【セリエA開幕節プレビュー】強豪勢は格下との開幕戦、先発予想の彩艶はフィオレンティーナと対戦
2024.08.17 18:00 Sat
昨季はインテルが3季ぶりにスクデット奪還としたセリエA。王者インテルを軸に、コンテ監督就任のナポリ、モッタ監督就任のユベントス、デ・ロッシ監督続投のローマ辺りがスクデット争いに絡んでいきそうな新シーズンだが、格下との対戦となる強豪勢は順当に白星スタートを切れるだろうか。
開幕戦に登場する王者インテルは、ジラルディーノ監督続投のジェノアとアウェイで対戦。昨季の主力が残り、MFジエリンスキとFWタレミを加えて戦力アップに成功したスクデット大本命のインテルだが、エースFWレテギと主軸MFグズムンドソンが移籍して戦力ダウンのジェノアを下し、白星スタートを切れるか。
そのインテルの対抗になり得そうな存在としてコンテ監督を招へいした一昨季王者ナポリは、ヴェローナとのアウェイ戦を戦う。チェルシーへの移籍が噂されるFWオシムヘンは欠場予想の中、FWクワラツヘリアやFWポリターノらがゴールをこじ開けられるか。
モッタ監督を迎えて5季ぶりにスクデット獲得を目指すユベントスは、月曜に昇格組のセスク監督率いるコモと対戦。プレシーズンでは結果が出ていないが、先発予想となっているMFドウグラス・ルイス、MFケフラン・テュラムの中盤の両新戦力の活躍に期待したい。
デ・ロッシ体制2季目でスクデット獲得を狙うローマは、残留請負人で知られるニコラ監督就任のカリアリと対戦。ラ・リーガ得点王のFWドフビクを獲得し、FWディバラとのコンビが楽しみなジャッロロッシ。格下相手にその破壊力をいきなり見せ付けるか。
レアル・マドリーとのUEFAスーパーカップを戦ったアタランタは月曜にレッチェと対戦。前半は欧州王者相手に十分な戦いができていたことを自信に、レッチェ戦に向かいたい。
GK鈴木彩艶加入の昇格組パルマはフィオレンティーナと対戦。先発予想となっている彩艶は、FWケアンとグズムンドソンを獲得したフィオレンティーナ相手にクリーンシートデビューとなるか。
◆セリエA開幕節
▽8/17(土)
《25:30》
ジェノアvsインテル
パルマvsフィオレンティーナ
《27:45》
ミランvsトリノ
エンポリvsモンツァ
▽8/18(日)
《25:30》
ヴェローナvsナポリ
ボローニャvsウディネーゼ
《27:45》
カリアリvsローマ
ラツィオvsヴェネツィア
▽8/19(月)
《25:30》
レッチェvsアタランタ
《27:45》
ユベントスvsコモ
開幕戦に登場する王者インテルは、ジラルディーノ監督続投のジェノアとアウェイで対戦。昨季の主力が残り、MFジエリンスキとFWタレミを加えて戦力アップに成功したスクデット大本命のインテルだが、エースFWレテギと主軸MFグズムンドソンが移籍して戦力ダウンのジェノアを下し、白星スタートを切れるか。
そのインテルの対抗になり得そうな存在としてコンテ監督を招へいした一昨季王者ナポリは、ヴェローナとのアウェイ戦を戦う。チェルシーへの移籍が噂されるFWオシムヘンは欠場予想の中、FWクワラツヘリアやFWポリターノらがゴールをこじ開けられるか。
デ・ロッシ体制2季目でスクデット獲得を狙うローマは、残留請負人で知られるニコラ監督就任のカリアリと対戦。ラ・リーガ得点王のFWドフビクを獲得し、FWディバラとのコンビが楽しみなジャッロロッシ。格下相手にその破壊力をいきなり見せ付けるか。
ピオリ監督と袖を分かち、フォンセカ監督を迎えたミランはトリノと対戦。精神的支柱のFWジルーが去った中、ユーロ優勝を果たしたFWモラタを迎え、3季ぶりのスクデット奪還へ好スタートを切れるか。
レアル・マドリーとのUEFAスーパーカップを戦ったアタランタは月曜にレッチェと対戦。前半は欧州王者相手に十分な戦いができていたことを自信に、レッチェ戦に向かいたい。
GK鈴木彩艶加入の昇格組パルマはフィオレンティーナと対戦。先発予想となっている彩艶は、FWケアンとグズムンドソンを獲得したフィオレンティーナ相手にクリーンシートデビューとなるか。
◆セリエA開幕節
▽8/17(土)
《25:30》
ジェノアvsインテル
パルマvsフィオレンティーナ
《27:45》
ミランvsトリノ
エンポリvsモンツァ
▽8/18(日)
《25:30》
ヴェローナvsナポリ
ボローニャvsウディネーゼ
《27:45》
カリアリvsローマ
ラツィオvsヴェネツィア
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レッチェvsアタランタ
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欧州サッカー連盟(UEFA)は24日、2026-27シーズンのUEFA主催大会の決勝開催地の再入札を実施することを発表した。 今年5月の発表では、2026-27シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝の舞台はイタリアのサン・シーロと発表されていたが、イタリアサッカー連盟(FIGC)による同スタジアムの改修計画に関する情報の提出が条件となっており、現在まで保留となっていた。 そんな中、UEFA執行委員会は24日にサン・シーロでの開催を白紙に戻す声明を発表した。 「ミラノの地元当局は、サン・シーロのスタジアムとその周辺の改修工事による影響を受けないことの保証できないとの結論に至った。そのため、本日から2026-27シーズンのCL決勝開催地の入札手続きを再開することを決定した。新たな開催地については、2025年5月~6月にかけて決定する予定だ」 イタリアでは2032年にユーロが開催されるが、その前にサン・シーロの改修工事が行われる可能性があり、その影響で使用できなくなる可能性があるとのこと。 また、2026年にはミラノ共催での冬季オリンピックも決まっており、大会後にも再開発工事が行われる可能性が高く、ミラノの地元当局は3年後にスタジアムが完全な状態で使用することを保証できないとの結論に至ったようだ。 2024.09.25 07:00 Wed4
長友佑都が目指すべき存在、衰え見せなかった“鉄人”ハビエル・サネッティ
長年トップレベルで変わりないパフォーマンスを披露し続けることが困難なサッカー界。しかし、中には次々と出てくる若き才能に負けず、そのポジションを守り続ける男もいる。 Jリーグでは、先日53歳でJ1出場を果たした三浦知良(横浜FC)という偉大なレジェンドがいる一方で、出場機会を求めてJ1の舞台からJ2へと40歳で移った遠藤保仁(ジュビロ磐田)もいる。 日本代表に目を向ければ、2010年の南アフリカ・ワールドカップから2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会と3大会連続でレギュラーとしてプレーし、今なお日本代表に呼ばれているDF長友佑都(マルセイユ)が居る。後輩たちの突き上げにも負けない意欲を見せており、34歳にして新たなリーグに挑戦する。 その長友が尊敬してやまない男も、また長年ポジションを守り続けてきた。元アルゼンチン代表DFハビエル・サネッティだ。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆ネッラズーリの永遠の背番号「4」 </div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Zanetti5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 1995年に母国アルゼンチンのバンフィエルドからインテルに加入したサネッティは、2014年に現役を引退するまでの約20年間を「ネラッズーリ(青と黒)」に捧げ、クラブ歴代最多の公式戦出場858試合の記録を保持している。 1999年からはキャプテンを務めると、強烈なキャプテンシーでチームをまとめ上げ、インテルでは5回のセリエA制覇、4度のコッパ・イタリア優勝を経験。2009-10シーズンにはチャンピンズリーグ優勝も成し遂げ3冠を達成するなど、多くの功績を残してきた。 その功績はサポーターからも認められ、本拠地サン・シーロでのラストゲームでは、背番号「4」の下に「EVER」の文字をあしらった「サネッティは4ever(フォーエバー、永遠)」という意味の特製のユニフォームが用意。背番号「4」はインテルの永久欠番に指定された。 <div id="cws_ad">◆入団、三冠、引退試合…サネッティとインテルが歩んだ道<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJZMjJvcWNhTSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div><div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://web.ultra-soccer.jp/link.php?url=https://ryan.onelink.me/C7cD/1fb76a70&c=sega_20201031_1">バティストゥータ、サネッティ、ベロンが<br />「サカつくRTW」に登場!</a><hr></div><div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆長友とサイドバックコンビを形成 </div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Zanetti4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> サネッティは、2014年に現役を引退するまでの3年間、長友ともチームメイトとしてプレーしている。右サイドのサネッティ、左サイドの長友と、インテルの両サイドバックをこの2人が担う時期もあった。 長友がセリエA初ゴールを決めた際には、サネッティとともに披露した「お辞儀」パフォーマンスがイタリアでも大きな話題となり、その後のインテル内で流行するほど。サネッティには長友の誠実さが伝わり、良い関係を築いていた。 長友自身もサネッティについて最も尊敬している選手だと明かしており、「サネッティのように30代後半まで活躍できる選手になりたい」と語っている。 実際、サネッティは現役最後のシーズンとなった2013-14シーズンも39歳ながら、公式戦48試合に出場するフル稼働。さらにそのほとんどすべてが先発での出場であり、衰えをみせることなくスパイクを脱いでいた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆重宝されるスキルとユーティリティ性 </div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Zanetti3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> サネッティがキャリアを長く続けられた理由の一つに、そのユーティリティ性が挙げられる。左右のサイドバックはもちろん、センターバックやボランチに加えサイドのアタッカーも務めることができた。上下動を繰り返す豊富な運動量に加え、馬力と闘志に溢れるディフェンス、アタッカー顔負けのドリブルで攻守問わずに活躍ができる選手だった。 その一流の能力に加え、チームをまとめる強烈なキャプテンシー、長年のキャリアにおいて大きなケガをしていないタフさ、さらにはプロキャリアを通して退場はわずか1回というフェアプレー精神までも併せ持っており、監督としては是が非でもチームに置いておきたい存在だったと言える。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆ベテランとして生きる道 </div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Zanetti2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> サネッティ然り、経験豊富なベテランというだけでは重宝はされない。当然ながら戦力として結果を残せることが、現役選手として生き残る道だ。 ケガなくプレーすることはもちろん、フィジカルレベルを保つこと、そしてチームに経験と安定感をもたらせることは何よりも必要なこと。ミランに復帰してから再びその才能を遺憾なく発揮しているFWズラタン・イブラヒモビッチも良い例だろう。 常に結果を残し続けてきた男は、そのキャラクターもさることながら、ピッチ上でのパフォーマンスで観るものをガッカリさせたことはない。 きっと、我々がガッカリすることなく、イブラヒモビッチはピッチから去っていくはずだ。そして、結果を残すだけでなく、チームメイトへ与える影響が大きいからこそ、ベテランでありながらも重宝される。 長友の後継者探しは日本代表にとっては解決しなければいけない問題であることは間違いない。一方で、長友が尊敬してやまないサネッティになることも、日本がワンランク上に上がるためには必要だろう。ベテランとはそういった存在にならなければならないのだ。 <div style="text-align:left;" id="cws_ad"><hr>長友佑都も尊敬してやまないアルゼンチンの英雄サネッティが、大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br /><br />サネッティとともにアルゼンチン代表として1998年のフランスW杯で日本代表と戦った、FWガブリエル・バティストゥータとMFファン・セバスティアン・ベロンも同時に登場している。『サカつくRTW』で“鉄人”の姿を観たい方は是非一度チェックしよう。</div><hr> 2020.11.02 13:30 Mon5