アスピリクエタが在籍11年のチェルシーに別れ…「このエンブレムを守ってきたことを本当に誇りに思う」

2023.07.07 00:00 Fri
Getty Images
スペイン代表DFセサル・アスピリクエタ(33)が、11年間在籍したチェルシーを退団したことを発表した。
PR
2024年6月までチェルシーとの契約を残していたアスピリクエタだが、変革の動きを見せるクラブに合わせ、自身も今夏に契約を解消することを決断。クラブも敬意を表し、フリー移籍を認めていた。そのアスピリクエタは、クラブの公式サイトを通じて愛するサポーターに別れのメッセージを送った。
「言葉で表現するのは難しい。信じられないよ。多くの人の助けがなければ、このようなことは起こらなかった。本当に素晴らしい日々だった」

「ここは僕の家だし、いつかまたここでみんなに会いたい。彼らが毎回見せてくれた愛情は、私にとって本当に誇らしいもので、この関係をずっと続けていけたらと思うよ」
「11年間在籍したチェルシーを去ることになった。今日ここに自分がいるなんて想像もできなかったけど、本当にありがとう。ピッチの内外でこのエンブレムを守ってきたことを本当に誇りに思う。それは私の人生そのものでした」

「チームメイト、スタッフ、監督たちとピッチの上で分かち合ったすべての時間が忘れられない。初めてここブリッジに来て、ファンに紹介されたとき、そして最後の試合はとても素晴らしい瞬間だった。最後の試合でこのクラブのキャプテンになるなんて想像もできなかった。すべてを出し切った気分だ。本当に楽しかったよ」

2012年にマルセイユからチェルシーに加入したアスピリクエタは、本職の右サイドバックに加え、左サイドバックや3バックの右として通算508試合に出場。2018-19シーズン以降はキャプテンとしてチームを牽引し、2度のプレミアリーグ優勝やビッグイヤーなど9個のタイトル獲得に貢献した。

PR

セサル・アスピリクエタの関連記事

ベルギー代表DFアクセル・ヴィツェル(35)は今シーズン限りでアトレティコ・マドリーを離れることになるようだ。スペイン『レレボ』が報じている。 2022年夏にドルトムントからコルチョネロス入りしたヴィツェル。加入当初は守備的MFでプレーしたが、以降はセンターバックを主戦場に。昨シーズンは公式戦51試合出場とフル稼 2024.11.18 06:00 Mon
アトレティコ・マドリー30日、スペイン代表DFセサル・アスピリクエタ(34)との契約を1年延長したことを発表した。これにより、2024-25シーズンもコルチョネロスに残留することが決まった。 昨夏、1年契約でチェルシーから加入したアスピリクエタ。シーズン半ばに負傷による離脱期間がありながらも、左右のウイングバック 2024.06.30 22:44 Sun
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が難しい試合になると予想している。スペイン『アス』が伝えた。 チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグのドルトムント戦では終盤に反撃の1点を許したものの、前半の2ゴールで先勝したアトレティコ。週末にはラ・リーガ第31節で実現したジローナとの上位対決も制し、2nd 2024.04.16 17:14 Tue
アトレティコ・マドリーのスペイン代表DFセサル・アスピリクエタが手術を受けた。 34歳DFは18日に行われたコパ・デル・レイのラウンド16、レアル・マドリー戦に延長後半から出場したが、ヒザを痛め、試合終了を待たずしてステファン・サビッチと交代した。 クラブが20日付けで発表したところによると、外側半月板断裂 2024.01.21 17:55 Sun
チェルシーは4日、モナコからフランス代表DFアクセル・ディザジ(25)の獲得を発表した。6年契約での加入になる。 2020年夏にスタッド・ランスからモナコ入りしたディザジ。昨季は本職のセンターバックだけでなく、右サイドバックもこなして、リーグ・アン全38試合に出場したりと最終的に49試合でプレーした。 得点 2023.08.04 18:50 Fri

