自らのPKが決勝点!マイ仙台MF田畑晴菜がアジア競技大会以来の出場で結果残す「チャンスを絶対に掴んでやると」

2023.12.18 16:20 Mon
自ら獲得したPKを決めたマイナビ仙台レディース田畑晴菜
©超ワールドサッカー
自ら獲得したPKを決めたマイナビ仙台レディース田畑晴菜
決勝点を挙げたマイナビ仙台レディースの日本女子代表MF田畑晴菜が、皇后杯の戦いを振り返った。マイ仙台は17日、栃木県のカンセキスタジアムとちぎで行われた第45回皇后杯5回戦で、なでしこリーグ1部に属する愛媛FCレディースと対戦。52分に廣澤真穂のゴールで先制し、84分に追い付かれたものの、その3分後に得たPKを田畑が沈め、2-1で勝利を収めた。

田畑は日本女子代表として出場した第19回アジア競技大会(The 19th Asian Games)決勝の北朝鮮女子代表に途中出場するも、右眼窩壁骨折の負傷。帰国後のリーグ戦ではベンチ入りも出場機会がなく、この試合がケガ明け後、最初の試合となった。
「『チャンスが来た時に絶対に掴んでやる』という想いで練習していた」との言葉通り、右サイドハーフで先発し、先制点につながるクロスやPK獲得と、結果を残した。

「(今日の試合は)絶対に点を決めるという気持ちでいたので、(自ら取ったPKを)蹴りたいなと思っていたら、周りからも後押しするような声があったので、緊張はしましたが、リーグ戦で出番がない中でやっともらったチャンスでしたし、絶対に決めてやるという強い気持ちで蹴りました」
試合の立ち上がりは愛媛Lのボール回しに手を焼き、守備がはまらない時間も続いたが、「もう少し前からはめていこう」と修正。ポゼッション時にも「前半はボールを回す位置が低かった」が、「もう少し高い位置で回そうと話していた」と、後半へ向けた改善点を明かした。

一方、失点の時間帯などを鑑みて、試合の締め方は改善すべきと、育成年代での国際大会も経験している田畑は口にする。カテゴリーの異なる相手と戦う難しさを感じながらも、勝利にはあらためて胸をなでおろした。

「行くしかない展開は、前の選手としてはやりやすかったですが、(試合の)終わらせ方は全員で共有しないと、一発勝負のトーナメントでは勝つのが難しくなってくる。自分たちはプロなので、アマチュアの選手には絶対に負けられない気持ちがありましたが、勝ててほっとしています」

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I神戸がカルロタ・スアレスのPK弾で首位返り咲き! 東京NB&浦和の上位2チームが揃ってドロー、EL埼玉は4発大勝で7位浮上【SOMPO WEリーグ】

2024-25 SOMPO WEリーグ第13節の6試合が、8日と9日に各地で行われた。 3連勝で首位の日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝ち点28)は、3連敗中と対照的な11位・ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点6)をホームに迎えた一戦。前半はゴールレスで終えるが、後半立ち上がりの北村菜々美の左クロスがN相模原のオウンゴールを誘い、東京NBが先手を取る。 N相模原も60分、左ポケットへ抜け出した榊原琴乃の折り返しから川島はるながダイレクトシュート。試合を振り出しに戻す。 しかし69分、左ポケットで仕掛けた北村が、切り返しからのコントロールショットを決め、再び東京NBがリード。N相模原も諦めず、最終ラインの裏へ抜け出した片山由菜がGKまでかわし、88分にゴール。どちらも譲らずにタイムアップし、東京NBは連勝が「3」で止まった。 東京NBを勝ち点差「1」で追う2位・三菱重工浦和レッズレディース(勝ち点27)も3連勝中。4位・サンフレッチェ広島レジーナ(勝ち点21)とアウェイでの上位対決に臨んだ。 浦和は長期離脱から前節復帰した猶本光がダイレクトミドルで狙うと、29分には背後を取った島田芽依に決定機。どちらもS広島RのGK木稲瑠那がセーブする。 S広島Rも前半終了間際、小川愛の左CKを嶋田華がニアでヘッド。枠に飛ばしたが、遠藤優がゴールライン手前でクリアする。 後半もスコアは動かずゴールレスで終了。浦和は首位浮上のチャンスだったが、東京NBとともに連勝が止まっている。 浦和と勝ち点で並ぶ3位INAC神戸レオネッサ(勝ち点27)は、直近5試合無敗の5位アルビレックス新潟レディース(勝ち点20)と敵地で対戦。I神戸は31分、愛川陽菜がボックス内で倒されてPKを獲得。カルロタ・スアレスが決めて今シーズン7ゴール目をマークする。 I神戸の1点リードで折り返すと、51分には成宮唯の左足シュートがクロスバー直撃。その後、カルロタ・スアレスもGKとの一対一を逃したが、新潟Lにゴールを許さず1-0で勝利。上位2チームをかわして首位を奪還した。 その他、6位・ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(勝ち点17)と7位・セレッソ大阪ヤンマーレディース(勝ち点14)の中位同士の一戦はゴールレスドロー。9位・ちふれASエルフェン埼玉(勝ち点13)は前半の4ゴールで3試合ぶりの勝利を挙げ、7位に浮上。前節初勝利を挙げた最下位・大宮アルディージャVENTUS(勝ち点6)は、8位・AC長野パルセイロ・レディース(勝ち点14)と引き分けに終わっている。 <h3>◆2024-25 SOMPO WEリーグ第13節</h3> ▽3月8日(土) ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 0-0 セレッソ大阪ヤンマーレディース ちふれASエルフェン埼玉 4-0 マイナビ仙台レディース 【EL埼玉】 木許和心(前14) 栃谷美羽(前16) 佐久間未稀(前21) 樋口梨花(前31) サンフレッチェ広島レジーナ 0-0 三菱重工浦和レッズレディース 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 2-2 ノジマステラ神奈川相模原 【東京NB】 OG(後1) 北村菜々美(後24) 【N相模原】 川島はるな(後15) 片山由菜(後43) ▽3月9日(日) アルビレックス新潟レディース 0-1 INAC神戸レオネッサ 【I神戸】 カルロタ・スアレス(前31) AC長野パルセイロ・レディース 1-1 大宮アルディージャVENTUS 【AC長野】 川船暁海(後44) 【大宮V】 齊藤夕眞(前36) <span class="paragraph-title">【動画】白熱の上位対決はゴールレスドロー S広島Rvs浦和 ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="dvY7VmpPw9g";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.09 21:12 Sun

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