【2023-24ラ・リーガ前半戦総括】超WS選出の最優秀選手はベリンガム

2024.01.11 20:04 Thu
レアル・マドリーが冬の王者に
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レアル・マドリーが冬の王者に
レアル・マドリーが伏兵ジローナと一騎打ち
開幕前には連覇を狙うバルセロナ、レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーのマドリード2強による三つ巴の争いが予想されたなか、唯一安定したパフォーマンスを継続したレアル・マドリーが大躍進を遂げたジローナと同じ勝ち点45ながら得失点差と当該成績で上回って冬の王者に輝いた。

今夏の移籍市場ではメガクラブ間の争奪戦を制したMFベリンガムを補強したものの、絶対的エースFWベンゼマの明確な後釜を獲得することなく継続路線で臨んだレアル・マドリー。近年の代名詞だった[4-3-3]から[4-3-1-2]、[4-4-2]に布陣を変更した上、開幕直前から開幕後の数試合で守護神クルトワ、DFミリトンがヒザ前十字じん帯断裂の重傷で守備の要を失うアクシデントに見舞われて厳しい序盤戦が想定されたが、ベリンガムの圧巻の勝負強さとアンチェロッティ監督の傑出した調整力によって開幕5連勝を達成。

その後、第6節のマドリード・ダービーで初黒星を喫したものの、これで崩れることなく劇的な勝利を飾ったエル・クラシコ、ジローナ相手の3-0の快勝など安定した戦いぶりを見せた。この間に度重なる負傷者に悩まされたが、代役を担うMFブラヒム・ディアスやDFルーカス・バスケスらの活躍もあって15勝3分け1敗に40得点11失点という見事な戦績で前半戦を首位でフィニッシュした。
バルセロナ、アトレティコを抑えて2位に大躍進したのはミラクル・ジローナ。プリメーラ復帰を果たした昨季は10位と躍進を果たし、開幕時点では一桁順位でのフィニッシュは予想されたものの、ここまでの躍進を予想する者はいなかった。しかし、就任3年目のミチェル監督の戦術浸透に加え、『シティ・フットボール・グループ(CFG)』のスカウト網や独自のルートで補強したFWドヴビク、FWサヴィオ、DFブリントら新戦力補強が嵌り、首位チームと同じ成績に加えてリーグ最多46得点を挙げる文句なしの内容で2位に大躍進した。

その2チームに7ポイント差を付けられて3位のバルセロナ(勝ち点41)は、勝ち点差以上にパフォーマンスの差を見せつけられる厳しい序盤戦となった。MFブスケッツ、DFジョルディ・アルバら重鎮がクラブを離れたなか、DFカンセロ、DFイニゴ・マルティネス、MFギュンドアン、MFロメウ、FWフェリックスらを補強。開幕7勝3分けの10戦無敗と内容面は別として悪くない滑り出しを見せたが、ホーム開催のエル・クラシコでショックが残る逆転負けで今季初黒星を喫すると、以降は中盤を中心に負傷者が重なった結果、個人任せのチャビ監督の采配の限界を露呈。攻守両面でチグハグな戦いに終始し、後半戦に向けても不安を残す前半戦となった。
昨シーズンの後半戦を考えると、優勝も十分に可能と思われたアトレティコ(勝ち点38)は5位で前半戦を終えた。手薄なバックラインを中心にテコ入れを図ったなか、これまでの堅守を維持しつつFWグリーズマンとFWモラタが牽引する攻撃も機能。今季初のマドリード・ダービーに完勝するなどホームでは圧倒的な戦績を残した。しかし、バルセロナ、ジローナのライバル相手の敗戦に加え、バレンシア、ラス・パルマスといった格下相手に敗戦を喫するなどアウェイでの低調な戦績が上位陣との勝ち点差に繋がった。後半戦の巻き返しに向けてはこの部分の改善が必須だ。

MF久保建英を擁するレアル・ソシエダ(勝ち点32)は、チャンピオンズリーグ(CL)との二足の草鞋を履いて臨んだ今季の前半戦を6位で終えた。インテルと同居したCLのグループステージを首位通過するなどその実力は本物だが、リーグ戦では8勝8分け3敗と勝ち切れない試合が目立った。リーグ3位の19失点と守備は安定している一方、久保ら一部選手への依存が顕著な攻撃は上位チームと比べて物足りない30得点と振るわず。また、昨季からの継続課題であるリード時のクローズの拙さを改善できず。それが引き分けの多さに繋がった印象だ。後半戦に向けては代表戦の影響で久保ら不在の後半序盤戦を何とか乗り切り、FWサディクやFWアンドレ・シウバらセンターフォワードの奮起が必要となる。

オトラ・リーガではアトレティコを抑えてトップ4圏内で前半戦を終えたアスレティック・ビルバオ(勝ち点38)の見事な戦いぶりに加え、リーグ2位の堅守を武器にトップハーフの10位でフィニッシュしたラス・パルマス(勝ち点25)、8位のヘタフェ(勝ち点26)らがポジティブな前半戦を過ごした。

一方、いずれも2度の指揮官更迭に踏み切った13位のビジャレアル(勝ち点19)、16位のセビージャ(勝ち点16)は負傷者の多さも相まって失望の前半戦に。

残留争いでは唯一未勝利で前半戦を終えた最下位のアルメリア(勝ち点5)、19位のグラナダ(勝ち点11)の2チームに加え、百戦錬磨の智将ラファエル・ベニテス新監督を招へいした17位のセルタ(勝ち点16)辺りが厳しい状況に陥っている。

【最優秀選手&監督】
★最優秀選手
◆MFジュード・ベリンガム(レアル・マドリー)
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新加入で首位チームを牽引。昨夏、メガクラブ同士による熾烈な争奪戦の末に1億300万ユーロ+アドオンのビッグディールでエル・ブランコに加入したイングランド代表MF。過去にジネディーヌ・ジダンが着用した背番号5を背負うことになった万能型MFは、ここまで17試合に出場し、リーグ得点ランキングトップの13ゴールに2アシストを記録。

シーズン序盤は[4-3-1-2]のトップ下で機動力のある2トップとの連携、ボックス内でのストライカー顔負けの動き出しを武器に開幕4試合連続ゴールを記録。さらに、クラシコデビューでの圧巻のドブレーテなど20歳とは思えない驚異的な勝負強さで数々の重要な得点を奪った。

また、チーム事情でシーズン途中からは[4-4-2]の左サイドを主戦場としているが、ここでも攻守両面で気の利いた仕事を見せている。得点感覚、チャンスメーク、球際の強さ、戦術眼と中盤に求められるすべての要素をコンプリートする怪物は文句なしの前半戦の主役だった。

★最優秀監督
◆ミチェル(ジローナ)
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ミラクル・ジローナを2位躍進に導く。多くのアクシデントに見舞われながらレアル・マドリーを首位に導いたアンチェロッティ監督、アスレティックのバルベルデ監督の手腕も見事だったが、今季ヨーロッパリーグで最大のサプライズとなっているミラクル・ジローナを率いる48歳のスペイン人指揮官を最優秀監督に選出した。

現役時代にラージョ・バジェカーノで活躍し、その古巣で指導者キャリアをスタートしたミチェル監督はそのラージョ、ウエスカでセグンダ優勝に導く手腕を発揮。また、2021-22シーズンに就任したジローナでも就任1年目に昇格プレーオフを制してプリメーラ昇格に導いた。前述の2クラブではプリメーラの高い壁を実感したが、昨季は初めてフルシーズン指揮して10位での残留に導いた。

前述の有能なタレントを迎え入れた今季は可変式の[4-2-3-1]の攻撃的なポゼッションスタイルにさらに磨きをかけ、安定したビルドアップ、流動的なポジションチェンジでずれを作る崩し、多彩なフィニッシュワークでリーグ最多46得点を記録。失点数は上位陣で最多の24失点と改善の余地を残すが、それを補って余りある攻撃力と勝負強さで勝ち点を重ねる。また、バルセロナ、アトレティコとの上位対決で見せた試合中の修正力、的確な用兵とチームを勝たせる優れた采配も印象的だった。

【期待以上】
★チーム
◆アスレティック・ビルバオ
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大躍進ジローナの陰でトップ4圏内維持。プリメーラ復帰でトップハーフに食い下がるラス・パルマスにジローナのインパクトは強烈だが、内容の伴った堅実な戦いぶりで4位フィニッシュとなったアスレティックも前半戦の主役を担ったチームのひとつだ。

昨季に古巣帰還となったバルベルデ監督の下、ヨーロッパコンペティションにわずかに届かない8位フィニッシュとなったバスクの名門。昨夏の移籍市場ではイニゴ・マルティネスがバルセロナへ旅立った一方、バスク純血主義を貫く影響で純粋な補強はマジョルカを退団したMFルイス・デ・ガラレタのみとなったが、レサマ育ちの若手の成長を軸に昨季以上の好チームに仕上げてきた。

ここ数年は守備の安定感が際立つ一方、得点力不足が課題となっていたが、今季の前半戦ではバルセロナと並ぶ4位タイの36ゴールを記録。凄み増すイニャキとニコのウィリアムズ兄弟に加え、昨季から辛抱強く起用してきたFWグルセタが8ゴールと覚醒の兆しを見せるほか、MFサンセトも効果的にゴールに絡む。さらに、昨季ブレイクのDFビビアンに加え、今季ブレイクのDFパレデスがコンビを組むセンターバック、守護神ウナイ・シモンの守備陣も安定感を誇る。アトレティコ、ソシエダが後半戦に巻き返してくることは間違いないが、前半戦のパフォーマンスを維持できれば悲願のトップ4フィニッシュも十分に可能なはずだ。

