【CL準々決勝プレビュー】ドルトムントが逆転で11季ぶりか、アトレティコが逃げ切りで7季ぶり準決勝進出か

2024.04.16 18:00 Tue
逆転で11季ぶりか、逃げ切りで7季ぶりか
Getty Images
逆転で11季ぶりか、逃げ切りで7季ぶりか
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、ドルトムントvsアトレティコ・マドリーが日本時間16日28:00にキックオフされる。1週間前に行われた1stレグではアトレティコが圧倒した中、2-1で先勝していた一戦だ。
PR
準優勝した2012-13シーズン以来、11季ぶりのベスト4進出を目指すドルトムントは敵地での1stレグ、終始守勢の展開を強いられた中、守護神コベルの奮闘で2失点に凌いだ。そして終盤のFWアラー弾の一撃で、内容を考えれば御の字の1点差負けでホームに戻ってくることに成功している。そのドルトムントは直近のボルシアMG戦でFWマレンが復帰したが、代わってアトレティコ戦同点弾のアラーが負傷し、再離脱となったのは痛い。一方、2016-17シーズン以来、7季ぶりのベスト4進出を目指すアトレティコは1stレグ、ハイプレスをかけるアグレッシブな戦いを見せて前半のうちに2点のリードを得ることに成功。守備面もほぼ綻びを見せることなく試合を進めていたが、前述のように一瞬の隙を突かれてアラーにゴールを許した。そのアトレティコは直近のジローナとの上位対決をFWグリーズマンのドブレーテで鮮やかに逆転勝利。良い流れでリターンマッチを迎えている。
◆ドルトムント◆
【4-2-3-1】

(C)CWS Brains,LTD.

▽予想スタメン
GK:コベル
DF:リエルソン、フンメルス、シュロッターベック、マートセン
MF:ジャン、ザビッツァー
MF:サンチョ、ブラント、マレン
FW:フュルクルク
負傷者:DFベンセバイニ、FWアラー
出場停止者:なし

アラーが直近のボルシアMG戦で足首を負傷し欠場。1stレグではMFエンメチャを起用する[4-3-3]で臨んだもののハマらず、後半から投入されたMFブラントが好パフォーマンスだっただけに普段通りの[4-2-3-1]で行くと見られる。ボルシアMG戦で復帰したマレンはドイツ『キッカー』によるとスタメン予想となっている。
◆アトレティコ◆
【3-5-2】

(C)CWS Brains,LTD.

▽予想スタメン
GK:オブラク
DF:ヴィツェル、ヒメネス、エルモソ
MF:モリーナ、ジョレンテ、コケ、デ・パウル、アスピリクエタ
FW:モラタ、グリーズマン
負傷者:MFレマル、FWデパイ
出場停止者:MFリーノ

攻守両面で存在感を見せるリーノが累積により出場停止となる。代わって左サイドにはアスピリクエタが入り、ジローナ戦で復帰したエルモソが左センターバックに入るとスペイン『アス』は予想している。

★注目選手
◆FWドニエル・マレン(ドルトムント)
Getty Images

3月下旬の代表戦で負傷し、公式戦3試合を欠場していたマレンに注目。ここまでFWフュルクルクと共にチームトップの公式戦13ゴールを挙げている得点源かつチャンスメーカーでもあるドリブラーは、1stレグではゴールシーン以外にチャンスを作れなかったチームにおいてキーマンとなる存在。直近のボルシアMG戦で試運転を終え、逆転突破の懸かる大一番での爆発に期待したい。

◆FWアルバロ・モラタ(アトレティコ)
Getty Images

対するアトレティコの注目選手にはモラタを挙げたい。引き分けでも突破となるアトレティコとしては1stレグのようにハイプレスをかける必要はなく、十八番の自陣に引いてロングカウンターを生かしやすい展開に持ち込める。長い距離をドリブルで運べ、フィニッシュに繋げることのできるモラタがアトレティコの準決勝進出のキーマンになりそうだ。

PR

アトレティコ・マドリーの関連記事

アトレティコ・マドリーのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(33)にアメリカの地から再びラブコールだ。スペイン『ElDesmarque』が報じた。 最近の有力選手ではサウジアラビア行きが流行りとなるが、以前からキャリア晩期のメジャーリーグサッカー(MLS)行きを示唆するグリーズマン。この夏からロサンゼルス 2024.09.20 21:25 Fri
先週末に行われた第5節ではバルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーと3強が揃って勝利。また、セビージャがピミエンタ新体制で待望の初勝利を挙げている。 チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズが開幕を迎え、早くも過密日程に突入したプリメーラ。今節はラ・リーガで開幕5連勝を達成した一方、ハンジ・フリッ 2024.09.20 19:00 Fri
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、RBライプツィヒ戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 19日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の第1節が行われ、アトレティコはホームにライプツィヒを迎えた。 試合は開始4分にベンヤミン・シェシュコのゴールでライプツィヒが先制。しかし、28分にア 2024.09.20 13:20 Fri
チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節のアトレティコ・マドリーvsRBライプツィヒが19日に行われ、2-1でアトレティコが勝利した。 昨季のラ・リーガを4位で終え、12季連続のCL本戦出場となったアトレティコは、完勝した直近のバレンシア戦からスタメンを4人変更。セルロートやギャラガー、アスピリクエタらに 2024.09.20 06:05 Fri
チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズが9月17日に開幕。ここでは開幕節3日目の19日に開催されるカードの展望を紹介していく。 2024-25シーズンからレギュレーションが変更となり、32チーム制から36チーム制に変更され、グループステージが廃止。代わってリーグフェーズが行われ、ホームとアウェイで4試合ずつ、 2024.09.19 19:00 Thu

UEFAチャンピオンズリーグの関連記事

試合を現地観戦できなくとも応援をしている選手のパートナーたち。しかし、恥ずかしいミスをしてしまった人も出てしまった。 その人物はドルトムントのブラジル代表DFヤン・コウトの恋人でありモデルのマリアナ・ダビドさん。自身のミスのため、インスタグラムの投稿を急いで削除しなければいけなかったという。 イギリス『デイ 2024.09.20 23:50 Fri
アーセナルでチャンピオンズリーグ(CL)デビューを果たした元イングランド代表FWラヒーム・スターリングが、偉大な記録を作り上げた。 19日、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)の第1節でアーセナルはアウェイでアタランタと対戦。昨シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(UEL)王者のアタランタ相手にアーセナルは何度も 2024.09.20 15:50 Fri
バルセロナ守護神が謝罪した。 バルセロナは19日のチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節でモナコとアウェイで対戦。10分にエリック・ガルシアが一発退場となり、数的不利の戦いを余儀なくされたなか、その前半のうちに追いついたが、後半に勝ち越され、1-2で敗れた。 この試合を厳しくしたE・ガルシアの退場 2024.09.20 14:40 Fri
バルセロナは今季のチャンピオンズリーグ(CL)の初戦を白星で飾れなかった。 ラ・リーガから唯一の5連勝で首位と開幕ダッシュに成功して、19日にCLリーグフェーズ第1節のモナコ戦に挑んだバルセロナだが、1-2の黒星。一度は追いついたものの、後半に勝ち越され、リーガでの勢いそのままにCLで白星スタートとはいかなか 2024.09.20 13:51 Fri
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、RBライプツィヒ戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 19日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の第1節が行われ、アトレティコはホームにライプツィヒを迎えた。 試合は開始4分にベンヤミン・シェシュコのゴールでライプツィヒが先制。しかし、28分にア 2024.09.20 13:20 Fri

アトレティコ・マドリーの人気記事ランキング

1

「なんという贈り物」 グリーズマンの予想外の行動に少女が満面の笑み!「あの子はこの瞬間を決して忘れない」

アトレティコ・マドリーのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが見せた行動に注目が集まっている。 15日、ラ・リーガ第5節でバレンシアとのホームゲームに臨んだアトレティコ。イングランド代表MFコナー・ギャラガーやアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスに移籍後初ゴールが生まれ、3-0の勝利を収めた。 グリーズマンも54分にチーム2点目を奪ったが、ギャラガーが決めた先制点後の振る舞いが話題に。ネットを揺らしたボールを回収すると、アトレティコのユニフォームを着た少女を発見。スタンドに駆け寄りボールを投げ渡した。 エースから予想外のファンサービスを受けた少女は満面の笑み。シビタス・メトロポリターノに微笑ましい瞬間が生まれている。 このグリーズマンの行動には「なんという贈り物だ」「素敵なジェスチャー」「あの子はこの瞬間を決して忘れないだろう」とファンも反応。また、「優しい一面が見られて嬉しい」「グリーズマンの優しさは彼のスキルと同じくらいレジェンド級だ」といったコメントも寄せられている。 <span class="paragraph-title">【動画】グリーズマンから少女へ嬉しいファンサービス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="fr" dir="ltr"> Antoine Griezmann et cette petite fan, c&#39;est les émotions ! <a href="https://twitter.com/hashtag/action?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#action</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/AtletiValencia?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#AtletiValencia</a> <a href="https://t.co/Izz3zvx1ty">pic.twitter.com/Izz3zvx1ty</a></p>&mdash; beIN SPORTS (@beinsports_FR) <a href="https://twitter.com/beinsports_FR/status/1835407250254655725?ref_src=twsrc%5Etfw">September 15, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.16 17:30 Mon
2

