正智深谷が長崎総科大付との接戦制す! 10番・近藤七音の強烈ミドルが決勝点に【全国高校サッカー選手権大会】

2024.12.29 16:21 Sun
正智深谷が長崎総科大付との接戦制す
写真=須田康暉
正智深谷が長崎総科大付との接戦制す
第103回全国高校サッカー選手権大会の1回戦、正智深谷vs長崎総合科学大学附属が29日にNACK5スタジアム大宮で行われ、正智深谷が2-1で勝利した。
PR
8大会ぶりの出場となった正智深谷(埼玉)と、2年連続出場の長崎総科大付(長崎)が初戦突破を懸けて激突した一戦。立ち上がりから一進一退の展開が続くなか、前半終盤に試合が大きく動く。37分、正智深谷は右CKの場面でキッカーの鹿倉颯太が左足インスウィングの正確なクロスを入れると、ニアにポジションを取っていた小西聖七のヘディングシュートが見事にゴールネットを揺らした。
一方、1点ビハインドでの折り返しかに思われた長崎総科大付も前半アディショナルタイムに追いつく。波状攻撃からゴール前でこぼれに反応した髙橋駿介が強烈な右足シュートを突き刺した。

1-1のイーブンで折り返した後半。先にゴールをこじ開けたのは正智深谷。58分、波状攻撃からボックス手前左の吉田匠吾から丁寧な横パスを受けた近藤七音がペナルティアーク付近で右足一閃。コース自体は甘かったものの、GKの手をはじいた強烈なシュートがゴールネットに突き刺さった。
その後、両チームは選手交代で強度の維持、攻撃に変化を加えながら白熱の攻防を繰り広げる。だが、球際の強さと高さで優位に立った正智深谷が相手の決死の攻撃を最後まで撥ね返し続けた。

そして、長崎総科大付との接戦を制した正智深谷が初戦を突破。2回戦では尚志(福島)をPK戦の末に下した東福岡(福岡)との九州勢連戦に臨む。

正智深谷 2-1 長崎総合科学大学附属
【正智深谷】
小西聖七(前37)
近藤七音(後13)
【長崎総大附】
髙橋駿介(前40+1)

PR

全国高校サッカー選手権大会の関連記事

1月13日、第103回全国高校サッカー選手権決勝、前橋育英対流経大柏の一戦は近年稀に見る好ゲームだった。90分では決着がつかずに1-1で突入した10分ハーフの延長戦もゴールは生まれず、PK戦もサドンデス10人目で決着がつくという熱戦だった。 かつて高校選手権の決勝は、延長戦でも決着がつかない場合は両校優勝という決 2025.01.16 14:30 Thu
頂点まであと一歩届かなかった流通経済大柏(千葉)のキャプテン、DF奈須琉世が試合を振り返った。 13日、第103回全国高校サッカー選手権大会の決勝で流通経済大柏と前橋育英(群馬)が対戦。12分にMF亀田歩夢のゴールで先制するも、31分に追いつかれて90分を終える。 延長戦でも決着はつかず、PK戦に突入。ここ 2025.01.14 06:30 Tue
流通経済大柏(千葉)のキャプテンを務めたDF佐藤夢真が、前橋育英(群馬)との決勝戦を振り返った。 13日、第103回全国高校サッカー選手権大会の決勝が国立競技場で開催。前橋育英と流経大柏が対戦した。 7年前の第96回大会の決勝と同じカードとなった中、この試合は流経大柏が先手を奪うことに。12分に亀田歩夢のゴ 2025.01.14 00:48 Tue
前橋育英(群馬)のMF白井誠也が、決勝戦となった流通経済大柏(千葉)戦を振り返った。 13日、第103回全国高校サッカー選手権大会の決勝が国立競技場で開催。前橋育英と流経大柏が対戦した。 両校は2017年の第96回大会の決勝でも対戦しており、当時は前橋育英が終了間際の決勝ゴールで初優勝。前橋育英は前回の再現 2025.01.14 00:09 Tue
キャプテンとして前橋育英(群馬)をけん引したMF石井陽が決勝戦や大会を振り返った。 前橋育英は13日、第103回全国高校サッカー選手権大会の決勝で流通経済大柏(千葉)と対戦。110分間の戦いを1-1で終えるも、計20人が蹴ったPK戦を9-8で制し、7大会ぶり2度目の頂点に立った。 前橋育英で伝統の14番を背 2025.01.13 23:45 Mon

長崎総科大附の人気記事ランキング

1

正智深谷が長崎総科大付との接戦制す! 10番・近藤七音の強烈ミドルが決勝点に【全国高校サッカー選手権大会】

第103回全国高校サッカー選手権大会の1回戦、正智深谷vs長崎総合科学大学附属が29日にNACK5スタジアム大宮で行われ、正智深谷が2-1で勝利した。 8大会ぶりの出場となった正智深谷(埼玉)と、2年連続出場の長崎総科大付(長崎)が初戦突破を懸けて激突した一戦。 立ち上がりから一進一退の展開が続くなか、前半終盤に試合が大きく動く。37分、正智深谷は右CKの場面でキッカーの鹿倉颯太が左足インスウィングの正確なクロスを入れると、ニアにポジションを取っていた小西聖七のヘディングシュートが見事にゴールネットを揺らした。 一方、1点ビハインドでの折り返しかに思われた長崎総科大付も前半アディショナルタイムに追いつく。波状攻撃からゴール前でこぼれに反応した髙橋駿介が強烈な右足シュートを突き刺した。 1-1のイーブンで折り返した後半。先にゴールをこじ開けたのは正智深谷。58分、波状攻撃からボックス手前左の吉田匠吾から丁寧な横パスを受けた近藤七音がペナルティアーク付近で右足一閃。コース自体は甘かったものの、GKの手をはじいた強烈なシュートがゴールネットに突き刺さった。 その後、両チームは選手交代で強度の維持、攻撃に変化を加えながら白熱の攻防を繰り広げる。だが、球際の強さと高さで優位に立った正智深谷が相手の決死の攻撃を最後まで撥ね返し続けた。 そして、長崎総科大付との接戦を制した正智深谷が初戦を突破。2回戦では尚志(福島)をPK戦の末に下した東福岡(福岡)との九州勢連戦に臨む。 正智深谷 2-1 長崎総合科学大学附属 【正智深谷】 小西聖七(前37) 近藤七音(後13) 【長崎総大附】 髙橋駿介(前40+1) 2024.12.29 16:21 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly