遠藤&伊藤躍動のシュツットガルトがPO連勝で残留決定! HSVは2年連続POの壁に阻まれる…《ブンデスリーガ》

2023.06.06 05:57 Tue
Getty Images
ブンデスリーガ昇格降格プレーオフ2ndレグ、ハンブルガーSVvsシュツットガルトが5日にフォルクスパルク・シュタディオンで行われ、アウェイのシュツットガルトが3-1で逆転勝利。この結果、2戦合計1-6としたシュツットガルトの1部残留が決定した。

今シーズンのブンデスリーガを16位で終えたシュツットガルト。3シーズン連続の残留を目指すチームは、1日にホームで行われた初戦を3-0で先勝し、大きなアドバンテージを手にして敵地でのリターンレグに臨んだ。

その1stレグからのメンバー変更はなし。MF遠藤航とDF伊藤洋輝は引き続きスタメンに入り、MF原口元気はベンチスタートとなった。
試合は奇跡の逆転昇格を狙うHSVが熱狂のホームサポーターの大きな後押しを受け、勇猛果敢な入りを見せる。開始直後の4分に得たボックス手前のFKの場面でドンプが強烈なドライブ回転をかけた直接FKを枠に飛ばして決定機を作ると、その勢いのままに先制点を奪い切る。

6分、左サイドを突破したドンプからボックス手前右でパスを受けたキッテルが右足を一閃。ややスライド回転がかかった強烈なシュートがゴール左隅に突き刺さった。
アウェイの空気に呑まれて開始早々の失点を喫したシュツットガルトだが、直後に伊藤の正確なフィードから最初の決定機を創出。ヒューリッヒがボックス左に持ち込んでシュートを放つが、これはコースを消されて枠の左に外れた。

以降もホームチームがリスクを冒して前に出ていく中、アウェイチームが一瞬の隙を突く。17分、ボックス付近に押し込んで中央のミロからパスを受けた遠藤がボックス左に抜け出して折り返す。これをゴール前のギラシーが足裏を使ったトリッキーなフィニッシュでゴールネットへ流し込む。だが、遠藤のアシストかに思われたこのプレーは起点となったギラシーのプレーでオフサイドがあったとしてノーゴールに。

同点ゴールを逃したシュツットガルトだが、このプレーをきっかけに球際の勝負でイーブンに戻すと、HSVも失点のリスクを少しずつ意識したか、立ち上がりのような一気呵成の攻めとはならず。試合は中盤での潰し合いが目立つ、膠着した展開となる。

その後、前半終盤にかけては再び攻撃のギアを入れ直したHSVが、両サイドを起点に厚みのある攻撃を仕掛けていく。だが、再三の際どいクロスはことごとくシュツットガルトの身体を張った守備に撥ね返された。

2戦合計1-3の状況で折り返した試合。逃げ切りを狙うシュツットガルトは前半に1枚カードをもらっていたマヴロパノスを下げてザガドゥを3バックの中央に投入した。

すると、後半立ち上がりには変化を見せたアウェイチームに貴重な同点ゴールが生まれる。48分、相手陣内のハーフウェイライン付近でルーズボールを収めた遠藤が短く運んでスペースへの飛び出しを狙うギラシーへ完璧なスルーパスを供給。そのままボックス左に持ち込んでDFを引き付けたギラシーからの丁寧な折り返しを、ゴール前に走り込んだミロがワンタッチシュートで仕留めた。

前半は認められなかったものの、再びの3選手の絡みで2戦合計スコアを3点差に戻したシュツットガルト。以降は失点で意気消沈のホームチームに対して、危なげなく試合をコントロールしていく。

すると、64分には思わぬ形から勝敗を決定付けるゴールが生まれる。HSVが最後尾でボールを回していた際にDFションラウがGKフェルナンデスにやや強めのバックパスを送ると、手前で跳ねて難しいバウンドになった影響もあってこれを痛恨の空振り。抜け目なく狙っていたミロがこれをボックス内で回収し、難なく無人のゴールへ流し込んでドッペルパックを達成。逆転に成功した。

この2点目のゴールセレブレーションを巡って小競り合いが発生し、両チームに2枚ずつカードが出る荒れ模様の展開になると、シュツットガルトベンチは素早い動きを見せる。殊勲のミロに加え、カードをもらっていたギラシーとソサを下げてトマス、ファイファー、ナルティを一気に投入した。

一方、これで4点が必要となったHSVは続けて攻撃的な選手を投入。後ろの枚数を削って決死の猛攻に打って出る。幾度か波状攻撃から決定機が生まれるが、ゴール前でのDFアントンらの身体を張ったブロックやGKミュラーの好守に阻まれる。

残留は決定的も最後まで集中を切らさないシュツットガルトは88分、最後尾でDFザガドゥが完全に入れ替わられてケーニヒスドルファーに決定機を許すが、ここはDF伊藤が見事なカバーリングで阻止。遠藤に続く好プレーでチームを救った。

その後、試合終了間際にはカウンターからサイラスのゴールでダメ押しの3点目を奪ったシュツットガルトが、プレーオフ2連勝で1部クラブの意地を見せて残留を決定。一方、リーグ戦での悲劇的な3位フィニッシュで2年連続プレーオフに回ったHSVは再びの連敗で1部復帰の夢が潰えた。

シュツットガルトの関連記事

チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第2節が1日に行われ、日本人選手所属5クラブが試合を戦った。 セルティックはドルトムントとアウェイで対戦し、1-7で大敗した。FW古橋亨梧、FW前田大然は先発出場、MF旗手怜央は途中出場した。 スロバン・ブラチスラヴァとの初戦を古橋と前田のゴールなどで5-1と快勝 2024.10.02 06:27 Wed
シュツットガルトは1日、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第2節でスパルタ・プラハをホームに迎え、1-1で引き分けた。シュツットガルトのDFチェイス・アンリは62分から出場している。 初戦の昨季王者レアル・マドリー戦では善戦しながらも終盤の2失点で競り負け黒星スタートとなったシュツットガルトは、チェイス・ 2024.10.02 03:47 Wed
シュツットガルトのドイツ代表GKアレクサンダー・ニューベル(27)に転機か。 転換期を迎えたドイツ代表。 2010年から14年間にわたって正守護神を担ったGKマヌエル・ノイアーが代表キャリアを終え、後継者のGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンもここに来てバルセロナでの負傷で今季絶望に。ドイツ代表の正守護 2024.09.25 16:11 Wed
ブンデスリーガ第4節、シュツットガルトvsドルトムントが22日に行われ、5-1でシュツットガルトが圧勝した。シュツットガルトのDFチェイス・アンリは70分から出場している。 前節ボルシアMG戦を3-1と勝利して今季初白星としたシュツットガルトは、5日前に行われたチャンピオンズリーグ初戦ではレアル・マドリー相手に1 2024.09.23 02:42 Mon
前節はバイエルン、ドルトムント、レバークーゼンが揃って勝利し、バイエルンが唯一の3連勝スタートとした。チャンピオンズリーグ(CL)明けの第4節、進境著しいDFチェイス・アンリのシュツットガルトがドルトムントと対戦する。 シュツットガルトは前節ボルシアMG戦、ほぼ互角の展開ながらFWデミロビッチのドッペルパックで3 2024.09.20 18:00 Fri

ブンデスリーガの関連記事

ブンデスリーガ第6節、レバークーゼンvsホルシュタイン・キールが5日に行われ、2-2で引き分けた。キールのFW町野修斗は前半のみの出場となった。 前節バイエルンとの大一番を1-1で乗り切った4位レバークーゼン(勝ち点10)は、4日前のチャンピオンズリーグ(CL)ではミランに1-0の勝利。安定感ある戦いができている 2024.10.06 00:40 Sun
堂安律の所属するフライブルクは5日、ブンデスリーガ第6節でブレーメンと対戦し、1-0で勝利した。堂安は75分に今季3点目を記録、フル出場している。 前節、昇格組のザンクト・パウリに完敗を喫したフライブルクは、その試合と同じ先発メンバーを採用。堂安は[4-2-3-1]の右MFで先発出場している。 前節のホッフ 2024.10.06 00:38 Sun
ボルシアMGは4日、ブンデスリーガ第6節でアウグスブルクとのアウェイ戦に臨み、1-2で敗れた。ボルシアMGのDF板倉滉はフル出場、アウグスブルクのMF奥川雅也は欠場している。 前節ウニオン・ベルリン戦をシャットアウト勝利として2勝目を挙げた11位ボルシアMG(勝ち点6)は板倉が[4-2-3-1]の右センターバック 2024.10.05 05:33 Sat
前節は序盤の大一番となったバイエルンvsレバークーゼンが行われ、バイエルン優勢のなか、共にボランチのスーパーミドル弾で譲らず1-1の引き分け決着となった。代表ウィーク前の第6節、最下位ホルシュタイン・キール(勝ち点1)のFW町野修斗が4位レバークーゼン(勝ち点10)に挑む。 キールは前節フランクフルト戦、町野がド 2024.10.04 18:01 Fri
ドルトムントは3日、ノルウェー代表DFユリアン・リエルソン(26)との契約を2028年6月30日まで延長したことを発表した。 クラブとの現行契約を2年延長したノルウェー代表DFは新たな決意を語った。 「正直に言うと、初日と変わらない気持ちだ。このクラブの一員であることを今でも誇りに思うし、謙虚な気持ちでいる 2024.10.04 06:30 Fri

シュツットガルトの人気記事ランキング

1

前田大然が2試合連発もチームはドルトムントに大敗…守田&チェイス・アンリはドローに貢献【CL日本人選手まとめ】

チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第2節が1日に行われ、日本人選手所属5クラブが試合を戦った。 セルティックはドルトムントとアウェイで対戦し、1-7で大敗した。FW古橋亨梧、FW前田大然は先発出場、MF旗手怜央は途中出場した。 スロバン・ブラチスラヴァとの初戦を古橋と前田のゴールなどで5-1と快勝スタートしたセルティック。アウェイで連勝を狙った一戦では昨シーズンの準優勝チームのホームに乗り込んだ。 試合は立ち上がりから壮絶な打ち合いに。開始7分にバイノー=ギテンスが倒されて得たPKをキッカーのジャンが決めてドルトムントが先制に成功。だが、直後の9分には右サイドからのクロスに反応した前田が、ファーに流そうとしたジャンのヘディングのクリアをうまく体に当てて押し込んでCL2試合連続ゴールとした。 前田のゴールですぐさまスコアをタイに戻したが、直後の11分にはGKコベルのフィードを起点としたドルトムントの鮮やかな連携からブラントのスルーパスに抜け出したアデイェミの左足シュートがゴールネットに突き刺さり、ホームチームが一歩前に出た。 以降は前線を中心に局面での質的な差で優位に立ったドルトムントが、再三の決定機を創出。セルティックは孤軍奮闘のGKシュマイケルの好守で何とか1点差を維持したが、29分に右CKの流れからアデイェミの強烈なシュート。40分にはアデイェミが得たPKをギラシー、42分にはボックス手前右で前田からボールを奪ったアデイェミがニア下を射抜くシュート。躍動する22歳FWが前半だけでハットトリックを達成した。 この厳しい展開の中でセルティックは前田がカットインからのミドルシュートで際どいシーンこそ作ったが、古橋はほとんど良い形でボールを受けられず。4点ビハインドで試合を折り返した。 迎えた後半、テイラーと共に旗手をハーフタイム明けに投入したセルティック。後半はアデイェミの負傷交代の影響や点差もあって拮抗した展開が続くが、なかなか攻撃に出られない。 63分には不完全燃焼の古橋がベンチに下がると、直後の66分にはドルトムントがショートカウンターからギラシーに2点目が生まれて後半最初のゴールとなる6点目が生まれた。71分には中央突破した旗手に見せ場が訪れるが、ミドルシュートは枠を捉え切れない。 その後、旗手と前田は最後まで爪痕を残すべく果敢なチャレンジを続けたものの、チームは79分にフェリックス・エンメチャにトドメの7点目まで奪われ、開幕節の大勝から一転して厳しい1-7の惨敗となった。 スポルティングCPはアウェイでPSVと対戦し、1-1で引き分けた。MF守田英正はフル出場している。 リールとのホームゲームを2-0で制し、今大会白星スタートを飾ったスポルティング。連勝を狙った一戦ではオランダ王者のホームに乗り込んだ。 前半序盤にスハウテンに先制点を決められたポルトガル王者は以降は持ち直してイーブンの展開に。だが、後半はホームチームに再三の決定機を許すなど、耐える展開が続いた。それでも、後半終了間際の84分にブラガンサが決めたゴールで同点に追いつき、敵地から勝ち点1を持ち帰ることに成功した。 なお、守田は中盤で持ち味の球際の勝負で互角以上に渡り合い、決定機も創出するなど攻守にさすがの存在感を示している。 シュツットガルトはホームでスパルタ・プラハと対戦し、1-1のドローでとなった。DFチェイス・アンリは62分から途中出場した。 王者レアル・マドリーとの初戦を落とした中、ホームで初勝利を目指したドイツの古豪。1-1のイーブンで投入されたチェイス・アンリは初戦に続いて右サイドバックでプレー。チームが攻勢を仕掛けた中でリスク管理を担い、攻撃では無難な繋ぎを見せたが、相手の粘りにあって勝ち切ることはできなかった。 DF冨安健洋が欠場となったアーセナルは、ホームでパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦し、。 MF川村拓夢が負傷欠場となったレッドブル・ザルツブルクはスタッド・ブレストとホームで対戦し、0-4の完敗。厳しい連敗スタートとなった。 ドルトムント 7-1 セルティック ◆古橋亨梧は63分までプレー 前田大然はフル出場 旗手怜央は後半から途中出場 PSV 1-1 スポルティング ◆守田英正はフル出場 シュツットガルト 1-1 スパルタ・プラハ ◆チェイス・アンリは62分から途中出場 アーセナル 2-0 パリ・サンジェルマン ◆冨安健洋は欠場 ザルツブルク 0-4 ブレスト ◆川村拓夢は欠場 <span class="paragraph-title">【動画】前田大然が2戦連発!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">[速報]<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%89%8D%E7%94%B0%E5%A4%A7%E7%84%B6?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#前田大然</a> CL2試合連続ゴール<br><br><a href="https://twitter.com/hashtag/UEFA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#UEFAチャンピオンズリーグ</a> 第2節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%88?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ドルトムント</a> vs <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#セルティック</a><br><br>/<br>DFの背後から猛スピードで突撃!<br>勢いのまま体で押し込みゴールを決める!<br>\<br><br>ABEMAでWOWSPOに登録して<br>世界最高峰のスポーツを楽しもう<a href="https://twitter.com/hashtag/ABEMAdeWOWSPO?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ABEMAdeWOWSPO</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/WOWSPO?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#WOWSPO</a></p>&mdash; アベマサッカー (@ABEMA_soccer) <a href="https://twitter.com/ABEMA_soccer/status/1841199002165133641?ref_src=twsrc%5Etfw">October 1, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.02 06:27 Wed
2

フリーのムバッペやヴィニシウスに目もくれずのゴラッソ 18歳エンドリッキにクルトワ「外したら締めていた(笑) 」

レアル・マドリーのブラジル代表FWエンドリッキが大舞台で真価を発揮した。 レアル・マドリーは17日のチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第1節でシュツットガルトをホームに迎え撃ち、3-1の勝利。一時は追いつかれ、終盤に入ったが、そこからの2発で王者らしく白星スタートに成功した。 そのなかで、80分からCL初出場の“ブラジルの神童”がインパクト。90+5分のカウンターで自陣から自ら持ち上がると、バイタルエリア中央から左足ミドルを突き刺して、チームにとってトドメの3ゴール目を奪った。 18歳58日のエンドリッキはこれがCL初ゴールで、レアル・マドリーにとってラウール・ゴンザレス氏の18歳113日を上回る史上最年少得点記録更新の一発に。SNS上では「何なんあのバケモン」「本物やな」などの声が上がる。 ゴールまでを振り返っても、左右にキリアン・ムバッペとヴィニシウス・ジュニオールがフリーで待つ状況というなか、自らシュートに持ち込んだとあって、メンタルの強さも感じさせた。 スペイン『マルカ』によると、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに輝いたティボー・クルトワがエンドリッキに言及。パスをすればもっと楽にゴールできる状況だったとあって「外したら、彼を締めていた(笑) でも、彼はゴールを決めたし、誰もが口を噤むだろうね」と冗談を飛ばしつつ、その力を認めた。 「彼には自信があって、すごく強力なシュートを打てる。ヴィニシウスやムバッペにパスを出さなかったあたりも彼のキャラクターを示しているよ」 <span class="paragraph-title">【動画】CL初ゴールのエンドリッキ、フリーのムバッペやヴィニシウスに目もくれず!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="4mkJVIjUpj4";var video_start = 150;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.18 15:58 Wed
3

