【J1注目プレビュー|第23節:広島vs浦和】両チームにのしかかる“ゴール”という重圧、フィニッシュワークがポイント

2023.08.13 15:40 Sun
©超ワールドサッカー
【明治安田生命J1リーグ第23節】
2023年8月13日(日)
18:00キックオフ
サンフレッチェ広島(9位/31pt) vs 浦和レッズ(4位/38pt)
[エディオンスタジアム広島]
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◆待望の復帰、負の連鎖を抜け出せるか【サンフレッチェ広島】上位を争っていた広島に何が起きているのか。再開初戦となった前節は、アウェイで湘南ベルマーレと対戦して1-0で敗戦。中断前から続く負の連鎖を止められなかった。
これでリーグ戦は6戦未勝利。順位も9位にまで落としてしまっている状況だ。

加えて、10番を背負ったMF森島司が名古屋グランパスへと移籍。横浜F・マリノスからMFマルコス・ジュニオールを獲得したが、起用できるのは次節から。チームとしてはここが踏ん張りどころだ。
優勝というものを考えると、非常に状況は厳しい。ただ、好材料があるとすれば、長期離脱していたMF満田誠の復活だろう。3カ月の離脱中にチームが失速したことは間違いなく、ミヒャエル・スキッベ監督が標榜するハイプレスのサッカーを体現できる満田の復帰は大きすぎる一手だ。

裏にプレスをかけ続けてショートカウンターで仕留めたい広島。堅守を相手にも、アグレッシブさを失わずにゴールへベクトルを向けられるかどうかが勝敗を分けることになるだろう。

★予想スタメン[3-3-2-2]
GK:大迫敬介
DF:塩谷司、荒木隼人、佐々木翔
MF:越道草太、野津田岳人、志知孝明
MF:川村拓夢、東俊希
FW:加藤陸次樹、ナッシム・ベン・カリファ
監督:ミヒャエル・スキッべ

◆食らいつくためにも勝利が必須【浦和レッズ】

前節は横浜F・マリノスを相手に、ゴールレスドロー。結果こそまたノーゴールに終わったが、内容としては悲観するものではなかった。

互いにアグレッシブに戦い、ハイプレスをかけていく中で、横浜FMを上回る時間も多かった。特に前半は封じ込めており、攻撃が特徴の横浜FMを困らせるほど。自信を持って良い部分だろう。

一方で、課題として残り続ける攻撃面はパッとしないのが事実。単純なミスも含め、攻撃面での連動がうまく行っていない状況だ。

横浜FM戦はシュートこそ多かったが、決定的なチャンスはそれほど多くない。いかにフィニッシュワークの精度を上げられるかがポイントとなりそうだ。

中島翔哉は早速デビューを果たしているが、期待されるほどの動きは見せられなかった。安部裕葵も時間がかかる様子。2人だけでなく、既存のメンバーがいかに形を作れるのか。そろそろ詰まったケチャップを出したいところだ。

★予想スタメン[4-2-3-1]
GK:西川周作
DF:酒井宏樹、アレクサンダー・ショルツ、マリウス・ホイブラーテン、荻原拓也
MF:伊藤敦樹、岩尾憲
MF:大久保智明、安居海渡、関根貴大
FW:興梠慎三
監督:マチェイ・スコルジャ

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9月のJ1優秀監督は首位・広島のスキッベ監督! J2は昇格PO手前の山形・渡邉晋監督、J3は降格圏から離れた宮崎の大熊裕司監督が受賞

Jリーグは15日、9月度の「明治安田Jリーグ 月間優秀監督賞」を発表した。 9月度はJ1リーグがサンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督、J2がモンテディオ山形の渡邉晋監督、J3がテゲバジャーロ宮崎の大熊裕司監督に決定。スキッベ監督は通算4度目の受賞、渡邉監督と大熊監督は初受賞となった。 スキッベ監督率いる広島は9月の3試合を2勝1分け。YBCルヴァンカップや天皇杯、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)を並行して戦ったなか、首位をキープした。 選考委員会の総評とスキッベ監督のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 JFA技術委員 「若手選手を起用し代表にも出している中で、安定した結果を出しており素晴らしいマネジメント力」 槙野智章委員 「広島は結果だけでなく、内容も良い。誰が出ていても素晴らしいパフォーマンスを出せるマネジメント力が素晴らしい」 北條聡委員 「卓越した用兵術で3戦無敗。結果はもとより、横浜FM戦ではド派手なゴールラッシュ、天王山となった町田戦では快勝と試合内容も文句のつけようがなかった」 GAKU-MC特任委員 「見事な広島。スタジアムの空気も含め今一番いい試合をみせているのではないでしょうか。楽しい」 ◆ミヒャエル・スキッベ監督(サンフレッチェ広島) 「このたび、明治安田J1リーグ9月度月間優秀監督賞に選出いただき、大変嬉しく思います。この素晴らしい賞をいただけたのは、私一人の力だけではありません。いつもピッチで全力で戦ってくれている選手はもちろんのこと、日々の練習から尽力してくれているスタッフ、そしてどんな試合でも力強い後押しをしてくれているファン・サポーターの存在があってこその受賞です」 「現在は首位に立つことができていますが、戦いは最後まで分かりません。残り5試合、これまでどおり目の前の一戦一戦に集中し、チーム全員で戦っていきたいと思います」 渡邉監督率いる山形は9月の4試合で全勝。J1昇格プレーオフ圏一歩手前の7位まで上昇した。 選考委員会の総評と渡邉監督のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「苦しい状況の中よくここまでもってきた。やりたいサッカーが浸透して面白くなってきた。J2を盛り上げて欲しい」 JFA技術委員 「夏場の選手移籍があった中で、チームとして上がってきている。東北を盛り上げてもらいたい」 寺嶋朋也委員 「シーズン途中で加入した選手をうまく組み込み、尻上がりに調子を上げてきた。ボール保持型のスタイルでチームがよくオーガナイズされており、スムーズなパス回しからのゴールも多い」 丸山桂里奈特任委員 「今月4戦全勝で、すべての試合で複数得点。チームの雰囲気が良く、プレーオフ圏内が狙える位置に上がってきた」 植松隼人特任委員 「4連勝。失点数の少なさ。9月からスタメンを変えずに勝負している。交代した選手が決めるシーンが2回、起用するタイミングが良い」 ◆渡邉晋監督(モンテディオ山形) 「明治安田J2リーグ9月度月間優秀監督賞に選出していただき大変光栄です。この賞は、日常から100%を出し切る逞しい選手、彼らを身を粉にして支えるスタッフ、そして、まさに山形一丸を体現する心強いサポーターなど、モンテディオ山形に関わる全ての皆さんへの賞であると思っています」 「この受賞に満足することなく、共に闘う仲間への誇りと信頼を胸に、これからも一戦必勝で戦って参ります」 大熊監督率いる宮崎は9月の4試合で3勝1分け。JFLと入れ替え戦枠の19位から脱し、17位まで順位を上げた。 選考委員会の総評と大熊監督のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「この暑さでハードワークが出来る走り切れるチームを作ったことが素晴らしい。また、若い選手の飛躍も相まってリーグ後半戦がすごく楽しみなクラブの一つ」 JFA技術委員 「これまで変えずに続けてきた大熊監督のポリシーが、数字として結果に表れた9月だった」 平畠啓史委員 「3勝1分、2失点。これまでに築き上げたチームに新戦力を加え、タフなチームに昇華させた。ハードワークを厭わない選手たちのパフォーマンスはピッチの一体感だけでなく、スタンドを含めたスタジアムの一体感も生み出している」 橋本英郎委員 「降格圏から上昇。補強に成功した部分もあるが、本来意識させているハードワークが実り、安定感が出てきたように感じる」 丸山桂里奈特任委員 「今月負けなしの勝点10。特に第29節の奈良戦では、後半43分に投入した遠藤選手のゴールで引き分け、残留に向けて大きな勝点1を奪ったのが印象的だった」 ◆大熊裕司監督(テゲバジャーロ宮崎) 「本賞をいただき、大変うれしく思っています。受賞に至ったのは、日々の選手の努力があってこそだと思っています。また、それを支えるクラブスタッフ、コーチングスタッフのおかげだと思います。何よりもサポーターの皆様の熱い声援があって背中を押していただきこのような結果が出ており、感謝に堪えません」 「これを続けながら、よりチーム力を上げて、サポーターの皆様と勝利を分かち合えるよう日々努力してまいります。まことにありがとうございました」 2024.10.16 07:45 Wed

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