【ラ・リーガ第5節プレビュー】久保建英が王者マドリーに挑む! 5連勝狙うバルサは自治州ダービー

インターナショナルマッチウィークの中断前に行われた第4節は、バルセロナが圧勝で唯一の4連勝を達成。また、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーの2チームもきっちり勝ち点3を積み上げた。一方、不調のレアル・ソシエダやセビージャ、バレンシアは勝ち点を取りこぼしている。 “FIFAウイルス”罹患が懸念される中断明け初戦は、MF久保建英を擁するソシエダと王者マドリーの強豪対決が最注目カードだ。 開幕から深刻な不振に陥るソシエダは前節、ヘタフェとゴールレスドロー。格下相手に攻守に圧倒される乏しい内容のなかでシュート1本に抑え込まれ、辛くも勝ち点1を持ち帰る形となった。さらに、チームではDFアマリ・トラオレ、MFブライス・メンデス、FWオヤルサバルら主力に負傷者が相次いでおり、ホームで王者を迎え撃つこの一戦に向けて明るい材料は少ない。最低でも勝ち点1が求められるなか、日本代表でハイパフォーマンスを披露した久保の古巣相手の躍動は必須。チームとしては離脱者続出のサイドバックを中心に相手の強力なアタッカー陣をいかに封じ込められるかが勝敗のカギを握る。 対するマドリーは前節、ベティスとのホームゲームをFWムバッペのドブレーテの活躍で2-0の勝利。試合内容には引き続き課題を残したが、4試合目にして新エースにゴールが生まれた部分は大きい。ただ、チャンピオンズリーグ(CL)開幕を控えるなか、MFベリンガムやDFミリトン、MFチュアメニの全体練習復帰は追い風も、選手層に若干の不安を抱える。そのなかで今季2戦2引き分けと苦戦するアウェイゲームでは不調の相手をしっかりと叩いて今後の戦いに弾みを付けたい。とりわけ、失意と共にブラジル代表から戻ってきたFWヴィニシウス、FWロドリゴの両ウイングの奮起に期待したい。 ハンジ・フリック新体制で最高の滑り出しを見せたバルセロナは、昨シーズンに屈辱のダブルを喫したジローナ相手に開幕5連勝を狙う。前節は昇格組バジャドリー相手に、FWハフィーニャのハットトリックの活躍などで7-0の圧勝。代表期間中に負傷したMFダニ・オルモも大事に至らず、良い状態で敵地へ乗り込めるはずだ。 一方、大幅なスカッド刷新の影響で開幕2戦未勝利のジローナだが、前々節はオサスナに4-0、前節はセビージャに2-0の快勝。新エース候補のFWアベル・ルイスもここにきて2試合連続ゴールを記録しており、チームの状態は上がっている。週明けにはクラブ史上初のCLでパリ・サンジェルマンとの対戦を控えるなか、昨季同様にカタルーニャ自治州ダービーを制して勢いに乗りたいところだ。 今季ここまで2勝2分けのアトレティコは今季初の連勝を懸け、1分け3敗で最下位に沈むバレンシアとのホームゲームに臨む。前節のアスレティック・ビルバオ戦では復調気配のホームチーム相手に難しい戦いを強いられたが、後半終盤に投入したFWアンヘル・コレアがカウンターから決め切った劇的なゴールによってウノセロ勝利。昨季苦戦したアウェイゲームで今季初勝利を挙げた。引き続き新戦力のフィットに加え、代表戦含めたFWグリーズマンの状態はやや気がかりだが、不振のバレンシア相手にきっちり勝ち切りたい。 FW浅野拓磨を擁するマジョルカは前節、レガネス相手にウノセロ勝利で今季初白星を挙げた。スタメン出場の浅野は幾度か良い形で攻撃に絡む機会はあったものの、初ゴールや初アシストはお預けに。連勝を狙う今節は2勝2分けで上位に位置するビジャレアルと対戦する。日本代表ではやや消化不良の形となった浅野としてはその鬱憤を晴らすと共に、やや出入りの激しい試合が続くイエローサブマリン相手に目に見える結果を残したい。 その他ではセビージャvsヘタフェの未勝利対決を含め、初勝利を狙うラス・パルマス、ベティスといったクラブの戦いについても注目したい。 《ラ・リーガ第5節》 ▽9/13(金) 《28:00》 ベティス vs レガネス ▽9/14(土) 《21:00》 マジョルカ vs ビジャレアル 《23:15》 エスパニョール vs アラベス 《25:30》 セビージャ vs ヘタフェ 《28:00》 レアル・ソシエダ vs レアル・マドリー ▽9/15(日) 《21:00》 セルタ vs バジャドリー 《23:15》 ジローナ vs バルセロナ 《25:30》 ラス・パルマス vs アスレティック・ビルバオ 《28:00》 アトレティコ・マドリー vs バレンシア ▽9/16(月) 《28:00》 ラージョ vs オサスナ 2024.09.13 19:00 Fri
3

「彼は完全に正しかった」頂点に上り詰めたロドリ、シティ移籍時にブスケッツから受けた言葉明かす…シメオネ&ペップの両指揮官から得た学びも

スペイン代表MFロドリがマンチェスター・シティ移籍の裏側や、指導を受けたディエゴ・シメオネ監督、ジョゼップ・グアルディオラ監督について語った。 今や世界最高のアンカーとして知れ渡るロドリ。昨シーズンはシティで前人未到のプレミアリーグ4連覇を達成すると、今夏はユーロ2024を制し、大会最優秀選手にも選ばれた。 先日発表された2023-24シーズンのバロンドール候補30名にも入った28歳は、『The Players’ Tribune』に自らの半生を寄稿。そのなかでビジャレアルからアトレティコ・マドリーへ移籍した18-19シーズンを振り返り、シメオネ監督からの教えを明かしている。 「古巣のアトレティコに1シーズン戻った時、競争心の本当の意味を学んだ。ビジャレアルにいた時は足元のボール扱いが得意だったけど、少し軟弱だった。シメオネの下、悪者になることがどういうことかを学んだ。ピッチ上で少し嫌な奴になること。本気でタックルすること。90分間相手チームを苦しめること。これもまた重要な要素だった」 また、アトレティコからシティへ移籍した2019年夏も回想。バルセロナ時代にグアルディオラ監督から指導を受けた元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツ(インテル・マイアミ)にアドバイスをもらっていたという。 「翌年の夏にシティへ移籍するチャンスがあって、僕にとっては夢のようなことだった。移籍合意前にブスケッツと話し、彼はこう言った。『ペップ? 彼は君をもっと良い選手にしてくれるだろう。だけど君を追い込むことを決してやめないはずだ。君に決して終わりはない、とね』」 「セルヒオはペップの下で(僕と)同じ役割を担い、多くの偉業を成し遂げたから、彼の言葉は大いに信頼している。そして、彼は完全に正しかった」 さらに、実際に時間を共にして感じたグアルディオラ監督の強みにも言及。自身の進化も止めないことが成功の秘訣だと理解したようだ。 「僕が思うペップのユニークなところは、常に一歩先を行くところだ。彼は周囲のゲームが進化するより前に、常に進化している。彼は昨シーズンと全く同じプレーのままでいることに決して満足しない。なぜなら、ライバルは常に昨シーズンを分析しているからだ」 「立ち止まっていては、プレミアリーグのタイトルを4年連続で獲得することはできない。自分自身を一新させるか、死ぬかのどちらかだ」 2024.09.07 20:05 Sat
4

アトレティコが快勝で今季初の連勝! ギャラガー&アルバレス初ゴールにグリーズマンが2点目【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第5節、アトレティコ・マドリーvsバレンシアが15日にシビタス・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが3-0で勝利した。 今シーズンここまで2勝2分けのアトレティコは今季初の連勝を懸け、1分け3敗で最下位に沈むバレンシアとのホームゲームに臨んだ。インターナショナルマッチウィークの中断前に行われた前節のアスレティック・ビルバオ戦を試合終盤の劇的なゴールによってウノセロで勝ち切った中、シメオネ監督は先発4人を変更。守護神オブラクが復帰したほか、アルバレスに代えてセルロートをグリーズマンの相棒に据えた。 立ち上がりからアトレティコが圧倒的にボールを握ったものの、互いにトランジションを強調した縦に速い攻撃を軸にオープンな攻防を繰り広げていく。 なかなか決定機まで持ち込めないホームチームだったが、20分過ぎに続けて背後へ良いタイミングで抜け出したセルロートがGKママルダシュヴィリとの一対一という決定機を作り出すと、以降もウイングバックの攻撃参加から惜しい場面を幾度も創出した。 そして、ゴールを予感させる攻撃が続く中、コルチョネロスは鮮やかな崩しから前半のうちに先制に成功する。 39分、相手陣内中央でルーズボールを収めたセルロートを起点にカウンターに持ち込むと、左サイドのグリーズマンからペナルティアーク付近でボールを受けたデ・パウルが右のジョレンテを使わずに内側でゴール前への飛び出しを見せたギャラガーへDFの股間を抜く完璧なラストパスを供給。これをイングランド代表MFが難なく右隅へ流し込んだ。 デ・パウルの芸術的なアシストからギャラガーのラ・リーガ初ゴールによって1点リードで試合を折り返したアトレティコ。後半は立ち上がりにハビ・ゲラの際どいミドルシュートで冷や汗をかいたが、早い時間帯に追加点を奪い切る。 54分、相手陣内右サイドのスローインの流れからジョレンテが右足アウトを使った絶妙なクロスを上げると、ファーのリーノが肩付近に当てて浮き球で折り返したボールをゴール前のグリーズマンがスライディングしながら抑えの利いた左足ボレーで流し込んだ。 この2点目で大きく勝利に近づくと、60分過ぎにはセルロートとデ・パウルを下げてアルバレス、アンヘル・コレアを、67分にはリーノに代えてリケルメを続けて投入。週明けのRBライプツィヒ戦を意識したメンバー交代も行っていく。 互いに交代枠を使い切った終盤は一矢報いたいバレンシアとポジション奪取へ結果がほしいアトレティコのアタッカー陣が貪欲にゴールを目指した中、後半ラストプレーではカウンターからボックス内に持ち込んだリケルメの折り返しのこぼれをアルバレスが左足で押し込み、ギャラガーに続き待望の初ゴールを挙げた。そして、不振のバレンシアに完勝のアトレティコが今季初の連勝を飾った。 アトレティコ・マドリー 3-0 バレンシア 【アトレティコ】 コナー・ギャラガー(前39) アントワーヌ・グリーズマン(後9) フリアン・アルバレス(後49) 2024.09.16 06:00 Mon
5

ギャラガー&アルバレスの新加入勢ゴールに4戦連続無失点 シメオネ監督「それぞれのチームが各々のやり方でいる選手に応じて…」

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が振り返った。スペイン『マルカ』が報じている。 アトレティコは15日のラ・リーガ第5節でバレンシアとホームで対戦。コナー・ギャラガー、アントワーヌ・グリーズマン、フリアン・アルバレスにゴールが生まれると、守っては4戦連続のクリーンシートで3-0と勝利した。 強みの堅守が光るが、今季初連勝で開幕5戦無敗のアトレティコ指揮官はこう評している。 「私はフットボールをよく観るが、(マンチェスター・)シティやバルセロナを除いて、ハイラインでプレスをかけたり、ピッチの高い位置で守備をしてくるチームはほとんどいない。大半のチームが引いて、後ろからクオリティを発揮していく。それぞれのチームが各々のやり方で、いる選手に応じて、自分たちに最も合ったものを探している」 また、ゴールを決めたギャラガーとアルバレスの新加入勢にも言及。ギャラガーについては必要としたタイプの中盤と話す。 「彼は勤勉な選手だが、クオリティがあって、2列目からの飛び出しも良く、すべてのボール際に全力を尽くすのを止めない。彼は多くの熱意を持ってやってきたし、我々もそういうタイプの選手を中盤に必要としている。それが我々をより良くしてくれるからね」 そして、新たな点取り屋として加入のアルバレスには今後の量産をさらに期待した。 「チームメイトが彼を祝福する様子やスタジアムの歓声はあのゴールの重要性を物語るものだった。我々の誰もが彼のゴールを必要としていたし、あれがこれから多く決めるであろうゴールの最初になってくれたらと思う」 2024.09.16 12:50 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly