【プレミアリーグ開幕節プレビュー】コンパニvsペップの師弟対決で新シーズン開幕! チェルシーvsリバプールのビッグマッチも
2023.08.11 18:00 Fri
2023-24シーズンのプレミアリーグが11日に開幕を迎える。
昨シーズンはアーセナルとの熾烈なタイトルレースを制したマンチェスター・シティが3連覇の偉業を達成。今シーズンは史上初の4連覇を目指すシティに対して、多くのライバルが包囲網を敷く構図のタイトルレースが予想される。
その新シーズンを占う開幕節は、昨季チャンピオンシップ(イングランド2部)王者であるバーンリーと、プレミア王者のシティの王者対決で幕を開ける。そして、この一戦は王者対決に加え、コンパニ監督とグアルディオラ監督による師弟対決でもある。
就任1年目でバーンリーの1年でのプレミアリーグ復帰に導いたコンパニ監督は、長らく堅守速攻スタイルが染みついたクラレッツに能動的なポゼッションスタイルを浸透させ、結果だけでなく内容の伴った見事なフットボールを披露。自身初のプレミアリーグでの指揮に向けては昨季の主力をほぼ残し、MFレドモンドやFWアムドゥニ、MFベルゲら即戦力を新たに迎え入れ、プレミアでの試金石となる王者との開幕戦に臨む。
一方、リーグ3連覇に加え、悲願のチャンピオンズリーグ(CL)制覇など昨季トレブルを達成したシティは、先週末に行われたアーセナルとのコミュニティ・シールドで一足早くシーズンをスタート。その一戦では土壇場での失点によってPK戦に持ち込まれた末に敗戦という結果に終わったが、内容では前半の一部時間帯を除き概ね試合をコントロール。開幕に向けて悲観すべき部分はない。その試合から大きなメンバー変更はないと思われるが、DF史上2番目の高額での加入となったグヴァルディオルの新天地デビューに注目が集まる。
そのシティ戦の翌日に行われるランチタイムキックオフの試合ではアーセナルが、ホームでノッティンガム・フォレストと対戦する。
昨季は終盤戦の失速によって19シーズンぶりの悲願達成を逃したアルテタ率いるチームは、今夏にMFライスとMFハヴァーツ、DFティンバーら実力者をピンポイント補強。その新戦力3人がスタメンでプレーしたコミュニティ・シールドではFWトロサールの土壇場での同点ゴールもあって、見事にシーズン前哨戦を制した。
ホームで力強いスタートを切りたいチームは、FWガブリエウ・ジェズスを除き全選手が起用可能な見込みで、シティ戦とほぼ同じ陣容での戦いとなる。したがって、DF冨安健洋は引き続きベンチスタートが濃厚だ。なお、昨季のセカンドGKターナーが今週にフォレストへ完全移籍しており、古巣相手にいきなり立ちはだかることになりそうだ。
また、この開幕節ではチェルシーとリバプールによるビッグ6対決がいきなり実現。昨季、屈辱の12位フィニッシュとなった混迷のブルーズはポチェッティーノ新監督の下で巻き返しのシーズンに臨む。今夏の移籍市場で最も出入りが激しいロンドンのチームはDFリース・ジェームズを新キャプテンに指名し、FWムドリクが新10番に任命されるなど心機一転。難敵をスタンフォード・ブリッジで迎える新体制の初陣では注目の新戦力MFエンクンクは負傷で不在となるが、FWジャクソンやGKサンチェス、ローンバックのDFコルウィルら新戦力が早速登場する見込みだ。
対する昨季5位のリバプールはクロップ体制継続も、MFミルナーやMFヘンダーソン、MFファビーニョ、FWフィルミノら重鎮が退団。代わってMFマク・アリスター、MFソボスライの2選手を補強。大幅に刷新された中盤に多士済々な前線、昨季最終盤に機能したDFアレクサンダー=アーノルドの偽SB起用など、攻撃的な布陣でアウェイでの開幕戦勝利を狙う。なお、両者はブライトンMFカイセドの争奪戦を繰り広げており、奇しくもこの開幕戦の対戦前にリバプール行きが濃厚に。同選手がブリッジに向かう遠征メンバーに入るかは不明だが、長らくチェルシー行きを熱望していたとの報道もあり、このビッグマッチの良いスパイスとなりそうだ。
