サディクがゴラッソ、久保先発ソシエダが終盤9人のセビージャに逃げ切り勝利【ラ・リーガ】
2023.11.27 02:20 Mon
レアル・ソシエダは26日、ラ・リーガ第14節でセビージャをホームに迎え、2-1で勝利した。ソシエダのMF久保建英は84分までプレーしている。
代表ウィーク前の前節、後半追加タイムの2発でアルメリアに競り勝った6位ソシエダ(勝ち点22)は、ワールドカップ予選2戦目のシリア戦で先制ゴールを挙げた久保が[4-2-3-1]の右MFで先発となった。
前節ベティスとのダービーを引き分けた13位セビージャ(勝ち点12)に対し、ソシエダは開始4分に先制する。左サイド角度の厳しい位置で得たFKをバレネチェアが意表を突いて直接狙うと、GKドミトロビッチはボールを弾ききれずにゴールラインを割った。
先制後ソシエダが試合をコントロールしていくと、22分にゴラッソで加点する。サディクがドリブルで持ち上がって中央やや右の位置からロングシュート。強烈な一撃がゴール右上に突き刺さった。
前半半ば以降もセビージャに好機を許さず時間を進めたソシエダは44分、久保がカットインからシュートを狙って牽制した中、2点のリードで前半を終えた。
劣勢のソシエダは代表戦で負傷したオヤルサバルを投入すると、76分に久保がGK強襲のシュートを浴びせて応戦した。さらに83分、セルヒオ・ラモスのパスをカットした久保がボックス右まで侵入してシュートと盛り返していった。
そして86分、ブライス・メンデスへの足首タックルでセルヒオ・ラモスに一発レッドカードが提示されて数的不利となったセビージャは、抗議によりヘスス・ナバスも一発レッドカードで9人に。
数的優位となったソシエダがリードを保って逃げ切り勝利。2連勝としている。
代表ウィーク前の前節、後半追加タイムの2発でアルメリアに競り勝った6位ソシエダ(勝ち点22)は、ワールドカップ予選2戦目のシリア戦で先制ゴールを挙げた久保が[4-2-3-1]の右MFで先発となった。
前節ベティスとのダービーを引き分けた13位セビージャ(勝ち点12)に対し、ソシエダは開始4分に先制する。左サイド角度の厳しい位置で得たFKをバレネチェアが意表を突いて直接狙うと、GKドミトロビッチはボールを弾ききれずにゴールラインを割った。
前半半ば以降もセビージャに好機を許さず時間を進めたソシエダは44分、久保がカットインからシュートを狙って牽制した中、2点のリードで前半を終えた。
迎えた後半、前がかるセビージャに60分、1点差に詰め寄られる。ペドロサの左クロスからエン=ネシリにヘディングシュートを決められた。ここから守勢が強まると、66分にはオカンポスの左クロスに合わせたエン=ネシリのシュートが枠の左角に直撃。
劣勢のソシエダは代表戦で負傷したオヤルサバルを投入すると、76分に久保がGK強襲のシュートを浴びせて応戦した。さらに83分、セルヒオ・ラモスのパスをカットした久保がボックス右まで侵入してシュートと盛り返していった。
そして86分、ブライス・メンデスへの足首タックルでセルヒオ・ラモスに一発レッドカードが提示されて数的不利となったセビージャは、抗議によりヘスス・ナバスも一発レッドカードで9人に。
数的優位となったソシエダがリードを保って逃げ切り勝利。2連勝としている。
レアル・ソシエダの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
レアル・ソシエダの人気記事ランキング
1
「スビメンディ型のピボーテ」久保建英の17歳弟・瑛史に西紙がスポットライト「タケと異なるスタイルだが…」「兄との共通点はボールを奪うのがかなり難しい」
レアル・ソシエダU-19のMF久保瑛史(17)にスペイン『Relevo』がスポットライトを当てる。 久保瑛史とは、ソシエダトップチームの主軸アタッカーである日本代表MF久保建英を兄にもつ17歳。兄と同時にソシエダの門を叩き、24-25シーズンからはU-19チームに昇格した。 『Relevo』はエイジ・クボについて、「タケよりもマルティン・スビメンディに似ている」と題し、そのプレースタイルを紹介する。 「現在、タケ・クボがレアル・ソシエダの攻撃を牽引中。元々の才能に明らかなゴール前での能力向上が加わり、ラ・リーガでもトップクラスの選手となっている。しかし、ソシエダでプレーする“クボ”は彼ひとりではない」 「タケより6歳年下のエイジは、兄と母親と一緒にサン・セバスティアンで定住することを決めた。彼は母親が望んだ通り、数日間の入団テストでコーチ陣から称賛を集め、そのクオリティはクラブの誰もが知るところとなったのだ」 「エイジの“演奏”は、タケのそれとは全く異なるもの。通常ならピボーテのミッドフィールダーであり、洗練されたテクニックの傍ら、ゲームを読む力に優れている印象だ。まさにスビメンディっぽいスタイルなのである」 「少なくとも現在のカテゴリーでは技術的にも優れている。ボールコントロールに関しては、この側面を突き詰める日本サッカーで育まれ、一度日本に帰国する前には、バルセロナでも兄と一緒にトレーニングしていたのだから」 「物理的には、タケとエイジは水と油」 「この兄弟を知る人物によると、タケが母親に似ており、エイジは父親似だという。タケは小柄ながらも下半身の強さがしっかりしているという特徴があるが、エイジは背が高くて痩せ型…唯一の共通点は、『この2人からボールを奪うのはかなり難しい』ということだ」 「エイジはスケジュールさえ許せば、タケの出場する試合を見逃さない。兄は弟に成長を求め、アドバイスと引き換えに『自信を持ちすぎないように』とも言うそうだ。弟は現在、競争が激しいバスク地方のユースカテゴリーでも次第に名前を上げつつある」 2025.02.26 16:45 Wed2
ブスケッツの後継者探すチャビ、スビメンディに惚れ込む 「ずば抜けた守備的MF」
バルセロナのチャビ・エルナンデス監督がレアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディ(24)を褒めちぎった。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じている。 バルセロナでは元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツの今季退団が正式決定。いよいよ後任の擁立が急務となり、改めてスビメンディの存在が注目されている。 そんなスビメンディはつい先日にスペイン『Radio MARCA』の番組でバルセロナ移籍の噂にネガティブな反応をしたが、チャビ監督が惚れ込む存在なのは確かなようだ。 「レアル・ソシエダの選手は全員好きだ。我々のプレースタイルに少しばかり似ているところがあるからね」としつつ、スビメンディもバルセロナにフィットできると語った。 「スビメンディはずば抜けた守備的MFで、バルサ好みのモデルをわかっている。ボールがあろうが、なかろうが、支配的だ」 ちなみに、43歳のスペイン人指揮官は夏に補強を優先するポジションにも触れ、「ブスケッツが退団した後、優先的に獲得するのは守備的MFだ」と話しているという。 20日のラ・リーガ第35節ではそのスビメンディを擁するソシエダをホームに迎え撃つバルセロナ。チャビ監督の目はスビメンディのプレーぶりにも向いているかもしれない。 2023.05.20 13:05 Sat3
ソシエダが“日本の真珠”と契約合意報道…16歳のストライカー獲得へ
日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダが、日本人選手の獲得で合意したという。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 チームの攻撃の中心でもある久保。下部組織には久保の弟である久保瑛史も所属していることで知られている。 そんな中、ソシエダは国際的なスカウティングの中で、1人の日本人選手に目をつけ、契約することで合意したという。 『ムンド・デポルティボ』は「日本の真珠との契約に合意した」と報道。その選手は、16歳の森田遥翔とのことだ。 報道によれば、「前回のドノスティ・カップで得点王となったハルト・モリタは、テストで際立ったゴールを決める才能を持った2007年生まれの日本人ストライカーだ」とのことだ。 森田はラ・リーガと日本で唯一、育成面でラ・リーガとパートナーシップを結ぶ「株式会社ワカタケ」のプログラム出身。同社は、日本の子供たちの海外でのプレーを支援する他、留学や海外遠征、スクール、セミナーなど、育成面に力を入れている。 ソシエダともパートナーであり、スペインでのキャンプに子供たちを連れていくなどしていた。 『ムンド・デポルティボ』は「彼はすでにドノスティア(サン・セバスチャン)に数カ月滞在しており、そこで学業とサッカーを両立させており、ラ・レアル(ソシエダ)でトレーニングをしたり、いくつかのトーナメントでプレーしている」とし、「チームと共に大会に出場した唯一の日本人で、4ゴールを記録した」と、大きな活躍を見せていたという。 森田は2023年のドノスティ・カップで7試合16ゴールを記録。当時のインタビューでは得点王について「一昨年が2位、前回が5位だったので、なんとしても得点王になりたかったです」とコメント。好きな選手については「ムバッペ選手の特徴がとても好きです。彼はスピード、テクニック、強さを備えていますが、何よりも多くのゴールを決めます」と得点を取ることにこだわりを持っているようだ。 将来の夢は「チャンピオンズリーグで得点王になること」と語った森田。久保の弟と同世代。スペインの地で、新たな日本人の活躍が聞ける日も近いかもしれない。 <span class="paragraph-title">【写真】ソシエダが獲得で合意したというFW森田遥翔</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr">completa en <a href="https://t.co/IB5sQh45QR">https://t.co/IB5sQh45QR</a> <a href="https://t.co/DHLql0gmWt">pic.twitter.com/DHLql0gmWt</a></p>— Donosti Cup (@donosticup) <a href="https://twitter.com/donosticup/status/1734915183296806924?ref_src=twsrc%5Etfw">December 13, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.07 22:50 Sun4
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.24“ソシエダ旋風”リーガ最強の2トップ/レアル・ソシエダ[2002-2003]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.24</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2002-2003シーズン/レアル・ソシエダ 〜リーガ最強の2トップ〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2002-03realsociedad.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:レイモンド・ドゥヌエ(43) 主なタイトル実績:リーガエスパニョーラ2位 攻撃力9:★★★★★★★★★☆ 守備力7:★★★★★★★☆☆☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層6:★★★★★★☆☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ソシエダ旋風</div> 2002-03シーズン、バスクの古豪がリーガエスパニョーラで旋風を巻き起こした。1980年代前半にリーガ2連覇を達成するなど黄金期を迎えたソシエダだったが、1990年代は低迷。1999-2000シーズン以降は3年連続13位でシーズンを終えるなど、2000年代に入っても光は差さなかった。しかし、迎えた2002-03シーズン、無名の指揮官・ドゥヌエの招へいが転機となり、チームは一変する。 開幕戦から第8節までで6勝2分けという好スタートを切ったソシエダは、リーガのリーディングを快走。第10節ではロナウドやラウール、ロベルト・カルロス、フィーゴらを擁するレアル・マドリーを相手にサンチャゴ・ベルナベウで1-1のドローを演じた。さらに、第12節ではバルセロナを2-1で撃破。第18節まで無敗とし、シーズンを折り返した。その後、シーズン後半戦にかけて失速したチームは一時、3位まで後退したものの、第32節から第35節まで4連勝を記録し、再び首位に浮上。最後は一押しが利かず、レアル・マドリーの後塵を拝すことになったが、サポーターに21年ぶりのリーグ制覇を夢見させた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">補完性抜群の2トップ</div> 元々、チームにはシャビ・アロンソやカルピン、デ・ペドロなど、中盤に素晴らしいタレントを擁していた。そして、デシャンやデサイー、マケレレらをデビューさせたナントでリーグ制覇を達成してソシエダに迎えられたドゥヌエが、彼らの能力を最大限に発揮させることに成功した。 このチームの特長は、2トップの破壊力を活かす攻撃だ。190cm近い身長のコバチェビッチの武器は何といっても、強烈かつ高精度のヘディング。彼から制空権を奪えるディフェンダーは皆無で、時にはボックス外からヘディングシュートを決めることもあった。一方、相棒のニハトは高さこそないものの、抜群のスピードと決定力、豊富な運動量を活かして相手を翻弄。“タワー”のコバチェビッチ、“衛星”のニハトは素晴らしい補完性を発揮した。このシーズンは、最終的に2人でシーズン43ゴールをたたき出し(コバチェビッチ20ゴール、ニハト23ゴール)、リーガ最強2トップの称号をほしいままにした。 もちろん、強力な2トップを活かした中盤のアシスト役の存在も忘れてはならない。シャビ・アロンソの展開力と、サイドからのクロスがあってこその2トップ。右サイドの職人であるカルピンは当時33歳だったが、素晴らしい推進力を誇った。そして、逆サイドのデ・ペドロは、正確無比な左足でコバチェビッチへのピンポイントクロスを次々に供給した。 守備陣はセンターバックのハウレギとGKのヴェスターフェルトが中心だった。特に、有数のPKストッパーだったヴェスターフェルトは至近距離からのシュートに強く、その素晴らしいレスポンスを活かしたセービングで、幾度もチームの窮地を救った。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFシャビ・アロンソ (21)</span> 弱冠21歳ながらリーダーとしてチームをけん引したバスク出身のピボーテ。“新たなグアルディオラ”と称されていた通り、当時から素晴らしい展開力を発揮していた。ドゥヌエ体制によりチームの中核となったことで、その才能が一気に開花。順調にキャリアアップし、2004年から2009年までリバプールで活躍した後は、レアル・マドリーに復帰した。キャリアの晩年は、グアルディオラのバイエルンで過ごし、2017年に現役を引退した。 2019.04.15 17:00 Mon5