【プレミアリーグ第5節プレビュー】ユナイテッドvs三笘ブライトン! 代表戦明けでハマーズとシティの上位対決も開催

2023.09.16 12:00 Sat
Getty Images
インターナショナルマッチウィーク前に行われた前節は、マンチェスター・シティが唯一の開幕4連勝を達成。また、トッテナムとリバプールの2クラブがいずれも3連勝を達成し、首位チームを追走。その一方で、マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーの2クラブが早くも今シーズン2敗目と厳しい船出となっている。
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インターナショナルマッチウィーク明け最初の一節にして、週明けにUEFAコンペティションのグループステージ開幕を控える中での開催となる第5節。今夏の移籍市場最終盤には各クラブが大きな動きを見せたこともあり、その変化にも注目が集まるところ。その第5節の最注目カードは11位のユナイテッドと6位のブライトンが対峙する強豪対決だ。
ユナイテッドは前節、アーセナルとのビッグマッチに臨み1-3で敗戦。ボールの主導権を握られながらも、狙いとするロングカウンターを軸に概ねプラン通りの戦いを遂行。だが、後半に入ってセンターバック2枚の選手交代などプランが崩れると、FWガルナチョの幻の勝ち越しゴールの後の後半アディショナルタイムにMFライス、FWガブリエウ・ジェズスに続けてゴールを叩き込まれ、厳しい今季2敗目となった。さらに、同試合後にはFWサンチョとテン・ハグ監督の確執、DV疑惑のFWアントニーが捜査のため一時チーム離脱というウイングプレーヤーの問題が発覚。序盤のチームの混乱に拍車がかかってしまった。

週明けにはチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ開幕戦でバイエルンとのビッグマッチを控える中、さらに厳しいやり繰りを強いられる赤い悪魔は、得意のホームで難敵ブライトンを叩いて何とか立て直しを図りたい。ブライトン戦ではデビュー戦となったアーセナル戦で大器の片りんを示したFWホイルンドに加え、渦中の右ウイングの人選に注目したい。また、ポルトガル代表での2試合で2戦連発を含む圧巻のパフォーマンスを見せた司令塔ブルーノ・フェルナンデスの躍動が勝敗のカギを握る。

対するブライトンは前節、ニューカッスルとの強豪対決に3-1で快勝。ウェストハム戦で喫した今季初黒星から見事なバウンスバックを示した。週明けにはクラブ史上初のヨーロッパリーグ(EL)初戦のAEKアテネ戦を控えるが、まずは手負いの赤い悪魔を敵地で撃破したい。ニューカッスル戦でハットトリックを達成したFWファーガソンの負傷離脱は痛手だが、FWウェルベックやFWジョアン・ペドロといった代役候補もまずまずの状態を維持しており、大きなマイナス要素とはならないはずだ。MF三笘薫に関しては日本代表の直近のトルコ代表戦でプレーしておらず、良いコンディションでDFワン=ビサカとの注目のマッチアップに臨めるはずだ。
開幕5連勝を狙う王者シティは、3勝1分けの好スタートを切ったウェストハムとの上位対決に臨む。フルアムとの前節をFWハーランドの今季初のハットトリックの活躍などで5-1と圧勝したシティズンは、腰痛の治療から快復したグアルディオラ監督が3試合ぶりに復帰予定だ。週明けのCL初戦ではツルヴェナ・ズヴェズダとのホームゲームということもあり、この試合では現状のベストメンバーが起用される見込み。今季はボールの主導権こそ握られながらも、粘り強い守備とFWアントニオやFWボーウェンらを起点とする鋭いカウンターでチェルシー、ブライトンを撃破したハマーズは間違いなく難敵と言えるが、同じボールポゼッション型のチームとして遥か高みにあることを証明する一戦としたい。

リバプールは15位のウォルバーハンプトンとの土曜ランチタイムキックオフのゲームで4連勝を狙う。前節のアストン・ビラ戦では開始直後のMFソボスライの初ゴールで早々にリードを手にすると、相手のオウンゴール、エースFWサラーのゴールで効率良く得点を重ねた。さらに、2試合連続退場者を出す負の流れを止めると共に、今季初のクリーンシートを達成。3-0の完勝でクロップ監督のプレミアリーグ通算300試合目を飾った。開幕1勝3敗と出遅れたウルブスとのアウェイゲームでは引き続き主将DFファン・ダイクを欠くものの、その他のポジションでは負傷者が戻ってきており、持ち味の攻撃力で押し切りたい。日本代表での2試合で見事な存在感を発揮したMF遠藤航に関しては、週明けにEL初戦のLASK戦を控えていることもあり、リーグ戦ではベンチスタートの可能性が高いかもしれない。

そのリバプールと共に4連勝を目指すトッテナムは、昇格組のシェフィールド・ユナイテッドと対戦する。同じく昇格組との対戦となった前節のバーンリー戦では開始直後に先制を許したものの、主将FWソン・フンミンの今季初のハットトリックに、DFロメロとMFマディソンの副将コンビのゴールで逆転し、5-2の快勝を収めた。ポステコグルー監督の新スタイルが予想以上の早さで浸透を見せ、序盤戦では最もスペクタクルなフットボールを展開している。1分け3敗とプレミアリーグの洗礼を浴びているブレイズとの一戦では、再び躍動感のあるフットボールでホームサポーターを魅了したい。また、悩めるリシャルリソンやデビューが期待されるFWブレナン・ジョンソンら控えアタッカー陣のプレーにも注目したい。

リバプールとトッテナムと勝ち点10で並ぶアーセナルは、開幕4戦未勝利で下位に沈むエバートンと対戦。前述のユナイテッド戦を劇的な形で制して2試合ぶりの白星を手にしたアルテタのチームは、次節にノースロンドン・ダービー、週明けに久々のCLの舞台でPSV戦を控える中で弾みを付ける勝利が求められる。ただ、昨季のグディソン・パークでは0-1の敗戦を喫しており、新加入で存在感を示すFWベトやFWダンジュマらは侮れない相手となっており、週明けの2試合に気持ちが向かうことなく、しっかりとした戦いを見せたい。なお、日本代表の2試合で圧巻のパフォーマンスを見せたDF冨安健洋のスタメン起用の可能性は五分五分といったところだ。

前節のノッティンガム・フォレスト戦で今季2敗目を喫したチェルシーは、ボーンマスとのアウェイゲームでバウンスバックの勝利を目指す。フォレスト戦では先日のウェストハム戦と同様にボールの主導権を握り続け、より多くのシュート数を記録したものの、課題の決定力不足、試合の際で耐え切れない守備と課題克服には至らず。開幕未勝利が続くチェリーズとの試合ではその課題克服が勝利のカギを握る。また、布陣選択や選手の配置の部分で少なからずポチェッティーノ監督への批判も聞こえ始めている中、この中断期間中の戦術面での修正に期待したい。

その他ではまさかの3連敗に加え、週明けにミランとのCL初戦を控えるニューカッスルが難敵ブレントフォードと対峙する一戦、今季初勝利を目指すルートン・タウン、バーンリーの昇格組2クラブの戦いにも注目したい。

◆プレミアリーグ第5節
▽9/16(土)
《20:30》
ウォルバーハンプトン vs リバプール
《23:00》
アストン・ビラ vs クリスタル・パレス
フルアム vs ルートン・タウン
マンチェスター・ユナイテッド vs ブライトン
トッテナム vs シェフィールド・ユナイテッド
ウェストハム vs マンチェスター・シティ
《25:30》
ニューカッスル vs ブレントフォード

▽9/17(日)
《22:00》
ボーンマス vs チェルシー
《24:30》
エバートン vs アーセナル

▽9/18(月)
《27:45》
ノッティンガム・フォレスト vs バーンリー

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【プレミア注目プレビュー】今季2度目のマンチェスターダービー! 次節大一番控えるシティが2季ぶりダブル狙う

プレミアリーグ第27節、マンチェスター・シティvsマンチェスター・ユナイテッドが、日本時間3日24:30にエティハド・スタジアムでキックオフされる。次節に大一番控えるシティズンズと、逆転でのトップ4フィニッシュへ取りこぼし許されないユナイテッドによる今シーズン2度目のダービーマッチだ。 2位のシティ(勝ち点59)は前節、ボーンマス相手に“チェリーズキラー”として知られるフォーデンのゴールで1-0の勝利。追加点を奪えずに苦戦を強いられたが、きっちり逃げ切りに成功。リーグ2戦ぶりの白星を挙げた。さらに、直近のFAカップではルートン・タウン相手にデ・ブライネの4アシスト、ハーランドの5ゴールと圧倒的な個の力を活かして6-2の快勝。久々に大量ゴールを挙げての勝利で、ホーム開催のダービーに大きな弾みを付けた。 週明けのチャンピオンズリーグ(CL)ではコペンハーゲンとの2ndレグを控えているが、敵地での1stレグを3-1で先勝しており、この一戦に全力を注げる。ダービー前日にノッティンガム・フォレスト戦を戦った首位のリバプールは後半ラストプレー弾で劇的勝利を収めており、首位浮上での大一番とはならなかったが、きっちりこの試合に勝って1ポイント差でアンフィールドに乗り込みたい。 対する6位のユナイテッド(勝ち点44)は前節、フルアム相手に1-2で敗戦。守護神オナナの孤軍奮闘の活躍や相手の決定力不足に助けられ、後半アディショナルタイムにマグワイアの今季リーグ初ゴールで同点に追いつく。だが、逆転を目指して前がかったところを引っくり返され、最終的にホームで厳しい黒星を喫した。 これでリーグ連勝が「4」でストップした赤い悪魔だが、FAカップではノッティンガム・フォレストとの接戦を後半終了間際にカゼミロが決めた土壇場のゴールによって1-0の勝利。延長戦突入を回避すると共に、リーグ戦の黒星を払拭して難所エティハド・スタジアムに乗り込む形となった。ダービー前日には4位のアストン・ビラ(勝ち点55)、5位のトッテナム(勝ち点50)がいずれも勝利を収めており、逆転でのトップ4フィニッシュに向けて勝ち点3しか許されない。 なお、昨年10月末にオールド・トラッフォードで行われた前回対戦はアウェイのシティがハーランドの2ゴール、フォーデンのゴールによって3-0の完勝を収めている。今回の対戦では直近のエティハドで6-3、4-1の圧勝を収めているシティズンズが2シーズンぶりのシーズンダブルを狙う中、ユナイテッドの意地にも期待したい。 ◆マンチェスター・シティ◆ 【4-1-4-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240302_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:エデルソン DF:ウォーカー、ストーンズ、ルベン・ディアス、アケ MF:ロドリ MF:フォーデン、デ・ブライネ、ベルナルド・シウバ、ドク FW:ハーランド 負傷者:DFグヴァルディオル、MFグリーリッシュ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者はグリーリッシュに加え、トレーニングには復帰したもののコンディションに不安を抱えるグヴァルディオルが引き続き不在となる。 ◆マンチェスター・ユナイテッド◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240302_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:オナナ DF:ダロト、エバンス、ヴァラン、リンデロフ MF:カゼミロ、メイヌー MF:アントニー、ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョ FW:ラッシュフォード 負傷者:DFマルティネス、マグワイア、ショー、ワン=ビサカ、マラシア、MFマウント、FWホイルンド、マルシャル 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては軽傷のマグワイア、ホイルンドの2人も間に合わず、8選手不在での厳しい戦いとなる。 スタメンに関しては直近のフォレスト戦から2選手の変更を予想。アムラバトとマクトミネイに代わってエバンスとメイヌーの起用が濃厚だ。ただ、トップ下にマクトミネイを配し、右にアントニーではなくブルーノ・フェルナンデスを置く形も考えられる。 ★注目選手 ◆マンチェスター・シティ:FWアーリング・ハーランド <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240302_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前回対戦に続く輝きを。ダービーでの勝負強さ光るベルナルド・シウバ、今季ダービー初出場のデ・ブライネのパフォーマンスにも注目が集まるが、前回対戦で2ゴール1アシストとエースストライカーの役割を完璧にこなした怪物FWを注目選手とする。 今季は負傷離脱や一部試合での低調なパフォーマンスなど“人間らしさ”を垣間見せているが、直近のルートン戦では圧巻の5ゴールと“怪物らしさ”も取り戻しつつあるノルウェー代表FW。デ・ブライネの復帰に伴い、ここ数試合ではその司令塔とフォーデンの好連携に注目が集まっていたが、ルートン戦ではそのデ・ブライネと4度のホットライン開通をみせ、ダービーへ個人・チームの双方で最高の仕上がりだ。 エティハドでの昨季ダービーでは3ゴール2アシストの衝撃の活躍を披露しており、多くの主力を欠く相手の急造ディフェンスラインを相手にその再現を狙いたい。 ◆マンチェスター・ユナイテッド:MFコビー・メイヌー <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240302_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 鮮烈なダービーデビュー期待。赤い悪魔の注目選手はダービーデビューで重責を担う18歳MFだ。マンチェスター中心からほど近いストックポート生まれで、フォーデンとは異なりユナイテッドのアカデミーでのプレーを選択した万能型MFは10代前半から“NEXTポグバ”として将来を嘱望される逸材だった。 そして、印象的なプレシーズン、その後の負傷離脱を経て昨年11月のエバートン戦でファーストチームデビューを果たすと、以降はテン・ハグ監督による慎重な起用を経て、現在はエリクセンやマクトミネイ、アムラバトらを抑えて中盤の主力に定着。ポグバを彷彿とさせるダイナミズム、攻撃センスに加え、その先達に欠ける献身性や落ち着きも持ち合わせており、早くもワールドクラスの雰囲気を漂わせる。 すでにサー・ジム・ラトクリフの覚えめでたく、口うるさいOBのギャリー・ネビルに「マンチェスター・シティのプレーヤーに見える」との賛辞を浴びた逸材は、そのシティとの初対戦でどんなパフォーマンスを見せるか非常に興味深いところだ。 2024.03.03 12:00 Sun

【プレミアリーグ第27節プレビュー】今季2度目のマンチェスターダービー! 休養十分スパーズは新生パレスと対峙

先週末に行われた第26節はリバプール、マンチェスター・シティ、アーセナル、アストン・ビラとトップ4が揃って勝利。好調マンチェスター・ユナイテッドがフルアムに敗れたものの、波乱の少ない一節となった。 3月最初に開催される今節は2位のマンチェスター・シティと、6位のマンチェスター・ユナイテッドが対峙する今シーズン2度目のマンチェスター・ダービーが最注目カードだ。 シティは前節、ボーンマス相手に“チェリーズキラー”として知られるMFフォーデンのゴールで1-0の勝利。なかなか追加点を奪えずに苦戦を強いられたが、きっちり逃げ切りに成功。リーグ2戦ぶりの白星を挙げた。さらに、直近のFAカップではルートン・タウン相手にMFデ・ブライネの4アシスト、FWハーランドの5ゴールと圧倒的な個の力を活かして6-2の快勝。久々の大量ゴールを挙げての勝利で、ホーム開催のダービーに大きな弾みを付けた。 対するユナイテッドは前節、フルアム相手に1-2で敗戦。守護神オナナの孤軍奮闘の活躍や相手の決定力不足に助けられ、後半アディショナルタイムにDFマグワイアの今季リーグ初ゴールで同点に追いつく。さらに、攻勢を仕掛けて逆転を狙ったが、逆に相手のカウンターに屈してホームで厳しい敗戦。これでリーグ連勝が「4」でストップした。それでも、FAカップではノッティンガム・フォレストとの接戦を後半終了間際にMFカゼミロが決めた土壇場のゴールによって1-0の勝利。延長戦突入を回避すると共に、フルアム戦の黒星を払拭して難所エティハド・スタジアムに乗り込む形となった。 次節にそのシティとの直接対決を控える首位のリバプールは、17位のノッティンガム・フォレストを相手にリーグ4連勝を狙う。前節、ルートンに4-1の快勝を収めたクロップのチームは、先週末に行われたEFLカップ(カラバオカップ)決勝でチェルシーとの120分の激闘を主将DFファン・ダイクのゴールによって1-0の勝利。今季4冠を目指す中で最初のタイトル獲得に成功した。 さらに、FAカップでは多くの離脱者、主力のコンディションを鑑みて控えや若手中心のスカッドで臨んだが、チャンピオンシップ(2部)で上位に位置するサウサンプトンに3-0の快勝。クーマスとダンズの18歳FWコンビが指揮官の期待に応える初ゴールを挙げ、改めてチームとしての総合力を証明した。ミッドウィークのヨーロッパリーグ(EL)や次節シティ戦に向けて引き続きターンオーバーが求められるなか、MF遠藤航や前線の主力の復帰を期待しつつ、引き続き頼もしいアカデミーの逸材たちの躍動を期待したい。 リーグ6連勝で2強の背中にぴったりと付く3位のアーセナルは、最下位のシェフィールド・ユナイテッドとのマンデーナイト開催のアウェイゲームでさらなる連勝を狙う。チャンピオンズリーグ(CL)のポルト戦の敗戦後に戦った前節のニューカッスル戦では心身ともに疲労を抱えるなかでの一戦ということもあり苦戦が見込まれたが、蓋を開けてみれば4-1のスコア以上の内容で完勝。 とりわけ前半は相手を自陣に押し込み続けて、セットプレーと鮮やかな連携で2ゴールを奪取。後半もFWサカのリーグ5試合連続ゴールなどでゴールを重ね、一瞬の隙から3試合連続クリーンシートこそ逃したが、素晴らしいパフォーマンスを披露した。アウェイゲームとはいえ、休養十分で臨む最下位相手のアウェイゲームで連勝を伸ばす可能性は高そうだ。なお、アジアカップから復帰して以降、欠場が続くDF冨安健洋はMFトーマスらと共にこの試合での戦列復帰が期待されている。 優勝を争う3強を除く試合では5位のトッテナムと13位のクリスタル・パレスとのロンドン・ダービーに注目が集まる。 トッテナムは前節、今季上位相手に強さを見せるウォルバーハンプトン相手にホームで1-2の逆転負け。格下相手にシーズンダブルを許し、トップ4陥落となった。ただ、先週末のリーグ戦はチェルシーのEFLカップ決勝進出に伴い延期となり、FAカップ敗退によってミッドウィークも試合がなく休養十分でバウンスバックを図る今回の一戦に臨める。DFペドロ・ポロに加えてヒザを痛めたFWリシャルリソンが不在となるが、DFウドジェの復帰や代表戦からリフレッシュしたFWソン・フンミン、MFビスマらの状態は上がっているはずだ。さらに、FWヴェルナーら新加入組の戦術浸透によってスケールアップした戦いが期待される。 対するパレスは成績不振と体調悪化によってホジソン前監督が退任したなか、グラスナー新監督を招へい。その新指揮官の初陣となったバーンリー戦では前半の相手の退場に救われた部分はあるが、フランクフルト時代からの代名詞である[3-4-2-1]の布陣で躍動感をみせ、3-0の快勝。途中投入のMFマテウス・フランサが違いを生むなどポジティブな変化も確認された。DFグエイを引き続き欠く守備面は懸念材料も、MFエゼの復帰が見込まれる攻撃はスパーズ相手にも十分に通用するはずだ。 直近2連勝で復調気配漂う4位のアストン・ビラは、DF橋岡大樹を擁する18位のルートン相手に3連勝を目指す。前節のフォレスト戦ではMFドウグラス・ルイスの2ゴールなどで大量4ゴールを挙げて公式戦3連敗中だったビラ・パークで久々の勝利を収めた。FWワトキンスが2戦連発と状態を上げてきており、今回のアウェイゲームでも自慢の攻撃で押し切る構えだ。唯一の懸念材料は週明けにカンファレンスリーグ(ECL)のアヤックス戦を控える日程面だが、エメリ監督は前線を中心に多士済々な面々を効果的に活かすはずだ。 対するルートンは直近リーグ3連敗と調子が下降気味。引き続き攻撃は好調を継続しているものの、ビルドアップやセットプレーの緩み、自陣でのイージーミスによって失点が増えている。とりわけ、直近のFAカップではデ・ブライネ、ハーランドのコンビに蹂躙されて6失点を喫しており、守備面の改善は急務だ。そのなかでシティ戦で新天地デビューを飾って今節でのプレミアデビューも期待される橋岡には守備を締める仕事を期待したい。 11位のチェルシーは16位のブレントフォード相手に2試合ぶりの白星を狙う。前々節のシティ戦のドロー、EFLカップ決勝の敗戦で2試合未勝利のブルーズだったが、直近のFAカップではチャンピオンシップのリーズとのシーソーゲームに3-2で勝利。ミスや集中力の欠如による2失点は頂けないが、好調を維持するMFエンソ・フェルナンデス、MFギャラガーのコンビで土壇場の勝ち越しゴールを挙げて3試合ぶりの白星を挙げた。ブレントフォード戦では守備面でルーズな相手に対して、攻撃陣がきっちりチャンスで仕留め切れるかが勝敗のカギとなる。 その他ではMF三笘薫の今季絶望という辛い報せが届いた7位のブライトンと12位のフルアムが対峙する一戦、勝ち点剥奪処分が「10」から「6」に軽減されて15位に浮上したエバートンと8位のウェストハムの名門対決も要注目だ。 ◆プレミアリーグ第27節 ▽3/2(土) 《24:00》 ブレントフォード vs チェルシー エバートン vs ウェストハム フルアム vs ブライトン ニューカッスル vs ウォルバーハンプトン ノッティンガム・フォレスト vs リバプール トッテナム vs クリスタル・パレス 《26:30》 ルートン・タウン vs アストン・ビラ ▽3/3(日) 《22:00》 バーンリー vs ボーンマス 《24:30》 マンチェスター・シティ vs マンチェスター・ユナイテッド ▽3/4(月) 《29:00》 シェフィールド・ユナイテッド vs アーセナル 2024.03.02 12:00 Sat

ピッチ内外で厳しい1年過ごすラッシュフォード「僕は完璧な人間じゃない。間違ったら真っ先に手を挙げる」

マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが思いを打ち明けた。 生え抜き10番は昨季こそ自己ベストの公式戦30ゴールと大活躍だったが、今季はチームの不振ぶりにも乗っかり、ここまで32試合で5得点。ピッチ外では昨年10月に続いて、今年1月にナイトクラブでの夜遊びが発覚し、うだつが上がらないシーズンを過ごしている。 イギリス『デイリー・メール』によると、26歳FWはアメリカメディア『The Players' Tribune』で沈黙を破ったようで、自身の過ちを認めつつ、クラブに対する献身の欠如を否定した。 「聞いてほしい。僕は完璧な人間じゃない。間違いをおかしてしまったとき、真っ先に手を挙げ、もっと改善する必要があると言う。でも、マン・ユナイテッドに対する僕の取り組みに疑問が抱かれるようなら、そのときこそ声を上げないといけない」 「それは僕のアイデンティティや自分が支持するすべてのものを疑問視されるようなもの。僕はここで育った。このクラブでは子供の頃からプレーしている。自分が子供のころ、このバッジをつけるために、家族は人生が変わるような金を断った」 「フットボールはバブルになりうる。僕は普通の人間でいようとし、同じ友達といるようにもしている。それが夜の外出や、休日でも、変わらないように最善を尽くしているんだ」 「でも、それは違う側面もある。僕は人間だ。20代の若者の多くが過ちをおかし、そこから学ぼうとする。でも、僕は誰からもそれを見られない犠牲を払ってきている」 「理解してほしいのは難しい時期を乗り越えるために金が必要なわけじゃないということ。それはシンプルに試合への愛だ」 また、「一部はパンデミックにまで遡る」と新型コロナウイルスが流行った当時の子供の貧困問題に対する取り組み時も不当な批判があったと述べ、こうも語ったようだ。 「どんな批判も受け止める。でも、クラブに対する僕のコミットメントや、フットボールに対する愛、そして家族を疑われ始めたら、そういう人にもう少し人らしくあってほしいとシンプルに求める」 「理解してほしい。僕が若い頃はユナイテッドでプレーするのがすべてだった。手が届かないところにあったんだ。そこにたどり着くのもだけど、とどまるのはもっと大変だった」 「金は素晴らしいもの。ありがたいこと。でも、夢はかけがえのないものだ。11歳だった僕にとって、ユナイテッドでプレーするのが唯一の目標だった」 「マンチェスターの子供として、その夢を生き続けられるのが当然だと思うなら、それは僕のことをただ知らないだけだ」 「正直に言って、僕は人々の疑いを気にしたりしない。でも、僕を愛していると言われると、疑ってしまう。それが世の中だ」 「僕は最も暗い場所にいて、世界の半分が敵対しているように感じるときは数日間、1人でリセットしようとする。そうすると、大丈夫になる。うまくいかないときは話し相手を見つけるんだ」 「でも、肉体的にも、精神的にも落ち込むたびに気分を良くしようとさせ、ユナイテッドとイングランドのために最高のフットボールをするときだといつも思う」 2024.03.01 18:15 Fri

ボクシング転向が噂されたルーニー氏、監督業再開を見据える「もう一度そこに戻りたい」

1月にバーミンガム・シティの監督を解任されたウェイン・ルーニー氏(38)が、監督業再開の願望を明らかにした。 マンチェスター・ユナイテッド、そしてプレミアリーグのレジェンドとして名高いルーニー氏。コーチングキャリアは現役最後のクラブとなったダービー・カウンティで選手兼任監督として歩み出し、その後はメジャーリーグ・サッカー(MLS)のDCユナイテッドでおよそ1年3カ月の間、指揮を執った後、2023年10月から三好康児在籍のバーミンガムで監督を務めたが、全く結果が出せず、就任からわずか83日後に解任の憂き目に遭った。 現在フリーの状態が続いているルーニー氏。一部メディアでボクシング転向の噂が報じられたが、イギリス『BBC』の番組に出演した際、できるだけ早く再びチームを率いたいとの願望を語った。 「将来の目標としては、プレミアリーグで成功することだ。マンチェスター・ユナイテッドや エバートンは夢のような仕事だけど、それはプロセスのひとつだ。次の10年でまでには、一流の地位を獲得したい」 「バーミンガムでのことは残念だったけど、私はファイターだから、もう一度そこに戻りたい。監督というのは、クビになったり、挫折を味わうことも仕事の一部なんだ。私にはこの先どうすべきか考える時間があったからね」 2024.02.29 23:30 Thu

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元イングランド代表FWのアラン・シアラー氏が、マンチェスター・ユナイテッドの同代表FWマーカス・ラッシュフォードが見せる振る舞いを批判した。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 今シーズン、夜遊び翌日の練習欠席で懲戒処分を受けるなど、何かとメディアを騒がせているラッシュフォード。それでもエリク・テン・ハグ監督からの信頼は変わらず、今シーズン公式戦32試合出場5ゴール6アシストの成績を残している。 そんなラッシュフォードは、28日に行われたFAカップ5回戦のノッティンガム・フォレスト戦でもフル出場。チームは土壇場の決勝ゴールで勝ち抜けたが、9番の位置で起用されたラッシュフォードはゴールもアシストも記録しなかった。 イギリス『BBC』に出演していたシアラー氏は、この試合でラッシュフォードが見せた振る舞いに不満を感じたようだ。倒された際、すぐ立ち上がらない同選手に対して、態度を改善すべきだと指摘している。 「さあマーカス、起きるんだ。そしてアピールのため腕を広げるのをやめなければならない。君はもっと頑張る必要があるだろう」 「時々、私は彼の振る舞いで気に入らないところがある。彼はファンにメッセージを送ろうとしているんだ。『僕のせいではない』というね。だが、ピッチ上での自分の行動に、責任を負うべきだと思う。すぐ起き上がり、プレーを続けてほしい」 「マーカス・ラッシュフォードはまだ、その振る舞いによってファンに正しいメッセージを送るべき時期にあると思っている。だが、今シーズンはそれがあまりできていない。彼はフラストレーションが溜まっているように見える」 2024.02.29 16:55 Thu
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