最終予選初白星を視界に捉えた“10月”で勝てず インドネシア紙が冷静に現実を受け止める「教訓…我々にはまだ欠点が多い」
2024.10.16 14:20 Wed
インドネシア代表は10月を終えて最終予選C組5位
インドネシア代表、学びの黒星。インドネシア代表は15日、2026年北中米W杯アジア最終予選C組第4節で中国代表に1-2と敗戦。2点を追いかけた終盤に1点を返したが、反撃及ばず接戦を落とす形となった。
これで0勝3分け1敗、6カ国中5位。C組唯一の未勝利にして、中国の失点過多により最下位転落を免れたが、今予選初白星を視界にとらえていたこの10月で、勝てなかった。
ここまでの戦いぶり、そして中国の過去3試合を俯瞰で捉えたとき、アウェイとはいえ、インドネシアの勝ちが浮かんだ人も多いはずで、それはインドネシア紙も同じ。
独立後初となるW杯出場へ、インドネシア『kompas.com』は冷静に現実を受け止める。
「相手は3試合12失点で3連敗。競技面での理屈を並べれば、インドネシアのほうが好ましい状況だと中国人でさえ思った。しかしながら、こちらはフルで能力を発揮できず。最終ラインは集中を欠き、交代策でそれなりに全体が改善されたが、最後は及ばなかった」
「インドネシアの旅は、まだ続く」
インドネシア代表の11月はホーム2連戦。まず日本代表と対戦し、次にサウジアラビア代表を迎え入れる。森保ジャパンには「日本対策」を上回るインドネシア分析を期待したい。
これで0勝3分け1敗、6カ国中5位。C組唯一の未勝利にして、中国の失点過多により最下位転落を免れたが、今予選初白星を視界にとらえていたこの10月で、勝てなかった。
独立後初となるW杯出場へ、インドネシア『kompas.com』は冷静に現実を受け止める。
「インドネシア代表チームと我々ガルーダ(インドネシア)サポーターに教訓。学ぶべきことが多い中国戦となった。期待が大きかったなか、間違いなく痛手。我々にはまだ欠点が多い」
「相手は3試合12失点で3連敗。競技面での理屈を並べれば、インドネシアのほうが好ましい状況だと中国人でさえ思った。しかしながら、こちらはフルで能力を発揮できず。最終ラインは集中を欠き、交代策でそれなりに全体が改善されたが、最後は及ばなかった」
「インドネシアの旅は、まだ続く」
インドネシア代表の11月はホーム2連戦。まず日本代表と対戦し、次にサウジアラビア代表を迎え入れる。森保ジャパンには「日本対策」を上回るインドネシア分析を期待したい。
1
2
インドネシア代表の関連記事
W杯予選の関連記事
|
インドネシア代表の人気記事ランキング
1
インドネシア代表に新たな帰化選手が到来へ…元オランダA代表選手&今季CL出場のリール所属24歳も候補に残る
インドネシア代表に新たな帰化選手が到来へ。連盟のエリック・トヒル会長も言及した。 インドネシア代表は6日、突如としてシン・テヨン監督を解任。チームの“オランダ化”を急進させるなか、次期指揮官にはオランダ代表の一時代を彩ったレジェンドが就任へと伝えられる。 インドネシア『BOLA』によると、同チームは「近いうちに新たな選手を迎える」といい、それはやはりインドネシア系オランダ人。 イングランド2部のオックスフォード・ユナイテッドに所属する元U-20オランダ代表FWオレ・ロメニー(24)、ベルギー1部・アントワープに所属する元オランダ代表MFジャリオ・リーデヴァルド(28)が新たな帰化選手の候補だという。 ロメニーはオランダ・ナイメヘンの出身で、NECでプロデビュー後、ユトレヒト等を経て、5日にオックスフォード・Uへ移籍。新天地はインドネシアサッカー協会のエリック・トヒル会長が共同オーナーを務めるクラブである。 リーデヴァルドはアヤックス育ちのインドネシア系で、2017〜24年にクリスタル・パレスでプレー。プレミアリーグ通算80試合に出場した。なお、こちらは2015年にオランダ代表(A代表)で3試合プレーした経験を持つ。 連盟のトヒル会長はシン・テヨン監督解任に伴う取材対応で、この2選手にも言及。 ロメニーの帰化プロセスが順調に進んでいると明言した一方、リーデヴァルドはオランダ代表歴3試合が全て「公式戦」だったとあってか、少なくとも3月の初招集は難しいとの旨をコメント。「様子を見るべき」と語るにとどめた。 その一方、フランス1部・リールに所属する元U-21オランダ代表DFミッチェル・バッカー(24)を引き入れる案も披露。 バッカーはパリ・サンジェルマン(PSG)、レバークーゼンに所属歴があり、現在アタランタからのレンタル移籍でリールへ。昨季アタランタでEL優勝メンバーとなり、今季はリールでCLに参戦…CL通算20試合に出場した経験を持つ。 カタールW杯でオランダ代表の予備登録メンバーに入ったバッカーは、祖父がインドネシア人。トヒル会長は「精査した結果、招集は難しいが、糸口を見つけたい」とコメントしている。 今のところ、インドネシア代表入りが濃厚なのはオレ・ロメニーのようだ。 2025.01.08 13:00 Wed2
GK陣に新たな帰化選手が到来しそうなインドネシア代表…“前守護神”ら国内のヤングタレントはもはやノーチャンスか
インドネシア代表に帰化組GKが2人並ぶとなると…。インドネシア紙『BOLA』が伝える。 昨秋のW杯アジア最終予選スタートから、米国MLSでプレーするインドネシア系オランダ人GKマールテン・パエス(26)を加えたインドネシア代表。パエスはここまでの全6試合でゴールマウスを守るなど、定位置を完全に確保した。 これにより、2次予選まで正守護神だった純国産GKエルナンド・アリ(22)が2番手に降格。 国内リーグでプレーする22歳アリは、アジア杯2023で全4試合に出場し、U-23代表でも正守護神としてパリ五輪アジア予選における望外の躍進に貢献するなど、同国No.1のキーパー。しかし、パエスの帰化で定位置を失った。 そんななかここ最近、パレルモのインドネシア系イタリア人GKエミール・アウデーロ(28)にも、インドネシア代表入りの可能性があると判明。アウデーロは元世代別イタリア代表で、ユベントスやインテル、サンプドリアなどでセリエA通算176試合に出場した経験を持つ。 もしパエスとアウデーロが最後尾の定位置を争うとなると、アリを筆頭とした国内組キーパーはもはや居場所なしか。アウデーロの帰化はパトリック・クライファート監督たっての希望と言われ、最速で3月の招集が可能とされる。 アリ以外にもGKチャヤ・スプリアディ(22)はインドネシア2部の選手ながら、シン・テヨン前監督から能力を評価され、年末年始のASEAN杯で初キャップから3試合に出場。しかし、パエス&アウデーロが並べば、フル代表入りもノーチャンスだと『BOLA』は締め括った。 2025.02.26 14:46 Wed3
最終予選組み合わせは6月27日に決定! 6カ国×3グループで上位2カ国が出場権獲得、中東勢4カ国と対戦の可能性も!?【2026W杯アジア予選】
2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の全日程が11日に終了。最終予選に臨む18カ国が決定した。 最終節を前に、日本代表や韓国代表、サウジアラビア代表、オーストラリア代表など13カ国が突破を決めていた中、最終節ではクウェート代表(グループA)、北朝鮮代表(グループB)、中国代表(グループC)、キルギス代表(グループD)、インドネシア代表(グループF)の5カ国が最終予選(3次予選)へと進出した。 なお、インドネシア、キルギス、そしてすでに突破を決めていたパレスチナ代表は、初の最終予選参加となる。 今大会からレギュレーションが変更となり、出場国が拡大。アジアはこれまでの「4.5」枠ではなく、「8.5」枠に拡大となり、最終予選の方式も変更となった。 最終予選は6カ国が3つのグループに分かれてホーム&アウェイの総当たり戦となり、上位2カ国がW杯出場権を獲得。3位と4位の6カ国が4次予選に進出する。 最終予選の抽選会は、6月27日にマレーシアのクアラルンプールにあるAFCハウスで実施される。 FIFAランキング順に3カ国ずつ6つのポットに分かれ、同じポットの国とは対戦しないことに。6月20日に最新のFIFAランキングが発表されることになるが、現時点のランキングではアジア最上位の日本は、イラン代表、韓国代表と同じポット1に入ることとなり対戦はなし。ポット2は、オーストラリア代表、カタール代表、そしてイラク代表が浮上して入ることが見込まれ、ポット3はサウジアラビア代表、ウズベキスタン代表、ヨルダン代表に。ポット4がUAE代表、オマーン代表、バーレーン代表、ポット5が中国代表、パレスチナ代表、キルギス代表、ポット6が北朝鮮代表、インドネシア代表、クウェート代表となる。 中東勢が半数の9カ国勝ち上がっており、組み合わせ結果次第では対戦相手5カ国のうち、4カ国が中東勢になる可能性もある。 ◆ポット分け(6月のランキング予想) 【ポット1】 日本、イラン、韓国 【ポット2】 オーストラリア、カタール、イラク 【ポット3】 サウジアラビア、ウズベキスタン、ヨルダン 【ポット4】 UAE、オマーン、バーレーン 【ポット5】 中国、パレスチナ、キルギス 【ポット2】 北朝鮮、インドネシア、クウェート 2024.06.12 12:55 Wed4
W杯出場へ執念?インドネシア陣営がバーレーン側との交渉でチケット譲歩引き出す 上田綺世へのレーザー妨害念頭にクギも刺す徹底ぶり
インドネシアサッカー協会(PSSI)が「バーレーン代表vsインドネシア代表」へ奔走した。インドネシア『kompas.com』が伝える。 インドネシア代表は10日、2026年北中米W杯アジア最終予選C組第3節でバーレーン代表と対戦。第1〜2節でサウジ&豪州から“勝ち点2”を稼いだなか、いよいよ+3を目指す戦いだ。 今回は敵地での対戦というわけだが、思い返せば、こんな出来事が。 今春、U-23インドネシア代表がバーレーンの隣国・カタールでパリ五輪アジア最終予選を戦った際、相手サポーターを大きく凌駕するインドネシア人がドーハへ大挙。強烈な応援に後押しされた選手たちは本大会出場ならずも、オーストラリアと韓国を予選敗退へ追い込んだ。 この出来事もおそらく念頭にあるのだろう。 10日、インドネシア代表は森保ジャパンも先月訪れた「バーレーン・ナショナル・スタジアム」でバーレーン代表と対戦予定。当日の収容限度は2万4000人なのだという。 当初、インドネシア側に割り当てられたアウェイサポーターのチケットは、収容人数に対するFIFA規定ギリギリの「5%=1200枚」。ただ、PSSIがバーレーン連盟と交渉し、「2000枚」まで増やすことができたというのだ。 その一方、先月のバーレーン代表vs日本代表で起きた、バーレーンサポーターによる上田綺世へのレーザーポインター照射問題を念頭に、インドネシア代表チームを統括するナショナルチームエージェンシー(BTN)が声明。 「試合に公平性が保たれることを望みます。その上で勝ち点を獲得することが目標です。もし相手サポーターによる妨害があれば、間違いなく、アジアサッカー連盟(AFC)と国際サッカー連盟(FIFA)に報告します」 バーレーン側からチケットの譲歩を引き出した一方、あえて試合前にクギも刺したPSSI。かつてインテルを保有した実業家、エリック・トヒル会長の、本気度の現れか。 インドネシア代表はバーレーン代表との前回対戦(2012年)、今回と同じバーレーン・ナショナル・スタジアムで0-10の歴史的大敗。今回が単なる最終予選の1試合ではないことが明白だ。 2024.10.09 17:50 Wed5