「ベストな状態で臨めるようにと」大ケガから復活のベレーザ松田紫野、1年半ぶりのリーグ戦出場へ

2023.11.08 23:50 Wed
©WE LEAGUE
日テレ・東京ヴェルディベレーザのDF松田紫野が、WEリーグ開幕戦へ向けた意気込みを語った。

今季が3シーズン目となるWEリーグは11日から12日にかけて開幕節が行われ、東京NBは12日に味の素フィールド西が丘でAC長野パルセイロ・レディースと対戦する。

東京NBは8日に「BELEZA PRESS CONFERENCE DAY」と題し、練習公開とともにメディア対応やリーグタイトル獲得へ向けた緑の達磨への目入れを実施。リーグ戦開幕へ向け、復活を遂げた22歳に話を聞いた。
昨季は皇后杯を制したものの、リーグ戦では2季連続の3位に終わった東京NB。開幕に先立って行われたWEリーグカップでは決勝進出を逃し、悔しさを味わう結果となったが、一方で収穫も多かった。

その1つが松田紫野の復帰だ。
年代別の日本女子代表にも名を連ねていた松田は東京NBの育成組織メニーナの出身で、2019年1月に黒沢彩乃、菅野奏音とともにトップチームへの昇格が発表に。2020年の皇后杯決勝ではフル出場し、優勝に貢献していた。

2021-22 Yogibo WEリーグでも14試合に出場したが、翌シーズン開幕前のアメリカ遠征中に負傷。右膝前十字靭帯損傷、半月板損傷という重傷を負い、2022-23シーズンはリハビリに時間を充てることとなった。

今季のWEリーグカップ開幕戦、8月26日のAC長野戦で松田は先発出場し、69分までプレー。およそ1年ぶりに公式戦復帰を果たした。コンディションはすでに万全とのことで、カップ戦では5試合に出場。初ゴールもマークしている。

「まずは足を治すことだけを考えて、あまり先を見ずに、自分が試合出た時はベストな状態で臨めるようにとだけ考えていました」と打ち明けてくれた松田は、カップ戦を通じての課題や現状を語った。

「自分はスピードを武器にしていて、もちろんや予測は必要ですけど、後ろから追い掛けるようなスピード感は実感できてはいるんですけど、カップ戦では失点も多かったので、改善すべきところが多いかなと思います」

「今は中盤の部分で間を閉めるとか、プレスバックについて言われています。センターバックが(相手の)フォワードにアプローチした時に後ろから挟む意識だったり、前向きの守備だけじゃなくて後ろ向きの守備も大切に心がけています」

新指揮官が理想とする守備はより高い位置でボールを奪い、攻撃へのスイッチを入れること。「対人にフォーカス」しつつ「ハードワークにも重きを置いている」と、松田はここまでの印象を語り、「一個ずれると全部ずれるので、臨機応変さも大事になっていくる」と理解を深めている様子だ。

また、精度の高いフィードを武器とする松田は、攻撃面でも前線の動きに焦点を当て、「自分が持った時に裏へ動き出して欲しいとはFWの人にも話していて、顔を上げた瞬間や目線でメッセージを伝えられたらと思います。守備側としてはゴール前で仕掛けられて、シュートを打たれるのが一番嫌なので、そういうのを攻撃陣にもしてもらいたいですし、こっちは打たせないように守備をしたいです」との言葉も残している。

開幕戦出場となれば、リーグ戦では2022年4月23日以来となる松田。チームスローガンである「Brilliant」の通り、ピッチ上で輝く姿が期待される。

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「局面で負けてはいけない」昨季3戦全敗の古巣に挑む東京Vの城福監督、「“絶対に”勝ってほしい」WEリーグ初優勝懸かるベレーザの吉報を待つ

東京ヴェルディの城福浩監督が、17日にエディオンピースウイング広島で行われる明治安田J1リーグ第17節のサンフレッチェ広島戦に向けた会見を実施した。 現在14位の東京Vは前節、ホームで行われた湘南ベルマーレ戦で0-2の敗戦。ホーム3連勝とともに今季初の勝ち越しのチャンスを逃した。 その悔しい敗戦からのバウンスバックを図る今節は、リーグ3連勝で5位に浮上した広島とのアウェイゲームに臨む。 湘南戦ではセットプレー、ミス絡みの後半最終盤の失点によって2失点。いずれもチームとして大きく崩されたわけではなく、修正は比較的容易である。一方、失点後の攻撃の反発力やアクシデンタルな部分も影響した交代策の機能不全は大きな反省材料となった。 「勝ち点0は100%私の責任」と試合後の会見で反省の弁を述べた交代策について指揮官は、「あの状況でトータルの情報というのは一元化することは難しい」と前置きしながらも、「今の自分でやれたことはたくさんあった」と主張。ギリギリまで状況を見極めた上で交代の人数や人選を変えるなど、自身の判断に問題があったことを認め、今後の采配に活かしていきたいと振り返った。 その交代策と関連する部分では、限られた選手層でチームとして最大値を出すという部分で多くの選手に複数のポジション・役割を要求し、試合中にもポジション変更を施すケースも少なくない。 負荷のコントロールや連携、戦い方の意思統一も含めてリスクを負う部分も大きいが、選手層の底上げとともに現状のチームがJ1の舞台で戦っていく上では必要な部分でもある。 その点について城福監督は「本来であれば新しい攻撃的な選手を投入して、それが最大のメッセージになるのが一番いい」と正直な思いを口にしながらも、立ち位置の変更でリスクを上回るメリットを出すために重要なポイントについてこう語っている。 「まずひとつは攻めるバージョン、守るバージョンであろうが、その狙いが入った選手だけではなくて、ピッチで戦っている選手を含めてハッキリと選手にわからなければいけない。守るのであれば、もちろん両方必要ですけども、前からプレッシャーをかけてラインを下げないのか。ゴール前を固めるのか、そういうメッセージ的なものが必要」 「攻めるのであれば、とことん繋ぐのか、ゴール前に早めにクロス入れるのか。もちろんバージョンというのは細かくピッチの上や練習場で用意できるわけじゃないですけど、選手起用で大きなメッセージを送れると思っているので、まずはちゃんとしたメッセージを送れるような選手交代が大事」 「もうひとつはある意味でリスクを冒すことにもなる場合が多いので、そのリスクを最小限にするために、そのポジションに移ったならば、そのポジションとしての守備のタスクがあるし求められるものがあるので、その選手ができる範囲のなかでフルパワーでやってもらいたいと」 「例えばボランチに入ったとして、『でも自分は攻撃の選手だからバイタルエリアに戻らなくていい』とか、そういうことはありえないわけで。なぜそういうポジションチェンジをしたかというのは、もちろん狙いがあるんですけれども、とはいえ何かを免除されるわけではないので、チームとしてのタスクを全うしながら、自分の特長を出すというところはもっともっと研ぎ澄ましていかなければいけないと思います」 攻撃面に関しては引き続きクロスの入り方、ボックス付近でゴール、足を振るために重要なオフ・ザ・ボールの量と質の追求を求める。 「オン・ザ・ボールで特徴を持った選手のオフ・ザ・ボールの習慣化というのは、これは刷り込めば、あるいは意識が変われば、やり続ければ身につくものだと信じています。我々は辛抱強く、時にはロジカルに、時にハードワークを要求しながら刷り込み続けるということは諦めない」 「逆に言えば、オン・ザ・ボールで何か新しいものを身につけるというのはなかなか大変だと思うので、オフ・ザ・ボールのところの改善というのは、どの選手も改善の余地があると思ってやっています」 得点力不足の状況で奮起が求められるFW木村勇大ら前線の選手に対しては、「彼らが得意とする形、絶対の形がどんな状況でも出せるような磨き方はしていってほしい」よりストロングに磨きをかけることを求めつつ、殻を破るために必要な明確な課題に言及。 「本当の自分の力に気づけるか」という根源的な部分も含めブレイクスルーを辛抱強く待つ。 「次の段階に行こうとしたらオフ・ザ・ボールの準備のところやハードワークであったり、いい準備をすることがどれだけ有効かというのが、今は身に染みて感じている最中。それがオートマチックに発揮できるようになった時には階段を1つ上った選手になれるんじゃないかなと思います」 「そういう問題を抱えている選手がこのチームには何人かいるので、オフのところというのをどう学んでいけるか。それを現代サッカーが求める前線の守備をやりながら、それをどう身につけていくかというところが、おそらくフォワードとして残っていけるかどうかの勝負になると思います」 引き続き矢印を自分たちに向けつつ、2戦ぶりの白星を目指す今節は昨季のアウェイゲームで1-4の大敗を喫するなど公式戦3戦全敗の因縁の相手との再戦に。 相次ぐ負傷者の影響もあって昨季ほどの盤石な強さはないが、城福監督は「もちろん力のある、優勝争いする選手層があるチーム。去年も惨敗しているので、苦しい時間もあると思いますけれども、我々はそこに対して勝ち点3を取りに行く、手繰り寄せに行く姿勢でいかないといけない」と古巣に敬意を示した上で敵地から勝ち点3を持ち帰ることを誓う。 湘南戦同様にミラーゲームの形でマンツーマンの相手に対して個の局面が勝負のポイントに挙がるなか、単純なフィジカルの差を埋めるためにチームとして工夫が必要ではあるものの、相手の土俵でも互角に戦うことが必要だと語った。 「個の局面というのは避けて通れないので、我々らしいサッカーというか、へそと幅と裏のバランスを取りながらも局面の戦いというのは負けてはいけないし、そこで互角以上に戦えないと、なかなか難しくなる」 「それを避けるというよりは、その局面になった時に、ハードな潰し合いのなかでは、やはり体の当て方の強さもありますけど、予測であるとか、より多くの人間が反応するとか、最後に逆サイドの人間が諦めずに戻るとか、おそらくいろんな要素が要求される」 「そこの個だけではなくてグループとしてチームとして、もし不利に働いた場合にはそこをリカバーしますし、有利に働いた場合にはそのままシュートチャンスまで持っていきたいと。これは広島さんのストロングでもあるんですけども、ここに対して我々は受け身になるのではなくて、自分たちで反応とか人数というところも含めて、そこは負けないようにしたいなと思います」 なお、広島戦が行われる同時刻には女子チームの日テレ・東京ヴェルディベレーザがWEリーグ初優勝を懸けたリーグ最終節のジェフユナイテッド千葉レディース戦を味の素フィールド西が丘で戦う。 同勝ち点で2位のINAC神戸レオネッサとは得失点差4と最終節の勝利で優勝を決められる可能性が高い。 練習場とクラブハウスを同じくし、試合観戦の経験もある兄妹チームの大一番に向けて指揮官は「絶対に勝ってほしい」とエールを送った。 「あの若い選手層と若いメンバー、この環境のなかで、本当にベレーザは特筆すべきパフォーマンスを今年示したんじゃないかなと思います。我々はこの練習環境をよく知っているからこそ、これをバネにして地道によく取り組んできたスタッフ陣、あるいは選手たちがこの最終節で勝てば、ほぼ自分たちの力で優勝できるところまで持ってきたというのは、本当に素晴らしいことだと思います。僕が今言えるのは、絶対に勝ってほしいです。“絶対に”。僕が言えるのはそれしかないです」 同時刻開催の東京からの吉報を待ちつつ、広島の地では昨季屈辱を味わった相手にリベンジの勝利を目指す。 2025.05.16 15:00 Fri
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成宮唯の2得点でI神戸が首位キープ! 東京NB、浦和も勝利で3位まで2pt差は変わらず【SOMPO WEリーグ】

2024-25 SOMPO WEリーグ第14節の6試合が、15日と16日に各地で行われた。 2連勝で首位を奪還したINAC神戸レオネッサ(勝ち点30)は、後半戦初勝利を狙う6位・ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(勝ち点18)とのホームゲーム。I神戸は28分に決定機。最終ラインの裏へ抜け出した桑原藍がロングボールを収めるが、フリーでのシュートはGK望月ありさがセーブする。 ゴールレスで折り返すと、50分にI神戸が先制。成宮唯のインターセプトから水野蕗奈が左クロス。ゴール前に走り込んだ成宮が頭で押し込む。 さらに64分、右サイドを抜け出した桑原の折り返しから再び成宮。右足ワンタッチで2点目を奪う。千葉も79分、右CKの混戦から小林莉々子が押し込むが反撃はここまで。逃げ切ったI神戸が3連勝で首位をキープしている。 前節ドローで首位を譲った日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝ち点29)。10位・マイナビ仙台レディース(勝ち点8)とのアウェイゲームに臨むと、32分に先制。眞城美春の右クロスに土方麻椰がニアで合わせる。 さらに前半アディショナルタイム、右サイドを抜け出した青木夕菜が思い切って右足シュート。対角のゴール左隅に決め、東京NBがリードを広げる。 後半も追加点に迫った東京NBだが、山本柚月のシュートはクロスバー直撃。しかし、マイ仙台の反撃も実らず、0-2で東京NBが完封勝利を収め、首位のI神戸を追いかける。 3位・三菱重工浦和レッズレディース(勝ち点28)も前節ドローで連勝がストップ。今節は最下位・大宮アルディージャVENTUS(勝ち点7)とアウェイでの埼玉ダービーに臨んだ。 浦和は33分、前線からプレスをかけた高橋はながハーフウェイライン付近でボール奪取。一気に攻め込むと、伊藤美紀のリターンパスから高橋がコントロールショットを沈める。 1点ビハインドで後半を迎えた大宮Vは、チャンスを作りながら同点ゴールを奪えず。すると77分、セットプレーの折り返しから島田芽依が押し込んで浦和に2点目。終盤には藤﨑智子のPKで勝利を決定づけ、浦和も上位2チームに続く。 その他、4位・サンフレッチェ広島レジーナ(勝ち点22)は8位・セレッソ大阪ヤンマーレディース(勝ち点15)と1-1で終え、3試合連続ドロー。後半4ゴールで大勝の5位・アルビレックス新潟レディース(勝ち点20)がS広島Rと勝ち点「23」で並んだ。11位・ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点7)は今シーズン2勝目を挙げ、マイ仙台をかわして10位に浮上している。 <h3>◆2024-25 SOMPO WEリーグ第14節</h3> ▽3月15日(土) サンフレッチェ広島レジーナ 1-1 セレッソ大阪ヤンマーレディース 【S広島R】 上野真実(後12) 【C大阪】 田子夏海(後5) 大宮アルディージャVENTUS 0-3 三菱重工浦和レッズレディース 【浦和】 高橋はな(前33) 島田芽依(後32) 藤﨑智子(後43) ▽3月16日(日) マイナビ仙台レディース 0-2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 【東京NB】 土方麻椰(前32) 青木夕菜(前45+2) ちふれASエルフェン埼玉 0-4 アルビレックス新潟レディース 【新潟L】 OG(後3) 山谷瑠香(後6) 川村優理(後10) 道上彩花(後35) ノジマステラ神奈川相模原 3-0 AC長野パルセイロ・レディース 【N相模原】 大竹麻友(後14) 南野亜里沙(後24、後37) INAC神戸レオネッサ 2-1 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 【I神戸】 成宮唯(後5、後19) 【千葉L】 小林莉々子(後34) <span class="paragraph-title">【動画】成宮唯が2得点の活躍! I神戸vs千葉L ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Z1BFaUBWCJA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.16 18:50 Sun
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東京NB山本柚月はさらなる成長曲線を描けるか、果敢な仕掛けに同点弾奪取「忘れずに意識していきたい」

