「考えがわからない」ルイス・エンリケ監督の統率力に疑問を呈す元バルサ戦士「選手に自信を与えてくれない」

2024.02.13 15:00 Tue
今季からPSGを率いるルイス・エンリケ監督
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今季からPSGを率いるルイス・エンリケ監督
元フランス代表DFジェレミー・マテュー氏が、バルセロナ時代に師事したルイス・エンリケ監督について語った。フランス『RMC Sport』が伝えている。
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現役時代のマテュー氏は30歳を過ぎてバルセロナの一員に。加入1年目の2014-15シーズンに欧州王者に輝き、不動のレギュラーとは言えずも、大柄ながらもセンターバックと左サイドバックをそつなくこなせる器用な存在として一定の評価を得た。しかし、在籍3年間が丸かぶりしたルイス・エンリケ監督(現:PSG)については以前、「彼との会話はほぼなし。ミスした試合の後にフォローも何もない」などと批判。その統率力・リーダーとしての資質に疑問を投げかけた。
時は流れて2024年、ルイス・エンリケ監督率いるPSGがチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16でレアル・ソシエダと対戦するのを控え、ラ・リーガ経験者としてプレビューを引き受けたマテュー氏。自国チームが勝ち上がる道筋を考えるなかで、再び元ボスへの不満がこぼれ出た。

「私と彼の関係性は微妙…複雑なんだ。私の獲得を求めたのは彼自身だったと聞いているし、バルセロナ加入前は何度か顔を突き合わせて意見交換もした。だが、普段の彼とはほとんど会話しないし、全体的には『選手に自信を与えてくれるコーチ』とはとうてい言えない」
「私自身はバルセロナでのプレーにも自信を持っていた。しかし、ビッグマッチでは出場したりしなかったり…全て出たいのは当然なわけだが、出れない理由がわからないんだ。彼は考えていることを自ら説明することが全くない」

「百歩譲って、バルセロナのような巨大なクラブにおいて、コーチにも膨大なプレッシャーと仕事があり、選手ひとりひとりに十分な時間を割けなかったのかもしれない…だが、やはり彼の考えを最後まで理解できなかったのは残念だし、心残りだ」

マテュー氏は最後に「今季からルイス・エンリケ監督を招へいしたPSG上層部の判断はいかがでしょうか」と問われ、こう回答した。

「ルイス・エンリケはやり方を変えただろうか? 当時バルセロナの選手は多くが大変な思いをした。その判断が100%問題ないとは言えないだろう」

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先発抜擢に応えた19歳ドゥエの活躍を喜ぶルイス・エンリケ監督「レンヌから彼を獲得したのは正しい決断だった」

パリ・サンジェルマン(PSG)を率いるルイス・エンリケ監督が9日に行われ、3-1で逆転勝利したチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグのアストン・ビラ戦を振り返った。 ラウンド16でリバプールを撃破し、一躍優勝候補に踊り出たPSGが、CL初出場でベスト8まで進出したアストン・ビラをホームに迎えた初戦。 立ち上がりからボールを握ったPSGだったが、35分にカウンターを受けてワンチャンスで被弾。追う展開となるも4分後に19歳FWデジレ・ドゥエがCKの流れから圧巻のカットインシュートを叩き込んで同点とし前半を終えた。 そして迎えた後半開始4分、今度はFWクヴィチャ・クワラツヘリアが圧巻のドリブルシュートを叩き込んで逆転したPSGは、追加タイム2分にDFヌーノ・メンデスが大きな3点目を奪って逆転勝利とした。 来週アウェイで行われる2ndレグに向けて大きなアドバンテージを得たPSGだが、ルイス・エンリケ監督は先発抜擢のドゥエが期待に応えてくれたことを喜んだ。 「レンヌから彼を獲得したのは正しい決断だった。彼は非常に高い教育レベルを持った若者だ。彼の守備での努力、そして野心を見ればわかる。我々が若い選手たちに注力し、彼らが主力になれるよう尽力してきたことの表れだ」 試合自体に関しては先制される展開となったものの、「全てが良かった」と満足気に語っている。 「このチーム最大の強みは逆境を乗り越えられることだろう。アストン・ビラは撤退を選んだ。彼らにはフィジカルの強さがある。この結果が2ndレグでの我々のプレースタイルを変えることはない」 そしてベスト4進出に近づいたものの、改めて自分たちは優勝候補ではないと謙虚に語った。 「この大会に優勝候補はいない。バルサほど説得力はなかったが、勝利できた。今持っている強みを生かし、この調子で戦い続けるつもりだ」 2025.04.10 07:45 Thu

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