「熱意を持って戦う」2年連続ECL決勝進出のフィオレンティーナ、指揮官は昨季のリベンジ誓う「あの失望を忘れるため全力で」
2024.05.29 17:30 Wed
ECL優勝を目指すヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督
フィオレンティーナのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督が、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝でのリベンジを誓った。『UEFA.com』が伝えている。
ECL準決勝ではクラブ・ブルージュとの激戦を制し、2戦合計スコア4-3で決勝進出を決めたフィオレンティーナ。29日にギリシャのOPAPアレーナで行われるファイナルの舞台では、オリンピアコスと対戦する予定になっている。
昨シーズンもECL決勝に進出しながら、ウェストハム相手に1-2で敗れ惜しくもトロフィーを逃す結果に。試合前日会見に出席したイタリアーノ監督は、再び到達した決勝の舞台で今度こそトロフィーを手にしたいと意気込んでいる。
「決勝戦は熱意を持って戦わなければならない。我々は全力を尽くす。昨シーズンは残念な結果に終わってしまったが、今回で挽回を図るつもりだ」
「ピッチ内外で私が常に言ってきた。我々は決して自分たちのアイデンティティを失ってはならないとね。スローインまでも含め、我々がすることすべてに集中する必要がある。自分たちのアイデンティティと競争心に、忠実でなければならない」
ECL準決勝ではクラブ・ブルージュとの激戦を制し、2戦合計スコア4-3で決勝進出を決めたフィオレンティーナ。29日にギリシャのOPAPアレーナで行われるファイナルの舞台では、オリンピアコスと対戦する予定になっている。
昨シーズンもECL決勝に進出しながら、ウェストハム相手に1-2で敗れ惜しくもトロフィーを逃す結果に。試合前日会見に出席したイタリアーノ監督は、再び到達した決勝の舞台で今度こそトロフィーを手にしたいと意気込んでいる。
「ピッチ内外で私が常に言ってきた。我々は決して自分たちのアイデンティティを失ってはならないとね。スローインまでも含め、我々がすることすべてに集中する必要がある。自分たちのアイデンティティと競争心に、忠実でなければならない」
「(昨年の)プラハでの決勝戦で経験した敗北は、私、選手、クラブにとって痛手だった。だから明日は、あの失望を忘れるため全力を尽くしたい」
ヴィンチェンツォ・イタリアーノの関連記事
フィオレンティーナの関連記事
UEFAカンファレンスリーグの関連記事
|
ヴィンチェンツォ・イタリアーノの人気記事ランキング
1
2年連続でヴィオラをECL決勝へ導いたイタリアーノ監督が退任の理由を明かす「私は全てを出し尽くした」
今季限りで退任が濃厚となっているフィオレンティーナのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督が、アタランタ戦後に退任する理由を明かした。 フィオレンティーナは2日にセリエA第29節延期分でアタランタと対戦。試合は6分にカストロヴィッリの左クロスをベロッティがヘディングで流し込みフィオレンティーナが先制。 12分にルックマンのゴールで追いつかれたが、19分にビラーギの左クロスをニコ・ゴンザレスが左足ボレーを叩き込み勝ち越に成功。 32分にスカルヴィーニの鋭いミドルシュートで再び追いつかれたが、前半終了間際に右CKのこぼれ球をボックス中央のベルトランがシュート。クアルタにディフレクトしたボールを最後はゴール前のベロッティが押し込み、3度リードすると、そのまま3-2で勝利した。 フィオレンティーナでのラストマッチとなる試合を終えたイタリアーノ監督は、試合後に『DAZN』のインタビューで今季限りで退任する理由を明かした。 「一定のレベルに達し、それ以上進めなくなったとき、周囲はさらなる努力を求める。私は全てを出し尽くしたと思う。ここでいったん区切りをつけて、彼らに新たな刺激を与えられるような環境を残すのは正しいことだと思ったんだ」 また、「この3年間は、選手たちとの信頼関係が築かれた素晴らしい3年間だった。私は、このような関係を残して去るということは、あまり良いことではないと思っているから感情的になってしまう。新しいページは開かれても、作り上げられた関係は永遠に残るんだ」と、フィオレンティーナでの3年間を振り返った。 2021-22シーズンからフィオレンティーナを率いたイタリアーノ監督は、セリエAで7位、8位、8位と安定した順位を維持。前線からガンガンプレッシングをかける好戦的なサッカーを志向し、2年連続でヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝へチームを導くという成果を上げた。 2024.06.03 08:00 Mon2
