後半から出場のヴィルツが圧巻ハット、レバークーゼンが悲願の初優勝【ブンデスリーガ】

2024.04.15 02:23 Mon
Getty Images
レバークーゼンは14日、ブンデスリーガ第29節でブレーメンをホームに迎え、5-0で圧勝し初優勝を飾っている。前節ウニオン・ベルリン戦を制して9連勝とし、勝利すれば悲願の初優勝が決まるレバークーゼン(勝ち点76)は、3日前に行われたヨーロッパリーグではウェストハムに先勝。そのウェストハム戦のスタメンから7選手を変更。ヴィルツやグリマルド、フリンポンらがベンチスタートとなった。

12位ブレーメン(勝ち点31)に対し、ボニフェイスを最前線に、2シャドーにアドリとホフマンを配す[3-4-2-1]で臨んだレバークーゼンがポゼッションする展開で立ち上がると、8分に決定機。
右サイドからのテラのクロスをファーサイドのインカピエがプッシュ。しかしGKツェッテラーのファインセーブに阻まれた。

それでも22分にPKを獲得。テラの右クロスに合わせにかかったホフマンがマラティーニに倒されると、VARの末にPK判定となった。これをボニフェイスが決めてレバークーゼンが先制した。
さらに35分、アドリがボックス左を突破した流れからホフマンに決定機が訪れるも、シュートはゴールライン前のDFにブロックされた。

続く38分にはホフマンのフィードを受けたボックス左のアドリがバー直撃のシュートを浴びせた中、1点のリードで前半を終えた。

迎えた後半、ヴィルツを投入したレバークーゼンが主導権を引き続き握ると、60分に追加点。ボニフェイスのパスを中央ジャカが正確なコントロールミドルで流し込んだ。

そして68分、中央でアンドリッヒのパスを受けたヴィルツが強烈なミドルシュートを叩き込んで決定的な3点目を挙げたレバークーゼンは、終盤の83分、パラシオスのフィードに抜け出したヴィルツがGKとの一対一を制して4点目。

止まらないヴィルツは90分にハットトリックを達成。直後、90分を待たずに観客がピッチになだれ込んでしまったものの、ファイナルホイッスルが吹かれ、創立120年のレバークーゼンが悲願のブンデスリーガ初優勝を飾っている。

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