グループ首位通過のオーストリア指揮官、初の準々決勝進出へ「ベスト16入りは偶然ではない」

2024.07.02 20:07 Tue
トルコを下しての快挙目指すラングニック監督
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トルコを下しての快挙目指すラングニック監督
オーストリア代表ラルフ・ラングニック監督が、初のベスト8進出に向け意気込んだ。『UEFA.com』が伝えた。

ユーロ2024ではフランス代表、ポーランド代表、オランダ代表が同居するグループDに入ったものの、2勝1敗の大健闘で首位通過を果たしたオーストリア。2日のラウンド16ではトルコ代表と対戦する。
前日会見に臨んだラングニック監督は、前回大会を上回る初のベスト8入りを叶えたいとコメント。自身も含め、オーストリアの面々とゆかりの深いレッドブル・アレナでの戦いということも前向きに捉えている。

「オーストリアがこれまで達成していないこと(準々決勝進出)を成し遂げるのは、非常に大きな意味がある。我々がグループを突破できる、ましてや最も厳しいグループで首位に立つなんて、ほとんどの人が思っていなかった。ベスト16入りは偶然ではない」

「今、我々は私が8年間働いてきたライプツィヒにいる。私の選手の多くがプレーしたし、今プレーしている選手もいる。我々は興奮しているし、オーストリアのファンと共に、ライプツィヒのファンも何人か応援に来てくれることを願っている」
また、決勝トーナメントとの向き合い方にも言及。心機一転、ここからが本当の始まりだと気を引き締めた。

「みんなかなり落ち着いているし、まだ何も成し遂げていないとチームの全員が思っている。我々からすれば、(この試合から)ユーロが本格的に始まる。ノックアウトモードに入っているから、新鮮なスタートを切ることが重要だ。我々はそのモードの中で戦い、最初の1分から存分に堪能しなければならない」

「トーナメントで上位に勝ち進む方法は1つではない。1試合1試合を大事に戦わなければならない。自分たちに期待しているのは、自分たちの強みに焦点を当てた力強いパフォーマンスだ。それからこの旅がどこまで続くのか見届けることになる」

さらに、ジョージア代表やチェコ代表を下し、グループFを2位で勝ち上がってきた対戦相手のトルコを分析。随所に見せるクオリティの高さや姿勢を警戒した。

「球際に強く、試合に情熱を注ぐチームと対戦する。その両方に備える必要がある。我々は自分たちを際立たせているエネルギーをテーブルの上に乗せる必要がある。熱いハートと冷静な頭脳が必要だ」

「チェコとの試合を見たとき、トルコが我々の対戦相手になりそうだとわかった。チェコは局面局面でとても良いプレーをするし、フィジカルも非常に強かった。(チェコに)退場者が出て試合の流れが変わったが、全員がピッチにいたとしても、あのような展開になっていなかったかどうかはわからない」

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トルコ代表をユーロ2024でのベスト8進出に導いた守護神のビッグプレーが脚光を浴びている。 トルコは2日に行われたラウンド16でオーストリア代表と対戦し、2-1で勝利。DFメリフ・デミラルがセットプレーから挙げた2ゴールを最後まで粘りの守備で守り切り、4大会ぶり3度目の8強入りを決めた。 この好ゲームにおいてハイライトのひとつとなったのが、試合終了間際の95分にトルコの守護神メルト・ギュノクが見せた圧巻のファインセーブだった。 土壇場での同点ゴールを目指して前がかったオーストリアはパワープレーの形からボックス左角でクリアボールを拾ったMFアレクサンダー・プラスが浮き球のクロスをゴール前に供給すると、ゴール前で完全にフリーとなったMFクリストフ・バウムガルトナーがピッチに叩きつける渾身のヘディングシュートを枠の左へ飛ばした。 だが、このシュートに驚異的な反射神経で反応したギュノクは、伸びあがる形で右に跳ね上がって右手一本で枠外に強くはじき出すビッグセーブ。ゴールを確信していたバウムガルトナーやオーストリアの選手が頭を抱えた一方、自身の大仕事にエキサイトするギュノクはゴール裏に向けて咆哮すると共に、チームメートからの労いを受けた。 『The xG Philosophy』によると、このシュートのゴール期待値は0.94で、GKが阻止できる可能性はわずかに6%だったが、ギュノクはこの大舞台の土壇場でその極めて難しい仕事をやってのけた。 そのビッグプレーを巡っては、試合後の会見でオーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督が「ゴードン・バンクスがゴールキーパーなら難しい」と語り、1970年ワールドカップでイングランド代表のレジェンドGKゴードン・バンクスが、ブラジル代表FWペレのヘディングシュートを止めた有名なセーブになぞらえて称賛した。 また、このプレーを切り取った大会公式SNSの投稿にも、「今大会ベストセーブ」といった称賛のコメントが殺到している。 ワールドカップやユーロといったトーナメントでは各チームの守護神のパフォーマンスが非常に重要となるなか、ギュノクは前日に行われたポルトガル代表vsスロベニア代表のPK戦で3本のPKストップという神業をやってのけたポルトガル守護神ジオゴ・コスタと共に、注目を集める存在となった。 <span class="paragraph-title">【動画】2-1の後半ATにギュノクが魅せた圧巻セーブ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="und" dir="ltr">Mert Günok&#39;s incredible 95th-minute save <a href="https://twitter.com/hashtag/EUROLastMinute?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#EUROLastMinute</a> | <a href="https://twitter.com/Hublot?ref_src=twsrc%5Etfw">@Hublot</a> <a href="https://t.co/N2AImAbc7A">pic.twitter.com/N2AImAbc7A</a></p>&mdash; UEFA EURO 2024 (@EURO2024) <a href="https://twitter.com/EURO2024/status/1808266570327634063?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2024.07.03 18:00 Wed
オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督が、ユーロ2024敗退を嘆いた。『UEFA.com』が伝えている。 2日、トルコ代表とのユーロ2024ラウンド16に臨んだオーストリアは、開始早々にCKから失点を許す苦しい立ち上がりになるも、それ以降は互角の展開でハーフタイムへ。しかし後半、再びCKから失点を許すと、67分にミハエル・グレゴリッチュのゴールで1点を返すも同点とするまでには至らず、1-2で敗れた。 ユーロ2024ラウンド16で敗退が決まったオーストリアは、初のベスト8進出ならず。ラングニック監督はこの結果に落胆しつつも、大会で得た手応えを強調している。 「自分たちのチャンスを十分に活かせなかった。そして相手のセットプレーに対して、十分に守れてもいなかったと思う」 「今日を含め、我々がプレイした4試合はいずれも非常に面白いものだった。すべてがうまくいったわけではないが、とても面白く緊張感のある4試合ができたと思う。我々はこれから、ネーションズリーグとワールドカップ予選に臨むが、この大会で勝ち得たものを持ち込む必要がある」 「今日、我々の帰国が決まったことは信じられない。チームとしては、この旅を続けるつもりだった」 2024.07.03 13:40 Wed
トルコ代表のヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が準々決勝進出に向け、気を引き締めている。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024ではグループFに入り、ポルトガル代表、ジョージア代表、チェコ代表との対戦を2勝1敗で終えたトルコ。決勝トーナメント進出を決め、2日のラウンド16ではオーストリア代表と対戦する。 オーストリア戦を前にしたモンテッラ監督は、2位で終えたグループステージの戦いを回想。流れのなかからの得点を誇ると同時に、セットプレーからもゴールが欲しいと語った。 「我々はこれまで5ゴールを決め、5人の選手が得点した。PKやセットプレー、オウンゴールはない。我々はボールを支配するという点において素晴らしい仕事をしているが、これらをもっと得点に繋げなければならない。冷静さが非常に重要になる」 また、トルコは3月の国際親善試合でオーストリアと対戦しており、その時は1-6で惨敗。モンテッラ監督は、今回の試合が全く別物になると強調した。 「感情に流されてはいけない。(3月の)リベンジなど考えてはいけない。オーストリアの実力は知っているが、我々に何ができるかもわかっている」 「スタンドにたくさんの観客が集まり、赤と白の旗でいっぱいになることを期待している。これまでファンの皆は我々をとてもよく応援してくれている。それは我々に有利に働くだろう」 「あの1対6は数ある試合の1つだ。これはまた別の試合だ。ラルフ・ラングニック(オーストリア監督)もわかっているだろう」 さらに、モンテッラ監督はオーストリアがフランス代表やオランダ代表、ポーランド代表とのグループDを首位通過したことにも言及。