今夏CB補強を計画のバイエルン、チェルシーと長期契約のコルウィルもターゲットか
2024.06.11 10:45 Tue
バイエルンが獲得狙うDFレヴィ・コルウィル
バイエルンがチェルシーのイングランド代表DFレヴィ・コルウィル(21)の獲得を狙っているようだ。
紆余曲折を経て、先月にヴァンサン・コンパニ監督の就任を発表したバイエルン。現在は今シーズンの課題でもあった守備の強化をすべく、センターバックの補強を目指している。
現時点で獲得が有力となっているのが、レバークーゼンのドイツ代表DFヨナタン・ター(28)。今シーズン、ブンデスリーガの無敗優勝に貢献したターは、今夏新たな挑戦に前向きとも報じられている。
一方で、ドイツ『スカイ・スポーツ』のフロリアン・プレッテンベルグ記者によると、バイエルンはコルウィル獲得の可能性についても探っている模様。バイエルンは左利きのセンターバックを必要としており、ターの獲得に成功したとしても引き続きコルウィルへの関心を続ける意向のようだ。
コルウィルはチェルシーアカデミー出身であり、今シーズンは公式戦32試合に出場。将来的なキャプテン候補として、チェルシーとは2029年夏までの長期契約を結んでいる一方、莫大な資金を移籍市場に投下し続けるクラブが、帳尻合わせのために高額な移籍金を提示されれば耳を傾ける可能性はある。
紆余曲折を経て、先月にヴァンサン・コンパニ監督の就任を発表したバイエルン。現在は今シーズンの課題でもあった守備の強化をすべく、センターバックの補強を目指している。
現時点で獲得が有力となっているのが、レバークーゼンのドイツ代表DFヨナタン・ター(28)。今シーズン、ブンデスリーガの無敗優勝に貢献したターは、今夏新たな挑戦に前向きとも報じられている。
コルウィルはチェルシーアカデミー出身であり、今シーズンは公式戦32試合に出場。将来的なキャプテン候補として、チェルシーとは2029年夏までの長期契約を結んでいる一方、莫大な資金を移籍市場に投下し続けるクラブが、帳尻合わせのために高額な移籍金を提示されれば耳を傾ける可能性はある。
レヴィ・コルウィルの関連記事
バイエルンの関連記事
ブンデスリーガの関連記事
記事をさがす
|
|
レヴィ・コルウィルの人気記事ランキング
1
イングランド代表、指揮官がCB陣の世代交代を示唆… 22歳グエイや20歳コルウィルら称える「競争を望んでいる」
イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督が、センターバック陣の世代交代を示唆した。イギリス『ミラー』が伝えている。 マンチェスター・ユナイテッドのDFハリー・マグワイア(30)、マンチェスター・シティのDFジョン・ストーンズ(29)が盤石の地位を築いているイングランド代表のセンターバック。この2人はカタール・ワールドカップ(W杯)の全5試合、3月の代表ウィーク2試合でも先発でコンビを組んでおり、サウスゲイト監督からの信頼は厚い。 しかし、最近はクリスタル・パレスのDFマーク・グエイ(22)が代表チームに定着。さらに、武者修行先のバーンリーで活躍したシティのU-21イングランド代表DFテイラー・ハーウッド=ベリス(21)、同じく武者修行先のブライトン&ホーヴ・アルビオンで株を上げたチェルシーのDFレヴィ・コルウィル(20)といった若手の招集も期待されている。 17日に行われたユーロ2024予選・第3節のマルタ代表戦ではマグワイアとグエイがコンビを組み、4-0の完勝に貢献。サウスゲイト監督は19日の第4節・北マケドニア代表戦に向けた前日会見に臨み、ユナイテッドで序列を落としているマグワイアに対する今シーズンの評価を与えた。 「マグワイアは世界的なビッグクラブのキャプテンでありながら、なかなかプレーできず苦労したことだろう。それでも、これはひとつの挑戦であり、彼がイングランド代表として見せた今シーズンのパフォーマンスは非常に良かったと思うよ」 クラブでの境遇とは対照的に、マグワイアの代表チームでのプレーは合格点だとした指揮官。ただ、センターバック陣の世代交代を意識しているとを明言した。 「我々コーチ陣は全ポジションに競争を望んでいる。グエイのことは大好きだし、実際にテストしただろう? 彼とコルウィルはリーグ最年少のトップDFだ。U-21のハーウッド=ベリスにも興味がある」 一方で、マグワイアと同世代のブライトンDFルイス・ダンク(31)、アストン・ビラのDFタイロン・ミングス(30)も絶賛し、幅広くポジション争いをしていきたいと語った。 「ダンクとミングスのシーズン後半戦は本当に素晴らしかった。チームを良い成績に導く活躍だったね。したがって、このポジションには激しい競争があり、我々コーチ陣もこれを念頭に置いているということだ」 2023.06.19 17:32 Mon2
人種差別チャント問題で物議もエンソ・フェルナンデスがチェルシー副主将に任命
アルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスがチェルシーの副キャプテンに任命される見込みだ。イギリス『タイムズ』が報じている。 2023年1月にベンフィカから鳴り物入りでの加入となったエンソ・フェルナンデス。以降はピッチ内で中盤の絶対的な主力に君臨し、優れたゲームオーガナイズに加えて闘争心溢れるプレーでチームを支えている。 その一方で、アルゼンチン代表としてコパ・アメリカ2024制覇後、優勝を喜ぶバスの車内でフランス代表の選手たちに対する人種差別的な内容のチャントを歌ってしまった上、SNSで拡散したことで大きな物議を醸した。 その後、SNSを通じた謝罪と共にクラブ復帰後は憤りを示したフランス代表DFヴェスレイ・フォファナらフランス人の同僚らへの謝罪も行い、ひとまずクラブ内において問題解決となった。 とはいえ、ファンの一部からは依然として拒否反応もあり、新シーズン開幕に向けて同選手を巡る状況は懸念材料となっている。 そんななか、エンツォ・マレスカ監督は渦中のアルゼンチン代表MFをイングランド代表DFリース・ジェームズに次ぐ副キャプテンに任命するようだ。 昨シーズンまでチームを指揮していたマウリシオ・ポチェッティーノ前監督は、プレミアリーグの主審としっかりと英語で意思疎通が図れることを重視し、中心選手だったエンソにゲームキャプテンの役割を与えず。ジェームズ不在時はイングランド代表MFコナー・ギャラガー、同DFベン・チルウェルを副キャプテンに据えていた。 ただ、ギャラガーはアトレティコ・マドリー移籍が決定的となり、チルウェルに関しては現時点で左サイドバックのポジションで序列を落としており、仮に副キャプテンを任せるとすれば、生え抜きのイングランド代表DFレヴィ・コルウィル、エースの同MFコール・パーマー辺りが候補となる。 なお、マレスカ監督は先日のレアル・マドリー戦後、試合中にジェームズからエンソにキャプテンのアームバンドが手渡されたことに対して。「彼は重要なプレーヤーの一人。リースを交代させたとき、彼は『ブレスレット』をエンソに渡した。これは、エンソがチーム内で尊敬されていることを示している」と、同選手がチームリーダーに相応しい存在であると語っていた。 2024.08.09 15:53 Fri3
チェルシーがシティから21歳パーマーを獲得! 2030年までの7年契約を締結
チェルシーは1日、マンチェスター・シティからU-21イングランド代表MFコール・パーマー(21)を完全移籍で獲得したと発表した。契約期間は2030年6月までの7年間で、1年間の延長オプションが付帯しているという。 パーマーはシティの下部組織で育った多彩なアタッカー。ジョゼップ・グアルディオラ監督からの期待も大きく、欧州を制した昨シーズンのシティで公式戦25試合に出場と一定のプレータイムを確保。今季もここまで公式戦3試合に出場し、セビージャとのUEFAスーパーカップではゴールも決めていた。 ところが、ここ数日でチェルシー行きが急浮上し、あれよあれよという間に移籍が成立。パーマーはチェルシーの公式サイトを通じ、「早くチェルシーでのキャリアを始めたい。サインできて最高の気分だ! ここに来たのはクラブの長期計画に感銘を受けたからで、自分の才能を発揮できるよう努力するよ。若くてハングリーなこのチームで特別なことを成し遂げたい」とコメントを寄せた。 また、チェルシーのテクニカル・ディレクター(TD)を務めるローレンス・スチュワート氏もパーマー獲得について「若くしてプレミアリーグとチャンピオンズリーグ(CL)の経験が豊富。チェルシーの攻撃陣にさらなるクオリティとバラエティ性を与えてくれるだろう」と喜びを綴っている。 チェルシーにはパーマーが6~7月のU-21欧州選手権で共闘し、ともに優勝を経験したDFレヴィ・コルウィル、FWノニ・マドゥエケが在籍。チェルシーは自国の未来を担う若手を各ポジションに揃えた格好だ。 なお、移籍金額はイギリス『スカイ・スポーツ』によると、4000万ポンド+アドオン250万ポンドの総額4250万ポンド(約78億3000万円)になったようだ。 2023.09.01 18:00 Fri4
「本当に良かった」ブライトン相手に勝利のチェルシー、バウンスバック見せた若いチームにポチェッティーノ監督「チームであることをもっと示す必要がある」
チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、ブライトン&ホーヴ・アルビオン戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 3日、プレミアリーグ第14節でチェルシーはブライトンをホームに迎えた。 前節はアウェイでのニューカッスル戦で4-1と惨敗。無様な姿を見せてしまった中、ホームに難敵・ブライトンを迎えたが、17分にエンソ・フェルナンデス、21分にレヴィ・コルウィルのゴールが決まり、早々に2点をリードする。 しかし、43分に失点すると、45分にはコナー・ギャラガーが2枚目のイエロカードを受けて退場。その後は1点ずつを加え、3-2でなんとか勝利を収めた。 試合後、ポチェッティーノ監督が振り返り、若い選手たちはまだまだ成長中だとコメント。前節の反省を生かし、ゲームをコントロールできたと称えた。 「我々は若い選手がいる若いチームだ。改善の必要がある。プレミアリーグが最高のリーグであることを学ぶ必要があり、プレミアリーグでプレーしていると信じて、それを感じなければならない選手がたくさんいる」 「この時期、本来の自分たちを見せられなかったニューカッスル戦の後、我々は選手の活躍を望み、我々は良いプレーを見せたかった」 「チームは本当に良かった。ニューカッスル戦はタフだったし、ブライトンはいつも対戦するのが難しいから、とても誇りに思う。最初の25分で我々は2得点しゲームをコントロールした」 「前半の終わりに失点した時、我々は少しフラットだった。そして後半を迎えたが、ギャラガーが退場になっていた。レッドカードではなかったと思う。ただ、これは私の意見であり、間違っているかもしれない」 「私は選手たちと彼らが示したキャラクターをとても誇りに思っている。ハーフタイムに彼らに対し、これは我々にとって素晴らしいチャンスであり、大きなチャレンジだったから嬉しいと伝えた。我々はチームであることをもっと示す必要があった。それは間違いなく、我々を改善するものだ」 <span class="paragraph-title">【動画】チェルシーvsブライトン ハイライト映像</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="4ENgzQgUU44";var video_start = 5;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.12.04 12:58 Monバイエルンの人気記事ランキング
1
「ピッチ上で最もおしゃれな選手」バイエルンMFのスパイクコーデが話題に! 7年前発売モデルをユニフォームに合わせて着用「いつも完璧にマッチ」
バイエルンのフランス代表MFマイケル・オリーズのスパイク選びが注目を集めている。 今夏クリスタル・パレスからバイエルンへ移籍したオリーズ。ブンデスリーガやチャンピオンズリーグ(CL)に初挑戦のシーズンとなっているが、ここまで公式戦12試合で7ゴール3アシストと好パフォーマンスを見せている。 そんななか、注目を集めているのがオリーズの足元。ユニフォーム情報やギア情報を扱うメディア『Footy Headlines』は、22歳ウインガーがユニフォームとスパイクの色を合わせていると紹介した。 オリーズはスパイク契約を結んでいないため、好きなものを履くことが可能。2017年に15色展開で発売されたナイキのハイパーヴェノム3を好み、バイエルンのホームユニフォームには赤、アウェイユニフォームには黒、サードユニフォームには白を合わせている。 また、パレス時代にもユニフォームの色と合ったスパイクを選択。水色と白のキットに、こちらも水色と白の2色でカラーリングされたハイパーヴェノム3を着用した。 『ESPN』もオリーズのスパイクに注目し、画像をSNSに投稿。「ファッショニスタ」「ピッチ上で最もおしゃれなサッカー選手」「彼はファッションとボールをよく理解している」「いつも完璧にマッチしている」と好意的な反応が寄せられた。 <span class="paragraph-title">【写真】ユニフォームと同色のスパイク! オリーズのコーデ4種</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Michael Olise matching his boots with his kits <a href="https://t.co/WXsWwM8VCt">pic.twitter.com/WXsWwM8VCt</a></p>— ESPN UK (@ESPNUK) <a href="https://twitter.com/ESPNUK/status/1851625103865372708?ref_src=twsrc%5Etfw">October 30, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.31 19:30 Thu2
レ・ブルー初招集オリーズが母国イングランドではなくフランスでのプレー理由説明…同僚バデが意外な特技も明かす
レ・ブルー初招集となったバイエルンMFマイケル・オリーズが、母国イングランドではなくフランス代表でのプレーを決断した理由を明かした。フランス『レキップ』が伝えている。 ナイジェリア人の父親とアルジェリア系フランス人の母親の元、イングランドのロンドンで生まれ育ったオリーズ。アカデミー年代ではアーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティという名門を渡り歩き、レディングでプロキャリアをスタート。その後、2021年夏にクリスタル・パレスへステップアップを遂げると、今夏はビッグクラブの争奪戦の中でバイエルンへ完全移籍した。 バイエルン移籍までイングランド一筋のクラブキャリアを歩んできた左利きの攻撃的MFだが、U-18チームから母親の母国フランスの代表チームでもプレーを選択。先のパリ・オリンピックではU-23フランス代表の一員として銀メダル獲得に貢献した。 そして、今回のインターナショナルマッチウィークではディディエ・デシャン監督から招集がかかり、レ・ブルー初選出となった。 3日、同じくA代表デビューが期待されるローマMFマヌ・コネ、セビージャDFロイク・バデとパリ五輪のチームメイトと共に公式会見に出席したオリーズは、ややたどたどしいフランス語で生まれ故郷のイングランドではなく、フランスでのプレーを決断した背景を説明。 明確な理由について言及は避けたが、「母はフランス出身で、僕は子供の頃にここに来たことがある。フランス代表チームとの繋がりがあったし、フランスでプレーしているんだ」と語った。 また、レ・ブルーのロールモデルに関して問われると、母と同じアルジェリア系フランス人のジネディーヌ・ジダン氏とパリ五輪で指導を受け、現在も連絡を取り合っているティエリ・アンリ氏の2人のレジェンドの名前を挙げた。 今回の会見の様子やフランス語が不得手という部分で、少し内向的な性格も窺わせたオリーズ。 そういったこともあり、会見ではチームメイトであるバデにオリーズの人となりに関する質問が飛ぶと、「とてもいいヤツだよ」という言葉と共に意外な特技が明かされた。 「マイケルはとてもいいヤツだよ。僕らは(パリ五輪の期間に)2カ月間一緒に過ごしていたけど、彼は本当にいいヤツなんだ。彼は人狼ゲーム(カードゲーム)がとても得意で、人を操る人間だね(笑)」 また、現状では右ウイングを主戦場とする可能性が高い中、右サイドバックとしてコンビを組む可能性が高いバルセロナDFジュール・クンデは、ピッチ内外での適応をサポートしたいと語った。 「ここには他の人よりも社交的な人間がたくさんいるし、とても歓迎的なグループだ。彼が馴染みのに問題はないよ」 「彼に時間を与える必要があるけど、僕はまったく心配していないよ。彼はとてもアンバランスなアタッカーで、左足が本当に得意だ。だけど、静かに落ち着かせてほしい。新しい人に時間を与えるのは良いことだからね」 2024.09.04 16:00 Wed3
バイエルンのトゥヘル監督が日本の文化に感銘!来日中に茶道を体験「とても特別な経験」
バイエルンのトーマス・トゥヘル監督が茶道を楽しんだ。 7月にジャパンツアーで来日していたバイエルン。日本ではマンチェスタ・シティと川崎フロンターレと対戦。その後シンガポールへと移動してリバプールと戦った後、ドイツへと戻っている。 バイエルンの公式SNSでは試合だけでなく来日中の様子もアップされているが、その中にはトゥヘル監督の茶道体験もあったようだ。 トゥヘル監督は1人で茶道を体験。ドイツから遠く離れた東京での貴重な経験に興味津々の様子で、真剣な表情で作法やお茶のたて方などを学んでいた。 元日本代表FW岡崎慎司や元日本代表MF香川真司も指導した経験のあるトゥヘル監督。サッカー界の中ではかなりの戦術家でありこだわりの強さでも知られるが、茶道には何か感じるものがあったようだ。茶道だけでなく和室やその空間にも感銘を受け、「とても特別な経験をありがとう」と満足気に語っていた。 来日中にも「日本に来れたことは本当に楽しいし、喜んでいる」と語っていたトゥヘル監督。ジャパンツアーはチームだけでなく指揮官にとっても有意義なものとなったようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】トゥヘル監督がお茶を嗜む姿が渋い!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ezOewjgwL5s";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.08.09 12:00 Wed4
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.45“ハイブリッドバイエルン”ドイツ史上初の3冠/バイエルン[2012-13]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.45</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2012-2013シーズン/バイエルン 〜ハイブリッド“トレブル”バイエルン〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2012-13bayern.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ユップ・ハインケス(67) 獲得タイトル:ブンデスリーガ、CL、DFBポカール 攻撃力10:★★★★★★★★★★ 守備力10:★★★★★★★★★★ タレント9:★★★★★★★★★☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層10:★★★★★★★★★★ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">記録づくめの史上初トレブル</div> 2011-12シーズンのバイエルンは、ブンデスリーガ、CL、DFBポカールの全てで2位に終わり、“シルバー・コレクター"と揶揄された。この悔しさを払拭すべく、翌2012-13シーズンの開幕前にFWマンジュキッチやMFハビ・マルティネス、DFダンテといった実力者を獲得。的確な補強でチーム力を格段と上げた。 リーグ戦では開幕から好調をキープして8連勝を達成すると、最後までその勢いは衰えず。6試合を残してブンデスリーガ史上最速(当時)での優勝を決めた。そして、最終的に積み重ねたポイントは前人未到の[91]。前のシーズンにドルトムントが記録した18を10ポイントも上回り、ブンデスリーガを制覇した。また、シーズン中の14連勝や2位チームとの勝ち点差[25]、最多勝利数[29]、リーグ最少失点数[18]での優勝など、多くの記録を打ち立てた。 さらに、このシーズンのバイエルンの勢いは、リーグ戦だけにとどまらない。CLでは、アーセナル、ユベントスを下してバルセロナとの準決勝へ進出。難敵との対戦となったが、2戦合計スコア7-0と圧勝してファイナルに到達する。そして決勝ではドルトムントとの同国対決を制し、見事に12シーズンぶり5度目の戴冠を果たした。さらに、その1週間後に行われたDFBポカール決勝でもシュツットガルトに3-2と競り勝ち、ドイツ史上初めてとなる3冠の偉業を成し遂げた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">スターのハードワーク</div> 最強を誇ったバイエルンの特長として、チーム全体がハードワークを徹底していたことが挙げられる。ハインケス監督の下でフットボールに対する姿勢を変えたリベリやロッベンといったスター選手がチームプレーに徹したことが、このシーズンのバイエルンの強さを生む大きな要因となった。 守備面においては、抜群の安定感を誇るGKノイアーが最後尾に君臨。センターバックは対人プレーに強みをもつJ・ボアテングとダンテが務めた。特に、ダンテはMVP級の活躍を見せ、守備の仕事に加えて正確なフィードで攻撃の起点となった。また、右サイドバックのラームが気の利いたプレーで攻守に奮闘すれば、左のアラバは本職の中盤からポジションを移したにも関わらず、リベリとの好連係で存在感を放った。 中盤から前線に関しても、質、層と共に素晴らしいレベルを誇った。ハビ・マルティネスは加入当初こそ本調子には至らなかったものの、終盤にかけて存在感を示していき、シュバインシュタイガーと抜群の補完性を誇った。 サイドでは、ロッベンとリベリという世界屈指のドリブラーが執拗に仕掛けていく。また、ミュラー、クロースといったいくつかのポジションをこなせるクオリティの高い選手が在籍していたことも、安定感に拍車をかけた。そして、マリオ・ゴメスにレギュラーを渡さなかったマンジュキッチは労をいとわない守備を見せ、前線からのチェイシングでファーストディフェンダーの役割を完璧にこなした。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFフランク・リベリ(29)</span> スタメンクラスの選手全員がシーズンMVPを獲得できるような活躍だったが、その中でもリベリの存在感は際立っていた。卓越したテクニックとドリブルを活かした果敢な仕掛けで左サイドを蹂躙するだけでなく、ときには最終ラインまで戻ってタックルを仕掛けるなど、守備面での献身性も特筆すべきものだった。このシーズンは公式戦43試合に出場して11ゴールを記録。バロンドールではC・ロナウド、メッシに次ぐ僅差の3位に終わったが、UEFA欧州最優秀選手賞を受賞した。 2019.04.25 22:00 Thu5
