能登半島地震の復興支援…ツエーゲン金沢、「心をひとつに希望を繋ぐ」、クラウドファウンディングも実施中
2024.03.17 17:10 Sun
ツエーゲン金沢が復興支援に乗り出す
デンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)が、Jリーグのツエーゲン金沢と共に石川県輪島市を訪問。令和6年能登半島地震の復興支援に義援物資を届けた。2024年1月1日、新年が明け、正月気分で過ごす人が多い中、元日の夕方に突如発生した地震。石川県の能登半島を震源とした地震が発生し、多くの被害が出た。
雪の影響で予定から遅れること2週間余り。2月中旬、ツエーゲン金沢のクラブキャプテンの廣井友信さんらとヒュンメルスタッフが輪島市役所を訪問。坂口茂市長に、防寒ウェアや水、ボディシートなどを義援物資として届けた。
多くの犠牲者も出た未曾有の事態。市内の被災状況や復旧状況についての説明を受けた後、「輪島市も復興を目指してがんばりますので、ツエーゲンもがんばってください」と市長から激励を受けることに。さらに、「他の地域に疎開した子どもも多く、スポーツをやるにはまだほど遠い」としながらも、廣井さんに「子どもたちが戻ってきたらサッカー教室でもやりましょう」と約束したという。
ホームタウンエリアでの大災害。キャプテンの畑尾大翔選手は、代表取締役を務める障がい者就労支援事業施設でチャリティラバーバンドの販売を震災の2週間後にスタート。ツエーゲン金沢としても復興支援の取り組みを推進しており、1月には石川県白山市のショッピングモールで全選手参加の募金活動を行い、チャリティータオルを販売した。
石川県を拠点に活動してきたツエーゲン金沢によるホームタウンへの貢献や恩返しの想いを込めたプロジェクトで、被災した地域の子どもたちに、スポーツを通して元気になってもらう活動を展開していく。
輪島市役所への訪問や2月に行った被災地の小・中学校の4校訪問などを踏まえ、廣井さんは、「美しいと思っていた能登エリアが、生きていくのに精一杯な場所に変わっている光景に言葉を失い、当たり前にあるものが失われていることに衝撃を受けました。そんな中でも現地に暮らす被災者の方々や支える立場にある行政や支援団体の皆さまが、力強く前を向く姿に私自身が逆に勇気をいただきました。能登は復興できると確信しています」と希望の光も感じています。
「今後も様々な形で被災地に寄り添いたい」と話す廣井さんは、「現地に足を運ぶ際には、その瞬間だけでも笑顔になったり、思い切り楽しんでもらう時間をつくりたいですね。クラブや選手の持つ力で、元気なエネルギーをつくり出すことが目指すところです」と取り組みを続けています。
2月23日に2024シーズンが開幕したJリーグ。昨シーズンの降格によりJ3で戦うツエーゲン金沢は、リーグ戦3連敗。カップ戦でも初戦敗退が決まり、苦しい状況が続いていたが、第4節で初勝利を収めた。
それでもホームタウンのためにプレーする仲間たちに、「最後まで走り切る、戦い抜く姿を毎試合見せ続けていきます。その姿から諦めないこと、団結すること、挑戦することを伝えていきたいです。続けた先に優勝や昇格があれば大きな喜びを被災者と共有できる。それが最高ですね」と、廣井さんは諦めることなく希望を繋いでいる。被災地への想いを胸に、ツエーゲン金沢と心をひとつに。
雪の影響で予定から遅れること2週間余り。2月中旬、ツエーゲン金沢のクラブキャプテンの廣井友信さんらとヒュンメルスタッフが輪島市役所を訪問。坂口茂市長に、防寒ウェアや水、ボディシートなどを義援物資として届けた。
ホームタウンエリアでの大災害。キャプテンの畑尾大翔選手は、代表取締役を務める障がい者就労支援事業施設でチャリティラバーバンドの販売を震災の2週間後にスタート。ツエーゲン金沢としても復興支援の取り組みを推進しており、1月には石川県白山市のショッピングモールで全選手参加の募金活動を行い、チャリティータオルを販売した。
キャンプ地の宮崎でもプロ野球のオリックス・バファローズと共同で募金活動を実施し、開幕前に行った新スタジアムのオープニングマッチは、能登半島地震の復興支援を前面に打ち出した内容に。さらに、3月17日まで『One Heart!石川「令和6年能登半島地震」チャリティクラウドファンディング』を行っている。
石川県を拠点に活動してきたツエーゲン金沢によるホームタウンへの貢献や恩返しの想いを込めたプロジェクトで、被災した地域の子どもたちに、スポーツを通して元気になってもらう活動を展開していく。
輪島市役所への訪問や2月に行った被災地の小・中学校の4校訪問などを踏まえ、廣井さんは、「美しいと思っていた能登エリアが、生きていくのに精一杯な場所に変わっている光景に言葉を失い、当たり前にあるものが失われていることに衝撃を受けました。そんな中でも現地に暮らす被災者の方々や支える立場にある行政や支援団体の皆さまが、力強く前を向く姿に私自身が逆に勇気をいただきました。能登は復興できると確信しています」と希望の光も感じています。
「今後も様々な形で被災地に寄り添いたい」と話す廣井さんは、「現地に足を運ぶ際には、その瞬間だけでも笑顔になったり、思い切り楽しんでもらう時間をつくりたいですね。クラブや選手の持つ力で、元気なエネルギーをつくり出すことが目指すところです」と取り組みを続けています。
2月23日に2024シーズンが開幕したJリーグ。昨シーズンの降格によりJ3で戦うツエーゲン金沢は、リーグ戦3連敗。カップ戦でも初戦敗退が決まり、苦しい状況が続いていたが、第4節で初勝利を収めた。
それでもホームタウンのためにプレーする仲間たちに、「最後まで走り切る、戦い抜く姿を毎試合見せ続けていきます。その姿から諦めないこと、団結すること、挑戦することを伝えていきたいです。続けた先に優勝や昇格があれば大きな喜びを被災者と共有できる。それが最高ですね」と、廣井さんは諦めることなく希望を繋いでいる。被災地への想いを胸に、ツエーゲン金沢と心をひとつに。
1
2
廣井友信の関連記事
ツエーゲン金沢の関連記事
明治安田J3リーグ第12節の10試合が6日、7日にかけて各地で行われた。
【八戸vs栃木C】上位対決は痛み分け
首位の栃木シティ(勝ち点24)と3位のヴァンラーレ八戸(勝ち点20)の上位対決。試合は立ち上がりから攻め合う形となり2分に八戸は澤上竜二がクロスを頭で合わせるが、GK相澤ピーターコアミが好セーブ。
2025.05.07 21:02 Wed
ツエーゲン金沢は28日、DF毛利駿也、MF沖崎颯の負傷を発表した。
毛利は、13日に行われた明治安田J3リーグ第9節の奈良クラブ戦で負傷。左ハムストリング肉離れと診断されたとのことだ。
沖崎は、24日に行われたトレーニングで負傷。前十字じん帯断裂、外側半月板断裂と診断される重傷となった。
なお、両選手
2025.04.28 18:35 Mon
J3の関連記事
14日、明治安田J3リーグ第5節延期分の松本山雅FCvsAC長野パルセイロがサンプロ アルウィンで行われ、2-2のドローに終わった。
降雪・積雪の影響で延期された、11位の松本と17位の長野による信州ダービー。11日に天皇杯の長野県予選決勝で相まみえた両者が今度はリーグ戦に舞台を移して激突した。
試合序盤は
2025.05.14 21:14 Wed
記事をさがす
|
|
ツエーゲン金沢の人気記事ランキング
1
金沢に途中加入のMF西谷和希が契約更新、4月に徳島と契約解除「なんとしても優勝して監督を胴上げしたい」
ツエーゲン金沢は24日、MF西谷和希(31)の契約更新を発表した。 西谷は栃木県出身で、流通経済大学から2016年に栃木SCに加入。2020年に徳島ヴォルティスへ完全移籍した。 徳島で5年目となった2024シーズンだが、明治安田J2リーグの第3節以降はメンバー外が続き、4月に双方合意で契約解除。7月には双子の兄のMF西谷優希もいる金沢への加入が決まった。 金沢入り後は主力を担い、J3で18試合2得点を記録。2シーズン目を迎えることになった西谷は、クラブを通じてコメントしている。 「2025シーズンもツエーゲン金沢でプレーさせていただくことになりました。今シーズン凄く苦しんでいた僕に手を差し伸べてくれた伊藤彰監督、そしてそんな僕を暖かく迎え入れてくださったファンサポーターの皆様に凄く感謝しています」 「僕は伊藤彰監督とサッカーがしたくて金沢に来ました。なんとしても優勝して監督を胴上げしたいと思います。 そのために自分の持っている力を出し尽くして、持っていない力を努力で補い優勝するために全てをかけて闘いたいと思います」 「結果を残すことがクラブ、ファン・サポーターの方々への恩返しになると思っています。美しく熱く闘います。来シーズンも素晴らしい応援をよろしくお願いします」 2024.12.24 14:57 Tue2
熊本退団のFW土信田悠生がJ3降格の金沢へ完全移籍 「全身全霊を懸けて戦います」
ツエーゲン金沢は22日、ロアッソ熊本からFW土信田悠生(24)の完全移籍加入を発表した。 土信田は高川学園高校から駒澤大学へ進学し、2022年に熊本でプロ入り。ルーキーイヤーこそ明治安田生命J2リーグで32試合1得点を記録したが、今シーズンは16試合1得点と出場機会を減らし、先月13日に契約満了による退団が決まった。 金沢を新天地とする土信田は挨拶の言葉とともに、意気込みを語った。 「ツエーゲン金沢に関わる全ての皆様、はじめまして。来季よりロアッソ熊本から加入させていただくことになりました、土信田悠生です。ツエーゲン金沢の勝利の為に、全身全霊を懸けて戦います。応援よろしくお願いします」 2023.12.22 13:11 Fri3
宮崎が金沢から2選手を完全移籍で補強! MF力安祥伍&DF黒木謙吾が加入
テゲバジャーロ宮崎は30日、ツエーゲン金沢のMF力安祥伍(25)、DF黒木謙吾(24)を完全移籍で獲得したことを発表した。 力安はサンフレッチェ広島の下部組織出身で、ジュニアユース、ユースと過ごし明治大学へ進学。2021年に金沢に加入した。 3シーズンを過ごし、J2通算55試合、天皇杯通算2試合に出場。しかし、今季はJ2で3試合の出場に終わっていた。 黒木は拓殖大学から2022年に金沢に加入。今季途中からFC大阪に期限付き移籍していた。 金沢では1年半でJ2通算15試合、天皇杯で1試合に出場。FC大阪ではJ3で4試合に出場していた。 両選手はクラブを通じてコメントしている。 ◆MF力安祥伍 【テゲバジャーロ宮崎】 「初めまして、来シーズンからテゲバジャーロ宮崎でプレーさせていただくことになりました。力安祥伍です。監督の掲げるアグレッシブなサッカーを体現する為に日々のトレーニングから突き詰めてやっていきたいと思います。そしてチームの為に闘います。テゲバジャーロ宮崎に関わる全ての皆様、どうかよろしくお願いします」 【ツエーゲン金沢】 「来季よりテゲバジャーロ宮崎へ移籍することになりました。大学を卒業してから3年間このクラブにプレーで恩返しすることがなかなかできず、退団となり悔しいですが、この悔しさ、経験を力に変えてピッチで活躍する姿を見せられるようにまた1からやっていきたいと思います。ツエーゲン金沢に関わる全ての方々、本当に3年間お世話になりました」 ◆DF黒木謙吾 【テゲバジャーロ宮崎】 「テゲバジャーロ宮崎の全ての皆さま、ツエーゲン金沢から加入することになりました黒木謙吾です。このような機会を与えてくださったテゲバジャーロ宮崎に感謝しかありません」 「だからこそ結果で示します。自分自身の価値を高め、チームの為に熱く、激しく戦います!ファン、サポーターの皆さま、応援よろしくお願いします!」 【ツエーゲン金沢】 「テゲバジャーロ宮崎に移籍することになりました。ツエーゲン金沢の皆さん1年半ありがとうございました。大学卒業と同時にプロ1年目をツエーゲン金沢でプレーできたこと、本当に幸せでした。金沢での1年半はとても充実した時間でした」 「次は成長した姿を新しいスタジアムに対戦相手の選手として行き見せたいと思います!これからも応援してくださると、とても嬉しいです。ツエーゲン金沢の皆さん本当にありがとうございました!」 2023.12.30 17:15 Sat4
FC今治が金沢退団のDF太田康介の加入を発表「全ての力を注ぎ込みたい」
▽JFLのFC今治は29日、ツエーゲン金沢を退団したDF太田康介(35)の加入を発表した。 ▽太田は埼玉県出身で、中央大学から埼玉SCを経て2006年にザスパ草津に加入。公式戦の出場がないまま、翌年には横川武蔵野FCへと移籍した。横川武蔵野FCでは3シーズン過ごしJFLで97試合に出場し18得点を記録。2010年からはFC町田ゼルビアに移籍し、J2昇格を経験。2014年から金沢でプレーしていた。 ▽金沢では主力としてプレーし、J2で104試合出場6得点、J3で33試合出場7得点を記録していた。太田はクラブを通じてコメントしている。 「初めまして。ツエーゲン金沢から来ました太田康介です。FC今治のJ3昇格という目標のために、自分の持っている全ての力を注ぎ込みたいと思っております。応援よろしくお願いします」 2017.11.29 12:20 Wed5

