バルセロナと契約解除のユムティティ、7年ぶり母国復帰でリール加入へ
2023.07.22 08:00 Sat
リールがバルセロナとの契約を解除した元フランス代表DFサミュエル・ユムティティ(29)を獲得するようだ。フランス『レキップ』によれば21日にメディカルチェックをパスしており、2年契約を結ぶとのこと。
2016年夏にリヨンからバルセロナへ移籍したユムティティ。加入後の2シーズンは主力としてプレーし、24歳で臨んだ2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)でもフランス代表の主力として優勝するなど、順風満帆のキャリアを歩んでいた。
ところが、2018-19シーズンに左ヒザのケガで離脱を余儀なくされたことをキッカケにキャリアに陰りが。復帰後もケガを繰り返して満足にプレーできず、昨年8月にレッチェへレンタル移籍していた。
そのレッチェでもハムストリングの負傷で2月のセリエA2試合を欠場するなど、ケガとの共存は避けられなかったが、出場した試合では優れたパフォーマンスを続け、セリエAで25試合に出場。クラブからの信頼は厚く、クラブ規模が小さいレッチェの中では飛び抜けた経験値を持つ選手であり、若手DFの教育にも一役買っていた。
リールではベテランDFのジョゼ・フォンテが昨季終了後に契約満了をもって退団。経験豊富なユムティティが穴を埋める形となりそうだ。
2016年夏にリヨンからバルセロナへ移籍したユムティティ。加入後の2シーズンは主力としてプレーし、24歳で臨んだ2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)でもフランス代表の主力として優勝するなど、順風満帆のキャリアを歩んでいた。
ところが、2018-19シーズンに左ヒザのケガで離脱を余儀なくされたことをキッカケにキャリアに陰りが。復帰後もケガを繰り返して満足にプレーできず、昨年8月にレッチェへレンタル移籍していた。
リールではベテランDFのジョゼ・フォンテが昨季終了後に契約満了をもって退団。経験豊富なユムティティが穴を埋める形となりそうだ。
サミュエル・ユムティティの関連記事
リールの関連記事
リーグ・アンの関連記事
|
サミュエル・ユムティティの人気記事ランキング
1
フランス代表は多国籍チームにあらず! メンディがSNSで絶妙な反応
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)で20年ぶり2度目の優勝を果たしたフランス。移民大国として知られる同国には様々なルーツを持つ選手がおり、今大会でもアフリカやフランス以外のヨーロッパの国々にルーツを持つ選手が目立った。 ▽そのフランスの今大会の面々に関して、スポーツファンを主役にしたプラットフォーム『sporf』が各選手のルーツを明示し、その選手たちの融合が優勝に繋がった称賛する内容の趣旨の投稿を『ツイッター@Sporf』で行った。 ▽だが、この投稿に対してメンディがダイレクトメッセージを使って絶妙な反応を見せた。 ▽『sporf』の投稿では純粋なフランス人であるGKアルフォンス・アレオラ、DFラファエル・ヴァラン、DFバンジャマン・パヴァール、FWフロリアン・トヴァンの4選手を除く19人の優勝メンバーのルーツを紹介すると共に、「フランスのためにすべてがひとつに」とチームの一体感を称賛した。 ▽しかし、メンディはこの投稿に対して、各選手のルーツを表す各国の国旗をすべてフランスの国旗に変更し、「修正しておいたよ」とコメント。前述の選手のルーツは関係なく全員がフランス人としてフランス代表のために戦ったとの主張を見せた。 ▽なお、参考までにフランス代表のロシアW杯優勝メンバー19人のルーツを以下に紹介する。 ◆国外にルーツを持つロシアW杯フランス代表19人 ポール・ポグバ(ギニア) コランタン・トリッソ(トーゴ) バンジャマン・メンディ(コートジボワール) サミュエル・ユムティティ(カメルーン) アディル・ラミ(モロッコ) ナビル・フェキル(アルジェリア) キリアン・ムバッペ(アルジェリア) エンゴロ・カンテ(セネガル) ジブリル・シディベ(セネガル) トマ・レマル(ナイジェリア) ウスマーヌ・デンベレ(セネガル) プレスネル・キンペンベ(DRコンゴ) ステファン・エンゾンジ(DRコンゴ) ブレーズ・マテュイディ(DRコンゴ) スティーブ・マンダンダ(DRコンゴ) ウーゴ・ロリス(スペイン) リュカ・エルナンデス(スペイン) アントワーヌ・グリーズマン(ドイツ) オリヴィエ・ジルー(イタリア) 2018.07.18 13:30 Wed2
元仏代表DFユムティティが31歳で現役引退を考慮か…
リールに所属する元フランス代表DFサミュエル・ユムティティ(31)が、慢性的なヒザのケガを理由に現役引退を考慮しているようだ。スペイン『スポルト』が報じている。 下部組織に在籍した時代から次代のレ・ブルーのディフェンスラインを牽引する守備者として大きな期待を集め、リヨンのファーストチームでも順調にキャリアを歩んだユムティティ。2016年にはバルセロナへステップアップを果たし、2018年のロシア・ワールドカップで世界王者にも輝いた。 ここから世界最高峰のセンターバックへ到達するとの期待を集めたが、2018-19シーズンから慢性的なヒザのケガに苦しめられてキャリアが暗転。復帰と離脱を繰り返してパフォーマンスレベルを大きく低下させると、バルセロナでは徐々に構想外の扱いに。 その後、2022-23シーズンにはレンタル先のレッチェでセリエA25試合に出場するなど、復活の兆しを見せて2023年夏にはリールへ完全移籍。母国でキャリア再生を図ったが、2024年2月にヒザの手術を余儀なくされると、8月には再手術。リールでは在籍1年半でわずか13試合の出場にとどまっている。 リールとの現行契約は今シーズン限りとなっており、クラブは稼働率に大きな問題を抱える31歳と新たな契約を結ぶ意思はなく、このまま退団となる見込みだ。 そして、『スポルト』によれば、ユムティティは同い年で、先日に現役引退を決断した同胞ラファエル・ヴァランに続き、ケガを理由にスパイクを脱ぐことを考慮に入れているとのことだ。 2024.12.26 21:21 Thu3
日本人差別疑惑を謝罪したグリーズマン、過去にもアジア人の喋り方をバカにして「ching chong」
日本人への差別的な言動について謝罪したバルセロナのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンだが、問題となった投稿以外にもアジア人を侮辱した発言をしていたことが発見された。 グリーズマンと同僚のウスマーヌ・デンベレを巡っては、2019年夏に来日した際に、ホテルの一室に呼んだアジア人のスタッフに対し、デンベレが「醜い顔ばかりだ。PESをプレーするためだけなのに。恥ずかしくないのか?」「どんな後進国の言葉なんだ?」「お前の国は技術的に進んでいるのか?」と発言。それを聞いていたグリーズマンは何か言うことはなかったものの、笑顔でうなずく動画が流出し、問題となっていた。 グリーズマンは自身のツイッターを通じて「僕は常にどんな差別に対しても反対することを約束してきました。ここ数日、僕がそうではないと騙したいと思っている人たちがいます。僕に対する非難に断固として反論し、日本人の友人たちを怒らせてしまったことをお詫びします」と声明を発表。差別をするように見せかけられたと怒りを示しながらも、日本人に向けて謝罪していた。 この動画では自分から発信することはなかったグリーズマンだが、自身も過去にアジア人を侮辱するような発言を行っていた。 新たに問題となっているのは、2019年8月1日にバルセロナの公式YouTubeで公開されている動画の一場面だ。 プレシーズンツアーでバルセロナが来日した際、選手たちがプールに浸かって回復に勤しむ中、デンベレ、フランス代表DFサミュエル・ユムティティ、スペイン人MFカルレス・アレーニャが写真撮影。それを隣で見ていたグリーズマンがアジア人の発音を真似て「ching chong」と発言した。 「ching chong」とは、中国語が「チンチャンチョン」と繰り返し言っているように聞こえることから生まれた言葉で、中国人だけでなく東アジア人をからかう際に用いる言葉だ。 公式チャンネルでも公開されているように当時は特に問題視されなかった動画だが、グリーズマンとデンベレに差別疑惑が浮上してからはこの動画にも飛び火し、コメント欄にも人種差別を指摘する声が増えている状況だ。 日本で大きな話題となっている今回の騒動だが、まだまだ収集が付かなそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】グリーズマンがアジア人の発音を真似て「ching chong」と言った瞬間(4:40~)</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/IiaWji1ud_E?start=278" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJJWEp4M0xhMCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.07.06 18:05 Tue4
愛されポグバ、多彩過ぎるハンドシェイクが話題…グリーズマンは特別待遇
▽負傷離脱中のマンチェスター・ユナイテッドのMFポール・ポグバがフランス代表の激励に訪れた様子が話題だ。 ▽ユナイテッド復帰2シーズン目のポグバは、今シーズン開幕から印象的な活躍を披露。しかし、9月12日に行われたチャンピオンズリーグ・グループA第1節のバーゼル戦でハムストリングを負傷し、現在は離脱している。 ▽復帰間近とみられるポグバは、代表ウィーク中にサプライズで10日に行われたウェールズ代表戦後にフランス代表のロッカールームを訪問。久々の同胞との再会を果たした。その様子をフランス代表の公式ツイッター(@equipedefrance)が動画で紹介している。 ▽ポグバの“歓迎されぶり”が顕著な動画だが、話題となっているのはハンドシェイク(握手)。動画ではDFサミュエル・ユムティティやDFラファエル・ヴァラン、FWアレクサンダル・ラカゼット、MFフロリアン・トヴァン、FWアントニー・マルシャル、DFローラン・コシエルニーらと挨拶しているが、全員異なる方法でハンドシェイクしているのだ。 ▽最後には、特に仲がいいとされるFWアントワーヌ・グリーズマンと挨拶。グリーズマンとはハンドシェイクではなく、まるで久しぶり遭った遠距離恋愛中の恋人のように熱い抱擁を交わした。 ▽多彩なハンドシェイクを見せたポグバ。早く復帰してピッチ上でも再び多彩なプレーを見せてもらいたいものだ。 2017.11.14 20:56 Tue5
サポーターから非難相次ぐユムティティが心境明かす 「今は強くなれた」
バルセロナのフランス代表DFサミュエル・ユムティティが、非難続きの現在の心境について語った。スペイン『アス』がコメントを伝えている。 ユムティティは2016年7月にリヨンから加入。これまで公式戦132試合に出場し2ゴール1アシストを記録している。しかし、度重なるケガの問題もあり、当初期待されていたほどのパフォーマンスを見せられておらず、チーム内での給与も高いことから、今夏の放出候補筆頭に挙げられていた。 それでも、2023年6月まで契約を残すユムティティは他クラブへの移籍を拒否。財政難に喘ぐクラブからの減俸の要請にも応じずサポーターから非難されており、先日の首脳陣との緊急会談では、クラブのメディカルチームが適切な治療を受けていないことをジョアン・ラポルタ会長に説明し、涙を流したとも伝えられている。 苦しい状況に置かれているユムティティだが、スペイン『ムンド・デポルティボ』のインタビューで現在の心境を明かした。現在はフィジカル的にもメンタル的にも強くなれたと自覚しているようだ。 「僕は口数が少ないから、みんなに何もしないでソファで一日中座っている奴だと思われている。でも、僕は一生懸命働いているんだ。バルセロナに来たときよりも肉体的に良くなっているし、それを証明するチャンスがあることを期待しているよ」 「(ユベントスとの)ジョアン・ガンペール杯でのブーイングには傷ついたね。こんなことになるとは思ってもいなかった。僕はクラブを愛しているけど、それはただの言葉であって、何の役にも立たないようだ。孤独を感じたよ。でも、今は強くなれたからよかった」 「会長と話した時は泣いてしまったね。心からの会話だった。とても重要な会談だったんだ。僕が元気であること、そしてチームを助けたいということを伝えるために、はっきりと話す必要があったのさ」 ユムティティはまた、1月に移籍の可能性を否定し、現行契約を最後まで履行することを宣言している。 2021.10.19 21:24 Tueリールの人気記事ランキング
1
ベストイレブンに9名、PSGがリーグ・アン席巻! デンベレがMVPを初受賞、最優秀監督&最優秀新人賞も受賞
リーグ・アンで無敗優勝を果たし、チャンピオンズリーグ(CL)ではファイナリストになったパリ・サンジェルマン(PSG)がフランスプロサッカー選手組合(UNFP)の授賞式で賞を総なめにした。 UNFPアワードが11日に行われ、リーグ・アンの最優秀選手にフランス代表FWウスマーヌ・デンベレが選出されることとなった。 デンベレは今シーズンのリーグ・アンで28試合21ゴール6アシストを記録し優勝に大きく貢献。最終説を残して得点ランキングでもトップに立っており、キャリア初のMVP受賞となることに。これまで5年連続受賞していたフランス代表FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリー)を継ぐ形となった。 また、最優秀監督賞はルイス・エンリケ監督が受賞。チームを成功に導く手腕を見せ、2018年のウナイ・エメリ監督(アストン・ビラ)以来となるPSGからの受賞となった。 その他、最優秀新人賞はフランス代表MFデジレ・ドゥエが受賞。今季加入した19歳は、リーグ・アンで30試合に出場し6ゴール8アシストを記録。3月にはフランス代表デビューを果たすなど、将来が期待されるウインガーだ。 さらに驚きはベストイレブン。11名中9名がPSGの選手となり、アクラフ・ハキミ、マルキーニョス、ヌーノ・メンデス、ウィリアン・パチョ、ジョアン・ネヴェス、ヴィティーニャ、ブラッドリー・バルコラ、そしてデンベレとドゥエとなった。 これはPSGにとって史上最多記録であり、2016年の8人を超えることに。また、UNFPトロフィー史上最多の記録となった。 <h3>◆リーグ・アン ベストイレブン</h3> GK リュカ・シュヴァリエ(リール) DF アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン) マルキーニョス(パリ・サンジェルマン) ヌーノ・メンデス(パリ・サンジェルマン) ウィリアン・パチョ(パリ・サンジェルマン) MF デジレ・ドゥエ(パリ・サンジェルマン) ジョアン・ネヴェス(パリ・サンジェルマン) ヴィティーニャ(パリ・サンジェルマン) FW ブラッドリー・バルコラ(パリ・サンジェルマン) ウスマーヌ・デンベレ(パリ・サンジェルマン) ラヤン・シェルキ(リヨン) 2025.05.12 13:55 Mon2
元仏代表DFユムティティが31歳で現役引退を考慮か…
リールに所属する元フランス代表DFサミュエル・ユムティティ(31)が、慢性的なヒザのケガを理由に現役引退を考慮しているようだ。スペイン『スポルト』が報じている。 下部組織に在籍した時代から次代のレ・ブルーのディフェンスラインを牽引する守備者として大きな期待を集め、リヨンのファーストチームでも順調にキャリアを歩んだユムティティ。2016年にはバルセロナへステップアップを果たし、2018年のロシア・ワールドカップで世界王者にも輝いた。 ここから世界最高峰のセンターバックへ到達するとの期待を集めたが、2018-19シーズンから慢性的なヒザのケガに苦しめられてキャリアが暗転。復帰と離脱を繰り返してパフォーマンスレベルを大きく低下させると、バルセロナでは徐々に構想外の扱いに。 その後、2022-23シーズンにはレンタル先のレッチェでセリエA25試合に出場するなど、復活の兆しを見せて2023年夏にはリールへ完全移籍。母国でキャリア再生を図ったが、2024年2月にヒザの手術を余儀なくされると、8月には再手術。リールでは在籍1年半でわずか13試合の出場にとどまっている。 リールとの現行契約は今シーズン限りとなっており、クラブは稼働率に大きな問題を抱える31歳と新たな契約を結ぶ意思はなく、このまま退団となる見込みだ。 そして、『スポルト』によれば、ユムティティは同い年で、先日に現役引退を決断した同胞ラファエル・ヴァランに続き、ケガを理由にスパイクを脱ぐことを考慮に入れているとのことだ。 2024.12.26 21:21 Thu3
「本当にリスペクト」久保建英がお手本にしたアザールの引退に言及「一緒に長い間サッカーしたかった」「確実にバロンドール候補の1人」
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が、引退を発表した元ベルギー代表FWエデン・アザールについて語った。 10日、アザールは自身のインスタグラムを通じて現役引退を発表。リール、チェルシー、レアル・マドリーで活躍した天才は32歳の若さでスパイクを脱いだ。 久保は、マドリーでのプレシーズンなどでアザールと親交があったほか、同じポジションの選手として動画を見るなどしてプレーを参考にしていたともかつては語っていた。 ベルギーの天才の引退について「僕が何かを言って本人に伝わることはないと思いますけど」としながらも、お手本となった選手の引退に心境を明かした。 「本当にリスペクトしていますし、マドリーでケガもあって上手くいかなかった部分もありますけど、確実にバロンドール候補の1人だったので、引退は悲しくはないですが、お疲れ様というか…」 「試合前に動画を見て参考にしていた部分でもあったので、できれば一緒に長い間サッカーしたかったですけど、これもサッカーですし、ケガや引退はつきものなので、僕もケガをしないように気をつけたいと思います」 リールでは公式戦194試合で50ゴールを記録、チェルシーでは公式戦352試合で110ゴールを記録したアザールだったが、マドリーではケガで満足いくプレーができず、76試合で7ゴールに終わっていた。 <span class="paragraph-title">【動画】久保建英もお手本にしたアザールの超絶プレー集</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="rc6p5oib_0w";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.10.11 20:55 Wed4
ラファエル・レオンとスポルティングの問題が進展…契約不当解除の補償金支払いはリールが請け負うことに
ポルトガル代表FWラファエル・レオンとスポルティング・リスボンの、2018年夏の契約解除をめぐる問題に進展があったようだ。ポルトガル『レコルド』が報じている。 2018年5月、当時同選手が所属していたスポルティングの練習中に、マスクとフードを被った50人ほどの集団に襲われる事件が起きた。練習中の選手やスタッフに暴行を加え、ロッカールーム等の施設や用具を破壊するなど非道の限りを尽くし、FWバス・ドストは首を縫うケガを負っていた。 DFマルコス・アクーニャとMFロドリゴ・バタグリアには殺人予告があったとも言われ、さらにその事件を扇動したのが、当時のクラブ会長ブルーノ・デ・カルバーリョ氏だったことが判明し大きな話題に。レオンを含めて9人の選手がこの事件を理由にクラブとの契約を解除し、他クラブへ移籍することになった。 しかしスポルティングは、その契約解除が不当なものであると主張し、レオンに損害賠償を請求。国際サッカー連盟(FIFA)は当初「容認できない」とその申し出を跳ね返していたが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)はポルトガル代表FWに1650万ユーロ(当時約19億5000万円)の補償金の支払いを命じた。 そしてこの度、この一件に進展があった。補償金の支払いは覆らなかったものの、2018年夏にレオンの移籍先となったリールが、連帯保証人として支払いの責任を負うことになった。『レコルド』によれば、レオンとリールが契約した際に連帯責任を負う旨の条項が含まれていたようで、今回はそれが効果を発揮した形となった。 ただ、最終的な補償額に関してはFIFAを仲介役とした話し合いで決められるとのことで、さらには支払いの取り消しを求めて最高裁判所に上訴される予定となっているようだ。 2022.02.22 14:23 Tue5