チェルシーの関連記事

プレミアリーグ第12節、レスター・シティvsチェルシーが23日にキング・パワー・スタジアムで行われ、アウェイのチェルシーが1-2で勝利した。 3位のチェルシーは指揮官マレスカの古巣である15位のレスターと対戦。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルとの連戦を1-1のドローで終えたなか、インターナショナルマッチウ 2024.11.23 23:39 Sat
インターナショナルマッチウィーク前に行われた第11節では首位のリバプールが上位陣で唯一勝ち点3を取り切った一方、マンチェスター・シティが、ノッティンガム・フォレストが敗戦。チェルシーとアーセナルの上位対決がドローに終わり、首位チームが独り勝ちという形で中断期間に入った。 今年最後のインターナショナルマッチウィーク 2024.11.23 12:36 Sat
ユベントスがU-21イタリア代表MFチェーザレ・カサデイ(21)を巡り、チェルシーとの非公式交渉をしているという。 トリノ本社の『トゥット・スポルト』によると、ユーベはイタリア代表MFニコロ・ファジョーリ(23)を来年1月の移籍市場で手放す場合に備え、チェルシーのカサデイを獲得候補に。 インテル産のカサデイ 2024.11.22 18:40 Fri
ユベントスが、チェルシーで構想外の元イングランド代表DFベン・チルウェル(27)に関心を示しているようだ。 コロンビア代表DFフアン・カバルの長期離脱によって元々手薄だった左サイドバックのポジションの補強が急務となっているユベントス。 イタリア『トゥットスポルト』によれば、クラブはその補強候補の一人としてチ 2024.11.22 18:30 Fri
チェルシーのイングランド代表DFリース・ジェームズが新たな負傷を受けて、その胸中を吐露した。 ドリブル、フィニッシュ、どれをとってもパワフルさが魅力のサイドバックだが、近年はハムストリングの負傷に悩まされ、復帰と離脱を繰り返す。2023-24シーズンからはキャプテンという大役も任され、万全のときがなかなかない。 2024.11.22 08:55 Fri

プレミアリーグの関連記事

ルベン・アモリム新監督のマンチェスター・ユナイテッドがいよいよ初陣を迎える。 エリク・テン・ハグ前監督の解任からルート・ファン・ニステルローイ暫定監督を挟み、先の代表ウィークから着任したアモリム新監督。ファン・ニステルローイ暫定監督の公式戦3勝1分という見事な繋ぎを受け、24日に敵地で行われるプレミアリーグ第12 2024.11.24 18:45 Sun
アーセナルのミケル・アルテタ監督が勝利を振り返った。 アーセナルは23日、インターナショナルマッチウィーク明けのプレミアリーグ第12節でノッティンガム・フォレストと対戦。ホームで上位対決を迎え、5試合ぶりの白星を目指した。 アーセナルは15分、イングランド代表FWブカヨ・サカのカットインシュートで先制。その 2024.11.24 17:40 Sun
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 公式戦連敗中のトッテナムは23日、インターナショナルマッチウィーク明けのプレミアリーグ第12節でマンチェスター・シティとのアウェイゲーム。公式戦4連敗中と不調の王者に挑んだ。 シティの攻撃を凌いだトッテナムは13分、誕生 2024.11.24 15:05 Sun
マンチェスター・シティは23日のプレミアリーグ第12節でトッテナムとホームで対戦し、0-4と惨敗した。 プレミア4連覇中の強者ぶりはどこへやら。代表ウィークを挟み、公式戦4連敗からの仕切り直しを図りたいところだったが、前後半に2失点ずつと守りが崩れたほか、強力な攻撃陣も封殺されてしまった。 ジョゼップ・グア 2024.11.24 10:35 Sun
ブライトンは23日のプレミアリーグ第12節でボーンマスとのアウェイ戦に臨み、2-1で勝利した。 日本代表帰りの三笘薫だが、この試合に左サイドハーフで先発すると、1-0の49分にジョアン・ペドロのスルーパスから最終ラインを抜け出して、右足ダイレクトのフィニッシュ。しっかりとしたコントロールショットをゴール右下に沈め 2024.11.24 09:47 Sun

セサル・アスピリクエタの人気記事ランキング

1

アトレティコのベテランDFは今季限りで退団へ…延長オファー掲示はなし

ベルギー代表DFアクセル・ヴィツェル(35)は今シーズン限りでアトレティコ・マドリーを離れることになるようだ。スペイン『レレボ』が報じている。 2022年夏にドルトムントからコルチョネロス入りしたヴィツェル。加入当初は守備的MFでプレーしたが、以降はセンターバックを主戦場に。昨シーズンは公式戦51試合出場とフル稼働を見せ、1年の契約延長を勝ち取った。 今シーズンもここまで公式戦13試合と出場機会を得ているが、2025-26シーズンへディフェンスラインの世代交代を図るクラブは35歳DFに対して延長オファーを掲示する意思はないという。そのため、契約満了に伴い来夏クラブを離れることはほぼ確実な模様だ。 また、アトレティコではバルセロナからレンタル加入中の元フランス代表DFクレマン・ラングレ(29)、元スペイン代表DFセサル・アスピリクエタ(35)の2選手に関しても今季終了後の退団が既定路線になっているという。 2024.11.18 06:00 Mon
2

チェルシー、守備陣の公用語を一時的にフランス語に変更! 主将アスピリクエタが明かす

現在、チェルシーの守備陣の公用語は英語からフランス語に変更されているようだ。 今夏、コロナ禍をものともしない積極補強を敢行したチェルシーでは、セネガル代表GKエドゥアール・メンディ、ブラジル代表DFチアゴ・シウバ、イングランド代表DFベン・チルウェルが新たに守備陣へ加わっている。 そういった中、GKとセンターバックのポジションはより周囲とのコミュニケーションが必要なポジションだが、メンディとチアゴ・シウバは英語を流暢に操ることができず、今後に向けては連係面が懸念材料となっている。 だが、キャプテンとディフェンスリーダーを兼任するスペイン代表DFセサル・アスピリクエタによると、現在チームではそのコミュニケーションの問題を軽減するため、一時的に守備陣の公用語をフランス語に変更しているという。 元マルセイユDFはクラブ公式サイトのインタビューを通じて、4-0で快勝した直近のクリスタル・パレス戦から守備陣の声掛けの際にフランス語を採り入れていることを明かした。 「僕らはフランス語でコミュニケーションを取っていた」 「僕はチアゴ(・シウバ)と同じようにフランス語を話す。そして、もちろんクル(・ズマ)もね。それはバックラインで話すのに良い方法だったよ。ゴールを守っているエドゥ(メンディ)もフランス語を話すので、それが僕らにとって最良の方法だったんだ」 「今、僕らは英語をうまく話すことができないプレーヤーをできる限りサポートするように試みているけど、大きな問題にはなっていないよ。(元ミランの)チアゴはジョルジーニョと同じ言語(イタリア語)も話せるし、彼らの間でコミュニケーションを取ることもできるしね」 「ただ、言語はあくまで二次的なものだと思っているよ。フットボールは普遍的なゲームであり、チアゴのような経験豊富なプレーヤーにとっては言語をうまく操ることができなかったとしても、周囲をリードしていくことはできるからね」 「僕らは新しいプレーヤーができるだけラクに適応できるようにしたいと考えているんだ。だから、彼らが英語を理解するまで、うまくディフェンスするためにフランス語を話さなければならない場合、それで問題はないと思っているよ」 なお、チアゴ・シウバは英語取得のために月曜から金曜までの週5日の語学学習に励んでおり、メンディを含め英語の理解が進んだ場合、公用語も英語に戻っていくはずだ。 2020.10.09 15:14 Fri
3

チェルシーがコバチッチと契約延長へ! CL優勝4度経験のクロアチア代表MF

チェルシーがクロアチア代表MFマテオ・コバチッチ(28)との契約を延長する見込みのようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝えている。 レアル・マドリーとチェルシーで通算4度ものチャンピオンズリーグ(CL)優勝経験があるコバチッチ。2018年夏に加入したチェルシーでは通算207試合に出場し、CL、ヨーロッパリーグ(EL)、UEFAスーパーカップ、FIFAクラブワールドカップ(W杯)をそれぞれ1度ずつ制覇している。 契約が2024年6月までのなか、毎シーズンどこかしらを負傷し、なかなかフル稼働が叶わないものの、「クラブ計画にしっかりと組み込まれている」とのことで、チェルシーにとってコバチッチとフランス代表MFエンゴロ・カンテ(31)の契約延長は最優先事項だという。 一方、コバチッチと同時に現行契約が満了するイングランド代表MFメイソン・マウント(24)、スペイン代表DFセサル・アスピリクエタ(33)、アメリカ代表FWクリスチャン・プリシッチ(24)、元イングランド代表MFルベン・ロフタス=チーク(27)とは延長交渉を行わない見込みだ。 2023.02.28 20:38 Tue
4

アスピリクエタがチェルシー愛を語る「さらに長い年月をロンドンで」

スペイン代表DFセサル・アスピリクエタがチェルシー愛を語った。 カタール・ワールドカップ(W杯)に参戦中のアスピリクエタ。グループE最終節の日本代表戦ではFWアルバロ・モラタの先制点を絶妙クロスでアシストした。6日にはベスト8を懸け、決勝トーナメント1回戦でモロッコ代表と対戦する。 所属するチェルシーでは長らく主将の大役を担うも、今夏はバルセロナへの移籍が話題に。モロッコ戦を控えるなか、スペイン『ムンド・デポルティボ』のインタビューに応じ、バルセロナ移籍が実現する可能性はあったと認めつつ、チェルシーとロンドンへの愛が勝ったと語る。 「最終的にチェルシーとの契約を更新するという決断を下したが、これはフットボールの世界においては自然的なことであり、僕自身の頭の中はいつでもクリアだよ」 「ここは僕の家。子どもはロンドンで生まれ、スペイン語よりも英語の方が上手なんだ。望まない形で家を去るなんてできないよ。それを行動(契約更新)で示した格好かな」 また、自身の契約更新とほぼ同じタイミングでチェルシーにやってきた新オーナー、トッド・ベーリー氏の下でも長くプレーしたいと口にした。 「最初はどんな人が来るのかさっぱりだったけど、新たなプロジェクトのために僕のことも頼りにしてくれている。ロンドンで冒険を続けるべきだと悟ったよ。ここでさらに長い年月を過ごせるよう願っている」 2022.12.05 19:29 Mon
5

アスピリクエタがアトレティコ残留! 1年契約にサイン

アトレティコ・マドリー30日、スペイン代表DFセサル・アスピリクエタ(34)との契約を1年延長したことを発表した。これにより、2024-25シーズンもコルチョネロスに残留することが決まった。 昨夏、1年契約でチェルシーから加入したアスピリクエタ。シーズン半ばに負傷による離脱期間がありながらも、左右のウイングバックに3バックの一角を担い、ディフェンスラインのマルチロールとして公式戦34試合に出場した。 現行契約は今シーズン限りとなっていたが、その多才さと卓越したリーダーシップとプロフェッショナリズムを高く評価されて来シーズンもマドリードに残留することになった。 オサスナのカンテラで育ちで同クラブでプロデビューを飾ったアスピリクエタは、マルセイユを経由して2012年8月にチェルシーへ完全移籍。チェルシーでは、加入初年度からレギュラーに定着すると、本職の右サイドバックに加え、左サイドバックや3バックの右でプレーし、通算508試合に出場。2度のプレミアリーグ優勝やチャンピオンズリーグなど9個のタイトル獲得に貢献した。 2024.06.30 22:44 Sun

