今季未勝利で最下位のマインツがスヴェンソン監督を解任…2季連続一桁順位も今季は大不振
2023.11.03 07:30 Fri
マインツは2日、ボー・スヴェンソン監督(44)の解任を発表した。
現役時代、ユース年代での指揮を含め通算16年過ごしたマインツを離れることになったデンマーク人指揮官は、愛するクラブとの別れに際して以下のコメントを残している。
「本当に辛い別れだが、そのときが来たと感じている。私は“Zerofiver”になって16年になる。信じられないほど多くのことを学び、チーム、ファン、街で多くの素晴らしい人々と知り合うことができ、私の子供たちはここで育った。つまりここでの経験が私の人生を形作っている」
現役時代にデンマーク代表MFとしてコペンハーゲンやボルシアMG、マインツで活躍したスヴェンソン監督は、古巣マインツのユース年代での指導を経て、2019年はレッドブル・ザルツブルクのリザーブチームにあたるFCリーフェリングで監督キャリアをスタートした。
その後、2021年1月からマインツのファーストチームの指揮官に就任。直近2シーズンでは残留が最大の目標であるクラブを8位と9位でフィニッシュさせる卓越した手腕を発揮。また、リーフェリング、マインツを通じて若手育成の手腕が高く評価されていた。
なお、クラブはスヴェンソン監督の後任として、U-23チームを率いるヤン・ジーヴェルト監督(41)を暫定指揮官に指名している。
41歳のドイツ人指揮官は過去にイングランドのハダースフィールド・タウンで監督経験があり、2020年にユースチームの監督として加入したマインツでも暫定指揮官としてファーストチームを指揮した経験がある。
そして、ジーヴェルト新体制のマインツは、4日に行われるブンデスリーガ第10節で強豪RBライプツィヒ相手に今季初白星を目指すことになる。
PR
直近2シーズン連続でトップハーフフィニッシュを達成してきたスヴェンソン体制のマインツだが、今シーズンは開幕から極度の不振に。ブンデスリーガ開幕9試合で3分け6敗の最下位に低迷し、直近のDFBポカールでは2部のヘルタ・ベルリンに0-3の惨敗で2回戦敗退となった。この深刻な成績不振を受け、スヴェンソン監督とクラブ首脳陣が長時間にわたる会談の末、解任という決断を下すに至った。「本当に辛い別れだが、そのときが来たと感じている。私は“Zerofiver”になって16年になる。信じられないほど多くのことを学び、チーム、ファン、街で多くの素晴らしい人々と知り合うことができ、私の子供たちはここで育った。つまりここでの経験が私の人生を形作っている」
「残念ながら、ピッチ上での状況のせいで、誰もクラブより上にいると見なされない時期が来ている。状況を改善するためにすべての力を結集するときが来た。残念ながら私はその一部にはなれないが、それが現実だ。クラブとチームはこれまで以上に、私たちを形作った一体感を必要としている」
現役時代にデンマーク代表MFとしてコペンハーゲンやボルシアMG、マインツで活躍したスヴェンソン監督は、古巣マインツのユース年代での指導を経て、2019年はレッドブル・ザルツブルクのリザーブチームにあたるFCリーフェリングで監督キャリアをスタートした。
その後、2021年1月からマインツのファーストチームの指揮官に就任。直近2シーズンでは残留が最大の目標であるクラブを8位と9位でフィニッシュさせる卓越した手腕を発揮。また、リーフェリング、マインツを通じて若手育成の手腕が高く評価されていた。
なお、クラブはスヴェンソン監督の後任として、U-23チームを率いるヤン・ジーヴェルト監督(41)を暫定指揮官に指名している。
41歳のドイツ人指揮官は過去にイングランドのハダースフィールド・タウンで監督経験があり、2020年にユースチームの監督として加入したマインツでも暫定指揮官としてファーストチームを指揮した経験がある。
そして、ジーヴェルト新体制のマインツは、4日に行われるブンデスリーガ第10節で強豪RBライプツィヒ相手に今季初白星を目指すことになる。
PR
ボー・スヴェンソンの関連記事
マインツの関連記事
ブンデスリーガの関連記事
記事をさがす
|
マインツの人気記事ランキング
1
マインツ、ハンガリー代表FWサライがフリーでバーゼル移籍
バーゼルは16日、マインツのハンガリー代表FWアダム・サライ(34)をフリーで獲得したことを発表した。契約期間は2023年6月までとなっている。 193cmの大型FWであるサライは、ブンデスリーガ通算276試合出場54ゴールのストライカー。2010年1月にレアル・マドリーからマインツに加入し、2012-13シーズンはキャリアハイの13ゴールをマークした。 その活躍を受けてシャルケに移籍するも結果を残せず1年で退団。ホッフェンハイムで5シーズンにわたってプレーし、2019年8月にマインツに復帰していた。ただ、年齢による衰えもあり、2019-20シーズン、2020-21シーズンとブンデスリーガでそれぞれ1ゴールしか挙げられていなかった。 今季もここまで12試合(先発は2試合)の出場で1ゴールと苦戦を強いられていた中、スイス・スーパーリーグへの初挑を選択することとなった。 2022.02.16 23:00 Wed2