好戦的サッカーのイタリアーノ監督はフィオレンティーナ退任確実か 伊紙がミランに推薦「このリスクを冒せ」
フィオレンティーナのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督(46)には野心がある。『フットボール・イタリア』が伝えている。 ドイツ出身のイタリアーノ監督。現役時代はエラス・ヴェローナにキエーヴォ・ヴェローナ、ペルージャなどなどプロヴィンチャを渡り歩き、指導者キャリアも2019〜21年のスペツィアでセリエA初指揮。花の都フィレンツェが大都会に感じるほど、30年間地道にこの道を歩いてきた。 そんなイタリアーノ監督、2021-22シーズンからフィオレンティーナ指揮官になると、セリエAで7位、8位、今季ここまで8位と安定した順位を維持。前線からガンガンプレッシングをかける好戦的なサッカーを志向し、昨季はヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準優勝&コッパ・イタリア準優勝という成果を上げた。 しかし、契約は今季限りで、どうやら退任を決意。特色ある46歳の戦術家は、指導者キャリアのステップアップを目指しているという。 『フットボール・イタリア』はイタリアーノをミランに猛プッシュ。退任濃厚とされるステファノ・ピオリ監督(58)の後任として「誰よりも合う」と推す。 「ヤングタレントを伸ばす能力、ヒトを管理する能力。この2つはロンバルディア州の州都(ミラノ)で貴重な要素。イタリアーノが率いたフィオレンティーナの3年間はいずれもポジティブ。ミランがインテルとの差を縮めるために最も必要なものは…『リスクを冒す』ことだ」 選手時代を含め、セリエAでタイトル獲得経験が一切ないイタリアーノ監督。そんな人材でも能力を信じて登用するリスクこそが、今のミランに必要だという。 2024.03.29 15:45 Fri3
来季CL参戦のボローニャ…クラブ史上初となる挑戦へ補強の進捗状況は?
ボローニャがスカッド強化へ動いている。 来季クラブ史上初めてチャンピオンズリーグ(CL)に参戦するボローニャ。 ファンにとって史上最高だったかもしれない23-24シーズンだが、陣頭指揮を執ったチアゴ・モッタ監督が退任し、チームの根幹たるオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーも売却を余儀なくされる可能性が高い。 新たな指揮官は名門フィオレンティーナを蘇らせたヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督に決まった一方、新戦力獲得によるスカッド強化を目指しているところ。イタリア『SportItalia』が補強の進捗をレポートする。 ザークツィーの後釜は、おそらくセルタのノルウェー代表FWヨルゲン・ストランド・ラーセン(24)。A代表では流石にアーリング・ハーランドの後塵を拝すが、今季ラ・リーガで37試合13得点を記録した身長193cmの実力者だ。 ラーセンはミランの下部組織にいた経歴があり、現在ナポリも新戦力候補にリストアップ。ボローニャはザークツィー売却なら4000万ユーロ(約68.5億円/リリース条項)を得るため、ナポリよりも獲得に近いとされる。 一方、両サイドの強化も重要。左はウニオン・ベルリンのドイツ代表DFロビン・ゴセンス(30)、右はスペツィアのスウェーデン代表DFエミール・ホルム(24)獲得へ交渉中だ。 ゴセンスは長らくアタランタとインテルでプレーし、今季はウニオンでCL出場。獲得へはベンフィカとの争奪戦になっており、ウニオンへの1stオファーを断られるも、重要案件として再オファーを調整中だそうだ。 ホルムは今季アタランタへのレンタル移籍でヨーロッパリーグ(EL)優勝メンバーに。欧州で成功体験を得た右サイドバック獲得に向けては、保有元スペツィアと移籍金700万ユーロ(約12億円)で合意…新戦力第1号となる見込みだ。 2024.06.26 13:45 Wed4
フォンセカ新監督に絶賛アピール中のサーレマーケルス、ミラン残留か
ミランのベルギー代表MFアレクシス・サーレマーケルス(25)を取り巻く状況が変化している。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。 2023-24シーズンはボローニャへレンタル移籍し、両サイドをこなす貴重な戦力としてチャンピオンズリーグ(CL)出場圏入りに貢献したサーレマーケルス。現在はミランに戻ってプレシーズンを過ごしている。 当初はボローニャが950万ユーロ(約15億円)の買取オプションを行使するかに思われたが、重用していたチアゴ・モッタ監督がユベントスへ移籍。新たに就任したヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督は、サーレマーケルスを優先度の高い戦力とは考えていないという。 モッタ監督が就任したユベントスやアタランタ、さらにはプレミアリーグからの関心も噂されたが、具体的な進展はなし。そんななか、ベルギー代表ウインガーはパウロ・フォンセカ新監督へのアピールに成功している。 現在アメリカツアーを行っているミランは、すでにマンチェスター・シティ、レアル・マドリーと対戦。サーレマーケルスは2試合ともに先発し、シティ戦では決勝点をアシストする結果も残した。 シティ戦後、フォンセカ監督はサーレマーケルスの残留希望を明言。パフォーマンスに加えユーティリティ性も評価している。 「アレクシスはそのクオリティの高さから私が本当に気に入っている選手だ。彼は多くのポジションでプレーできるから、どんな監督でも欲しがる選手の1人だ。自信を見せているし、私は彼に残ってほしいと思っている」 ミラン経営陣も、最低1500万ユーロ(約23億8000万円)のオファーがなければ放出しない方針とのこと。現時点でそのような話は来ていないようだ。 2024.08.06 18:55 Tue5
「全員にとって正しい決断」ボローニャ加入のDFカラブリアが決断の理由明かす、古巣ミランでは「不愉快な状況も…」
今冬の移籍市場でボローニャに加入した元イタリア代表DFダビデ・カラブリアが、新天地での意気込みを述べた。『フットボール・イタリア』が伝えている。 カラブリアは10歳からミランの下部組織に在籍し、2015年にセリエAデビュー。その後は右サイドバックの主力として定着し、2022-23シーズンからはキャプテンを務めていた。 しかし、今シーズンはケガや不安定なパフォーマンスもあってチーム内での序列が低下。加えて、セルジオ・コンセイソン監督とは試合後に口論する場面が映されるなど、関係悪化も囁かれていた。 そんな中で、カラブリアは3日にボローニャへのレンタル移籍が発表。レンタル期間は2025年6月までとなるが、ミランとの現行契約も2025年6月で満了となるため、実質18年間在籍したクラブを去る形となった。 入団記者会見に臨んだカラブリアは、移籍を決断した理由について説明。古巣ミランには思うところがある様子を見せつつ、新天地での活躍を誓っている。 「ミランを去ることは何日も悩んだ選択だった。でも、関係者全員にとって正しい決断だったと思う。詳細については触れたくないけどね」 「ミラネッロで育ってきた僕にとって、この決断は悲しみを伴うものだった。それでも、新たな冒険にボローニャを選んだのは、ここに強い可能性を感じたからだ。野心的なチームを見つけたと思っている。ポジティブな雰囲気があって、とても気に入っているよ」 「また自分自身を証明して、以前のように一貫したプレーを取り戻すチャンスだと思う。向こう(ミラン)では不愉快な状況も生まれていたから、最近欠けていた非常にポジティブなエネルギーに満ちた、健康的な良い環境で仕事できるのは嬉しいよ」 「僕がこのクラブを選んだのは、ここに素晴らしいものを見たからだ。本当に健全な雰囲気があって、ヴィンチェンツォ・イタリアーノはステファノ・ピオリと似たプレースタイルだと思う。サイドバックの動かし方が、僕に最も合っていると思うんだ。だから、もう何カ月もここにいるような気がしている」 2025.02.12 12:20 Wedフィオレンティーナの人気記事ランキング
1
ユベントスが2戦連続惨敗でモッタ体制危うし…ファジョーリ2Aのヴィオラに3失点【セリエA】
セリエA第29節、フィオレンティーナvsユベントスが16日にアルテミオ・フランキで行われ、ホームのフィオレンティーナが3-0で圧勝した。 前節、ホームでアタランタ相手に歴史的な0-4の惨敗を喫し、エンポリに敗れたコッパ・イタリアに続く失態を演じたリーグ4位のユベントス。これに伴い、チアゴ・モッタ監督の進退問題が騒がしくなったなか、8位のフィオレンティーナとのアウェイゲームでバウンスバックの勝利を狙った。 アタランタ戦からは先発3人を変更。ガッティとカンビアーゾ、ユルドゥズに代えてカルル、ヴェイガ、コープマイネルスを起用した。 立ち上がりからアウェイのユベントスがボールを握る形となったが、効果的なボールの前進には至らない。 すると、徐々にシンプルに背後を狙う形で前進し始めたホームチームが畳みかける攻撃を見せた。まずは15分、左CKの場面でカタルディのクロスをボックス中央のゴセンスがヘディングシュート。これはDFのブロックに阻まれたが、こぼれ球を見事な左足ボレーシュートでニアに突き刺した。 さらに、直後の18分には味方の長いクリアボールに競り勝ったケアンが落としたボールをグズムンドソン、ファジョーリと繋いでボックス左に走り込むマンドラゴラに繋がると、左足の正確なシュートをゴール右隅に流し込み、瞬く間にリードを2点に広げた。 アタランタ戦を彷彿とさせる厳しい連続失点によって敵地で厳しい展開を強いられたユベントス。何とか前半のうちに1点を返すべく反撃に出ていく。古巣対戦のニコラス・ゴンサレスやコープマイネルスがミドルシュートでゴールを目指していくが、守護神デ・ヘアを中心とするホームチームの堅守に苦戦。決定機まで持ち込めずに前半を終えた。 互いに選手交代なしで臨んだ後半も先にスコアを動かしたのはホームチーム。53分、中盤でボールを運んだファジョーリが前線2枚の動き出しによってバイタルエリアで浮いたグズムンドソンにラストパスを供給。そのまま持ち上がったグズムンドソンが無回転気味の強烈な右足シュートをゴール右隅に突き刺した。 痛恨の3失点目を喫したチアゴ・モッタ監督は59分にヴェイガ、ニコラス・ゴンサレスを下げてアルベルト・コスタ、カンビアーゾを同時投入。さらに、後半半ば過ぎにはウェアとケリーを下げてコンセイソン、ガッティの投入で流れに変化を加えようと腐心する。 だが、ボールは握るものの要所を締める相手のメリハリの利いた守備に手を焼き、テュラムやコロ・ムアニのシュートもことごとくブロックに阻まれてゴールが遠い。さらに、途中出場のカンビアーゾが足首を痛めてバングーラとの交代を強いられるなど、アクシデントにも見舞われた。 そして、一矢報いることも叶わず敵地で敗れたユベントスは、モッタ監督の解任もやむなしの2戦連続惨敗となった。 フィオレンティーナ 3-0 ユベントス 【フィオレンティーナ】 ロビン・ゴセンス(前15) ロランド・マンドラゴラ(前18) アルベルト・グズムンドソン(後8) 2025.03.17 04:00 Mon2
フィオレンティーナ戦大敗で解任の可能性も… モッタ監督は保身よりもベストを尽くすことに集中
ユベントスのチアゴ・モッタ監督が16日にアウェイで行われるセリエA第29節フィオレンティーナ戦を前日に控えた会見に臨んだ。 前節ナポリにホームで4失点大敗を喫し、リーグ戦での連勝が5で止まったユベントス。 ホームでの4失点大敗は約58年ぶりと屈辱を受けた中、イタリア『トゥットスポルト』はフィオレンティーナ戦も大敗するようだとモッタ監督の首が飛び、元イタリア代表監督のロベルト・マンチーニ氏が就任するとも報じられている。 チャンピオンズリーグとコッパ・イタリアでは格下と思われた相手に敗れ、リーグ戦での4位死守のみが求められる中、モッタ監督は保身よりも目の前の試合にベストを尽くすことだけを考えている。 「私はフィオレンティーナ戦のことだけを考えている。クラブに全幅の信頼を置いているし、オーナー陣のサポートに感謝している。これまで何度も我々は素晴らしいパフォーマンスを発揮して重要な試合に勝ってきた。一方でそうすることができず、困難に直面したこともあった。明日も同じだ。次の試合が最も重要だ。勝つために全力を尽くさなければならない」 「自分の将来は最優先事項ではない。最優先事項は明日の試合であり、素晴らしい試合をすることだ。結果を受け入れるのが難しい試合から戻ってきた。ここからやり直す。立ち直るのが我々の仕事だ。トレーニングでは可能な限りベストな方法で選手たちが準備してくれた。最善を尽くす責任があり、それが義務だ」 2025.03.16 13:00 Sun3
チェルシーがコペンハーゲンに連勝!森下龍矢がゴールのレギア、フィオレンティーナも逆転突破で8強入り【ECL】
13日、2024-25シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)のノックアウトフェーズラウンド16・2ndレグの8試合が欧州各地で行われた。 リーグフェーズの1~8位の8クラブと、プレーオフを勝ち上がった8クラブが対戦する決勝トーナメント1回戦。 敵地での1stレグを2-1で勝利したチェルシーは、コペンハーゲンとホームで対戦し1-0で勝利、2戦合計スコア3-1で準々決勝進出を決めた。 直近のレスター・シティ戦から先発を6人変更して試合に臨んだチェルシーは、立ち上がりからボールを保持するが、13分にピンチ。左クロスの流れ球をファーサイドで収めたウエスカスに決定機を作られたが、シュートはDFアチャンポンがブロックして難を逃れた。 後半半ば以降はボールを支配するチェルシーが何度もアタッキングサードまでボールを運ぶが、要所で集中した守りを見せるコペンハーゲン守備陣を攻略できずに時間が経過。43分にはドリブルでボックス内まで侵入したペドロ・ネトがディクスに倒されたが、主審はノーファウルと判定され、前半はゴールレスで終了した。 後半からエンソ・フェルナンデスとアチャンポンを下げてパーマーとククレジャを投入したチェルシーは、早い時間にスコアを動かす。55分、相手バイタルエリアでボール奪取に成功したデューズバリー=ホールがそのままゴール前まで侵攻すると、ゴール右隅にシュートを流し込んだ。 先制したチェルシーは62分にも、敵陣でのボール奪取からジョージの横パスを受けたペドロ・ネトがミドルシュートでゴールに迫ると、試合終了間際の93分には、中央からドリブルで持ち上がったパーマーがチャンスを迎えたが、シュートは共に相手GKのセーブに防がれた。 結局、デューズバリー=ホールの決勝点で逃げ切ったチェルシーが、2連勝でベスト8進出を決めている。 また、1stレグを2-3で敗れた昨季準優勝のフィオレンティーナは、ホームでパナシナイコスと対戦し3-1で勝利し、2戦合計5-4で準々決勝進出を決めた。 フィオレンティーナは開始早々の12分にマンドラゴラのゴールで2戦合計スコアをタイに戻すと、24分にも中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、ドリブルでボックス左から侵入したグズムンドソンのシュートが相手DFにディフレクトしゴール左隅に吸い込まれた。 2戦合計スコアで逆転に成功したフィオレンティーナは、後半にパナシナイコスの反撃に遭うも75分に決定機。ゴセンスのパスをボックス左手前で受けたケアンが絶妙なターンで相手マークを振り切ると、ボックス中央からゴール左隅にシュートを流し込んだ。 その後、フィオレンティーナは81分にヨアニディスのPKで1点を返されたが、そのまま3-1で勝利。この結果、ホームで逆転勝利のフィオレンティーナが2戦合計5-4でベスト8進出を決めた。 日本人所属クラブではDF森下龍矢が先制点を挙げ、モルデとの延長戦までもつれ込んだ激闘を制したレギア・ワルシャワ、DF小杉啓太がフル出場したユールゴーデンが8強入りを決めている。 ◆ラウンド16・2ndレグ 結果 レギア・ワルシャワ 2-0(AGG:4-3) モルデ フィオレンティーナ 3-1(AGG:5-4) パナシナイコス ヴィトーリア・ギマランイス 0-4(AGG:2-6) レアル・ベティス チェルシー 1-0(AGG:3-1) コペンハーゲン セルクル・ブルージュ 2-0(AGG:2-3) ヤギエロニア ルガーノ 5-4(PK:1-3) NKツェリェ ユールゴーデン 3-0(AGG:3-1) パフォス ラピド・ウィーン 2-1(AGG:3-2) ボラツ 2025.03.14 07:45 Fri4
ECLベスト8出揃う!優勝候補筆頭のチェルシーは森下龍矢のレギア・ワルシャワと激突
ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)のラウンド16が13日に終了。この結果、準々決勝に進出する8チームが決定した。 リーグフェーズ上位に入ったストレートインの8チームと、プレーオフを制した8チームによって争われたラウンド16。 リーグフェーズ首位のチェルシーや昨季準優勝のフィオレンティーナに加え、リーグフェーズ上位チームのラピード・ウィーンらが8強入り。プレーオフ組ではレアル・ベティスら3クラブが準々決勝に進出した。 日本人所属クラブでは、DF森下龍矢の所属するレギア・ワルシャワ(ポーランド)、DF小杉啓太の所属するユールゴーデン(スウェーデン)の2クラブが勝ち上がった。 なお、準々決勝は1stレグが4月10日、2ndレグが同17日に開催予定だ。 ◆ECL準々決勝 対戦カード レアル・ベティス vs ヤギエロニア NKツェリェ vs フィオレンティーナ チェルシー vs レギア・ワルシャワ ユールゴーデン vs ラピド・ウィーン 2025.03.14 08:10 Fri5