極右過激派を示す? ゴールパフォーマンスが調査対象に…2ゴールでベスト8入り貢献のトルコ代表DFに出場停止の可能性

2024.07.04 12:03 Thu
2ゴールでチームをベスト8に導いたデミラル
Getty Images
2ゴールでチームをベスト8に導いたデミラル
トルコ代表DFメリフ・デミラルの行動に対して、欧州サッカー連盟(UEFA)が調査を開始した。ユーロ2024に出場しているトルコ。ラウンド16ではオーストリア代表相手に1-2で勝利を収めた。
この試合ではデミラルが2ゴールの活躍を見せ、チームをベスト8に導いていたが、2点目のゴールパフォーマンスが問題視されている。

イギリス『BBC』によると、デミラルはゴールを祝う際に両手を高く上げ、その手をいわゆる「キツネ」のようにしていたが、これが「狼の敬礼」と見られている。

「狼の敬礼」は、トルコの与党連合政党である国民運動党とつながりのある極右過激派グループ「灰色の狼」に由来するジェスチャーとされており、UEFAが問題視しているとのことだ。
オーストリア、フランスでは禁じられているこの敬礼。デミラルは試合後に「ゴールセレブレーションを思い描いていたし、実際にそうした」と、自身の中で計画していたものだと語っていた。

また、「僕はトルコ人であることをとても誇りに思っている。だからゴールを決めた後は心から喜びを感じ、それをやり遂げたいと思った。そしてそれができてとても嬉しい」とも語り、しっかりと主張していたことだと明かした。

UEFAは「不適切な行為の疑い」としてこの行動の調査を開始。有罪となれば、デミラルはオランダとの準々決勝で出場停止になる可能性がある。

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トルコ代表のヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が上を目指している。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024のグループFを勝ち抜き、ラウンド16ではオーストリア代表に2-1で競り勝ったトルコ。6日の準々決勝では、強豪オランダ代表と激突する。 モンテッラ監督は準決勝進出が懸かる試合についてコメント。チームの若さを強調しながらも、ベスト4入りに意欲を見せた。 「一歩ずつ前に進んでいかなければならない。自信を持ち、謙虚でなければならない。感情をコントロールしなければならない。我々はこの大会で最も若いチームであり、このレベルでプレーした経験のある選手はほとんどいない」 「我々はこの試合だけに集中している。言うまでもなく勝ちたい」 なお、オーストリア戦でCKから2得点を挙げ、勝利の立役者となっていたDFメリフ・デミラルは、ゴールパフォーマンス時のジェスチャーが極右過激派グループ「灰色の狼」に由来する「狼の敬礼」だと問題視され、欧州サッカー連盟(UEFA)が出場停止処分を決定。今回のオランダ戦と準決勝の2試合を欠場する。 2024.07.06 17:52 Sat
トルコ代表のDFメリフ・デミラルが受けた代償はかなり大きなものとなってしまった。 欧州サッカー連盟(UEFA)は5日、ゴールパフォーマンスが問題視されていたデミラルに対し、2試合の出場停止処分を下すことを決定した。 これにより、ユーロ2024でベスト8に勝ち上がっているトルコだが、準々決勝のオランダ代表戦、そして準決勝と出場停止に。決勝に進んだ場合は出場が可能となる。 デミラルは、2日に行われたラウンド16のオーストリア代表相手に2ゴールを記録。チームの1-2の勝利に貢献していた。 しかし、2点目のゴールパフォーマンスが問題。デミラルはゴールを祝う際に両手を高く上げ、その手をいわゆる「キツネ」のようにしていたが、これが「狼の敬礼」と見られている。 「狼の敬礼」は、トルコの与党連合政党である国民運動党とつながりのある極右過激派グループ「灰色の狼」に由来するジェスチャーとされており、UEFAが問題視。その結果、2試合の出場停止となった。 デミラルは、UEFAから行動規範の一般原則に従わなかったこと、礼儀正しい行動の基本ルールに違反したこと、スポーツイベントを非スポーツ的な性質の表現に利用したこと、そしてサッカーというスポーツの評判を落としたことで告発されていた。 <span class="paragraph-title">【写真】2試合の出場停止となったゴールパフォーマンス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="tr" dir="ltr"> <a href="https://t.co/4K3kVPFxgW">pic.twitter.com/4K3kVPFxgW</a></p>&mdash; Merih Demiral (@Merihdemiral) <a href="https://twitter.com/Merihdemiral/status/1808257358813901223?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.05 21:25 Fri
トルコ代表をユーロ2024でのベスト8進出に導いた守護神のビッグプレーが脚光を浴びている。 トルコは2日に行われたラウンド16でオーストリア代表と対戦し、2-1で勝利。DFメリフ・デミラルがセットプレーから挙げた2ゴールを最後まで粘りの守備で守り切り、4大会ぶり3度目の8強入りを決めた。 この好ゲームにおいてハイライトのひとつとなったのが、試合終了間際の95分にトルコの守護神メルト・ギュノクが見せた圧巻のファインセーブだった。 土壇場での同点ゴールを目指して前がかったオーストリアはパワープレーの形からボックス左角でクリアボールを拾ったMFアレクサンダー・プラスが浮き球のクロスをゴール前に供給すると、ゴール前で完全にフリーとなったMFクリストフ・バウムガルトナーがピッチに叩きつける渾身のヘディングシュートを枠の左へ飛ばした。 だが、このシュートに驚異的な反射神経で反応したギュノクは、伸びあがる形で右に跳ね上がって右手一本で枠外に強くはじき出すビッグセーブ。ゴールを確信していたバウムガルトナーやオーストリアの選手が頭を抱えた一方、自身の大仕事にエキサイトするギュノクはゴール裏に向けて咆哮すると共に、チームメートからの労いを受けた。 『The xG Philosophy』によると、このシュートのゴール期待値は0.94で、GKが阻止できる可能性はわずかに6%だったが、ギュノクはこの大舞台の土壇場でその極めて難しい仕事をやってのけた。 そのビッグプレーを巡っては、試合後の会見でオーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督が「ゴードン・バンクスがゴールキーパーなら難しい」と語り、1970年ワールドカップでイングランド代表のレジェンドGKゴードン・バンクスが、ブラジル代表FWペレのヘディングシュートを止めた有名なセーブになぞらえて称賛した。 また、このプレーを切り取った大会公式SNSの投稿にも、「今大会ベストセーブ」といった称賛のコメントが殺到している。 ワールドカップやユーロといったトーナメントでは各チームの守護神のパフォーマンスが非常に重要となるなか、ギュノクは前日に行われたポルトガル代表vsスロベニア代表のPK戦で3本のPKストップという神業をやってのけたポルトガル守護神ジオゴ・コスタと共に、注目を集める存在となった。 <span class="paragraph-title">【動画】2-1の後半ATにギュノクが魅せた圧巻セーブ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="und" dir="ltr">Mert Günok&#39;s incredible 95th-minute save <a href="https://twitter.com/hashtag/EUROLastMinute?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#EUROLastMinute</a> | <a href="https://twitter.com/Hublot?ref_src=twsrc%5Etfw">@Hublot</a> <a href="https://t.co/N2AImAbc7A">pic.twitter.com/N2AImAbc7A</a></p>&mdash; UEFA EURO 2024 (@EURO2024) <a href="https://twitter.com/EURO2024/status/1808266570327634063?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2024.07.03 18:00 Wed
勝利の立役者となったトルコ代表のDFメリフ・デミラルが準々決勝進出を喜んだ。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024ではポルトガル代表、ジョージア代表、チェコ代表が同居したグループFに入り、2勝1敗の2位で通過したトルコ。2日にはラウンド16のオーストリア代表戦に臨んだ。 試合は開始直後、MFアルダ・ギュレルのCKから混戦が生まれると、デミラルが押し込んでトルコが幸先良く先制。59分には再びギュレルのCKから、今度はデミラルが直接頭で流し込む。 66分にCKから1点を返されたものの、GKメルト・ギュノクのビッグセーブもあり2-1で逃げ切り勝利。4大会ぶり3度目のベスト8入りを決めた。 2ゴールでプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたデミラル。試合後には自らの得点について語り、アシスタントコーチのアドバイスが大きかったと明かした。 「アシスタントコーチのセルチュク・シャヒンに感謝したい。彼はオーストリアの弱点を教えてくれたから、僕らはコーナーキックの時にその知識を生かしたんだ」 また、デミラルは2得点を生んだギュレルについてもコメント。これからのさらなる活躍に期待した。 「アルダはあらゆる成功に値する。彼は素晴らしいサッカー選手であり、僕らにとっての素晴らしい弟でもある。彼がこれからも我が国に誇りをもたらしてくれると確信している」 チームを救ったGKギュノクの試合終了間際のセーブにも言及。スーパープレーに驚きを隠さなかった。 「試合後、彼に『どうやってあのボールをセーブしたんだ?』と聞いた。あのセーブは信じられなかった。僕が生で見た中で最高のセーブの1つだ。彼はチーム最年長の選手で、非常に経験豊富だ。彼があんなセーブをしてくれたことをとても嬉しく思う」 <span class="paragraph-title">【動画】ギュレルのCKから決めたデミラルの2点目!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xyjYCSjzkDY";var video_start = 68;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.03 15:32 Wed
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オランダ代表のロナルド・クーマン監督が苦戦を予想している。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024ではグループDを3位通過のオランダ。続くラウンド16ではルーマニア代表を3-0で下し、準々決勝進出を決めた。 6日には、ベスト4進出を懸けてトルコ代表と対戦。クーマン監督はトルコサポーターが作り出す雰囲気に言及し、自分たちを見失ってはいけないと主張した。 「(トルコのファンが)何を期待しているかは理解している。そのような雰囲気の中でプレーするのは良いことだ。我々はただボールをキープし、その厳しさを和らげるだけだ。簡単ではないだろう」 「トルコは熱狂的な相手であり、ルーマニアのように大きな心を持ってプレーする。しかし、我々は自分たちを見つめ直し、準備ができていることを確かめる。自分たちの力を信じ続けなければならない」 また、クーマン監督はチーム状態にも言及。DFイアン・マートセンはコンディション不良のようで、FWステーフェン・ベルフワインも万全ではないという。 「イアン・マートセンは(拠点の)ヴォルフスブルクに留まった。体調が悪かった。インフルエンザの症状があった。そのため、特に試合前日は移動ができなかった」 「原則として、他の選手は全員出場可能だ。ステーフェンは予防措置として、またフィットしているかどうかを確認するため、異なるウォーミングアップルーティンを行った。土曜日の朝にアクティベーションセッションを行い、それから最終決定を下すつもりだ」 2024.07.06 17:22 Sat
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オランダ主要メディアはトルコ代表戦を楽観視する。 オランダ代表は2日、ユーロ2024・ラウンド16でルーマニア代表を3-0と一蹴。グループステージを3位通過も、最低限の結果とも言えるベスト8進出を手繰り寄せた。 来たる準々決勝はトルコ代表戦。(開催国)ドイツのトルコ系移民による大声援に後押しされるトルコ代表だが、今のところ、オランダ主要メディアに悲観的な論調はみられない。 直近のオランダ代表vsトルコ代表は2021年6月。カタールW杯欧州予選で激突した両者は、まずトルコホームでトルコが4-2と勝利。そして21年6月、オランダホームではオランダが6-1と圧勝を収めている。 この6発圧勝ゲームではメンフィス・デパイが3得点1アシストと無双し、当時先発したほとんどが今大会も参戦。主要大会で両者が対戦するのは今回が史上初となるなか、オランダ国内は、完全アウェイの雰囲気も予想できるトルコ代表戦をさほど警戒していないようだ。 オランダ『Voetbal International』は、「最後の対戦では、ほとんどトルコに希望を抱かせなかった。メンフィスにも良い思い出がある」とし、自国のベスト4進出を予想している。 ユーロ2024・準々決勝のオランダ代表vsトルコ代表は、日本時間6日28:00キックオフだ。 2024.07.03 20:00 Wed
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トルコに大打撃! 極右過激派を示したゴールパフォーマンスでDFデミラルが2試合出場停止処分‥決勝まで出られず

トルコ代表のDFメリフ・デミラルが受けた代償はかなり大きなものとなってしまった。 欧州サッカー連盟(UEFA)は5日、ゴールパフォーマンスが問題視されていたデミラルに対し、2試合の出場停止処分を下すことを決定した。 これにより、ユーロ2024でベスト8に勝ち上がっているトルコだが、準々決勝のオランダ代表戦、そして準決勝と出場停止に。決勝に進んだ場合は出場が可能となる。 デミラルは、2日に行われたラウンド16のオーストリア代表相手に2ゴールを記録。チームの1-2の勝利に貢献していた。 しかし、2点目のゴールパフォーマンスが問題。デミラルはゴールを祝う際に両手を高く上げ、その手をいわゆる「キツネ」のようにしていたが、これが「狼の敬礼」と見られている。 「狼の敬礼」は、トルコの与党連合政党である国民運動党とつながりのある極右過激派グループ「灰色の狼」に由来するジェスチャーとされており、UEFAが問題視。その結果、2試合の出場停止となった。 デミラルは、UEFAから行動規範の一般原則に従わなかったこと、礼儀正しい行動の基本ルールに違反したこと、スポーツイベントを非スポーツ的な性質の表現に利用したこと、そしてサッカーというスポーツの評判を落としたことで告発されていた。 <span class="paragraph-title">【写真】2試合の出場停止となったゴールパフォーマンス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="tr" dir="ltr"> <a href="https://t.co/4K3kVPFxgW">pic.twitter.com/4K3kVPFxgW</a></p>&mdash; Merih Demiral (@Merihdemiral) <a href="https://twitter.com/Merihdemiral/status/1808257358813901223?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.05 21:25 Fri
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トルコ守護神が後半AT土壇場で魅せた「今大会ベストセーブ」に脚光…敵将ラングニックはゴードン・バンクス引き合いにお手上げ…

トルコ代表をユーロ2024でのベスト8進出に導いた守護神のビッグプレーが脚光を浴びている。 トルコは2日に行われたラウンド16でオーストリア代表と対戦し、2-1で勝利。DFメリフ・デミラルがセットプレーから挙げた2ゴールを最後まで粘りの守備で守り切り、4大会ぶり3度目の8強入りを決めた。 この好ゲームにおいてハイライトのひとつとなったのが、試合終了間際の95分にトルコの守護神メルト・ギュノクが見せた圧巻のファインセーブだった。 土壇場での同点ゴールを目指して前がかったオーストリアはパワープレーの形からボックス左角でクリアボールを拾ったMFアレクサンダー・プラスが浮き球のクロスをゴール前に供給すると、ゴール前で完全にフリーとなったMFクリストフ・バウムガルトナーがピッチに叩きつける渾身のヘディングシュートを枠の左へ飛ばした。 だが、このシュートに驚異的な反射神経で反応したギュノクは、伸びあがる形で右に跳ね上がって右手一本で枠外に強くはじき出すビッグセーブ。ゴールを確信していたバウムガルトナーやオーストリアの選手が頭を抱えた一方、自身の大仕事にエキサイトするギュノクはゴール裏に向けて咆哮すると共に、チームメートからの労いを受けた。 『The xG Philosophy』によると、このシュートのゴール期待値は0.94で、GKが阻止できる可能性はわずかに6%だったが、ギュノクはこの大舞台の土壇場でその極めて難しい仕事をやってのけた。 そのビッグプレーを巡っては、試合後の会見でオーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督が「ゴードン・バンクスがゴールキーパーなら難しい」と語り、1970年ワールドカップでイングランド代表のレジェンドGKゴードン・バンクスが、ブラジル代表FWペレのヘディングシュートを止めた有名なセーブになぞらえて称賛した。 また、このプレーを切り取った大会公式SNSの投稿にも、「今大会ベストセーブ」といった称賛のコメントが殺到している。 ワールドカップやユーロといったトーナメントでは各チームの守護神のパフォーマンスが非常に重要となるなか、ギュノクは前日に行われたポルトガル代表vsスロベニア代表のPK戦で3本のPKストップという神業をやってのけたポルトガル守護神ジオゴ・コスタと共に、注目を集める存在となった。 <span class="paragraph-title">【動画】2-1の後半ATにギュノクが魅せた圧巻セーブ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="und" dir="ltr">Mert Günok&#39;s incredible 95th-minute save <a href="https://twitter.com/hashtag/EUROLastMinute?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#EUROLastMinute</a> | <a href="https://twitter.com/Hublot?ref_src=twsrc%5Etfw">@Hublot</a> <a href="https://t.co/N2AImAbc7A">pic.twitter.com/N2AImAbc7A</a></p>&mdash; UEFA EURO 2024 (@EURO2024) <a href="https://twitter.com/EURO2024/status/1808266570327634063?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2024.07.03 18:00 Wed
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デミラル2発のトルコがオーストリアを振り切り4大会ぶりベスト8、準々決勝ではオランダと対戦【ユーロ2024】

ユーロ2024ラウンド16、オーストリア代表vsトルコ代表が2日に行われ、1-2でトルコが勝利した。 フランス代表、オランダ代表、ポーランド代表が同居したグループDを2勝1敗の首位で通過したオーストリアは、7日前のオランダ戦のスタメンから4選手を変更。ウーバーやグリリッチュらに代わってライマーやムウォネが先発に戻った。 一方、ポルトガル代表、ジョージア代表、チェコ代表が同居したグループFを2勝1敗の2位で通過したトルコは、6日前のチェコ戦のスタメンから3選手を変更。累積のチャルハノールとアカイドゥンらに代えてアイハンやバルダグチを起用した。 試合は開始2分に動く。ギュレルのCKがゴール前での混戦を生むとルーズボールをデミラルが押し込んだ。 失点直後、バウムガルトナーのコントロールシュート、シュミットのCKでゴールに迫ったオーストリアが前がかる展開が続く中、トルコは25分、CKからデミラルが2点目に迫って牽制。 前半半ば以降は互角の攻防が続いた中、トルコの1点リードで前半を終えた。 迎えた後半、グレゴリッチュを投入したオーストリアはアルナウトビッチとのツインタワーを形成。そのオーストリアは51分に決定機。ポッシュのスルーパスに抜け出たアルナウトビッチがGKと一対一に。しかしシュートはGKギュノクのセーブに阻まれた。 この立ち上がりのピンチを凌いだトルコは59分、リードを広げる。ギュレルの右CKをデミラルがヘッドで合わせた。 それでも67分、オーストリアが1点差とする。ザビッツァーの右CKをポッシュが頭で逸らし、ファーサイドのグレゴリッチュが押し込んだ。 後半半ば以降、オーストリアが圧力を強めていったが、ギュレルとユルドゥズに代えてフレッシュな選手を投入したトルコがリードを保っていく。 そして後半追加タイム5分の大ピンチをGKギュノクがファインセーブで凌いだトルコが逃げ切り勝利。4大会ぶりのベスト8進出を決め、準々決勝ではオランダと対戦することになった。 オーストリア 1-2 トルコ 【オーストリア】 ミハエル・グレゴリッチュ(後22) 【トルコ】 メリフ・デミラル(前2) メリフ・デミラル(後14) 2024.07.03 05:59 Wed
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トルコを8強に導いたデミラル、CKから2得点は「アシスタントコーチに感謝したい」

勝利の立役者となったトルコ代表のDFメリフ・デミラルが準々決勝進出を喜んだ。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024ではポルトガル代表、ジョージア代表、チェコ代表が同居したグループFに入り、2勝1敗の2位で通過したトルコ。2日にはラウンド16のオーストリア代表戦に臨んだ。 試合は開始直後、MFアルダ・ギュレルのCKから混戦が生まれると、デミラルが押し込んでトルコが幸先良く先制。59分には再びギュレルのCKから、今度はデミラルが直接頭で流し込む。 66分にCKから1点を返されたものの、GKメルト・ギュノクのビッグセーブもあり2-1で逃げ切り勝利。4大会ぶり3度目のベスト8入りを決めた。 2ゴールでプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたデミラル。試合後には自らの得点について語り、アシスタントコーチのアドバイスが大きかったと明かした。 「アシスタントコーチのセルチュク・シャヒンに感謝したい。彼はオーストリアの弱点を教えてくれたから、僕らはコーナーキックの時にその知識を生かしたんだ」 また、デミラルは2得点を生んだギュレルについてもコメント。これからのさらなる活躍に期待した。 「アルダはあらゆる成功に値する。彼は素晴らしいサッカー選手であり、僕らにとっての素晴らしい弟でもある。彼がこれからも我が国に誇りをもたらしてくれると確信している」 チームを救ったGKギュノクの試合終了間際のセーブにも言及。スーパープレーに驚きを隠さなかった。 「試合後、彼に『どうやってあのボールをセーブしたんだ?』と聞いた。あのセーブは信じられなかった。僕が生で見た中で最高のセーブの1つだ。彼はチーム最年長の選手で、非常に経験豊富だ。彼があんなセーブをしてくれたことをとても嬉しく思う」 <span class="paragraph-title">【動画】ギュレルのCKから決めたデミラルの2点目!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xyjYCSjzkDY";var video_start = 68;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.03 15:32 Wed

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ベスト8が決定! 開催国ドイツはスペインと、優勝候補ポルトガルとフランスが激突【ユーロ2024】

ユーロ2024ラウンド16の全8試合が2日に終了し、ベスト8が出揃った。 ベスト8に勝ち上がったのは開催国ドイツの他、優勝経験のあるスペイン、ポルトガル、フランス、オランダ、初優勝を目指すイングランド、スイス、トルコとなった。 準々決勝では1996年大会以来の優勝を狙う開催国ドイツが、3大会ぶりの優勝を狙うスペインと対戦。2大会ぶりの優勝を狙うポルトガルは、6大会ぶりの優勝を狙うフランスと対戦する。 そしてスロベニアとのラウンド16を延長戦の末に勝ち上がったイングランドは、前回王者イタリア撃破の“ダークホース”スイスと対戦。1988年大会以来の優勝を狙うオランダは、4大会ぶりベスト8進出のトルコと対戦することになった。 ◆準々決勝 ▽7/5(金) 《25:00》 スペイン代表 vs ドイツ代表 《28:00》 ポルトガル代表 vs フランス代表 ▽7/6(土) 《25:00》 イングランド代表 vs スイス代表 《28:00》 オランダ代表 vs トルコ代表 <span class="paragraph-title">【画像】ユーロ2024決勝トーナメント表</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/EURO2024KockoutStageTournament_20240703_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 2024.07.03 06:30 Wed
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極右過激派を示す? ゴールパフォーマンスが調査対象に…2ゴールでベスト8入り貢献のトルコ代表DFに出場停止の可能性

トルコ代表DFメリフ・デミラルの行動に対して、欧州サッカー連盟(UEFA)が調査を開始した。 ユーロ2024に出場しているトルコ。ラウンド16ではオーストリア代表相手に1-2で勝利を収めた。 この試合ではデミラルが2ゴールの活躍を見せ、チームをベスト8に導いていたが、2点目のゴールパフォーマンスが問題視されている。 イギリス『BBC』によると、デミラルはゴールを祝う際に両手を高く上げ、その手をいわゆる「キツネ」のようにしていたが、これが「狼の敬礼」と見られている。 「狼の敬礼」は、トルコの与党連合政党である国民運動党とつながりのある極右過激派グループ「灰色の狼」に由来するジェスチャーとされており、UEFAが問題視しているとのことだ。 オーストリア、フランスでは禁じられているこの敬礼。デミラルは試合後に「ゴールセレブレーションを思い描いていたし、実際にそうした」と、自身の中で計画していたものだと語っていた。 また、「僕はトルコ人であることをとても誇りに思っている。だからゴールを決めた後は心から喜びを感じ、それをやり遂げたいと思った。そしてそれができてとても嬉しい」とも語り、しっかりと主張していたことだと明かした。 UEFAは「不適切な行為の疑い」としてこの行動の調査を開始。有罪となれば、デミラルはオランダとの準々決勝で出場停止になる可能性がある。 <span class="paragraph-title">【写真】調査対象にされているゴールパフォーマンス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="tr" dir="ltr"> <a href="https://t.co/4K3kVPFxgW">pic.twitter.com/4K3kVPFxgW</a></p>&mdash; Merih Demiral (@Merihdemiral) <a href="https://twitter.com/Merihdemiral/status/1808257358813901223?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.04 12:03 Thu
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デミラル2発のトルコがオーストリアを振り切り4大会ぶりベスト8、準々決勝ではオランダと対戦【ユーロ2024】

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