「マインツは支払う必要がある」佐野海舟の逮捕で浮上した疑問、ドイツ紙は移籍成立のため4.3億円の移籍金支払いが発生と報道…「年俸の支払いは免除できる可能性」
サッカー界を揺るがす大きな問題となっている日本代表MF佐野海舟の逮捕問題。移籍したばかりのマインツでも大きな問題に発展する可能性がある中、移籍金は支払われることになるようだ。 日本代表でもプレーし、今夏鹿島アントラーズからマインツへと完全移籍した佐野。しかし、17日に不同意性交疑惑で逮捕されたと一斉に報道された。 事件は14日、佐野は知人の男性2人と女性2人と都内で食事。その後、ホテルへと移動し、30代の女性に性的暴行を加えたとして逮捕。本人も容疑を認めていると言われている。 新加入選手のスキャンダルを受けたマインツは「マインツは新加入の佐野海舟が母国で逮捕されたという日本のメディア報道に驚きました。情報が不足しているため、この報道についての評価やコメントはまだできません」と声明を発表。詳細がわからないため、情報を集めている状況だとしていた。 クラブは弁護士などに連絡を取っているものの、まだ把握できていない状況であり、佐野は21日に合流する予定だったが、実現は不可能と見られている。 そんな中、ドイツ『ビルト』が続報を伝える中で、佐野の移籍が既に成立していると伝え、移籍金は支払わなければいけないとした。 「7月4日に正式に移籍が完了したため、マインツは基本移籍金250万ユーロ(約4億3000万円)を支払う必要がある」 「ただ、少なくとも、佐野海舟が不在であれば、クラブは年俸の支払いを免除できる可能性あるだろう」 鹿島も発表していた通り、佐野の移籍は完了しているため、当初の移籍金は支払う義務がマインツに発生する様子。一方で、契約を履行できない可能性が高い佐野は、給料を受け取ることはないという見方だ。 日本サッカー界だけでなく、ドイツサッカー界にも影響を与えるスキャンダル。捜査がどのように進展するのか、ドイツからも注目が集まっている。 2024.07.19 13:10 Fri3
先日のガードレール激突事故で病巣発見…マインツのハンガリー代表FWが頭部を手術
マインツは17日、ハンガリー代表FWアダム・サライが手術を受けることと発表した。 クラブの発表によると、サライはしばらく試合とトレーニングに参加できなくなるとのこと。病気の治療のため、医師の助言により来週手術を受けるとしている。なお、数週間は活動できないようだ。 34歳のサライは、今シーズンのブンデスリーガで10試合に出場し1得点を記録していた。 サライは今月に入り、トレーニングに向かう途中にガードレールに激突するという事故に遭っていたが、ドイツ『ビルト』によると今回の手術はその件とは関係ないとのこと。事故では首の打撲を負っていただけであり、バイエルン戦、ヘルタ・ベルリン戦を欠場したのはその利用とのことだ。 今回は、頭部の手術になるとのことだが、ガンや潰瘍ではないそう。しかし、長い間頭の中にあった病巣が、今回の事故の検査で発見され、医師と相談した結果、健康体になるために手術を決断したとされている。 なお、1月か2月にはトレーニングに復帰できるもので、深刻な病気ではないようだ。 ブンデスリーガでは274試合で54ゴール26アシストを記録しているサライ。上位を伺えるマインツとしては手痛いベテランの離脱となった。 2021.12.18 19:58 Sat4
「深く反省しております」不同意性交で逮捕された佐野海舟が釈放…事務所を通じコメント「信頼回復に努めていく」
不同意性交容疑で逮捕されたマインツの日本代表MF佐野海舟(23)が、所属事務所を通じて逮捕後初のコメントを残した。 事件は14日、佐野は知人の男性2人と女性2人と都内で食事。その後、ホテルへと移動し、30代の女性に性的暴行を加えたとして逮捕。本人も容疑を認めているとされていた。 4日にマインツと4年契約を結び、21日に合流する予定だったが、その間に帰国していた際に発生した事件。世間に大きな衝撃を与え、マインツや鹿島アントラーズは声明を発表。また、日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長も「代表選手に対して、再度教育していく必要があると考えているし、しっかり取り組んでいきたい」と言及していた。 そんな中、29日に佐野の所属事務所は釈放されたことを発表。佐野は事務所を通じて、謝罪している。 「この度は、私の行動によって被害者の方に多大なご迷惑をかけてしまった事を心よりお詫び申し上げます。また、ファンやサポーター、関係者の皆様に対しても、ご期待を裏切り、ご迷惑をおかけしましたことを深く反省しております」 「現在、私は自分の行動の結果を真摯に受け止め、何をすべきか、一歩一歩前進し、信頼回復に努めていこうと考えております。この度は誠に申し訳ございませんでした」 岡山県出身の佐野は、2019年に米子北高校からFC町田ゼルビアに加入。プロキャリアをスタートさせると、高卒1年目から公式戦22試合に出場するなど結果を残す。 ハードな守備が売りで、ボールダッシュに優れたボランチとして評価を上げると、2023年に鹿島へと完全移籍。そして、同年11月には日本代表にも初招集を受け、2024年1月のアジアカップにも参加。今夏マインツへと完全移籍が決定していた。 2024.07.29 20:17 Mon5