スウェーデン代表のチームバスを訪問した。 ▽セリエAでもプレー経験があるDFポントゥス・ヤンセンは、この時のやり取りを以下のように振り返っている。 「彼(デ・ロッシ)はストックホルムの試合(1stレグ)での一部イタリア代表プレーヤーの振る舞い、今回の2ndレグでイタリアサポーターが僕らの国歌斉唱の際にブーイングをしたことについて謝罪してくれたんだ」 「その時のバスの中の雰囲気は『うわー、これは本当の出来事?』ってみんなが思っていたよ。彼は素晴らしい紳士だと思うし、最高の瞬間だったよ」 ▽さらに、MFケン・セマは「誰もがなんて器の大きい人なんだって思ったよ。彼は本当にビッグなプレーヤーだ。最後には『君たちはよくやった』とも言ってくれたんだ」と、デ・ロッシの器の大きさを称賛した。 ▽また、デ・ロッシの訪問時にチームバスには居なかったものの、選手やチームスタッフを通じてこの一件を伝え聞いたヤンネ・アンデション監督は、同じくイタリア代表MFの行動を絶賛している。 「素晴らしい行動だ。これは最高のスポーツだ。ピッチ上では互いに“小さな戦争”に挑む。しかし、その戦いが終われば、互いを思いやる。私はデ・ロッシの振る舞いに大きな敬意を払いたい」 「そういった彼の素晴らしい話を聞くことは嬉しいよ」 ▽最後に、スウェーデン代表でメディア対応の責任者を務めるニクラス・ボデル氏は、改めてデ・ロッシへの感謝を口にしている。 「胸がとても熱くなっているよ。本物の一流アスリートだけが、そういった振る舞いをできる。スウェーデン代表チームとして彼に感謝を伝えたい」 「イタリアを心から歓迎したい。そして、彼らの今後の健闘を祈りたい。今回は我々が突破することになったが、イタリアは本当に大きなフットボールの国なんだ」 ▽自身最後の晴れ舞台と目してきたロシアW杯出場を逃し、代表引退という重い決断をした中、歓喜に沸く相手チームバスを訪問するという行動は、決して簡単なことではない。それでも、チームメートやサポーターの非礼を詫び、素直に相手の健闘を称えたデ・ロッシは、まさに美しき敗者だ。 ▽指揮官ヴェントゥーラの引き際の悪さや責任逃れに必死なカルロ・タヴェッキオ会長に嫌気がさしているカルチョの国において、今回のデ・ロッシの行動は何も得るものがなかった今回のW杯予選で、唯一誇れるものになったかもしれない。 2017.11.16 05:11 Thu4
モウリーニョ解任のローマに“レジェンド”デ・ロッシが帰還! 監督就任に「この感動は言葉では言い表せない」
ローマは16日、新監督にダニエレ・デ・ロッシ氏(40)が就任することを発表した。 契約期間は2024年6月30日までの残りシーズンとなる。 デ・ロッシ新監督は、ローマ育ちでアカデミー出身者。2002年にファーストチームに昇格すると、2019年7月にボカ・ジュニアーズに移籍するまでプレー。ローマ時代には2007年、2008年にはコッパ・イタリアで優勝。2007年にはスーペル・コパも制し、フランチェスコ・トッティ氏が引退してからはキャプテンとしてチームを支えた。 引退後はイタリア代表のテクニカルコーチを務め、2021年のユーロ優勝に貢献。2022年10月から2023年2月まではSPALで指揮を執っていたが、半年でわずか3勝に終わり解任されていた。 ローマでは公式戦通算616試合に出場し63ゴール。18年間プレーしたクラブに監督として復帰することとなったデ・ロッシ新監督は、クラブを通じてコメントしている。 「ローマのテクニカル面でのリーダーシップの責任を私に託してくれたフリードキンファミリーに感謝したい。私としては、今からシーズン終了までの間に待ち受ける試練に立ち向かうため、日々の犠牲を払い、自分の中にある全てを捧げる必要があると思っている」 「ベンチに座ることができる感動は言葉では言い表せない。私にとってローマがどんな存在であるかは、誰もが知っているが、我々全員を待っている仕事は既に引き受けた」 「我々には時間がなく、選択肢もない。競争力を持ち、目標のために戦い、達成しようとすることがスタッフと私が自分たちに与える唯一の優先事項だ」 ローマは16日、4シーズン目を迎えていたジョゼ・モウリーニョ監督を解任。就任1年目の2021-22シーズンはヨーロッパ・カンファレンスリーグで優勝。2022-23シーズンはヨーロッパリーグで決勝に進むも、セビージャにPK戦の末に敗れて準優勝。今シーズンはリーグ戦で序盤から調子が上がらず、14日に行われたセリエA第20節でミランに敗れ、3戦未勝利となっており、9位と苦しんでいた。 2024.01.16 22:15 Tue5