★選手
◆FWブライアン・サラゴサ(グラナダ)
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大ブレイクでバイエルン行き勝ち取る。ジローナFWサヴィオやラス・パルマスMFキリアン・ロドリゲス、バレンシアのMFハビ・ゲラらの活躍も印象的だったが、プリメーラ初挑戦から瞬く間にラ・ロハデビュー、バイエルン移籍を成し遂げた22歳のシンデレラボーイを選出した。

生まれ故郷マラガの地元クラブでのプレーを経て2019年にグラナダのカンテラに加入した164cmのウイングは、エル・エヒド、グラナダのリザーブチームでのプレーを経て昨季からグラナダのファーストチームに定着。そして、プリメーラ昇格に貢献すると、今季はここまで18試合6ゴール2アシストを記録。

左右のウイングを主戦場に爆発的なスピードとテクニックを活かした勝負度胸に優れるドリブル突破に加え、シュート感覚やボックス内での冷静さを併せ持つ得点力に優れるアタッカーはバルセロナ戦は圧巻のドブレーテを達成。バイエルン移籍決定後はチームの不振と共にややパフォーマンスが落ちてきているが、後半戦で再び状態を上げて残留を置き土産にミュンヘンへ旅立ちたい。

【期待外れ】
★チーム
◆セビージャ
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混迷抜け出せず。昨シーズンはロペテギ、サンパオリと2人の指揮官を解任し、シーズン終盤に就任したメンディリバル監督の下で12位での残留に加え、ヨーロッパリーグ(EL)制覇という望外の結果を手にしたセビージャ。捲土重来を期して臨んだ今季は敏腕スポーツディレクターのモンチ氏がアストン・ビラに旅立ったなか、ビクトル・オルタ新SDの下でMFソウ、MFスマレ、FWルケバキオ、DFペドロサらを補強。さらに、守備の改善を図るため、ウルトラスの反発を押し切ってDFセルヒオ・ラモスを呼び戻す荒療治も敢行した。

しかし、今季も開幕から低調なスタートを切ると、序盤にメンディリバル監督を解任。その後任に前ウルグアイ代表指揮官のディエゴ・アロンソを後任に指名したが、ヨーロッパでの実績皆無の新指揮官招へいが完全に裏目に。コパ・デル・レイを除きラ・リーガ、CLで未勝利に終わった結果、12月に今季2度目の解任を決断した。

そして、3人目の指揮官としてキケ・フローレス新監督を招へいしたが、多くのケガ人の影響もあって即時の改善には至らず。ここまで3勝7分け9敗の16位で前半戦を終えた。今冬の移籍市場では手薄な前線、中盤を中心に若手逸材の補強に動いているが、後半戦で本来の実力を取り戻せるか。

★選手
◆MFオリオル・ロメウ(バルセロナ)
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ほろ苦い古巣帰還に。セビージャやビジャレアルの一部主力やアトレティコDFソユンジュ、ラ・レアルのセンターフォワード陣も振るわないパフォーマンスだったが、前半戦で苦戦した昨季王者の新加入選手を選出した。

昨夏、ブスケッツらが退団した中盤の穴埋めとしてジローナから帰還を果たした32歳は、中盤に負傷者が目立ったなか、ここまでリーグ戦14試合(先発9)に出場。ブスケッツと同じ役割をこなせないことは百も承知での獲得だったが、ビルドアップ、崩しの局面で明確な戦術を落とし込めない指揮官の手腕の問題もありアンカーのポジションで効果的なプレーはできず。また、守備の局面でも期待されたボール奪取、フィルター役をこなすことができず。ここ最近では自信喪失からイージーミスが目立ち、半年も経たずに実質構想外の状況に。今冬に放出の可能性も取り沙汰されるが、財政難のクラブが中盤に新戦力を迎え入れることができなければ、今季終了までベンチを温めることになりそうだ。

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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.47 “MSN”ここにあり、2度目の3冠達成!/バルセロナ[2014-15]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.47</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2014-2015シーズン/バルセロナ ~“MSN”ここにあり&3冠~</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2014-15barca.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ルイス・エンリケ 獲得タイトル:リーガエスパニョーラ、コパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグ 攻撃力10:★★★★★★★★★★ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント10:★★★★★★★★★ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層9:★★★★★★★★★☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">バルサ復活を遂げる3冠</div> 2013-14シーズンに指揮を執ったヘラルド・マルティーノ監督の下では、リーガエスパニョーラ2位、コパ・デル・レイ準優勝、チャンピオンズリーグベスト8と無冠に終わっていた。これはフランク・ライカールト監督が率いていた2007-08シーズン以来の出来事であり、タイトル獲得に慣れてきたチームとしては、屈辱のシーズンでもあった。 このシーズンは、前年の王者であるアトレティコ・マドリーがつまづく中、レアル・マドリーとの一騎打ちのシーズンとなった。両者の差を分けたのはアウェイゲームの戦績。シーズン終了時の勝ち点差は「2」であり、優勝争いは第37節まで続いていた。 シーズン序盤はバルセロナ、バレンシア、セビージャがリーグを牽引。一方でマドリーは開幕5試合で2敗を喫するなど、躓いたスタートとなる。そのままバルセロナが首位をキープしていく中、迎えた第9節のクラシコでマドリーが3-1と快勝。バルセロナにとってリーグ初黒星となり、ここから調子を落とす。続くセルタ戦でも敗れ連敗を喫すると、マドリーが首位に浮上。ここからはマドリーが常にリードしたまま終盤に入る。 迎えた第26節でバルセロナが首位に返り咲くと、そのまま首位を守りきり2シーズンぶりのリーグ優勝。コパ・デル・レイでもアスレティック・ビルバオを決勝で下し、国内2冠を達成する。 チャンピオンズリーグでは、史上初の快挙が。グループステージではアヤックス、パリ・サンジェルマン、APOELと各国リーグの王者と同居。決勝トーナメントでは、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン、バイエルンとこれまた各国王者と対戦。決勝まで勝ち上がると、待ち受けていたのはイタリア王者のユベントスだった。決勝でも王者を倒したバルセロナが、史上初となる各国王者を全て下しての優勝。また、史上初の2度目の3冠達成を果たし、無冠から見事に返り咲いた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">“MSN”が誕生</div> クラブOBであるルイス・エンリケを監督に迎え、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長としても正式に会長職についた1年目。夏の移籍市場では、落ち目であったセスク・ファブレガス、アレクシス・サンチェスを放出し、当時のクラブ市場最高額でウルグアイ代表FWルイス・スアレスを獲得。これが後に大当たりの補強となる。また、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンやイバン・ラキティッチなど補強に動いた。 リオネル・メッシ、ネイマールに加え、リバプールから加入したスアレスの影響で攻撃力が増大。3人はそれぞれ、58ゴール(メッシ)、39ゴール(ネイマール)、25ゴール(スアレス)を記録し、公式戦合計122ゴールを記録。スペインサッカー史上最多ゴールの3トップとなり、3人の頭文字をとって“MSN"と名付けられた。 攻撃陣の破壊力に目がいってしまいがちだが、守備陣もかなり強固だったことを忘れてはいけない。リーガエスパニョーラでは、シーズンで21失点とリーグ最少。チャンピオンズリーグでも決勝までの13試合を戦い11失点と堅い守備をみせ、見事にタイトルを獲得している。 また、このシーズンから加入したテア・シュテーゲンとクラウディオ・ブラーボの両守護神をルイス・エンリケ監督は完全分業制に。テア・シュテーゲンはカップ戦で、ブラーボはリーグ戦で起用し、それぞれの活躍で全タイトルを獲得したことも注目すべきポイントとなった。 なお、チームの生え抜き選手であり、このシーズンもチームを支え続けたチャビ・エルナンデスがシーズン終了後に対談。カタールのアル・サッドへと活躍の場を移している。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FW:リオネル・メッシ(27)</span> このシーズンのバルセロナを語る上では、この3人を外すことはできない。どの1人が欠けていても、3冠は達成できなかったと言えるだろう。しかし、その中でも“MSN”を機能させたのはメッシ以外にはあり得ない。 このシーズンから加わった「S」ことスアレスは、ブラジル・ワールドカップでの噛みつき事件の影響でシーズン序盤が出場停止に。出場機会を得ても、メッシとネイマールのコンビネーションにどことなく遠慮気味であった。一方の「N」ことネイマールは、バルセロナで2シーズン目のシーズンを過ごしていた。チームのスタイルに慣れ、ゴール数も増加。その多くを助けたのはメッシだった。 そもそも、メッシはスアレスの加入にも影響を与えている。ワールドクラスのFWを獲得してほしいという要望に対し、クラブが獲得したのがスアレス。アルゼンチン代表のチームメイトであるセルヒオ・アグエロが第一希望だったとのことだが、スアレスという相棒は今となっては欠かせない存在だ。 シーズン中にはルイス・エンリケ監督との確執も明るみに出たものの、シーズン後半戦で21試合28ゴールという驚異的なペースでゴールを記録。また、3トップの並びもスアレスに中央を譲ること、そしてスアレスへのアシストを増やすことで、チームに3つのタイトルをもたらせた。 2019.04.28 12:10 Sun

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