チーム力の高さを称賛しながらも、試行錯誤しての勝利を目指す。 「拮抗したチームが集まったバランスの取れたグループだったため、3カ国(オーストリア、フランス、オランダ)のどこが首位になってもおかしくなかった。オーストリアが首位通過したことは、私にとって全く驚きではなかった」 「オーストリアはとても強度が高く、トランジションもかなりアグレッシブで、フィジカルも非常に強い。彼らは身体的に優れたチームだ。我々は重要な選手を2人欠くが、その穴をさまざまな方法で埋めるつもりだ。我々はピッチ内外で困難な瞬間を経験してきたが、ベストを尽くすつもりだ」 オーストリア戦で欠場するのは、累積警告のMFハカン・チャルハノールとDFサメト・アカイドゥン。モンテッラ監督は若き才能たちのさらなる活躍に期待を寄せた。 「我々はキャプテンなしでプレーすることになる。彼(チャルハノール)はかけがえのない選手だ。しかし、その穴を埋めるための準備ができている選手たちがいる」 「我々は才能ある若手たちに非常にオープンだ。2005年生まれの2選手(MFアルダ・ギュレルとFWケナン・ユルドゥズ)を先発起用することでその姿勢を示した。2005年生まれのFWセミフ・クルチソイに加え、2003年生まれのセンターバック、アフメジャン・カプランもいる。彼らも大会中に出場するチャンスがあるかもしれない」 2024.07.02 20:43 Tue
オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督が、オランダ代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 25日、ユーロ2024グループD最終節でオーストリアはオランダと対戦した。 勝ち点3で3位のオーストリアと勝ち点4で首位のオランダの一戦。オーストリアは勝利すれば自力で突破が決められる状況だった。 試合は開始8分にオウンゴールでオーストリアが先制。しかし、前半はこう着状態が続き、そのまま後半に入ると、早々にオランダが追いつく。それでも59分にロマーノ・シュミットのゴールでオーストリアが勝ち越し。粘るオランダは75分に再び同点に追いつくが、81分にマルセル・ザビッツァーが勝ち越しゴール。撃ち合いを2-3で制し、首位でグループステージ通過を決めた。 試合後、ラングニック監督は選手たちのメンタリティを称え、2度追いつかれてもめげなかった選手たちを評価した。 「最終的には勝利に値したと思う。全体的に、我々には勝利への強い意志があり、ピッチ上で極度のエネルギーを発揮していた。それは試合のどの局面でも感じられた」 「失点に対する我々の反応、我々は屈せず、自分たちのプレースタイルを貫き、常に前進するチャンスを探し続けていた」 また、厳しいグループに入った中での首位通過についても言及。3試合を通して、しっかりとパフォーマンスを出せたことを喜んだ。 「UEFAの係数に基づいて、最も厳しいグループで首位を飾ることができたことは信じられない。フランス戦での不運なオウンゴールから始まり、ポーランド戦で勝つために我々にかけられたあらゆるプレッシャーに対処し、そしてグループの王者として終わることができたことは、非常に特別なことだ」 「選手たちは明らかにやってきたことを続けなければいけない。この試合は、かけがえのない存在とみなされている選手が先発メンバーにいない場合にどのような選択肢があるのかを我々に示してくれた」 「先発メンバーの選手たちのパフォーマンスを見ると、彼らには脱帽せざるを得ない」 <span class="paragraph-title">【動画】オーストリアがオランダとの撃ち合いを制する!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xt6Cx7sidT8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.26 10:15 Wed
オーストリア代表のMFクリストフ・バウムガルトナーが勝利の喜びを語った。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024グループDの初戦はフランス代表相手に惜しくも0-1で敗れていたオーストリア。21日の第2節ではポーランド代表からの白星を狙った。 オーストリアは9分、DFゲルノト・トラウナーのヘディング弾で幸先良く先制したが、30分に追いつかれ、1-1で後半へ。それでも、66分にバウムガルトナーがゴール右隅にシュートを決めて再び勝ち越すと、78分にはFWマルコ・アルナウトビッチがPKを決めて突き放し、3-1の勝利を収めた。 決勝点を挙げ、プレーヤー・オブ・ザ・マッチにも選ばれたバウムガルトナーは、今大会初勝利でプレッシャーから少し開放されたとコメント。それでも次のオランダ代表戦に向け気を引き締めている。 「みんなとても喜んでいる。僕らには大きなプレッシャーがあり、昨日は多くのストレスのせいで昼寝もできなかった。本当にほっとしているけど、これはまだ始まりに過ぎないし、大きな試練が待ち受けていることはわかっている」 「大会に向かうなかでドイツに勝ち、本当に良い時期を過ごしていたから、人々はすぐに大きなことを考え始めた。だけど、僕らはいつだって自分たちの状況を冷静に見ていた。自分たちがどれほど優れているかはわかっている。今日負けていたらとても残念だっただろう」 また、バウムガルトナーは試合内容にも言及。ラルフ・ラングニック監督の言葉もあり、崩れずに勝ち越せたと語った。 「僕らは良いスタートを切ったし、たくさんのプレスをかけたが、その後勢いを失ってしまった。後半は結果を出す必要があるとわかっていたし、僕らが理解していることの1つはこういった状況でどう対応するかということだ。だから良い結果が出た」 「試合の主導権を失う恐れがあった。あまりにも簡単にボールを失い始めていたし、そんなことは許されない。だけど、僕らはお互いを信頼できると誰もがわかっている。ハーフタイムには監督が激励してくれたし、僕らはピッチで全力を尽くした」 個人としては、前回のフランス戦こそゴールがなかったバウムガルトナーだが、代表戦の直近7試合で6得点を記録。オランダ戦でも期待が懸かるが、勝てればそれで良いと考えているようだ。 「この調子で続けられたらいいなと思うけど、それは僕のためではない。チームのため、国のためだ。この大会ではもっと多くの試合を戦いたい。貢献できれば嬉しいけど、誰がゴールを決めるかは気にしていない。試合に勝つことだけが重要で、それ以外は気にしていないよ」 <span class="paragraph-title">【動画】GKの逆をついたシュート! バウムガルトナーの決勝点</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="U6JC-Of3OC0";var video_start = 57;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.22 13:42 Sat

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低調なチーム同様に本領発揮に至らないイングランド代表MFフィル・フォーデンが、厳しい批判に晒される指揮官を擁護した。『ESPN』が伝えている。 開幕前には有力な優勝候補に挙げられていたイングランド。ここまではグループステージ首位通過に、ラウンド16でスロバキア代表を破ってベスト8進出と結果を見れば、順当にトーナメントを勝ち進んでいるが、肝心のパフォーマンスは低調の一言だ。 前述のスロバキア戦では前半半ばに先制を許すと、後半アディショナルタイムまで0-1のビハインドを背負う絶体絶命の展開に。その窮地でMFジュード・ベリンガムが決めた圧巻のバイシクルシュートで同点に追いつき、延長戦開始直後にFWハリー・ケインが決めた勝ち越しゴールで突破を決めたが、多くのイングランド国民は劇的勝利に歓喜するよりも、薄氷の突破に落胆する声が多く挙がっていた。 とりわけ、大会前のメンバー選考の段階から懐疑的な見方をされ、ここまでの4試合を通じても適材適所での起用、チームの最大値を引き出せないガレス・サウスゲイト監督の戦術、用兵に対する批判は非常に大きい。 そういったなか、スリーライオンズは6日に行われる準々決勝でスイス代表と対戦。その対戦相手は前ラウンドで前回王者イタリア代表を相手に2-0の完勝を収めており、現状のイングランドのパフォーマンスを鑑みれば、敗退に追い込まれてもおかしくない難しい対戦相手だ。 ここまでの全試合左ウイングでスタメン出場を続けながらも、マンチェスター・シティで見せていたパフォーマンスを見せることができず。消化不良の戦いが続くフォーデンは、この重要な一戦を前に自身を含め低調なパフォーマンスの責任は選手も負うべきだと持論を展開した。 「プレーヤーは責任の一端を負わなければならない」 「リーダーが集まって、なぜうまくいかないのか、解決策を見つけなければならない」 「実際、監督にできることは限られている。監督はチームをシステムの中に組み入れ、どのようにプレスするかを指示する。それがうまくいかない場合は、自分で解決しなければならない」 また、フォーデンはイングランドのプレースタイルがトレーニングの指示と一致していないと語り、サウスゲイト監督はピッチの高い位置でプレスをかけるよう指示していると付け加えている。 「ガレスには同情する」 「トレーニングで、彼は僕らに発破をかけ、よりピッチの高い位置でプレーするように指示している。個人的にも僕らはより主体的にプレッシャーをかけていく必要があると感じているよ」 「僕らは各自がリーダーにならなければならない。試合ではもう少し団結して解決策を考え出すこともできたはずだ」 「だから、確かに僕らは以前よりも話し合ってきた。試合でまた同じことが起きれば、僕らは団結して解決策を見つけ、どこが間違っているのかを見極め、自分たちのプレッシャーを調整することができるはずだ」 厳しい批判に晒されるサウスゲイト監督に寄り添う姿勢を示したレフティーだが、スイス戦では5戦目にしての本領発揮でチームをベスト4に導くと共に、指揮官を救うことはできるか。 2024.07.04 22:32 Thu
イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督の采配は、対戦相手からも疑問に思われているようだ。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えている。 ユーロ2024の優勝候補と目され、高い期待と共に大会に臨んだイングランド。グループステージでは1勝2分けと勝ち切れない試合が続くも、首位通過を決めた。 ラウンド16のスロバキア代表戦は先制点を許す苦しい展開に陥ると、このまま敗退かに思われた後半アディショナルタイムにジュード・ベリンガムが劇的同点弾を記録。そのまま延長戦に突入すると、逆転に成功し勝利を収めた。 ベスト8進出となったもののチームパフォーマンスは振るわず、サウスゲイト監督への批判も激化中。そんな中で、6日に行われる準々決勝のスイス代表戦では、どのような采配を振るうかが注目されている。 その対戦相手のスイスでも、サウスゲイト監督の采配に疑問を持っている人物はいるようだ。試合前会見に出席したFW クワドウォ・ドゥアは、昨季チェルシーで並外れたシーズンを送りながら、今大会まだ73分間しかプレーしていないMFコール・パーマーの扱いに首をかしげている。 「僕はイングランドのフットボールも追っているんだ。チェルシーの大ファンで、アイドルはディディエ・ドログバだからね」 「パーマーは今シーズン、とても素晴らしいプレーをしていた。だから僕は『なぜ彼がプレーしていないのか』と思ってしまう。彼がシーズンで収めた成績は完璧だったからね。今週末、先発してくるかどうか見てみたい」 2024.07.04 17:10 Thu
トルコ代表DFメリフ・デミラルの行動に対して、欧州サッカー連盟(UEFA)が調査を開始した。 ユーロ2024に出場しているトルコ。ラウンド16ではオーストリア代表相手に1-2で勝利を収めた。 この試合ではデミラルが2ゴールの活躍を見せ、チームをベスト8に導いていたが、2点目のゴールパフォーマンスが問題視されている。 イギリス『BBC』によると、デミラルはゴールを祝う際に両手を高く上げ、その手をいわゆる「キツネ」のようにしていたが、これが「狼の敬礼」と見られている。 「狼の敬礼」は、トルコの与党連合政党である国民運動党とつながりのある極右過激派グループ「灰色の狼」に由来するジェスチャーとされており、UEFAが問題視しているとのことだ。 オーストリア、フランスでは禁じられているこの敬礼。デミラルは試合後に「ゴールセレブレーションを思い描いていたし、実際にそうした」と、自身の中で計画していたものだと語っていた。 また、「僕はトルコ人であることをとても誇りに思っている。だからゴールを決めた後は心から喜びを感じ、それをやり遂げたいと思った。そしてそれができてとても嬉しい」とも語り、しっかりと主張していたことだと明かした。 UEFAは「不適切な行為の疑い」としてこの行動の調査を開始。有罪となれば、デミラルはオランダとの準々決勝で出場停止になる可能性がある。 <span class="paragraph-title">【写真】調査対象にされているゴールパフォーマンス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="tr" dir="ltr"> <a href="https://t.co/4K3kVPFxgW">pic.twitter.com/4K3kVPFxgW</a></p>&mdash; Merih Demiral (@Merihdemiral) <a href="https://twitter.com/Merihdemiral/status/1808257358813901223?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.04 12:03 Thu
ユーロ2024からの敗退が決まったルーマニア代表だが、その美しい去り方が絶賛されている。 ユーロ2024グループEの初戦でウクライナ代表相手に3-0の勝利を収め、同大会で24年ぶりの勝利を掴んだルーマニア。その後は1分け1敗で終えてグループ首位となり、こちらも24年ぶりとなる決勝トーナメント進出を決めた。 勢いに乗るチームはラウンド16でオランダ代表と対戦したが、強豪相手に力尽き0-3で完敗。ユーロ2000以来のベスト8進出はならず、大会を去ることになった。 そんな中で、欧州サッカー連盟(UEFA)は公式X(旧ツイッター/@UEFA)にて、ルーマニア代表が使用したロッカールームの写真を公開。部屋はしっかりと掃除がされた美しい状態となっており、チームからは以下のようなメッセージカードも添えられていた。 「ユーロ2024は、我々全員にとってこれまでで最も重要なフットボール体験の一つでした。その舞台がドイツであったことを、大変嬉しく思います。すべての試合、すべての感情、すべての経験が、我々を一つにしてフットボールの魔法を感じさせてくれました」 「我々はルーマニアのためすべてを捧げ、ここで経験したすべてに感謝してドイツを去ります。ヨーロッパの偉大なサッカーファミリーの一員になれたことを光栄に思っています」 「アットホームな雰囲気を作ってくれてありがとう!ユーロ2024をポジティブな経験にさせてくれた、すべての施設に感謝しています。ルーマニア代表チームより」 この粋な対応については、UEFAが「完璧なゲストだ」と称えたほか、SNSでも絶賛の声が後を絶たず。ルーマニアはピッチ内だけでなく、ピッチ外でもポジティブな印象を持たれながらユーロを去ることになった。 <span class="paragraph-title">【画像】ルーマニア代表が綺麗に清掃したロッカールーム</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">The perfect guests. Following their elimination from <a href="https://twitter.com/hashtag/EURO2024?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#EURO2024</a> last night, <a href="https://twitter.com/hai_romania?ref_src=twsrc%5Etfw">@hai_romania</a> left their Munich dressing room spotless with a touching letter to their German hosts. <a href="https://t.co/UZwmxqxyjk">pic.twitter.com/UZwmxqxyjk</a></p>&mdash; UEFA (@UEFA) <a href="https://twitter.com/UEFA/status/1808476842657304593?ref_src=twsrc%5Etfw">July 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.04 11:50 Thu
イタリア代表の責任者(コーディネーター)を務めるジャンルイジ・ブッフォン氏(46)が続投を宣言した。 ユーロ2024でのラウンド16敗退を受けて辞任を検討しているとの報道もあったブッフォン氏だが、3日にイタリアサッカー連盟(FIGC)会長ガブリエレ・グラヴィナ氏との会談を受けて続投を決めたようだ。 ブッフォン氏は自身のSNSにて「アッズーリのユニフォームは私にとって第二の皮膚のようなものだ。1年前に始めたこの旅を続けることができて嬉しい。会長に敬意と感謝を示すとともに、これまでのキャリアでも常にそうであったように代表のために全力を尽くす。ここ数カ月で代表チームの強化について学ぶことができた」とコメント。 ユーロ2024では前回王者の威厳を示せず低調なパフォーマンスに終わったアッズーリ。レジェンドのブッフォン氏と共に再建を図ることになった。 2024.07.04 06:00 Thu

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トルコ守護神が後半AT土壇場で魅せた「今大会ベストセーブ」に脚光…敵将ラングニックはゴードン・バンクス引き合いにお手上げ…

トルコ代表をユーロ2024でのベスト8進出に導いた守護神のビッグプレーが脚光を浴びている。 トルコは2日に行われたラウンド16でオーストリア代表と対戦し、2-1で勝利。DFメリフ・デミラルがセットプレーから挙げた2ゴールを最後まで粘りの守備で守り切り、4大会ぶり3度目の8強入りを決めた。 この好ゲームにおいてハイライトのひとつとなったのが、試合終了間際の95分にトルコの守護神メルト・ギュノクが見せた圧巻のファインセーブだった。 土壇場での同点ゴールを目指して前がかったオーストリアはパワープレーの形からボックス左角でクリアボールを拾ったMFアレクサンダー・プラスが浮き球のクロスをゴール前に供給すると、ゴール前で完全にフリーとなったMFクリストフ・バウムガルトナーがピッチに叩きつける渾身のヘディングシュートを枠の左へ飛ばした。 だが、このシュートに驚異的な反射神経で反応したギュノクは、伸びあがる形で右に跳ね上がって右手一本で枠外に強くはじき出すビッグセーブ。ゴールを確信していたバウムガルトナーやオーストリアの選手が頭を抱えた一方、自身の大仕事にエキサイトするギュノクはゴール裏に向けて咆哮すると共に、チームメートからの労いを受けた。 『The xG Philosophy』によると、このシュートのゴール期待値は0.94で、GKが阻止できる可能性はわずかに6%だったが、ギュノクはこの大舞台の土壇場でその極めて難しい仕事をやってのけた。 そのビッグプレーを巡っては、試合後の会見でオーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督が「ゴードン・バンクスがゴールキーパーなら難しい」と語り、1970年ワールドカップでイングランド代表のレジェンドGKゴードン・バンクスが、ブラジル代表FWペレのヘディングシュートを止めた有名なセーブになぞらえて称賛した。 また、このプレーを切り取った大会公式SNSの投稿にも、「今大会ベストセーブ」といった称賛のコメントが殺到している。 ワールドカップやユーロといったトーナメントでは各チームの守護神のパフォーマンスが非常に重要となるなか、ギュノクは前日に行われたポルトガル代表vsスロベニア代表のPK戦で3本のPKストップという神業をやってのけたポルトガル守護神ジオゴ・コスタと共に、注目を集める存在となった。 <span class="paragraph-title">【動画】2-1の後半ATにギュノクが魅せた圧巻セーブ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="und" dir="ltr">Mert Günok&#39;s incredible 95th-minute save <a href="https://twitter.com/hashtag/EUROLastMinute?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#EUROLastMinute</a> | <a href="https://twitter.com/Hublot?ref_src=twsrc%5Etfw">@Hublot</a> <a href="https://t.co/N2AImAbc7A">pic.twitter.com/N2AImAbc7A</a></p>&mdash; UEFA EURO 2024 (@EURO2024) <a href="https://twitter.com/EURO2024/status/1808266570327634063?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2024.07.03 18:00 Wed
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8強入り懸けオーストリアと対戦のトルコ、3月に6失点惨敗も「リベンジなど考えてはいけない」

トルコ代表のヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が準々決勝進出に向け、気を引き締めている。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024ではグループFに入り、ポルトガル代表、ジョージア代表、チェコ代表との対戦を2勝1敗で終えたトルコ。決勝トーナメント進出を決め、2日のラウンド16ではオーストリア代表と対戦する。 オーストリア戦を前にしたモンテッラ監督は、2位で終えたグループステージの戦いを回想。流れのなかからの得点を誇ると同時に、セットプレーからもゴールが欲しいと語った。 「我々はこれまで5ゴールを決め、5人の選手が得点した。PKやセットプレー、オウンゴールはない。我々はボールを支配するという点において素晴らしい仕事をしているが、これらをもっと得点に繋げなければならない。冷静さが非常に重要になる」 また、トルコは3月の国際親善試合でオーストリアと対戦しており、その時は1-6で惨敗。モンテッラ監督は、今回の試合が全く別物になると強調した。 「感情に流されてはいけない。(3月の)リベンジなど考えてはいけない。オーストリアの実力は知っているが、我々に何ができるかもわかっている」 「スタンドにたくさんの観客が集まり、赤と白の旗でいっぱいになることを期待している。これまでファンの皆は我々をとてもよく応援してくれている。それは我々に有利に働くだろう」 「あの1対6は数ある試合の1つだ。これはまた別の試合だ。ラルフ・ラングニック(オーストリア監督)もわかっているだろう」 さらに、モンテッラ監督はオーストリアがフランス代表やオランダ代表、ポーランド代表とのグループDを首位通過したことにも言及。チーム力の高さを称賛しながらも、試行錯誤しての勝利を目指す。 「拮抗したチームが集まったバランスの取れたグループだったため、3カ国(オーストリア、フランス、オランダ)のどこが首位になってもおかしくなかった。オーストリアが首位通過したことは、私にとって全く驚きではなかった」 「オーストリアはとても強度が高く、トランジションもかなりアグレッシブで、フィジカルも非常に強い。彼らは身体的に優れたチームだ。我々は重要な選手を2人欠くが、その穴をさまざまな方法で埋めるつもりだ。我々はピッチ内外で困難な瞬間を経験してきたが、ベストを尽くすつもりだ」 オーストリア戦で欠場するのは、累積警告のMFハカン・チャルハノールとDFサメト・アカイドゥン。モンテッラ監督は若き才能たちのさらなる活躍に期待を寄せた。 「我々はキャプテンなしでプレーすることになる。彼(チャルハノール)はかけがえのない選手だ。しかし、その穴を埋めるための準備ができている選手たちがいる」 「我々は才能ある若手たちに非常にオープンだ。2005年生まれの2選手(MFアルダ・ギュレルとFWケナン・ユルドゥズ)を先発起用することでその姿勢を示した。2005年生まれのFWセミフ・クルチソイに加え、2003年生まれのセンターバック、アフメジャン・カプランもいる。彼らも大会中に出場するチャンスがあるかもしれない」 2024.07.02 20:43 Tue
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グループ首位通過のオーストリア指揮官、初の準々決勝進出へ「ベスト16入りは偶然ではない」

オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督が、初のベスト8進出に向け意気込んだ。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024ではフランス代表、ポーランド代表、オランダ代表が同居するグループDに入ったものの、2勝1敗の大健闘で首位通過を果たしたオーストリア。2日のラウンド16ではトルコ代表と対戦する。 前日会見に臨んだラングニック監督は、前回大会を上回る初のベスト8入りを叶えたいとコメント。自身も含め、オーストリアの面々とゆかりの深いレッドブル・アレナでの戦いということも前向きに捉えている。 「オーストリアがこれまで達成していないこと(準々決勝進出)を成し遂げるのは、非常に大きな意味がある。我々がグループを突破できる、ましてや最も厳しいグループで首位に立つなんて、ほとんどの人が思っていなかった。ベスト16入りは偶然ではない」 「今、我々は私が8年間働いてきたライプツィヒにいる。私の選手の多くがプレーしたし、今プレーしている選手もいる。我々は興奮しているし、オーストリアのファンと共に、ライプツィヒのファンも何人か応援に来てくれることを願っている」 また、決勝トーナメントとの向き合い方にも言及。心機一転、ここからが本当の始まりだと気を引き締めた。 「みんなかなり落ち着いているし、まだ何も成し遂げていないとチームの全員が思っている。我々からすれば、(この試合から)ユーロが本格的に始まる。ノックアウトモードに入っているから、新鮮なスタートを切ることが重要だ。我々はそのモードの中で戦い、最初の1分から存分に堪能しなければならない」 「トーナメントで上位に勝ち進む方法は1つではない。1試合1試合を大事に戦わなければならない。自分たちに期待しているのは、自分たちの強みに焦点を当てた力強いパフォーマンスだ。それからこの旅がどこまで続くのか見届けることになる」 さらに、ジョージア代表やチェコ代表を下し、グループFを2位で勝ち上がってきた対戦相手のトルコを分析。随所に見せるクオリティの高さや姿勢を警戒した。 「球際に強く、試合に情熱を注ぐチームと対戦する。その両方に備える必要がある。我々は自分たちを際立たせているエネルギーをテーブルの上に乗せる必要がある。熱いハートと冷静な頭脳が必要だ」 「チェコとの試合を見たとき、トルコが我々の対戦相手になりそうだとわかった。チェコは局面局面でとても良いプレーをするし、フィジカルも非常に強かった。(チェコに)退場者が出て試合の流れが変わったが、全員がピッチにいたとしても、あのような展開になっていなかったかどうかはわからない」 2024.07.02 20:07 Tue
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「旅を続けるつもりだった」初のユーロベスト8進出ならずのオーストリア…ラングニック監督「面白く緊張感のある4試合だった」

オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督が、ユーロ2024敗退を嘆いた。『UEFA.com』が伝えている。 2日、トルコ代表とのユーロ2024ラウンド16に臨んだオーストリアは、開始早々にCKから失点を許す苦しい立ち上がりになるも、それ以降は互角の展開でハーフタイムへ。しかし後半、再びCKから失点を許すと、67分にミハエル・グレゴリッチュのゴールで1点を返すも同点とするまでには至らず、1-2で敗れた。 ユーロ2024ラウンド16で敗退が決まったオーストリアは、初のベスト8進出ならず。ラングニック監督はこの結果に落胆しつつも、大会で得た手応えを強調している。 「自分たちのチャンスを十分に活かせなかった。そして相手のセットプレーに対して、十分に守れてもいなかったと思う」 「今日を含め、我々がプレイした4試合はいずれも非常に面白いものだった。すべてがうまくいったわけではないが、とても面白く緊張感のある4試合ができたと思う。我々はこれから、ネーションズリーグとワールドカップ予選に臨むが、この大会で勝ち得たものを持ち込む必要がある」 「今日、我々の帰国が決まったことは信じられない。チームとしては、この旅を続けるつもりだった」 2024.07.03 13:40 Wed
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グループ首位通過は「非常に特別なこと」、オーストリア指揮官が選手たちを称える「脱帽せざるを得ない」

オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督が、オランダ代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 25日、ユーロ2024グループD最終節でオーストリアはオランダと対戦した。 勝ち点3で3位のオーストリアと勝ち点4で首位のオランダの一戦。オーストリアは勝利すれば自力で突破が決められる状況だった。 試合は開始8分にオウンゴールでオーストリアが先制。しかし、前半はこう着状態が続き、そのまま後半に入ると、早々にオランダが追いつく。それでも59分にロマーノ・シュミットのゴールでオーストリアが勝ち越し。粘るオランダは75分に再び同点に追いつくが、81分にマルセル・ザビッツァーが勝ち越しゴール。撃ち合いを2-3で制し、首位でグループステージ通過を決めた。 試合後、ラングニック監督は選手たちのメンタリティを称え、2度追いつかれてもめげなかった選手たちを評価した。 「最終的には勝利に値したと思う。全体的に、我々には勝利への強い意志があり、ピッチ上で極度のエネルギーを発揮していた。それは試合のどの局面でも感じられた」 「失点に対する我々の反応、我々は屈せず、自分たちのプレースタイルを貫き、常に前進するチャンスを探し続けていた」 また、厳しいグループに入った中での首位通過についても言及。3試合を通して、しっかりとパフォーマンスを出せたことを喜んだ。 「UEFAの係数に基づいて、最も厳しいグループで首位を飾ることができたことは信じられない。フランス戦での不運なオウンゴールから始まり、ポーランド戦で勝つために我々にかけられたあらゆるプレッシャーに対処し、そしてグループの王者として終わることができたことは、非常に特別なことだ」 「選手たちは明らかにやってきたことを続けなければいけない。この試合は、かけがえのない存在とみなされている選手が先発メンバーにいない場合にどのような選択肢があるのかを我々に示してくれた」 「先発メンバーの選手たちのパフォーマンスを見ると、彼らには脱帽せざるを得ない」 <span class="paragraph-title">【動画】オーストリアがオランダとの撃ち合いを制する!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xt6Cx7sidT8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.26 10:15 Wed

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デミラル2発のトルコがオーストリアを振り切り4大会ぶりベスト8、準々決勝ではオランダと対戦【ユーロ2024】

ユーロ2024ラウンド16、オーストリア代表vsトルコ代表が2日に行われ、1-2でトルコが勝利した。 フランス代表、オランダ代表、ポーランド代表が同居したグループDを2勝1敗の首位で通過したオーストリアは、7日前のオランダ戦のスタメンから4選手を変更。ウーバーやグリリッチュらに代わってライマーやムウォネが先発に戻った。 一方、ポルトガル代表、ジョージア代表、チェコ代表が同居したグループFを2勝1敗の2位で通過したトルコは、6日前のチェコ戦のスタメンから3選手を変更。累積のチャルハノールとアカイドゥンらに代えてアイハンやバルダグチを起用した。 試合は開始2分に動く。ギュレルのCKがゴール前での混戦を生むとルーズボールをデミラルが押し込んだ。 失点直後、バウムガルトナーのコントロールシュート、シュミットのCKでゴールに迫ったオーストリアが前がかる展開が続く中、トルコは25分、CKからデミラルが2点目に迫って牽制。 前半半ば以降は互角の攻防が続いた中、トルコの1点リードで前半を終えた。 迎えた後半、グレゴリッチュを投入したオーストリアはアルナウトビッチとのツインタワーを形成。そのオーストリアは51分に決定機。ポッシュのスルーパスに抜け出たアルナウトビッチがGKと一対一に。しかしシュートはGKギュノクのセーブに阻まれた。 この立ち上がりのピンチを凌いだトルコは59分、リードを広げる。ギュレルの右CKをデミラルがヘッドで合わせた。 それでも67分、オーストリアが1点差とする。ザビッツァーの右CKをポッシュが頭で逸らし、ファーサイドのグレゴリッチュが押し込んだ。 後半半ば以降、オーストリアが圧力を強めていったが、ギュレルとユルドゥズに代えてフレッシュな選手を投入したトルコがリードを保っていく。 そして後半追加タイム5分の大ピンチをGKギュノクがファインセーブで凌いだトルコが逃げ切り勝利。4大会ぶりのベスト8進出を決め、準々決勝ではオランダと対戦することになった。 オーストリア 1-2 トルコ 【オーストリア】 ミハエル・グレゴリッチュ(後22) 【トルコ】 メリフ・デミラル(前2) メリフ・デミラル(後14) 2024.07.03 05:59 Wed
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8強入り懸けオーストリアと対戦のトルコ、3月に6失点惨敗も「リベンジなど考えてはいけない」

トルコ代表のヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が準々決勝進出に向け、気を引き締めている。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024ではグループFに入り、ポルトガル代表、ジョージア代表、チェコ代表との対戦を2勝1敗で終えたトルコ。決勝トーナメント進出を決め、2日のラウンド16ではオーストリア代表と対戦する。 オーストリア戦を前にしたモンテッラ監督は、2位で終えたグループステージの戦いを回想。流れのなかからの得点を誇ると同時に、セットプレーからもゴールが欲しいと語った。 「我々はこれまで5ゴールを決め、5人の選手が得点した。PKやセットプレー、オウンゴールはない。我々はボールを支配するという点において素晴らしい仕事をしているが、これらをもっと得点に繋げなければならない。冷静さが非常に重要になる」 また、トルコは3月の国際親善試合でオーストリアと対戦しており、その時は1-6で惨敗。モンテッラ監督は、今回の試合が全く別物になると強調した。 「感情に流されてはいけない。(3月の)リベンジなど考えてはいけない。オーストリアの実力は知っているが、我々に何ができるかもわかっている」 「スタンドにたくさんの観客が集まり、赤と白の旗でいっぱいになることを期待している。これまでファンの皆は我々をとてもよく応援してくれている。それは我々に有利に働くだろう」 「あの1対6は数ある試合の1つだ。これはまた別の試合だ。ラルフ・ラングニック(オーストリア監督)もわかっているだろう」 さらに、モンテッラ監督はオーストリアがフランス代表やオランダ代表、ポーランド代表とのグループDを首位通過したことにも言及。チーム力の高さを称賛しながらも、試行錯誤しての勝利を目指す。 「拮抗したチームが集まったバランスの取れたグループだったため、3カ国(オーストリア、フランス、オランダ)のどこが首位になってもおかしくなかった。オーストリアが首位通過したことは、私にとって全く驚きではなかった」 「オーストリアはとても強度が高く、トランジションもかなりアグレッシブで、フィジカルも非常に強い。彼らは身体的に優れたチームだ。我々は重要な選手を2人欠くが、その穴をさまざまな方法で埋めるつもりだ。我々はピッチ内外で困難な瞬間を経験してきたが、ベストを尽くすつもりだ」 オーストリア戦で欠場するのは、累積警告のMFハカン・チャルハノールとDFサメト・アカイドゥン。モンテッラ監督は若き才能たちのさらなる活躍に期待を寄せた。 「我々はキャプテンなしでプレーすることになる。彼(チャルハノール)はかけがえのない選手だ。しかし、その穴を埋めるための準備ができている選手たちがいる」 「我々は才能ある若手たちに非常にオープンだ。2005年生まれの2選手(MFアルダ・ギュレルとFWケナン・ユルドゥズ)を先発起用することでその姿勢を示した。2005年生まれのFWセミフ・クルチソイに加え、2003年生まれのセンターバック、アフメジャン・カプランもいる。彼らも大会中に出場するチャンスがあるかもしれない」 2024.07.02 20:43 Tue
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グループ首位通過のオーストリア指揮官、初の準々決勝進出へ「ベスト16入りは偶然ではない」

オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督が、初のベスト8進出に向け意気込んだ。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024ではフランス代表、ポーランド代表、オランダ代表が同居するグループDに入ったものの、2勝1敗の大健闘で首位通過を果たしたオーストリア。2日のラウンド16ではトルコ代表と対戦する。 前日会見に臨んだラングニック監督は、前回大会を上回る初のベスト8入りを叶えたいとコメント。自身も含め、オーストリアの面々とゆかりの深いレッドブル・アレナでの戦いということも前向きに捉えている。 「オーストリアがこれまで達成していないこと(準々決勝進出)を成し遂げるのは、非常に大きな意味がある。我々がグループを突破できる、ましてや最も厳しいグループで首位に立つなんて、ほとんどの人が思っていなかった。ベスト16入りは偶然ではない」 「今、我々は私が8年間働いてきたライプツィヒにいる。私の選手の多くがプレーしたし、今プレーしている選手もいる。我々は興奮しているし、オーストリアのファンと共に、ライプツィヒのファンも何人か応援に来てくれることを願っている」 また、決勝トーナメントとの向き合い方にも言及。心機一転、ここからが本当の始まりだと気を引き締めた。 「みんなかなり落ち着いているし、まだ何も成し遂げていないとチームの全員が思っている。我々からすれば、(この試合から)ユーロが本格的に始まる。ノックアウトモードに入っているから、新鮮なスタートを切ることが重要だ。我々はそのモードの中で戦い、最初の1分から存分に堪能しなければならない」 「トーナメントで上位に勝ち進む方法は1つではない。1試合1試合を大事に戦わなければならない。自分たちに期待しているのは、自分たちの強みに焦点を当てた力強いパフォーマンスだ。それからこの旅がどこまで続くのか見届けることになる」 さらに、ジョージア代表やチェコ代表を下し、グループFを2位で勝ち上がってきた対戦相手のトルコを分析。随所に見せるクオリティの高さや姿勢を警戒した。 「球際に強く、試合に情熱を注ぐチームと対戦する。その両方に備える必要がある。我々は自分たちを際立たせているエネルギーをテーブルの上に乗せる必要がある。熱いハートと冷静な頭脳が必要だ」 「チェコとの試合を見たとき、トルコが我々の対戦相手になりそうだとわかった。チェコは局面局面でとても良いプレーをするし、フィジカルも非常に強かった。(チェコに)退場者が出て試合の流れが変わったが、全員がピッチにいたとしても、あのような展開になっていなかったかどうかはわからない」 2024.07.02 20:07 Tue
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「早い段階のゴールで…」 8強入りのトルコ指揮官が開始1分の先制を勝利のポイントに

トルコ代表がユーロ2024のベスト8に駒を進めた。 トルコは2日のラウンド16でオーストリア代表と対戦し、2-1で勝利。メリフ・デミラルの2ゴールにメルト・ギュノクのファインセーブも光らせ、4大会ぶり3度目の8強進出を決めた。 UEFA公式サイトによると、トルコを率いるヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は開始1分の先制劇が大きかったと感じているようで、準備したものも出せた試合だったと満足げだ。 「早い段階のゴールでより正確にプレーし、よりうまく守れた。その結果、2-0に持ち込めたよ。今日はよく頑張った」 「相手の戦術に上回るために異なる準備をした。で、うまくいったよ。終盤は苦戦したが、スピリットとハートで乗り越えたね」 準々決勝ではオランダ代表と激突するトルコ。さらなる躍進なるか。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】オーストリアvsトルコ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xyjYCSjzkDY";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.03 08:45 Wed

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