【プレミアリーグ第4節プレビュー】三笘ブライトンvsニューカッスル! 移籍市場閉幕直後の読めない一節…
2023.09.01 19:30 Fri
先週末に行われた第3節ではブライトン、アーセナルが今シーズン初めて勝ち点を取りこぼした一方、王者マンチェスター・シティが接戦を制してかいまく唯一の3連勝を達成。また、チェルシーが新体制初勝利を挙げている。
今夏の移籍市場が現地時間9月1日夜に閉幕を迎える中で開催される今節は、今季初のインターナショナルマッチウィーク前の一節という意味合いもあり、各チームにとって是が非でも勝ち点3を手にして小休止に入りたいところだ。
その第4節の注目カードはブライトンvsニューカッスル、アーセナルvsマンチェスター・ユナイテッドという2つの強豪対決だ。
MF三笘薫を擁するブライトンは前節、ウェストハムとのホームゲームで1-3の完敗。開幕連勝がストップすると共に今季初黒星を喫した。概ね自分たちのスタイルを貫いたが、相手守護神アレオラの再三のビッグセーブ、FWアントニオを起点としたハマーズの強力なロングカウンターに屈した。
逸材MFバレバの獲得に加え、バルセロナFWアンス・ファティと新たな戦力をスカッドに加え、代表ウィークを挟んで今月中旬にはクラブ史上初のヨーロッパリーグの戦いが控える中、今節ではしっかりと勝ち点3を取り戻したいところ。難敵マグパイズをホームで迎え撃つ一戦ではハマーズ戦で課題を残した球際の勝負、被カウンター時の対応を改善したい。GKとセンターバックの選手選考に注目しつつ、リーグ屈指のDFトリッピアーと対峙する三笘の活躍に期待したい。
アーセナルは前節、フルアムとのホーム開催のロンドン・ダービーを2-2のドローで終えて開幕連勝がストップした。開始早々のミスから先制点を奪われる展開の中、途中出場のMFファビオ・ヴィエイラの2点に絡む活躍で試合を引っくり返し、相手の退場で数的優位まで獲得。だが、セットプレーからの失点で追いつかれてしまい、もったいない勝ち点逸となった。アルテタ監督の実験的な起用法もあって開幕からいまひとつなパフォーマンスが続いており、今季初の対ビッグ6となるユナイテッド戦では今後に繋がる内容の試合を見せたいところ。なお、サスペンション明けのDF冨安健洋に関しては左サイドバックでのスタメン起用に期待が懸かる。
一方、対戦相手のアーセナル以上に安定感を欠くパフォーマンスが続くユナイテッドだが、前節はノッティンガム・フォレストに3-2の劇的逆転勝利。ホームでの勝負強さを発揮して今季2勝目を手にした。ただ、試合開始5分経たずの2点ビハインドを喫する入りの拙さに加え、退場者とPKを献上した相手の自滅に救われた感もあり、勝利を手放しで喜べない状況だ。さらに、この試合ではDFヴァランが負傷し、MFマウント、DFショーに続く主力の離脱となり、苦手アウェイで戦うガナーズとの名門対決に大きな不安を抱えている。
開幕4連勝を狙うシティは、ノースロンドン勢との公式戦2試合を1勝1分けの戦績で終えた曲者フルアムをホームで迎え撃つ。前節のシェフィールド・ユナイテッド戦ではFWハーランドのPK失敗や、古巣対戦のDFウォーカーの軽率なプレーから与えた同点ゴールと昇格組相手に大苦戦を強いられたが、MFロドリの後半終盤のゴールで2-1と勝ち切った。対戦相手のフルアムはミッドウィークにトッテナムとのEFLカップ2回戦をPK戦の末に勝利して勢いに乗るが、主力クラスがプレーしておりコンディション面に若干の不安を抱えている。引き続き休養のグアルディオラ監督不在でリージョ氏を暫定指揮官に据えての戦いとなるが、攻守のインテンシティで相手を圧倒したい。
ポステコグルー新体制でリーグ戦2勝1分けと好スタートを切ったトッテナムは、バーンリーとのアウェイゲームで3連勝を狙う。前節のボーンマス戦ではMFマディソンとMFクルゼフスキのゴールに加え、守護神ヴィカーリオを中心とする守備陣が2試合連続のクリーンシートを達成。その一方で、前述のEFLカップでは先発9人の入れ替えが大きく響いて新体制初黒星を喫しており、リバウンドメンタリティを示したい。対戦相手のバーンリーはシティとアストン・ビラにいずれも3失点を喫しての連敗スタートだが、EFLカップではフォレストとのプレミアリーグ勢対決を制して今季初白星を奪取。ホームで臆せずにリーグ初白星を狙うはずだ。
リバプールは難敵アストン・ビラとの連勝チーム同士の対戦で同じく3連勝を狙う。前述のニューカッスル戦では2試合連続で退場者を出す厳しい戦いを強いられたものの、珠玉のゲームチェンジャーとなったヌニェスの劇的な2ゴールによって大きな勝ち点3を手にした。ファン・ダイク不在によってバックラインに不安を抱える中で臨むアストン・ビラ戦では2試合連続失点に絡んでいるDFアレクサンダー=アーノルドを含め守備陣の奮起が求められる。ニューカッスル戦で初先発となったMF遠藤航の起用の可否は微妙なところだが、バイエルンからMFグラフェンベルフの加入が決定的となっており、より熾烈なポジション争いに向けて良いアピールを見せたいところだ。
今季初の連勝を目指すチェルシーはアーセナル、ユナイテッド相手に善戦した曲者フォレストと対戦。前節はルートン・タウン相手にFWスターリングの2ゴールにFWジャクソンのプレミア初ゴールによって3-0の完勝。さらに、控えと若手中心のスカッドで臨んだEFLカップでは4部のウィンブルドン相手に苦戦したものの、2-1で競り勝って公式戦2連勝を達成している。移籍市場最終盤も慌ただしい日々を過ごしたブルーズは、ようやくチームの骨格が定まった状況で上位浮上を狙う。
その他ではシティに次ぐリーグ2位に付けるウェストハムと、プレミアリーグで待望のホーム開幕戦を迎えたルートン・タウンの一戦。いずれも開幕3連敗のシェフィールド・ユナイテッドとエバートンの下位対決にも注目だ。
◆プレミアリーグ第4節
▽9/1(金)
《28:00》
ルートン・タウン vs ウェストハム
▽9/2(土)
《20:30》
シェフィールド・ユナイテッド vs エバートン
《23:00》
ブレントフォード vs ボーンマス
バーンリー vs トッテナム
チェルシー vs ノッティンガム・フォレスト
マンチェスター・シティ vs フルアム
《25:30》
ブライトン vs ニューカッスル
▽9/3(日)
《22:00》
クリスタル・パレス vs ウォルバーハンプトン
リバプール vs アストン・ビラ
《24:30》
アーセナル vs マンチェスター・ユナイテッド
今夏の移籍市場が現地時間9月1日夜に閉幕を迎える中で開催される今節は、今季初のインターナショナルマッチウィーク前の一節という意味合いもあり、各チームにとって是が非でも勝ち点3を手にして小休止に入りたいところだ。
その第4節の注目カードはブライトンvsニューカッスル、アーセナルvsマンチェスター・ユナイテッドという2つの強豪対決だ。
逸材MFバレバの獲得に加え、バルセロナFWアンス・ファティと新たな戦力をスカッドに加え、代表ウィークを挟んで今月中旬にはクラブ史上初のヨーロッパリーグの戦いが控える中、今節ではしっかりと勝ち点3を取り戻したいところ。難敵マグパイズをホームで迎え撃つ一戦ではハマーズ戦で課題を残した球際の勝負、被カウンター時の対応を改善したい。GKとセンターバックの選手選考に注目しつつ、リーグ屈指のDFトリッピアーと対峙する三笘の活躍に期待したい。
対するニューカッスルは開幕大勝スタートも、シティとリバプールとの強豪対決に連敗。とりわけ、前節のリバプールとのホームゲームではFWゴードンの先制点に加え、DFファン・ダイクの退場によってリードと数的優位を手にしたものの、追加点を奪えぬまま迎えた後半終盤にFWヌニェスに2ゴールを叩き込まれて痛恨の1-2の逆転負け。対レッズとの相性の悪さを露呈した。ブライトン同様に今月中旬から久々のチャンピオンズリーグに参戦する中、難敵相手のアウェイゲームで何とか連敗をストップしたい。
アーセナルは前節、フルアムとのホーム開催のロンドン・ダービーを2-2のドローで終えて開幕連勝がストップした。開始早々のミスから先制点を奪われる展開の中、途中出場のMFファビオ・ヴィエイラの2点に絡む活躍で試合を引っくり返し、相手の退場で数的優位まで獲得。だが、セットプレーからの失点で追いつかれてしまい、もったいない勝ち点逸となった。アルテタ監督の実験的な起用法もあって開幕からいまひとつなパフォーマンスが続いており、今季初の対ビッグ6となるユナイテッド戦では今後に繋がる内容の試合を見せたいところ。なお、サスペンション明けのDF冨安健洋に関しては左サイドバックでのスタメン起用に期待が懸かる。
一方、対戦相手のアーセナル以上に安定感を欠くパフォーマンスが続くユナイテッドだが、前節はノッティンガム・フォレストに3-2の劇的逆転勝利。ホームでの勝負強さを発揮して今季2勝目を手にした。ただ、試合開始5分経たずの2点ビハインドを喫する入りの拙さに加え、退場者とPKを献上した相手の自滅に救われた感もあり、勝利を手放しで喜べない状況だ。さらに、この試合ではDFヴァランが負傷し、MFマウント、DFショーに続く主力の離脱となり、苦手アウェイで戦うガナーズとの名門対決に大きな不安を抱えている。
開幕4連勝を狙うシティは、ノースロンドン勢との公式戦2試合を1勝1分けの戦績で終えた曲者フルアムをホームで迎え撃つ。前節のシェフィールド・ユナイテッド戦ではFWハーランドのPK失敗や、古巣対戦のDFウォーカーの軽率なプレーから与えた同点ゴールと昇格組相手に大苦戦を強いられたが、MFロドリの後半終盤のゴールで2-1と勝ち切った。対戦相手のフルアムはミッドウィークにトッテナムとのEFLカップ2回戦をPK戦の末に勝利して勢いに乗るが、主力クラスがプレーしておりコンディション面に若干の不安を抱えている。引き続き休養のグアルディオラ監督不在でリージョ氏を暫定指揮官に据えての戦いとなるが、攻守のインテンシティで相手を圧倒したい。
ポステコグルー新体制でリーグ戦2勝1分けと好スタートを切ったトッテナムは、バーンリーとのアウェイゲームで3連勝を狙う。前節のボーンマス戦ではMFマディソンとMFクルゼフスキのゴールに加え、守護神ヴィカーリオを中心とする守備陣が2試合連続のクリーンシートを達成。その一方で、前述のEFLカップでは先発9人の入れ替えが大きく響いて新体制初黒星を喫しており、リバウンドメンタリティを示したい。対戦相手のバーンリーはシティとアストン・ビラにいずれも3失点を喫しての連敗スタートだが、EFLカップではフォレストとのプレミアリーグ勢対決を制して今季初白星を奪取。ホームで臆せずにリーグ初白星を狙うはずだ。
リバプールは難敵アストン・ビラとの連勝チーム同士の対戦で同じく3連勝を狙う。前述のニューカッスル戦では2試合連続で退場者を出す厳しい戦いを強いられたものの、珠玉のゲームチェンジャーとなったヌニェスの劇的な2ゴールによって大きな勝ち点3を手にした。ファン・ダイク不在によってバックラインに不安を抱える中で臨むアストン・ビラ戦では2試合連続失点に絡んでいるDFアレクサンダー=アーノルドを含め守備陣の奮起が求められる。ニューカッスル戦で初先発となったMF遠藤航の起用の可否は微妙なところだが、バイエルンからMFグラフェンベルフの加入が決定的となっており、より熾烈なポジション争いに向けて良いアピールを見せたいところだ。
今季初の連勝を目指すチェルシーはアーセナル、ユナイテッド相手に善戦した曲者フォレストと対戦。前節はルートン・タウン相手にFWスターリングの2ゴールにFWジャクソンのプレミア初ゴールによって3-0の完勝。さらに、控えと若手中心のスカッドで臨んだEFLカップでは4部のウィンブルドン相手に苦戦したものの、2-1で競り勝って公式戦2連勝を達成している。移籍市場最終盤も慌ただしい日々を過ごしたブルーズは、ようやくチームの骨格が定まった状況で上位浮上を狙う。
その他ではシティに次ぐリーグ2位に付けるウェストハムと、プレミアリーグで待望のホーム開幕戦を迎えたルートン・タウンの一戦。いずれも開幕3連敗のシェフィールド・ユナイテッドとエバートンの下位対決にも注目だ。
◆プレミアリーグ第4節
▽9/1(金)
《28:00》
ルートン・タウン vs ウェストハム
▽9/2(土)
《20:30》
シェフィールド・ユナイテッド vs エバートン
《23:00》
ブレントフォード vs ボーンマス
バーンリー vs トッテナム
チェルシー vs ノッティンガム・フォレスト
マンチェスター・シティ vs フルアム
《25:30》
ブライトン vs ニューカッスル
▽9/3(日)
《22:00》
クリスタル・パレス vs ウォルバーハンプトン
リバプール vs アストン・ビラ
《24:30》
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