日テレ・東京ヴェルディベレーザのMF山本柚月が、セレッソ大阪ヤンマーレディース戦を終えての感触を言葉にした。 16日に行われた2023-24 WEリーグ第10節でC大阪と対戦した東京NBは前半、相手の果敢なプレッシングに苦しみ、21分に失点を喫した。ビルドアップに詰まる場面も散見され、「前半、何もできなかったのは自分たちの実力」と振り返った山本だが、その中でも打開の可能性を感じさせた1人だ。 わずかにオフサイドとなったが、24分には切れ込んで藤野あおばへのスルーパスを送り、30分には高い位置で奪ってのカットインからのフィニッシュ。33分にも、あと1つ早いタイミグでパスが来ていればというポジション取りを見せるなど、縦横に広く動いてパスコースに顔を出し、縦への仕掛けと中央へのランニングを効果的に使い分けた。 ワイドの選手が中へも入り、2列目や3列目の選手が裏を狙って前の選手を追い越して欲しいという指揮官の考え方は、システムが変わってもクロスを増やす中でも変わらない。 「中に強い選手が入ってきたので、(クロスの)意識は強くなっている」と同時に、「点を取りに行くというファーストチョイスが強ければ強いほど、他のプレーが生きてくると思う。そこは忘れずに意識していきたい」との言葉通り、チームとしても調子を取り戻した後半は、特に相手に的を絞らせなかった。 61分には途中出場・池上聖七のクロスに合わせて同点弾を奪取。自身にとってリーグ戦7試合ぶりのゴールとなった。 「積極的にキーパーとディフェンスラインの間にボールを流し込もうと考えていて、上手く流し込めたので良かったです」と池上が話せば、「逆サイドの選手が抜け出したときに『クロスに入って行けていない』のが自分の課題の1つにあった。チームでクロスの意識が高まっている中で、自分もそこは行こうという意識があって、それが得点に繋がって良かったです」と、山本も顔を綻ばせる。 複数ポジションで起用され、新システムでも運動量や柔軟な思考が求められる立ち位置だが、「ポジションで意識するというよりは、周りの選手を見て、自分がより効果的なポジションやプレーができるように意識しています」と話す山本。最終局面での精度がもう1段上がれば、相手にとってより怖い選手へ変貌を遂げるだろう。 <span class="paragraph-title">【動画】東京NB山本柚月が中へ絞ってクロスに飛び込み同点弾奪取!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="IAjC3lKmbc4";var video_start = 123;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.18 22:10 Mon
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日テレ・ベレーザの10番MF木下桃香が21歳で現役引退を決断…2年連続WEリーグベスト11の実力者「サッカーから離れ、自分と向き合う時間をつくりたい」

日テレ・東京ヴェルディベレーザは29日、MF木下桃香(21)の現役引退を発表した。 北海道出身の木下は、日テレ・東京ヴェルディメニーナから日テレ・東京ヴェルディベレーザに昇格。東京NB一筋でプレーしてきた。 WEリーグでは4シーズン目を迎え、通算71試合9得点を記録。なでしこリーグ時代には18試合で2得点を記録していた。 WEリーグカップでも13試合1得点、なでしこリーグカップでは8試合に出場。皇后杯でも16試合で1得点を記録していた。なお、メニーナ時代には皇后杯に5試合出場している。 U-16日本女子代表、U-17日本女子代表、なでしこジャパンでもプレー。東京オリンピックのメンバーにも選ばれ、通算5試合1得点を記録。WEリーグのベストイレブンには2022-23、2023-24と2年連続で選出されていた。 チームの中心選手としてプレーしていた木下はシーズン途中での電撃引退。クラブを通じてコメントしている。 「他のチームでプレーすることが考えられないぐらいベレーザ・メニーナのサッカーが大好きで、様々な最高な瞬間をこのクラブで味わうことができたことは自分にとって一生の宝物です」 「これまでサッカーのことを常に考えて生きてきましたが、自分の人生を考えた時、プロサッカー選手としてプレーすることが必ずしも1番ではない自分に気がつきました。次の道を完全に決めたわけではありませんが、サッカーから離れ、自分と向き合う時間をつくりたいという思いから、この決断に至りました」 「今シーズンこそリーグ優勝を掲げていた中、サッカーという形で恩返しすることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、今の自分が精一杯考えて出した答えです」 「今回、このような自分の決断を認めてくれたクラブ、そして、これまで応援してくださったファン・サポーター、パートナーの皆さま、お世話になった選手・スタッフ、サッカーを通して関わってくださった全ての皆さま、本当にありがとうございました」 <span class="paragraph-title">【写真】21歳で引退を決断‥木下桃香のキャリアを振り返る写真</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/DFZ7GFuvxQI/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/DFZ7GFuvxQI/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">木下桃香 / Momoka Kinoshita(@kinoshita_momoka)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2025.01.29 13:35 Wed

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