オサスナに朗報! カンファレンスリーグ出場が正式に許可
2023.07.26 13:58 Wed
オサスナのカンファレンスリーグ(ECL)出場が正式に認められた。
オサスナは25日、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が欧州サッカー連盟(UEFA)による同クラブのECL出場権剥奪を撤回する決定を下したことを報告した。
昨シーズンのラ・リーガを7位でフィニッシュし、コパ・デル・レイでも準優勝と、チームとして躍進したオサスナ。2023-24シーズンのECL出場権を確保することに成功し、ヨーロッパの舞台に戻ってきた。
しかし、UEFAの大会に出場するためには資格手続きをパスしなければならず、その際に2013-14シーズンにミゲル・アルチャンコ前会長を含む前理事会メンバーによる八百長問題が懸念事項となっていた。
これは降格に瀕していたオサスナが、残留を掴むためにクラブ幹部主導で相手の選手数名に八百長を持ちかけていた。実際に2試合が操作され、ナバーラ地方裁判所は、主犯格に禁錮8年8カ月を言い渡すなど、処分を下していた。
そして、UEFA管理・倫理・規律委員会の検査官が、今回オサスナ側に通知した報告書では「オサスナは2023-24シーズンのUEFAカンファレンスリーグに参加する資格がない」との見解が示された。
オサスナはこの決定を受け、反対声明を発表。現在の理事会は過去に前理事会を訴え、目的が不明瞭でクラブから資金を流用した者たちを追及し、自浄効果を示したとの見解を示した。さらに、控訴委員会に上訴し、権利を守るために最後まで法的に戦うと、異議申し立てを行っていた。
その後、この異議申し立てはUEFAに棄却され、オサスナはすぐさまCASへの上訴を決断。そして、25日に行われたCASの前述の裁定に加え、UEFA側もオサスナが新たに掲示した証拠や証言を受け入れ、現クラブが旧経営陣の被害者であると判断し、オサスナの出場を許可することになった。
なお、晴れてECL出場が認められたオサスナだが、UEFAは今回とは別件の問題で懲戒手続きを開始したことを発表。
「UEFAの倫理規律検査官による別の調査を受けて、オサスナによるパンプローナの通常州裁判所への申し立てを考慮し、UEFAによってオサスナに対する別の懲戒手続きが開始された。この件に関する決定はやがて下され、発表されるだろう」
今回の懲戒手続きの内容は不明だが、出場権に関わるような重大な問題ではないという。
オサスナは25日、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が欧州サッカー連盟(UEFA)による同クラブのECL出場権剥奪を撤回する決定を下したことを報告した。
昨シーズンのラ・リーガを7位でフィニッシュし、コパ・デル・レイでも準優勝と、チームとして躍進したオサスナ。2023-24シーズンのECL出場権を確保することに成功し、ヨーロッパの舞台に戻ってきた。
これは降格に瀕していたオサスナが、残留を掴むためにクラブ幹部主導で相手の選手数名に八百長を持ちかけていた。実際に2試合が操作され、ナバーラ地方裁判所は、主犯格に禁錮8年8カ月を言い渡すなど、処分を下していた。
UEFAの出場資格手続きの規定の中には、「UEFA規約第50条3項の発効。すなわち、2007年4月27日以降、国内・国際レベルでの試合の組織化、結果に影響を与えることを目的とした活動に、直接的・間接的に関与しておらず、UEFA事務局に書面で確認する」という項目がある。
そして、UEFA管理・倫理・規律委員会の検査官が、今回オサスナ側に通知した報告書では「オサスナは2023-24シーズンのUEFAカンファレンスリーグに参加する資格がない」との見解が示された。
オサスナはこの決定を受け、反対声明を発表。現在の理事会は過去に前理事会を訴え、目的が不明瞭でクラブから資金を流用した者たちを追及し、自浄効果を示したとの見解を示した。さらに、控訴委員会に上訴し、権利を守るために最後まで法的に戦うと、異議申し立てを行っていた。
その後、この異議申し立てはUEFAに棄却され、オサスナはすぐさまCASへの上訴を決断。そして、25日に行われたCASの前述の裁定に加え、UEFA側もオサスナが新たに掲示した証拠や証言を受け入れ、現クラブが旧経営陣の被害者であると判断し、オサスナの出場を許可することになった。
なお、晴れてECL出場が認められたオサスナだが、UEFAは今回とは別件の問題で懲戒手続きを開始したことを発表。
「UEFAの倫理規律検査官による別の調査を受けて、オサスナによるパンプローナの通常州裁判所への申し立てを考慮し、UEFAによってオサスナに対する別の懲戒手続きが開始された。この件に関する決定はやがて下され、発表されるだろう」
今回の懲戒手続きの内容は不明だが、出場権に関わるような重大な問題ではないという。