チェイス・アンリ途中出場のシュツットガルト、優勢もスパルタ・プラハにドロー【CL】

シュツットガルトは1日、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第2節でスパルタ・プラハをホームに迎え、1-1で引き分けた。シュツットガルトのDFチェイス・アンリは62分から出場している。 初戦の昨季王者レアル・マドリー戦では善戦しながらも終盤の2失点で競り負け黒星スタートとなったシュツットガルトは、チェイス・アンリがベンチスタートとなった。 初戦のザルツブルク戦を3-0で快勝したスパルタ・プラハに対し、デミロビッチとウンダブの2トップとする[4-4-2]で臨んだシュツットガルトは立ち上がり、ショートカウンターから幾つかピンチを迎えたものの、7分に先制する。左サイドからのミッテルシュタットのクロスをミロがヘディングで合わせた。 その後、13分にFKからヴィティックのヘディングシュートがポストに直撃してヒヤリとしたシュツットガルトが、ボールを握ると27分に追加点のチャンス。ミロの浮き球パスに抜け出したウンダブがGKと一対一となったが、シュートはイェンセンに阻まれた。 すると32分、同点に追いつかれる。ボックス手前右からカイリネンに直接狙われた見事なFKがゴールに吸い込まれた。さらに39分、ビルマンチェビッチのヘディングシュートがバーに直撃してヒヤリとしたなか、1-1で前半を終えた。 迎えた後半もシュツットガルトがボールを持つ流れとなったなか、54分にピンチを迎えるもゴール至近距離からのビルマンチェビッチのシュートをGKニューベルが阻止。 その後、62分にチェイス・アンリが右サイドバックに投入されたなか、65分にはCKの流れからチェイス・アンリがシュートに持ち込む好機を演出。 終盤にかけてもシュツットガルトが敵陣でのプレーを続け、88分にはリーダーのミドルでGKを強襲するも勝ち越し弾は生まれず1-1でタイムアップ。勝ち点1を分け合っている。 シュツットガルト 1-1 スパルタ・プラハ 【シュツットガルト】 エンツォ・ミロ(前7) 【スパルタ・プラハ】 カーン・カイリネン(前32) 2024.10.02 03:47 Wed
4

“ノイアーとの共存を嫌ってレンタル生活” 27歳GKニューベルに転機か ドイツ世論がA代表守護神に推す?

シュツットガルトのドイツ代表GKアレクサンダー・ニューベル(27)に転機か。 転換期を迎えたドイツ代表。 2010年から14年間にわたって正守護神を担ったGKマヌエル・ノイアーが代表キャリアを終え、後継者のGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンもここに来てバルセロナでの負傷で今季絶望に。ドイツ代表の正守護神に誰が据えられるのか…国内で関心が高まっている。 ドイツ『ビルト』がウェブ上で「テア・シュテーゲンの代役に相応しいのは?」とアンケートを取ったところ、すでに22万5000人以上の回答があり、最も名前が上がったのは、“得票率”38%のニューベルだったという。 ニューベルは若手時代にシャルケで台頭後、バイエルンへ完全移籍したGKという、ノイアーと同じ歩み。しかし、待てど暮らせどノイアーが衰えず、モナコへのレンタル放出中(22年)には「ノイアーがいる限りバイエルンには戻らない」とキッパリ宣言したことで波紋を広げた。 現在もバイエルンからのレンタル移籍でシュツットガルトに所属するなか、モナコでもそうだったが、レンタル先では一貫して正守護神。やはり実力は高く、シュツットガルトのチャンピオンズリーグ(CL)進出に大きく貢献している。 そんなこんなで、やや遠回りとはなったが、今年6月にドイツ代表初選出。9月の代表ウィークにも帯同し、テア・シュテーゲンを正守護神に、GKオリバー・バウマン(ホッフェンハイム)と2番手を競うという状況にまで辿り着いた。 『ビルト』の世論調査に話を戻すと、バウマンはテア・シュテーゲンより年上の34歳とあってか、中期的な代役としてはほぼ支持を得られず。ノイアーの再登板を望む意見(23%)もあるわけだが、現実的にはニューベルにチャンスを与えるべきとの意見が最も多い状況だ。 なお、ニューベルは10月の代表ウィークで1分間でも起用されれば、それが27歳にして待望の初キャップとなる。 2024.09.25 16:11 Wed
5

【ブンデス第2節プレビュー】開幕弾の堂安がバイエルンと対峙、チェイス・アンリvs佐野

先週開幕した2024-25シーズンのブンデスリーガ。王者レバークーゼンが早速勝負強さを見せ付ける白星スタートを切った中、バイエルン、ドルトムント、ライプツィヒら優勝を狙う強豪勢が順当に白星発進とした。迎える第2節、開幕弾を決めたMF堂安のフライブルクがバイエルンと対峙する。 フライブルクはシュツットガルトとの開幕節、開始2分に先制を許す展開とされながらも前半のうちに追いつくと、後半序盤に堂安が逆転弾を奪って勝利をもぎ取った。昨季躍進のシュツットガルト相手の勝利で勢いに乗れそうな中、バイエルンにも一泡吹かせられるか。右サイドで先発予想の堂安はFWニャブリとのマッチアップが予想されるが、ドイツ代表アタッカー相手に攻守両面での活躍に期待したい。 対するバイエルンは開幕節のヴォルフスブルク戦、前半は新戦力MFオリーズを筆頭に圧倒して完璧な内容だったが、後半に一時逆転を許す昨季を思わせるような不安定な戦いぶりを見せてしまった。軽率な失点に絡んだDFキム・ミンジェは引き続き先発予想だが、立て直すことはできるか。 そして今節は開幕節で共にブンデスデビューを飾った日本人対決が行われる。DFチェイス・アンリのシュツットガルトと、MF佐野のマインツの対戦だ。 チェイス・アンリはフライブルクとの開幕節、後半半ばに投入されて安定したプレーを披露。ファーストチームデビュー戦を十分なパフォーマンスで終えると、続くDFBポカールでは初の先発で5-0の圧勝に貢献した。自信を得られた2戦を経て、先発予想のチェイス・アンリだが、ヘーネス監督の信頼を更に掴むようなパフォーマンスを継続できるか。 対するマインツはウニオン・ベルリンとの開幕節を1-1のドロー。佐野は攻守に絡んで決定機にも顔を出し、上々のプレーを続けている。こちらも更なる信頼を掴むために継続性が求められるが、格上シュツットガルト相手にも存在感を示せるか。 ボルシアMGとの開幕戦を後半追加タイム弾で競り勝ち、相変わらずの勝負強さを見せ付けた王者レバークーゼンは、ライプツィヒとの強豪対決に臨む。水曜には延期されていたDFBポカールを戦って4部のイエナ相手にやや苦戦を強いられたが、しっかりと勝ち上がって見せた。日程面では厳しいが、代表ウィーク前ということもあり総力戦で挑める点はプラス。連覇を目指すレバークーゼンがライプツィヒを退けて連勝スタートを切れるかに注目だ。 そのレバークーゼンに悔しいPK献上で勝利を明け渡してしまったボルシアMGのDF板倉は、FW三好加入のボーフムと対戦。レバークーゼン戦では1点差に詰め寄るゴールに絡んで攻守に存在感を示していた板倉だが、気落ちすることなく初勝利を目指したい。 フランクフルトとの開幕節、途中出場FWバイノー=ギテンスのドッペルパックで勝利を手繰り寄せたドルトムントは、ブレーメンと対戦。引き続きFWギラシーが欠場予想の中、バイノー=ギテンスが先発予想となっており、2戦連発に期待が懸かる。 そして公式戦連発スタートのFW町野所属ホルシュタイン・キールはヴォルフスブルクと対戦。ホッフェンハイム戦では数的不利、2点差とされた中で意地の一発を決めた町野の3戦連発に期待だ。 ◆ブンデスリーガ第2節 ▽8/30(金) 《27:30》 ウニオン・ベルリンvsザンクト・パウリ ▽8/31(土) 《22:30》 シュツットガルトvsマインツ フランクフルトvsホッフェンハイム ブレーメンvsドルトムント ボーフムvsボルシアMG ホルシュタイン・キールvsヴォルフスブルク 《25:30》 レバークーゼンvsライプツィヒ ▽9/1(日) 《22:30》 ハイデンハイムvsアウグスブルク 《24:30》 バイエルンvsフライブルク 2024.08.31 07:30 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly