行き詰まるユナイテッド買収からカタール大富豪が撤退…交渉決裂報道
2023.10.15 09:55 Sun
なかなか進まないマンチェスター・ユナイテッドの買収話。新オーナー候補の1人だったカタールの大富豪は手を引いたようだ。
マンチェスター・ユナイテッドの買収からカタールの大富豪が撤退したようだ。
2022年11月に現オーナーであるグレイザー一家の売却検討を発表し、行く末が注目どころのユナイテッド。スポーツ面が芳しくないなか、ビジネス優先のグレイザー家にたびたび抗議活動を起こす一部サポーターからすると、願ったり叶ったりの話だ。
化学企業『INEOS』の創業者であるイギリス人実業家のジム・ラトクリフ氏とともに、カタール銀行『QIB』の会長であるシェイク・ジャシム・ビン・ハマド・アル・タニ氏がこの買収話に名乗りを上げてはいるものの、一向にまとまる気配がない。
イギリス『BBC』によると、シェイク・ジャシム氏は全額キャッシュによる50億ポンド(約9078億5000万円)のオファーで、負債の清算条件も。さらに選手補強や施設などの刷新にも14億ポンド(約2541億9000万円)以上の資金を投じる用意があったようだが、今週の交渉で決裂したという。
こうなると、ラトクリフ氏が現時点で唯一の買い手になり、現在は25%の株式買収を目指しているそう。100%の株式取得を目指したといわれるシェイク・ジャシム氏が撤退後のこれからが注目される。
2022年11月に現オーナーであるグレイザー一家の売却検討を発表し、行く末が注目どころのユナイテッド。スポーツ面が芳しくないなか、ビジネス優先のグレイザー家にたびたび抗議活動を起こす一部サポーターからすると、願ったり叶ったりの話だ。
化学企業『INEOS』の創業者であるイギリス人実業家のジム・ラトクリフ氏とともに、カタール銀行『QIB』の会長であるシェイク・ジャシム・ビン・ハマド・アル・タニ氏がこの買収話に名乗りを上げてはいるものの、一向にまとまる気配がない。
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