「本当の愛情が今芽生えている」CLでもゴール、欧州での経験を武器に愛する浦和で荻原拓也がタイトルを掴み取る「団結力を持ってやる」

2025.01.07 23:30 Tue
ディナモ・ザグレブから復帰した荻原拓也
©超ワールドサッカー
ディナモ・ザグレブから復帰した荻原拓也
7日、浦和レッズが2025シーズンの新加入選手、復帰選手の記者会見を埼玉スタジアム2002で開催した。

2024シーズンは13位で終えた浦和。残留争いという当初の目標とは大きくかけ離れたシーズンを送った中、2025シーズンは巻き返しの年に。リーグ優勝を最大の目標に置くシーズンは、復帰組を含めた10名が新たにチームに加わることとなった。

移籍補強も進めたチームの中、ディナモ・ザグレブから復帰したDF荻原拓也。浦和の下部組織出身で、アルビレックス新潟や京都サンガF.C.への武者修行を経て、2024年1月に期限付き移籍。1年間ヨーロッパの舞台で戦った。
ディナモ・ザグレブでは、チャンピオンズリーグ(CL)も経験。自身のCLデビュー戦となったバイエルン戦ではいきなりゴールを奪うなど、多くの経験を積んでいた中、今回復帰を決断した。

3度のレンタル移籍を経験している荻原。今回改めて浦和に復帰するにあたり、浦和への思いを語った。
「レンタル移籍を通して様々なクラブでプレーさせてもらいました。行ったそれぞれのクラブに対して愛情もありますし、レンタル移籍という形式ですが、両足を突っ込んでプレーした中で、浦和レッズに対して固執した愛情はある意味無くなりました」

「ただ、他を経験して戻ってくると、やっぱり改めて特別なんだなと。本当の愛情が今芽生えています。長い歴史の中で積み上げてきたクラブの価値、自分たちにはビッグサポーターがついているということで、クラブに愛情があります」

ジュニアユースから育った浦和の地に舞い戻った荻原。この先、さらなる高みを目指すという目標から考えれば、この浦和復帰も通過点でしかないだろう。ヨーロッパで得たものを、ピッチ上で見せたい考えはあるようだ。

「僕は成長過程なので、今もずっと自分の目標のために前進していますし、成長過程でまだまだ成長し続けるので、今立っている浦和という場所で全力でやるだけです。とにかく今にフォーカスしています」

「向こうでの経験は話すのが難しいほど濃い時間を過ごしました。1番は違ったスポーツをしてきたなという印象です。闘いの要素が強かったので、日本でそれを体現できればと思います」

全く異なる競技と称する選手も多い中、荻原もそれを感じたようだが、クラブの目標でもある優勝に向け、しっかりとチームとして戦うことが大事だと語った。

「様々な要素があると思いますが、まずはチームとしてもう1回自信を取り戻す、攻守においてしっかりオーガナイズして、それに対してチーム全体が目線を揃えて、団結力を持ってやることが大事だと思います」

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柏、浦和からMF小泉佳穂を完全移籍で獲得「タイトルを獲る。強い覚悟を持ってこのクラブに来ました」

柏レイソルは3日、浦和レッズからMF小泉佳穂(28)を完全移籍で獲得した。 小泉はFC東京の下部組織出身で、前橋育英高校、青山学院大学へと進学。2019年に琉球に入団。2020シーズンには明治安田J2リーグで38試合で6得点を記録するなど飛躍を見せると、2021年に浦和に完全移籍。 浦和では4シーズンプレーし、明治安田J1で107試合に出場し6得点、YBCルヴァンカップで21試合に出場し2得点、天皇杯6試合で1得点、ACLで15試合に出場し2得点、クラブ・ワールドカップ3試合に出場。今シーズンもJ1で20試合、ルヴァンカップで1試合に出場していた。 浦和時代に共闘したリカルド・ロドリゲス氏が新監督に就任する柏へと活躍の場を移す小泉は両クラブを通じてコメントしている。 ◆柏レイソル 「柏レイソルに関わるすべての皆様はじめまして。小泉佳穂です。このたび、浦和レッズから加入することになりました。柏レイソルという歴史あるクラブに加われたこと、心より嬉しく思っています。タイトルを獲る。強い覚悟を持ってこのクラブに来ました。後はピッチでお見せできたらと思います。よろしくお願いします!」 ◆浦和レッズ 「このたび、柏レイソルに移籍することになりました。2021年に加入してから4年間、本当にたくさんの経験をさせていただきました」 「浦和レッズという偉大なクラブ、ファン・サポーターの下で闘えたこと。そして天皇杯とACLで優勝したこと。そこに少しでも貢献できたこと。本当にうれしく誇りに感じています。 ACL決勝での埼スタとその日の浦和の街で見た光景を、僕は生涯忘れることはないでしょう」 「2023年のルヴァンカップ決勝で敗れたこと。リーグタイトルが獲れなかったこと。今年のクラブワールドカップを闘えないこと。みなさんに直接お別れのあいさつができないこと。心残りもたくさんあります」 「良いときもあれば悪いときもあり、その中でも悔しさ、不甲斐なさを感じることの方が多く、ときに自分はこのクラブに相応しくないと思い悩みながら過ごしたこともありました。それでも、チームメート、コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、クラブスタッフ、グランドキーパーのみなさま、食堂スタッフのみなさま、パートナー企業のみなさま、そしてファン・サポーターのみなさま、浦和レッズに関わる全てのみなさまの支えのおかげで、闘い続けることができました。ただただ、感謝しています。本当にありがとうございました」 「いつも背中を押してもらったあの声援を、対戦相手として味わうことになるのが怖いような、楽しみなような、そんな複雑な気持ちです。今後のサッカー人生において、さらに飛躍をして日本で最も熱いサポーターのいる埼玉スタジアムで、少しでも大きなブーイングを受けられるような選手になりたいと思います」 「4年もの間、多大なるご支援ご声援、本当にありがとうございました。 またお会いできること、そして浦和レッズの発展を心より願っています!」 2025.01.03 12:20 Fri

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