昨季3位のマンチェスター・ユナイテッドは、マンデーナイト開催のウォルバーハンプトン戦で新シーズンをスタートする。テン・ハグ体制1年目でEFLカップ優勝を含め上々の滑り出しを見せた赤い悪魔だが、2強には大きく水をあけられる結果となっており、2連敗と躓いた昨季の反省を踏まえて開幕ダッシュといきたい。幸いにも対戦相手のウルブスはFFPの問題で主力が大量流出し、開幕直前にロペテギ前監督との契約解消、オニール新監督の就任と大きな混乱に見舞われている。そのため、得意のオールド・トラフォードで手負いの狼を叩きのめし、快勝スタートといきたい。
MF三笘薫を擁する昨季6位のブライトンは、昇格プレーオフを制してプレミアリーグ初昇格のルートン・タウンをホームで迎え撃つ。今夏の移籍市場ではマク・アリスター、前述のカイセドを含め再び主力流出も、代わってミルナーやMFダフード、FWジョアン・ペドロら実力者を確保。ただ、デ・ゼルビ監督の複雑な戦術は順応にやや時間を必要とするため、この序盤戦では既存戦力の活躍が必須。その中で今季はエースとしての活躍が求められる三笘の躍動を期待したい。
チェルシーvsリバプールに注目度では及ばずも、ニューカッスルvsアストン・ビラは開幕節の注目カードのひとつ。昨季、ビッグ6の牙城を崩し、見事に4位フィニッシュしたマグパイズは、今夏もMFトナーリやMFバーンズ、DFリヴラメントら能力の高い若手を獲得。今季の更なる躍進へ期待高まる熱狂のセント・ジェームズ・パークにて、前回対戦で0-3の大敗を喫した難敵にリベンジを狙う。
一方、昨季後半戦の主役の一人となり、7位でのカンファレンスリーグ行きを決めたアストン・ビラは、今夏にDFパウ・トーレス、MFティーレマンス、FWムサ・ディアビらビッグクラブも狙っていたタレントを補強。対戦相手同様に開幕前の評価は非常に高い。なお、レバークーゼンからの加入となったディアビは長らくニューカッスルが狙っていた選手で、今回のデビュー戦ではより注目を集める存在だ。
最後に、前セルティック指揮官のポステコグルー監督を新指揮官に招へいした昨季8位のトッテナムは、ブレントフォードとのアウェイゲームで捲土重来を期すシーズンをスタート。MFマディソンやDFファン・デ・フェン、GKヴィカーリオと今夏の積極的な補強と、元横浜FM指揮官が志向するアタッキングフットボールへのスムーズな移行で開幕前の期待値はまずまずだったが、この開幕戦直前に絶対的エースFWケインのバイエルン行き決定的との報道によって状況が一変。今夏の早い段階で移籍はある程度予想されていたものの、そのタイミングが最悪だ。
プレシーズンマッチではケイン不在時も上々のパフォーマンスを見せていたが、昨季2度の対戦で1敗1分けと未勝利に終わった難敵ビーズとの対戦で敗れることになれば、メンタル面でより多くのダメージを受ける可能性もある。それだけに、代役を担うFWリシャルリソンやFWソン・フンミンらの奮起に期待したい。
◆プレミアリーグ開幕節
▽8/11(金)
《28:00》
バーンリー vs マンチェスター・シティ
▽8/12(土)
《20:30》
アーセナル vs ノッティンガム・フォレスト
《23:00》
ボーンマス vs ウェストハム
ブライトン vs ルートン・タウン
エバートン vs フルアム
シェフィールド・ユナイテッド vs クリスタル・パレス
《25:30》
ニューカッスル vs アストン・ビラ
▽8/13(日)
《22:00》
ブレントフォード vs トッテナム
《24:30》
チェルシー vs リバプール
▽8/14(月)
《28:00》
マンチェスター・ユナイテッド vs ウォルバーハンプトン
昨シーズンはアーセナルとの熾烈なタイトルレースを制したマンチェスター・シティが3連覇の偉業を達成。今シーズンは史上初の4連覇を目指すシティに対して、多くのライバルが包囲網を敷く構図のタイトルレースが予想される。
その新シーズンを占う開幕節は、昨季チャンピオンシップ(イングランド2部)王者であるバーンリーと、プレミア王者のシティの王者対決で幕を開ける。そして、この一戦は王者対決に加え、コンパニ監督とグアルディオラ監督による師弟対決でもある。
一方、リーグ3連覇に加え、悲願のチャンピオンズリーグ(CL)制覇など昨季トレブルを達成したシティは、先週末に行われたアーセナルとのコミュニティ・シールドで一足早くシーズンをスタート。その一戦では土壇場での失点によってPK戦に持ち込まれた末に敗戦という結果に終わったが、内容では前半の一部時間帯を除き概ね試合をコントロール。開幕に向けて悲観すべき部分はない。その試合から大きなメンバー変更はないと思われるが、DF史上2番目の高額での加入となったグヴァルディオルの新天地デビューに注目が集まる。
なお、今年3月のFAカップ準々決勝で行われた初の師弟対決はFWハーランドのハットトリックの活躍などで、師匠率いるシティが6-0の圧勝。ただ、前半半ばまでは弟子のチームも善戦しており、師弟対決第2ラウンドはより拮抗した勝負を期待したいところだ。
そのシティ戦の翌日に行われるランチタイムキックオフの試合ではアーセナルが、ホームでノッティンガム・フォレストと対戦する。
昨季は終盤戦の失速によって19シーズンぶりの悲願達成を逃したアルテタ率いるチームは、今夏にMFライスとMFハヴァーツ、DFティンバーら実力者をピンポイント補強。その新戦力3人がスタメンでプレーしたコミュニティ・シールドではFWトロサールの土壇場での同点ゴールもあって、見事にシーズン前哨戦を制した。
ホームで力強いスタートを切りたいチームは、FWガブリエウ・ジェズスを除き全選手が起用可能な見込みで、シティ戦とほぼ同じ陣容での戦いとなる。したがって、DF冨安健洋は引き続きベンチスタートが濃厚だ。なお、昨季のセカンドGKターナーが今週にフォレストへ完全移籍しており、古巣相手にいきなり立ちはだかることになりそうだ。
また、この開幕節ではチェルシーとリバプールによるビッグ6対決がいきなり実現。昨季、屈辱の12位フィニッシュとなった混迷のブルーズはポチェッティーノ新監督の下で巻き返しのシーズンに臨む。今夏の移籍市場で最も出入りが激しいロンドンのチームはDFリース・ジェームズを新キャプテンに指名し、FWムドリクが新10番に任命されるなど心機一転。難敵をスタンフォード・ブリッジで迎える新体制の初陣では注目の新戦力MFエンクンクは負傷で不在となるが、FWジャクソンやGKサンチェス、ローンバックのDFコルウィルら新戦力が早速登場する見込みだ。
対する昨季5位のリバプールはクロップ体制継続も、MFミルナーやMFヘンダーソン、MFファビーニョ、FWフィルミノら重鎮が退団。代わってMFマク・アリスター、MFソボスライの2選手を補強。大幅に刷新された中盤に多士済々な前線、昨季最終盤に機能したDFアレクサンダー=アーノルドの偽SB起用など、攻撃的な布陣でアウェイでの開幕戦勝利を狙う。なお、両者はブライトンMFカイセドの争奪戦を繰り広げており、奇しくもこの開幕戦の対戦前にリバプール行きが濃厚に。同選手がブリッジに向かう遠征メンバーに入るかは不明だが、長らくチェルシー行きを熱望していたとの報道もあり、このビッグマッチの良いスパイスとなりそうだ。
昨季3位のマンチェスター・ユナイテッドは、マンデーナイト開催のウォルバーハンプトン戦で新シーズンをスタートする。テン・ハグ体制1年目でEFLカップ優勝を含め上々の滑り出しを見せた赤い悪魔だが、2強には大きく水をあけられる結果となっており、2連敗と躓いた昨季の反省を踏まえて開幕ダッシュといきたい。幸いにも対戦相手のウルブスはFFPの問題で主力が大量流出し、開幕直前にロペテギ前監督との契約解消、オニール新監督の就任と大きな混乱に見舞われている。そのため、得意のオールド・トラフォードで手負いの狼を叩きのめし、快勝スタートといきたい。
MF三笘薫を擁する昨季6位のブライトンは、昇格プレーオフを制してプレミアリーグ初昇格のルートン・タウンをホームで迎え撃つ。今夏の移籍市場ではマク・アリスター、前述のカイセドを含め再び主力流出も、代わってミルナーやMFダフード、FWジョアン・ペドロら実力者を確保。ただ、デ・ゼルビ監督の複雑な戦術は順応にやや時間を必要とするため、この序盤戦では既存戦力の活躍が必須。その中で今季はエースとしての活躍が求められる三笘の躍動を期待したい。
チェルシーvsリバプールに注目度では及ばずも、ニューカッスルvsアストン・ビラは開幕節の注目カードのひとつ。昨季、ビッグ6の牙城を崩し、見事に4位フィニッシュしたマグパイズは、今夏もMFトナーリやMFバーンズ、DFリヴラメントら能力の高い若手を獲得。今季の更なる躍進へ期待高まる熱狂のセント・ジェームズ・パークにて、前回対戦で0-3の大敗を喫した難敵にリベンジを狙う。
一方、昨季後半戦の主役の一人となり、7位でのカンファレンスリーグ行きを決めたアストン・ビラは、今夏にDFパウ・トーレス、MFティーレマンス、FWムサ・ディアビらビッグクラブも狙っていたタレントを補強。対戦相手同様に開幕前の評価は非常に高い。なお、レバークーゼンからの加入となったディアビは長らくニューカッスルが狙っていた選手で、今回のデビュー戦ではより注目を集める存在だ。
最後に、前セルティック指揮官のポステコグルー監督を新指揮官に招へいした昨季8位のトッテナムは、ブレントフォードとのアウェイゲームで捲土重来を期すシーズンをスタート。MFマディソンやDFファン・デ・フェン、GKヴィカーリオと今夏の積極的な補強と、元横浜FM指揮官が志向するアタッキングフットボールへのスムーズな移行で開幕前の期待値はまずまずだったが、この開幕戦直前に絶対的エースFWケインのバイエルン行き決定的との報道によって状況が一変。今夏の早い段階で移籍はある程度予想されていたものの、そのタイミングが最悪だ。
プレシーズンマッチではケイン不在時も上々のパフォーマンスを見せていたが、昨季2度の対戦で1敗1分けと未勝利に終わった難敵ビーズとの対戦で敗れることになれば、メンタル面でより多くのダメージを受ける可能性もある。それだけに、代役を担うFWリシャルリソンやFWソン・フンミンらの奮起に期待したい。
◆プレミアリーグ開幕節
▽8/11(金)
《28:00》
バーンリー vs マンチェスター・シティ
▽8/12(土)
《20:30》
アーセナル vs ノッティンガム・フォレスト
《23:00》
ボーンマス vs ウェストハム
ブライトン vs ルートン・タウン
エバートン vs フルアム
シェフィールド・ユナイテッド vs クリスタル・パレス
《25:30》
ニューカッスル vs アストン・ビラ
▽8/13(日)
《22:00》
ブレントフォード vs トッテナム
《24:30》
チェルシー vs リバプール
▽8/14(月)
《28:00》
マンチェスター・ユナイテッド vs ウォルバーハンプトン
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
主力温存のユナイテッドがブレントフォードに大量4失点で逆転負け…デ・リフト再負傷も痛恨に【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第35節、ブレントフォードvsマンチェスター・ユナイテッドが4日にGtechコミュニティ・スタジアムで行われ、ホームのブレントフォードが4-3で逆転勝利した。 14位のユナイテッドは、アウェイ開催となったヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグのアスレティック・ビルバオ戦に3-0で完勝。最高の形でオールド・トラッフォードでの2ndレグを迎える形となった。その2ndレグに弾みを付けるべく臨んだ11位ブレントフォードとのアウェイゲームではドルグ、ウガルテ、ガルナチョを除く先発8人を変更。GKにバユンドゥルを起用したほか、チド・オビ、アマス、フレデリクソンら若手を起用した。 開始早々の3分にショーの不用意なヘディングでのバックパスがあわやオウンゴールとなりそうなバタバタした入りとなったユナイテッド。 以降も押し込まれる状況が続いたが、ワンチャンスを活かして先制点を奪う。14分、相手GKとDFの続けてのクリアミスを相手陣内左サイドでガルナチョが回収し味方とのパス交換で深い位置に抜け出して正確なグラウンダークロスを供給。これをゴール前に走り込んだマウントが右足で合わせ、待望の今季初ゴールとした。 幸先よく先制に成功したが、試合の主導権を掌握するまでには至らず。ブレントフォードの強度の高いプレーに押され始めると、27分にはカヨデのロングスローを撥ね返せずにボックス内でのルーズボールに続けて敗れる。最後はダムスゴーアの折り返しがDFショーにディフレクトしたボールがゴール右隅に決まった。 これで1-1のイーブンに戻されると、33分には自陣ボックス付近での競り合いでDFデ・リフトが足を痛めてプレーを止めてしまう。これに対してプレーを継続し右サイドからノアゴーアが浮き球で上げたクロスをシャーデが打点の高いヘディングで合わせたブレントフォードが逆転ゴールを奪った。 連続失点に加えてデ・リフトがプレー続行不可能となり、マグワイアのスクランブル投入を余儀なくされたユナイテッド。以降もシャーデやノアゴーアに決定機を許すなど守勢を撥ね返せぬまま1点ビハインドで試合を折り返した。 迎えた後半、ショーとドルグに代えてヨロ、アマドを同時投入したユナイテッド。さらに、57分にはマウントを下げて古巣対戦のエリクセンをピッチに送り出した。59分にはそのエリクセンを起点にガルナチョとオビの連携から決定機が生まれるが、オビのシュートは相手DFのブロックに遭う。 自分たちの時間帯でゴールをこじ開けられなかったユナイテッドはブレントフォードのしたたかな波状攻撃に遭い。一気に守備が瓦解する。まずは70分、左サイドから右サイドに振られてゴール前に折り返されたボールをシャーデに頭で合わせられて3失点目。さらに、74分には右サイドのスペースに抜け出したカヨデからの折り返しをゴール前のウィサにワンタッチで押し込まれ、瞬く間にリードを3点に広げられた。 これで厳しくなった赤い悪魔だったが、ゲームクローズに入ったホームチームを相手に試合終盤にかけては気概を見せた攻撃を仕掛けていく。そして、82分にはエリクセンとのパス交換からボックス手前のガルナチョが鋭いミドルシュートを右隅に突き刺して反撃の狼煙を上げる。 以降は相手の堅守に撥ね返され続けたが、試合終了間際の95分にはディアロがGKの股間を抜くシュートを突き刺して1点差まで詰め寄った。しかし、同点に追いつく時間は残されておらず。試合はこのままタイムアップ。 主力温存という当初の目的は達したが、デ・リフトの再負傷に大量4失点での敗戦と週明けのアスレティック戦へ不安を残す形となった。なお、勝利したブレントフォードは今季初の3連勝となった。 ブレントフォード 4-3 マンチェスター・ユナイテッド 【ブレントフォード】 オウンゴール(前27) ケヴィン・シャーデ(前33、後25) ヨアン・ウィサ(後29) 【マンチェスター・U】 メイソン・マウント(前14) アレハンドロ・ガルナチョ(後37) アマド・ディアロ(後50) 2025.05.05 00:14 Mon2
移籍の噂浮上のガルナチョ、ナポリやチェルシーが関心も「ここで幸せだ」とユナイテッド残留を匂わせ
マンチェスター・ユナイテッドのアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ(20)が移籍の噂を否定した。 ユナイテッドの下部組織出身のガルナチョは、2022年7月にファースチームに昇格。これまで公式戦140試合に出場し26ゴール22アシストを記録している。 今シーズンも公式戦54試合に出場し11ゴール10アシストと不振が続くチームを牽引する存在に。一方で、ナポリやチェルシーが今夏の獲得を目指していると噂されており、ルベン・アモリム監督との関係からも退団する可能性が伝えられてきた。 そのユナイテッドは、8日にヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグでアスレティック・ビルバオと対戦。ELを制し、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したいところだ。 ガルナチョは試合に向けた記者会見に出席。自身の去就について問われると、やんわりと否定した。 「サッカー選手として、将来についての噂は当然聞くものだよ」 「でも、僕は2028年まで契約があるから、ここで幸せだ」 実質的な残留宣言とも取れるコメント。ユナイテッドが資金欲しさに手放すことがなければ、来シーズンもチームに留まることになりそうだ。 また、かつてプレーしたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが21歳になるまでに決めたゴール記録に1つに迫っているというガルナチョ。その記録についても言及した。 「数字にはこだわっていない。クリスティアーノがここでプレーしていた頃は、彼は別のサッカー選手であり、試合のスタイルも違っていたと思う」 「僕はただチームを助け、試合に勝つように努めるだけだ」 「もちろん、チャンスを逃したことに関しては、僕もラスムス(・ホイルンド)もチームのストライカー全員も本当に一生懸命練習している。僕らは成長していると思うし、もっと上手くなれるように努力するつもりだ」 2025.05.07 23:50 Wed3
「特別な夜、長く待ち望んでいた夜」ケガに苦しむ中で2ゴールで勝利貢献のマウント、本拠地での初ゴールに「諦めずにやり続けてきた」
マンチェスター・ユナイテッドのMFメイソン・マウントがアスレティック・ビルバオ戦を振り返り、ゴールを喜んだ。 8日、ヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグでユナイテッドはホームにアスレティックを迎えた。 アウェイでの1stレグで0-3と圧勝していたユナイテッド。2ndレグは逆転を目指すアスレティックに先制を許すも、その後はやらせない展開に。すると72分にマウントのゴールで同点に追いつくと、カゼミロ、ラスムス・ホイルンドとゴールを重ね勝利を確実なものに。後半アディショナルタイムにはマウントが2点目を決め、4-1で勝利。2戦合計7-1で決勝進出を決めた。 途中出場から2ゴールを記録したマウントはイギリス『TNT Sports』のインタビューに応じ、チームとして不振を極めた中での決勝進出を喜んだ。 「大変だった。ここに来てから、ケガや挫折もあったけど、常にポジティブな姿勢を保ってきた。何か良いことが起こると信じて、諦めずにやり続けてきた」 マウントは2023年7月に加入してから、ケガに苦しみ、満足いくプレーができていなかった中で殊勲の2ゴール。逆転を目指すアスレティックの猛攻を乗り切っての勝利を喜び、途中出場する際の心境も明かした。 「僕たちはなんとか嵐を乗り切り、もちろん最初のゴールを決めて1-1に追いついたことで、少し落ち着くことができた」 「ただ試合に出場して影響を与えようと思っただけだ。他の控え選手たちと一緒に出場した時は、試合は接戦だったし、出場して試合を落ち着かせて、影響を与えようとした」 また、後半アディショナルタイムの自身のゴールについては「僕はMFの前にいたので、頭の中では『もしボールが僕に回ってきたら、まず触ってシュートする』とだけ考えていた」と語り、「左足で蹴る必要はなかったけど、ディフェンダーがゴールからかなり離れているのが見えたので、上手くボールに触ろうとしただけなんだ」と語り、自身のオールド・トラッフォードでの初ゴールを振り返った。 「観客の熱狂は信じられないほどだ。彼らはずっと僕たちを応援してくれた」 「僕個人としては、もちろんここで、オールド・トラッフォードで初ゴールを決めたので、特別な夜になった。長い間待ち望んでいた夜だ。今夜は僕たちにとって特別な瞬間であり、力強く終わらせたい」 決勝は同じプレミアリーグを戦うよく知るトッテナムとの対戦に。勝利をおさめ、苦しんだシーズンでチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を手にすることができるか注目だ。 <span class="paragraph-title">【動画】マウントが鮮やか2ゴール!ユナイテッドが無敗でEL決勝へ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="TqTAAMsrbXU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.09 12:05 Fri4
ベッカム&ギャリー・ネビルがイギリス4部クラブ買収! ギグスやスコールズら92年組がオーナーだったサルフォード・シティの共同オーナーに
EFLリーグ2(イングランド4部)に所属するサルフォード・シティは8日、かつてマンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表で活躍したデイビッド・ベッカム氏とギャリー・ネビル氏が率いるコンソーシアムに買収されたことを発表した。 マンチェスターのサルフォードに拠点を置くサルフォード・シティは、マンチェスター・ユナイテッドで活躍し92年組として知られるライアン・ギグス氏、ポール・スコールズ氏、ニッキー・バット氏、フィリップ・ネビル氏が2014年にオーナーとなり、5シーズンで4回の昇格を経験した。 2018-19シーズンにEFLリーグ2に昇格を果たしたが、そこから上には上がれておらず。今シーズンもEFLリーグ2で8位となり、昇格プレーオフを最終節で逃す形となっていた。 そんな中、ベッカム氏、ギャリー・ネビル氏に加え、アメリカ在住の実業家のデクラン・ケリー氏、マーヴィン・デイヴィス卿がグループに入っている。 サルフォード・シティによれば、新たな株主たちはクラブと施設に多額の投資を行うという約束が入っているとのことだ。 なお、ギグス氏、スコールズ氏、バット氏、フィル・ネビル氏は引き続き「テクニカル、フットボール、コマーシャル、リクルート、SCFC財団」の各部門でクラブに関与していくとのこと。92年組が勢揃いすることとなった。 また、新しいコンソーシアムは、インドを拠点とするドリーム・スポーツ・グループ、コリン・ライアン、フランク・ライアン、ニック・ウッドハウス、シュラビン・ミッタルを含む9人の株主で構成されている。 ベッカム氏は「私はサルフォードで育った。そこで過ごした日々には、本当に素敵な思い出がある。この場所と人々は、私のサッカー人生の初期において、とても重要な役割を果たしてくれた。サルフォード・シティは地域社会の中心であり、豊かな歴史を誇る。その新たな章に加わることができ、大変嬉しく思う」とコメントしている。 ギャリー・ネビル氏も「サルフォード・シティに情熱を注いでいる。多様な才能と専門知識を持つメンバーが、サッカーへの愛で結ばれた、他に類を見ないパートナーシップだ。サッカーが最優先だが、今後4~5年でクラブを持続可能な方向へ導くことが不可欠だ。この旅の次の段階が待ちきれない」と、かつての仲間とともにチームを発展させていくことを誓った。 2025.05.08 20:55 Thu5