【CLグループ第2節プレビュー①】GS屈指の好カード、ナポリvsレアル・マドリー開催
2023.10.03 18:00 Tue
チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第2節が3日と4日に行われる。ここでは第2節1日目となるグループA~Dの戦いを展望していく。
◆ユナイテッド踏ん張りどころ~グループA~

グループAでは開幕節、バイエルンとマンチェスター・ユナイテッドの突破候補が激突し、バイエルンが4-3で逃げ切って白星スタートとした。
グループの本命であるバイエルンはユナイテッド戦、終始リードする展開で逃げ切り勝利。ブンデスリーガでも直近のライプツィヒとの首位攻防戦を2点のビハインドから追いつく形でのドローと、順調なシーズンインとなっている。とりわけFWケインはゴールをコンスタントに取り続けており、期待通りの働きをしている。ガラタサライに善戦して引き分けスタートとしたコペンハーゲンとのアウェイ戦、勝利して連勝スタートとなるか。
対するユナイテッドは新守護神オナナのミスに近い形での先制点献上もあってバイエルンに敗戦。終盤、MFカゼミロの2発で追いすがったが及ばなかった。そのユナイテッドはバイエルン戦後、プレミアリーグでは1勝1敗。直近のクリスタル・パレス戦では相手の一撃に沈み、敗れてしまった。ケガ人も多く、まだまだ不安定なチーム状態が続くが、コペンハーゲン戦後のリーグ戦を3連勝として勢いに乗っているガラタサライを下し、流れを変えられるか。
【グループA】
《28:00》
マンチェスター・ユナイテッド vs ガラタサライ
コペンハーゲン vs バイエルン

グループBでは開幕節、7季ぶり出場のアーセナルがPSV相手に4発快勝発進とした。格の違いを見せ付けた中、第2節ではリーグ・アンでようやく2連勝と復調気配のランスと対戦する。
アーセナルはPSV戦、前半のうちに3ゴールを奪って勝負を決めてしまった。その後のリーグ戦ではトッテナムとのノースロンドン・ダービーでは互角の展開の中で引き分けたものの、直近のボーンマス戦では4発圧勝とした。選手層の厚みを見せ付ける中、DF冨安に出番が回ってくるかにも注目だ。
昨季ヨーロッパリーグ王者のセビージャは開幕節、ランスにドロー。直近のバルセロナ戦ではDFセルヒオ・ラモスのオウンゴールで惜敗となったが、開幕直後の不調は脱している様子。PSVとは2位通過を争う可能性が高いだけにモノにしたい。
【グループB】
《28:00》
ランス vs アーセナル
PSV vs セビージャ
◆好調の両雄によるビッグマッチ~グループC~

グループCでは前節、レアル・マドリーが初出場のウニオン・ベルリンを後半追加タイムのMFベリンガム弾で辛勝とし、ナポリがブラガに2-1で競り勝った。突破候補の両クラブが白星スタートとした中、第2節で両雄が激突する。
ナポリはブラガ戦、後半終盤に追いつかれる展開とされながらも88分のオウンゴールで何とか競り勝った。直後のボローニャ戦では低調なゴールレスドローに終わってPKを失敗したFWオシムヘンがクラブと揉める嫌な雰囲気となったが、そこからウディネーゼ戦、レッチェ戦と4発快勝。オシムヘンを巡る問題も一先ず収束した様子の中、良好なチーム状態でマドリー戦に向かっている。
対するマドリーはウニオン戦、相手の堅守に苦しみながらも飛ぶ鳥を落とす勢いのMFベリンガムによる後半追加タイム弾で勝利。直後のアトレティコとのマドリード・ダービーでは完敗してしまったが、ラス・パルマス戦、ジローナ戦と連勝しナポリ戦を迎えている。ジローナ戦では負傷明けのFWヴィニシウスが先発に復帰し、ラ・リーガ首位に立っていた相手に勝利。ダービーでも露呈したクロス対応に問題を抱える状況はあるが、無双状態が続くベリンガム、ここまでFWベンゼマの抜けた穴を埋めているFWホセルの活躍もあり、こちらもナポリ戦に向けては良好なチーム状態と言えそうだ。
記念すべきCL初戦でマドリーに善戦したウニオンだったが、その後のブンデスリーガでは2連敗。直近の昇格組ハイデンハイム戦も落として公式戦5連敗となった。CLとの二足の草鞋に早くもアップアップの状態だが、ナポリ戦で後半に実力を示したブラガを退けて窮地を脱せるか。
【グループC】
《25:45》
ウニオン・ベルリン vs ブラガ
《28:00》
ナポリ vs レアル・マドリー
◆絶好調キープの久保が白星スタートのザルツブルクと対戦~グループD~

グループDでは開幕節、MF久保が牽引するレアル・ソシエダが昨季CL準優勝のインテルと初戦を戦い、1-1の引き分けに持ち込まれた。第2節では敵地でのベンフィカ戦を2-0で制したオーストリア王者ザルツブルクと対戦する。
ソシエダはインテル戦、終始優勢に試合を進めながらも終盤のFWラウタロ被弾で引き分けに終わってしまった。それでもその後のラ・リーガは3連勝とチーム状態は上向き。久保は直近のアトレティック・ビルバオとのバスク・ダービーでもゴールを挙げ、絶好調をキープしている。昨季ベスト8のベンフィカを下したザルツブルク相手に久保は輝きを放ち続けるか。
一方、ソシエダ相手に勝ち点1をもぎ取ったインテルは、その後のセリエAでは2勝1敗。サッスオーロに不覚を取って今季初黒星を喫したが、良好なチーム状態を維持している。とりわけ直近のサレルニターナ戦で途中出場したラウタロは圧巻の4発で格の違いを見せ付けている。同胞のFWディ・マリアが復帰しているベンフィカを下し、グループで優勢に立てるか。
【グループD】
《25:45》
ザルツブルク vs レアル・ソシエダ
《28:00》
インテル vs ベンフィカ
◆ユナイテッド踏ん張りどころ~グループA~

Getty Images
グループAでは開幕節、バイエルンとマンチェスター・ユナイテッドの突破候補が激突し、バイエルンが4-3で逃げ切って白星スタートとした。
グループの本命であるバイエルンはユナイテッド戦、終始リードする展開で逃げ切り勝利。ブンデスリーガでも直近のライプツィヒとの首位攻防戦を2点のビハインドから追いつく形でのドローと、順調なシーズンインとなっている。とりわけFWケインはゴールをコンスタントに取り続けており、期待通りの働きをしている。ガラタサライに善戦して引き分けスタートとしたコペンハーゲンとのアウェイ戦、勝利して連勝スタートとなるか。
【グループA】
《28:00》
マンチェスター・ユナイテッド vs ガラタサライ
コペンハーゲン vs バイエルン
◆冨安に出番は~グループB~

Getty Images
グループBでは開幕節、7季ぶり出場のアーセナルがPSV相手に4発快勝発進とした。格の違いを見せ付けた中、第2節ではリーグ・アンでようやく2連勝と復調気配のランスと対戦する。
アーセナルはPSV戦、前半のうちに3ゴールを奪って勝負を決めてしまった。その後のリーグ戦ではトッテナムとのノースロンドン・ダービーでは互角の展開の中で引き分けたものの、直近のボーンマス戦では4発圧勝とした。選手層の厚みを見せ付ける中、DF冨安に出番が回ってくるかにも注目だ。
昨季ヨーロッパリーグ王者のセビージャは開幕節、ランスにドロー。直近のバルセロナ戦ではDFセルヒオ・ラモスのオウンゴールで惜敗となったが、開幕直後の不調は脱している様子。PSVとは2位通過を争う可能性が高いだけにモノにしたい。
【グループB】
《28:00》
ランス vs アーセナル
PSV vs セビージャ
◆好調の両雄によるビッグマッチ~グループC~

Getty Images
グループCでは前節、レアル・マドリーが初出場のウニオン・ベルリンを後半追加タイムのMFベリンガム弾で辛勝とし、ナポリがブラガに2-1で競り勝った。突破候補の両クラブが白星スタートとした中、第2節で両雄が激突する。
ナポリはブラガ戦、後半終盤に追いつかれる展開とされながらも88分のオウンゴールで何とか競り勝った。直後のボローニャ戦では低調なゴールレスドローに終わってPKを失敗したFWオシムヘンがクラブと揉める嫌な雰囲気となったが、そこからウディネーゼ戦、レッチェ戦と4発快勝。オシムヘンを巡る問題も一先ず収束した様子の中、良好なチーム状態でマドリー戦に向かっている。
対するマドリーはウニオン戦、相手の堅守に苦しみながらも飛ぶ鳥を落とす勢いのMFベリンガムによる後半追加タイム弾で勝利。直後のアトレティコとのマドリード・ダービーでは完敗してしまったが、ラス・パルマス戦、ジローナ戦と連勝しナポリ戦を迎えている。ジローナ戦では負傷明けのFWヴィニシウスが先発に復帰し、ラ・リーガ首位に立っていた相手に勝利。ダービーでも露呈したクロス対応に問題を抱える状況はあるが、無双状態が続くベリンガム、ここまでFWベンゼマの抜けた穴を埋めているFWホセルの活躍もあり、こちらもナポリ戦に向けては良好なチーム状態と言えそうだ。
記念すべきCL初戦でマドリーに善戦したウニオンだったが、その後のブンデスリーガでは2連敗。直近の昇格組ハイデンハイム戦も落として公式戦5連敗となった。CLとの二足の草鞋に早くもアップアップの状態だが、ナポリ戦で後半に実力を示したブラガを退けて窮地を脱せるか。
【グループC】
《25:45》
ウニオン・ベルリン vs ブラガ
《28:00》
ナポリ vs レアル・マドリー
◆絶好調キープの久保が白星スタートのザルツブルクと対戦~グループD~

Getty Images
グループDでは開幕節、MF久保が牽引するレアル・ソシエダが昨季CL準優勝のインテルと初戦を戦い、1-1の引き分けに持ち込まれた。第2節では敵地でのベンフィカ戦を2-0で制したオーストリア王者ザルツブルクと対戦する。
ソシエダはインテル戦、終始優勢に試合を進めながらも終盤のFWラウタロ被弾で引き分けに終わってしまった。それでもその後のラ・リーガは3連勝とチーム状態は上向き。久保は直近のアトレティック・ビルバオとのバスク・ダービーでもゴールを挙げ、絶好調をキープしている。昨季ベスト8のベンフィカを下したザルツブルク相手に久保は輝きを放ち続けるか。
一方、ソシエダ相手に勝ち点1をもぎ取ったインテルは、その後のセリエAでは2勝1敗。サッスオーロに不覚を取って今季初黒星を喫したが、良好なチーム状態を維持している。とりわけ直近のサレルニターナ戦で途中出場したラウタロは圧巻の4発で格の違いを見せ付けている。同胞のFWディ・マリアが復帰しているベンフィカを下し、グループで優勢に立てるか。
【グループD】
《25:45》
ザルツブルク vs レアル・ソシエダ
《28:00》
インテル vs ベンフィカ
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