チェルシーの人気記事ランキング

1

チェルシーのキャプテンがまた負傷…ハムストリングの手術から復帰も再び違和感、マレスカ監督「リスクは冒したくない」

チェルシーのイングランド代表DFリース・ジェームズが再び離脱することになるようだ。クラブ公式サイトが伝えた。 インターナショナル・マッチウィークが終わり、再びリーグ戦が再開する中、チェルシーは23日にアウェイでレスター・シティと対戦する。 ハムストリングの負傷に悩まされていたジェームズは、手術を受けて昨シーズンの大半を棒に振ることに。それでも10月に復帰していたが、再びハムストリングを痛めたとのこと。エンツォ・マレスカ監督が試合に向けた記者会見で明かした。 「負傷者がリース選手1人だけなのは確かだ。残念ながら彼は少し痛みを感じており、週末に彼​​を起用するリスクは負いたくない。今週末に出場できないのは彼だけだ」 「残りの選手たちについては、良くなっている選手もいれば、疑問の残る選手もいる。それに、今日は代表戦の選手全員が揃って行う最初の練習なので、今日の練習が終わったら様子を見ることになる。もう少し待つ必要がある」 「リースはハムストリングの問題なので、筋肉の問題だ。今週末はリスクを冒したくないので、長く続かないことを望む」 再び離脱することとなったジェームズ。また、コール・パーマー、レヴィ・コルウィル、ヴェスレイ・フォファナ、マロ・グスト、ロメオ・ラヴィアは代表活動に参加せず、起用が可能だという。 一方で、2026北中米ワールドカップ南米予選を戦ったモイセス・カイセド、エンソ・フェルナンデスに関しては、注意深く見る必要があり、最後のトレーニングで状態をチェック。22日のトレーニングで調子を見極めることになるようだ。 2024.11.21 23:30 Thu
2

サマンサ・カーの人種差別発言巡る法廷闘争が長引く様相…検察側の書類提出が遅れ未だに裁判始まらず

オーストラリア女子代表FWサマンサ・カーの法廷闘争が長引きそうだ。豪『news.com.au』が伝えている。 現在の女子サッカー界を象徴する1人、“サム・カー”。世界的ストライカーにしてイングランド最強チェルシーの絶対的エースであり、昨年はケガを抱えながらも臨んだ自国開催の女子ワールドカップ(W杯)で抜群の存在感を放った。 そんなサム・カー、1月にヒザ前十字じん帯(ACL)損傷の重傷を負い、2月のパリ五輪アジア最終予選を欠場。オーストラリア女子代表は格下ウズベキスタンとの対戦だったことにも助けられ、精神的支柱を欠いても難なく本大会行きを決めた。 しかしその一方、サム・カー自身は昨年1月にロンドンで警察官に対する人種差別発言があったとして起訴されたことが今年3月に明るみに。本人と弁護団は発言の一部を認めつつ、人種差別的な意図を含んだ部分を否定する。 つまり裁判は汚名を晴らすための法廷闘争、ということに。ただ、起訴を叩きつけたイギリス・クラウン検察庁(CPS)の必要書類提出が遅れており、現状裁判が始められず。 豪『シドニー・モーニング・ヘラルド』によると、CPSはサム・カーによる人種差別発言があったとする街中の監視カメラ映像など「重要証拠」を最終的に収集できなかったとされ、被害を訴えた警察官の陳述書も未だ手元にないという。 主張をまとめたCPSの必要書類は、遅くとも4月23日までに裁判所へ提出する必要があり、これはサム・カーにとって汚名を晴らすための法廷闘争が長引くことを表すもの。 オーストラリア国内でも大きな関心ごととなっている本件。無罪を勝ち取ることが国民から望まれているのは至極当然だが、それはさておき、このままサム・カーが代表キャプテンにとどまることには、同国スポーツ界を中心に否定的な見解が目立つ。 国技クリケットの元代表選手であるミッチェル・ジョンソン氏は「カーは多くの少年少女たちから尊敬されているキャプテン。そんな彼女がキャプテンであり続けることは、それ自体がひどいメッセージ。子供たちに、自分の行動には責任を持たなければならないことを示す機会だ」とする。 これに対し、オーストラリア女子代表GKでウェストハム所属のマッケンジー・アーノルドは「彼女から腕章を剥奪? そんな議論は一切ないし、今後も起こるとは到底思えない」と反論。同世代で共にロンドンで活躍する主将を守っている。 サム・カー側が本件で一部の発言を認めているだけに、そのパーソナリティに対する疑問符も湧き上がっている格好だ。 2024.04.13 20:05 Sat
3

【プレミアリーグ第12節プレビュー】新生ユナイテッド初陣に、不調のシティがスパーズ戦

インターナショナルマッチウィーク前に行われた第11節では首位のリバプールが上位陣で唯一勝ち点3を取り切った一方、マンチェスター・シティが、ノッティンガム・フォレストが敗戦。チェルシーとアーセナルの上位対決がドローに終わり、首位チームが独り勝ちという形で中断期間に入った。 今年最後のインターナショナルマッチウィークが終了し、ここから年末年始の超過密日程に突入するなか、今節ではマンチェスターの両雄に大きな注目が集まるところだ。 13位のマンチェスター・ユナイテッドはファン・ニステルローイ暫定体制のラストマッチとなった前節のレスター・シティ戦に3-0で完勝し、公式戦3勝1分けの4戦無敗でルベン・アモリム新監督へバトンを渡す形となった。そして、新指揮官の初陣では、前節トッテナムを破って待望のリーグ初勝利を挙げた17位のイプスウィッチ・タウンとのアウェイゲームに臨む。 今シーズンのスポルティングCPでは開幕から公式戦17勝1分けと圧倒的な戦績を残したポルトガル人指揮官の手腕に注目集まる今回の一戦では、近年ユナイテッドが重用する[4-2-3-1]の継続か、自身が志向する[3-4-2-1]への変更か。システムや選手起用を中心に大きな期待感とともに、指揮官の一挙手一投足や新たなモチベーションを得たチームの躍動を見守りたいところだ。 その赤い悪魔の宿敵でプレミア4連覇中の王者マンチェスター・シティは、グアルディオラ体制初の公式戦4連敗という苦境のなか、次節にはリバプールとの大一番を控える状況で10位のトッテナムという難敵相手にバウンスバックの白星を目指す。 前節のブライトン戦は1点リードで折り返した後半に圧倒されると、らしくない連続失点でホームチームに逆転勝利を許して1-2の逆転負けとなった。多くの離脱者、勤続疲労に加え、少し自信を失っているように見える点も気がかりだ。ただ、今週に入ってグアルディオラ監督の2年の契約延長という朗報が舞い込み、度重なる財務違反に関するピッチ外の雑音は別として空気が変わった印象もあり、連敗のきっかけを作った因縁の相手を叩いて再浮上といきたい。 対するトッテナムはイプスウィッチ相手の逆転負けによって公式戦連敗中。前々節のアストン・ビラ戦での会心の逆転勝利で流れを掴みたいなか、格下相手の痛い取りこぼしとなった。度重なる負傷者に加え、先日には人種差別発言でMFベンタンクールに7試合の出場停止処分が科され、過密日程において大きなダメージを受けた。上位戦線に踏みとどまる上で勝ち点必須となる苦手のアウェイゲームでは総力戦で臨みたい。 絶好調のリバプールは週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリー戦、次節にシティ戦とビッグマッチ連戦を控えるなか、最下位のサウサンプトンと対戦する。前節はアストン・ビラとの強豪対決を、FWヌニェス、FWサラーの高速カウンター2発で制し、改めてその強さを証明した。守護神アリソンやFWジョタに加え、DFアレクサンダー=アーノルドが不在となるが、現状のセインツ相手に後れを取る可能性は低い。後方から繋いでくる相手を得意のカウンターで仕留めたい。 対するセインツでは日本代表でゴールを挙げたDF菅原由勢の活躍に期待。直近は2試合連続ベンチスタートとなり、代表戦の疲労を考慮すればベンチスタートの可能性もあるが、右サイドでFWルイス・ディアスやFWガクポといった強力な選手に対応しつつ、持ち味の攻撃センスでチャンスを演出したい。 4位のアーセナルは同勝ち点で並ぶ5位のノッティンガム・フォレストとの上位対決でリーグ5戦ぶりの白星を目指す。チェルシーとのロンドン・ダービーではFWマルティネッリのゴールで先制したが、緩い守備からすぐさま同点に追いつかれての1-1のドローとなった。MFウーデゴールの復帰は朗報だが、4試合3ゴールと得点力不足が顕著な攻撃の改善が急務だ。フォレストは直近のニューカッスル戦で1-3の敗戦を喫したが、リーグ2位の堅守と相手の長所を消すことに長けた曲者だけにチームとしての真価が試される。 3位のチェルシーは指揮官マレスカの古巣である15位のレスター・シティ相手に3試合ぶりの白星を狙う。ユナイテッド、アーセナルとの連戦では自分たちらしさを見せたものの、MFパーマーとFWジャクソンの両エースがうまく封じ込められたことで、アタッキングサードでのプレーに課題も見受けられた。ただ、対戦相手のレスターは直近のユナイテッド戦を含め守備面に大きな問題を抱えており、早い時間帯に1点を取れれば、大量得点での快勝という展開も十分に考えられる。 MF三笘薫の所属する6位のブライトン&ホーヴ・アルビオンは、王者撃破の勢いにのって12位のボーンマス相手に連勝を狙う。シティ戦では途中出場で流れを変えたFWジョアン・ペドロらとともに攻撃の核として傑出したパフォーマンスを見せた左ウイングは、日本代表で2試合に出場したもののプレータイムはコントロールされており、コンディションに問題がなければスタメン起用の可能性は高い。球際にタイトに来る相手に対して、持ち味の打開力で攻撃の突破口となりたい。 18位のクリスタル・パレスは9位のアストン・ビラ相手にリーグ3戦ぶりの白星を狙う。度重なる負傷者に加え、前節フルアム戦で退場したMF鎌田大地が3試合出場停止の1試合目で不在となり、厳しい戦いが想定されるが、2-1で勝利したEFLカップの再現を狙いたいところだ。 《プレミアリーグ第12節》 ▽11/23(土) 《21:30》 レスター・シティ vs チェルシー 《24:00》 ボーンマス vs ブライトン アーセナル vs ノッティンガム・フォレスト アストン・ビラ vs クリスタル・パレス エバートン vs ブレントフォード フルアム vs ウォルバーハンプトン 《26:30》 マンチェスター・シティ vs トッテナム ▽11/24(日) 《23:00》 サウサンプトン vs リバプール 《25:30》 イプスウィッチ vs マンチェスター・ユナイテッド ▽11/25(月) 《29:00》 ニューカッスル vs ウェストハム 2024.11.23 12:36 Sat
4

チェルシーで停滞する21歳カサデイ…1月獲得を念頭にユベントスが交渉中か

ユベントスがU-21イタリア代表MFチェーザレ・カサデイ(21)を巡り、チェルシーとの非公式交渉をしているという。 トリノ本社の『トゥット・スポルト』によると、ユーベはイタリア代表MFニコロ・ファジョーリ(23)を来年1月の移籍市場で手放す場合に備え、チェルシーのカサデイを獲得候補に。 インテル産のカサデイは22年夏にチェルシーへ移籍も、加入1年目の後半戦および2年目の昨季1年間、通算1年半にわたってレンタル放出。チェルシー復帰の今季はプレミアリーグ出場がなく、出番はECLかEFLカップに限られる。 現在、ユベントス、モンツァ、ビジャレアル、レアル・ベティス、セビージャがカサデイの1月獲得を検討しているとのこと。 ユベントスはセンターバック、センターフォワードが1月の「優先事項」。カサデイの優先順位は低いが、チェルシー側の要求額が高くないと踏んでいるそうで、クラブ間の関係性を保つ上でも、やり取りをしているようだ。 2024.11.22 18:40 Fri
5

プレミア3位と好調のチェルシーに追い風、サンチョがトレーニングに復帰

チェルシーのイングランド代表MFジェイドン・サンチョが、トレーニング復帰を果たしたようだ。 サンチョは今夏の移籍市場で、マンチェスター・ユナイテッドから期限付き移籍の形で加入。エンツォ・マレスカ監督の下で一定の出場機会を得ると、ここまでプレミアリーグ5試合3アシストを記録している。 ただ、第8節のリバプール戦では先発しながらハーフタイムでピッチを退くと、それ以降は出場がなし。マレスカ監督は病気やその後のトレーニング中に負った打撲が原因としており、今月のインターナショナルマッチウィーク明けには復帰できる可能性を示唆していた。 そんな中で、チェルシーは公式X(旧ツイッター)を更新し、サンチョがトレーニングに復帰した姿を投稿。イギリス『イブニング・スタンダード』によると、今週末のプレミアリーグ第12節のレスター・シティ戦には出場できる見込みとのことだ。 チェルシーは負傷によって今月のインターナショナルマッチウィークでは代表辞退となったコール・パーマーの状態が不透明なこともあり、サンチョの復帰は大きな後押しとなるだろう。 2024.11.19 15:40 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly