ムバッペの後を狙うポルトガル代表FWが開幕戦1試合で離脱…左足首手術へ、全治3カ月か

2024.08.18 13:40 Sun
リーグ・アン開幕節で負傷交代のゴンサロ・ラモス
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リーグ・アン開幕節で負傷交代のゴンサロ・ラモス
今季のパリ・サンジェルマン(PSG)でゴールゲッターとして期待されるポルトガル代表FWゴンサロ・ラモスだが、しばらく離脱を余儀なくされそうだ。

リーグ・アン開幕節のル・アーヴル戦を4-1の白星で飾ったPSG。先発入りしたゴンサロ・ラモスは先制弾をアシストしたが、20分にピッチを後にした。

クラブは17日に左足首に重度のじん帯ねん挫で、数日中に手術を受けると明らかに。フランス『Le Parisien』によると、およそ3カ月の離脱見込みという。
ルイス・エンリケ監督は試合後、「私は医者じゃないが、かなり重いと思う。何週間かかるかわからないが、足首をひどく捻る重傷を負った。しばらく欠くのは明らか」と話す。

今季のPSGはキリアン・ムバッペが抜け、エース不在のシーズン。移籍1年目から公式戦40試合で14ゴールを残したものの、レギュラー定着に至らなかったゴンサロ・ラモスにとって大チャンスだが、痛い離脱となった。

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【CL準々決勝プレビュー】要塞ビラ・パークで逆転なるか、PSGの順当突破か《アストン・ビラvsPSG》

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、アストン・ビラvsパリ・サンジェルマン(PSG)が日本時間15日28:00にキックオフされる。先週行われた1stレグでは優勝候補PSGがダークホースのアストン・ビラに3-1と先勝し、ベスト4進出に近づいた一戦だ。 PSG優位と見られた中、1stレグで先制したのはアストン・ビラ。しかし19歳FWドゥエが圧巻のカットインミドルを叩き込むと、後半早々に今度はFWクワラツヘリアがドゥエに負けじと圧巻のドリブルシュートを叩き込んだ。スーパーゴール2発で逆転したPSGは追加タイムに大きな3点目をDFメンデスが奪って3-1の先勝とした。 既にリーグ・アン4連覇を達成しているPSGは2ndレグに向けてリーグ側が週末の試合を延期とし、万全の状態。2季連続ベスト4進出へ抜かりはない。 一方、1stレグでは思惑通りのカウンターで先制ゴールをマークしたアストン・ビラ。3失点目が余計だったが、エメリ監督は意に介しておらず要塞ビラ・パークでの逆転劇を見据えている。 そのアストン・ビラは来季のCL出場権を争っているプレミアリーグでは週末に降格が決まっていたサウサンプトンと対戦し、3-0で勝利。後半半ば以降の3ゴールでやや消耗が考えられるが、PSG戦に向けてどれだけ回復できているかが鍵となる。状況的に前に出なければならず、自ずとPSGの真骨頂であるカウンターに晒される展開も考えられるが、策士エメリ監督の出方やいかに。 ◆アストン・ビラ◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン GK:マルティネス DF:キャッシュ、コンサ、パウ・トーレス、マートセン MF:カマラ、ティーレマンス MF:ロジャーズ、マッギン、ラムジー FW:ラッシュフォード 負傷者:なし 出場停止者:なし 少なくとも2点が必要なためFWワトキンスとラッシュフォードの併用も考えられるが、エメリ監督は前日会見で否定した。これを真に受ければラッシュフォードが最前線を張るか。 ◆PSG◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン GK:ドンナルンマ DF:ハキミ、マルキーニョス、パチョ、メンデス MF:ジョアン・ネヴェス、ヴィティーニャ、ファビアン・ルイス FW:ドゥエ、デンベレ、クワラツヘリア 負傷者:なし 出場停止者:なし マルキーニョスが出場停止から復帰する。それ以外は1stレグのスタメンから変更はないものと予想される。 ★注目選手 ◆FWマーカス・ラッシュフォード(アストン・ビラ) 1stレグでは先制点の起点となるスルーパスを通したが、試合を通してはインパクトを残しきれず。2ndレグではより厄介なDFマルキーニョスとのマッチアップが予想されるが、FWアセンシオと共にこの冬加入した新戦力がアストン・ビラを更なる高みに導くだろうか。 ◆FWデジレ・ドゥエ(パリ・サンジェルマン) PSGの注目選手には1stレグで圧巻のゴールを決めた19歳を挙げたい。FWデンベレと共に今季の好調PSGを牽引していたFWバルコラを差し置いてスタメンに抜擢された中、同点に追いつく衝撃弾を決めて見せた。FWクワラツヘリアの適正が左ウイングであるため、右ウイングでも器用に質の高いプレーができるドゥエは、現在のPSGの前線の組み合わせを考えるとベストか。この大一番でも更に株を上げる活躍を披露できるかに注目だ。 2025.04.15 18:00 Tue
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ルイス・エンリケ監督は2季連続ベスト4進出に安堵も薄氷の勝ち上がりに戒め 「自信過剰になってはいけない」

パリ・サンジェルマンを率いるルイス・エンリケ監督が15日に行われ、2-3で敗れたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグのアストン・ビラ戦後にコメントした。 1stレグを3-1と先勝していたPSGは27分までにDFアクラフ・ハキミとDFヌーノ・メンデスのサイドバック2人によるゴールで2点をリード。余裕の展開としていたが、ホームで圧倒的な強さを誇るアストン・ビラに3点を奪われて2戦合計スコアで1点差に詰め寄られた。 それでも守護神ジャンルイジ・ドンナルンマの活躍もあって逃げ切ったPSGが2季連続ベスト4進出としている。 ルイス・エンリケ監督はアストン・ビラの反撃を振り切ってのベスト4進出を受け、勝って兜の緒を締めている。 「CLで準決勝に進出するのは常に難しい。それでも2季連続で進出できた。とても嬉しい。2ゴールを挙げて最高の形で試合に入ったにも関わらず非常に難しい試合だった。前半は自信に満ちていたが、複雑な局面が訪れた。チームを更に成長させなければならない。決して自信過剰になってはいけない。サッカーの試合は常に変わる可能性がある。アストン・ビラは非常に良いチームでプレーもうまく、質の高い選手がたくさん居る。この試合を前向きに捉えなければならない。チームは昨年より良くなっており、最後までトロフィーを目指して戦う」 2025.04.16 08:15 Wed

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