オサスナの関連記事
UEFAカンファレンスリーグの関連記事
|
|
オサスナの人気記事ランキング
1
オサスナがFWカジェリのレンタルで合意! 長期離脱チミ・アビラの穴埋め補強に
オサスナは12日、アルゼンチン人FWホナタン・カジェリ(26)の1年間のレンタル移籍に関してデポルティボ・マルドナドと合意に至ったことを発表した。同選手はメディカルチェックを受診した後、正式契約にサインする予定だ。 2016年リオデジャネイロ五輪のアルゼンチン代表に名を連ねていたストライカーのカジェリは、ボカ・ジュニアーズでの活躍を経て、2016年冬にウルグアイのマルドナドに完全移籍。 移籍仲介ビジネスを主眼とする特殊なクラブにおいて、カジェリはウェストハム、ラス・パルマス、アラベスと、毎シーズンのようにヨーロッパのクラブに貸し出されており、昨シーズンはエスパニョールでプレー。公式戦34試合に出場し、5ゴール3アシストの数字を残していた。 なお、オサスナでは主力アタッカーであるアルゼンチン人FWチミ・アビラが右ヒザ前十字じん帯断裂の重傷を負っており、カジェリは同胞の長期離脱を受けての補強となったようだ。 2020.09.13 14:04 Sun2
オサスナ指揮官アラサテがバスク代表監督に、ビエルサ率いるウルグアイ代表と対戦
オサスナは6日、ハゴバ・アラサテ監督がバスク代表の指揮官に1試合限定で就任したことを発表した。バスク代表は今月23日、マルセロ・ビエルサ監督率いるウルグアイ代表と対戦する。 アラサテ監督は試合前日、バスク代表の練習を指揮。そしてウルグアイ戦を指揮することになるという。 国際サッカー連盟(FIFA)や欧州サッカー連盟(UEFA)に加入していないバスク代表は、ワールドカップ予選や欧州選手権予選には出場できない。 バスク代表は直近では2020年11月にコスタリカ代表と親善試合を戦っていた。 2024.03.06 23:30 Wed3
2013-14シーズンの“オサスナ事件”で有罪判決! 当時ベティス在籍のアマヤとシャビ・トーレスに1年の禁固刑
2013-14シーズンのラ・リーガで起こった八百長事件で主犯格の11人のうち9人に禁固刑が科されることになった。スペイン『エル・ムンド』など複数メディアが報じている。 スペイン国内で“オサスナ事件”として知られる八百長事件は、2013-14シーズンのラ・リーガで残留を争っていたオサスナのクラブ幹部主導の下、当時のベティスに所属していた現役選手ら合計27名が容疑者となった事件だ。 当時、オサスナのクラブ幹部だったアンドレ・ビスカイ主導の下、オサスナは降格回避のため当時ベティスに所属していたDFアントニオ・アマヤ、MFシャビ・トーレスらに金銭と引き換えに八百長を持ち掛けていた。 そして、2013-14シーズンのラ・リーガ第37節のベティスvsバジャドリー(ベティスが4-3で勝利)、最終節のオサスナvsベティス(オサスナが2-1で勝利)の2試合で試合操作が行われたことが確認されていた。 ナバーラ地方裁判所の第二審は今月24日、その“オサスナ事件”に関して主犯格のビスカイ被告には横領や虚偽文書作成罪、詐欺罪など複数の罪状により禁固8年8カ月を言い渡し、その他の4人のクラブ幹部に対しても厳しい処分が科された。 さらに、アマヤとシャビ・トーレスの2選手に関しては1年の禁固刑という有罪判決が下された。 なお、スペインにおいて八百長事件で実刑が下されるのは今回が初めてだという。 2020.04.24 20:25 Fri4
オサスナがマジョルカFWブディミルを買取OP付きのレンタル移籍で獲得、昨季は久保建英らとプレーし13ゴールを記録
オサスナは5日、マジョルカのクロアチア人FWアンテ・ブディミル(29)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。 なお、買い取りオプションがついているとのこと。金額は800万ユーロ(約9億7000万円)で、マジョルカは25%の保有権を持つとのことだ。 ブディミルは母国のNKラドニクでキャリアをスタート。その後オーストリアのLASKリンツへ完全移籍。その後は、母国のHNKゴリツァ、NKインテル・ザプレシッチ、NKロコモティヴァでプレー。2014年8月にザンクト・パウリへと完全移籍した。 その後はクロトーネやサンプドリアでプレーすると、2019年1月にマジョルカへレンタル移籍。2019-20シーズンは完全移籍で加入していた。 久保建英らと共にプレーした2019-20シーズンは、ラ・リーガで35試合に出場し13ゴール3アシストを記録。今シーズンはセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)の開幕戦となったラージョ・バジェカーノ戦に出場していたが、第2節以降はメンバー外だった。 2020.10.06 10:12 Tue5
