ジョルディ・アルバが値千金の土壇場決勝点! 10人オサスナの堅守に大苦戦もバルセロナが連勝でプリメーラ制覇へ大きな勝ち点3《ラ・リーガ》
2023.05.03 04:29 Wed
ラ・リーガ第33節、バルセロナvsオサスナが2日にカンプ・ノウで行われ、ホームのバルセロナが1-0で勝利した。
首位のバルセロナは前節、ホームで難敵ベティスに4-0の圧勝。悲願のプリメーラ制覇へまた一歩近づいた。ホームで連勝を狙うミッドウィーク開催の一戦では、今週末にクラブ史上初のコパ・デル・レイ優勝が懸かるレアル・マドリーとの決勝を控える9位のオサスナを迎え撃った。
中2日での連戦となったが、チャビ監督はベティス戦と全く同じスタメンを採用。前線はハフィーニャ、レヴァンドフスキ、ガビのトリデンテとなった。対するオサスナは予想通り、大幅なターンオーバーを敢行した。
立ち上がりからボールを握って相手を押し込むバルセロナ。ペドリやガビを起点とした中央でのコンビネーション、左サイドで高い位置を取るバルデのクロスからチャンスを窺っていく。ただ、後ろ重心の相手に対して、最後の連携や精度がなかなか合わず、フィニッシュまで持ち込めない。
相手の堅いブロックに対して、ジャブを打ち続ける状況が続く中、25分には最初の決定機。左サイドで果敢に仕掛けたバルデがゴールライン際から精度の高いクロスを入れるが、これはゴール前のペドリが枠に飛ばせない。
その後は序盤にそけい部を痛めていたガビが大事を取って36分にアンス・ファティと交代するアクシデントも起きた中、前半の内にゴールをこじ開けようと攻勢を仕掛けたホームチームだったが、6バックの形でとにかく失点を回避しようとするアウェイチームの堅守を破ることはできなかった。
迎えた後半、ハーフタイムに2枚替えを行ったオサスナに対してメンバーを変えずに入ったバルセロナ。開始直後にはボックス左に侵入したファティが際どいクロスを入れるが、ファーでフリーのハフィーニャの手前でGKの好守に遭う。
立ち上がりに先制点を奪えなかったことで、チャビ監督は52分にクリステンセンとハフィーニャを下げてエリック・ガルシアと切り札のデンベレを同時投入。この交代で攻撃に変化が生まれると、その流れの中でボックス内のデ・ヨング、ファティに決定機が訪れるが、相手GKの好守に阻まれる。
その後も相手陣内でハーフコートゲームを継続するものの、集中力を全く切らさずにほとんど守備面でエラーを犯さないオサスナを前にゴールが遠いバルセロナ。76分にはバルデとブスケッツを下げてジョルディ・アルバとフェラン・トーレスを投入。[4-2-4]に近い布陣で力業でのゴールを目指すが、79分にゴール前の混戦からレヴァンドフスキが押し込んだシュートは起点のプレーでのオフサイドを取られてしまう。
結局、10人相手に0-0で最終盤を迎えることになったバルセロナだったが、投入直後から効果的なプレーを見せていた頼れるベテランが決定的な仕事を果たした。85分、相手を押し込んだ流れからボックス右のレヴァンドフスキが浮き球でマイナスに折り返したボールを中央のデ・ヨングが絶妙な頭でのフリックで左に流すと、これに反応したアルバが左足アウトにかけた見事なダイレクトシュートでニア下を破った。
アルバのゴラッソで何とかゴールをこじ開けたバルセロナは、この試合で初めて前に出てきたオサスナを冷静にいなしながらこのまま得意のウノセロで試合をクローズ。10人相手に大苦戦を強いられながらも勝ち切ったブラウグラナが、リーグ連勝でプリメーラ制覇へまた一歩近づいた。
首位のバルセロナは前節、ホームで難敵ベティスに4-0の圧勝。悲願のプリメーラ制覇へまた一歩近づいた。ホームで連勝を狙うミッドウィーク開催の一戦では、今週末にクラブ史上初のコパ・デル・レイ優勝が懸かるレアル・マドリーとの決勝を控える9位のオサスナを迎え撃った。
中2日での連戦となったが、チャビ監督はベティス戦と全く同じスタメンを採用。前線はハフィーニャ、レヴァンドフスキ、ガビのトリデンテとなった。対するオサスナは予想通り、大幅なターンオーバーを敢行した。
相手の堅いブロックに対して、ジャブを打ち続ける状況が続く中、25分には最初の決定機。左サイドで果敢に仕掛けたバルデがゴールライン際から精度の高いクロスを入れるが、これはゴール前のペドリが枠に飛ばせない。
それでも、直後の26分にはフレンキー・デ・ヨングのスルーパスで完璧に背後を取ったペドリがDFエランドの決定機阻止のファウルを誘ってベティス戦に続き2試合連続で前半の内に数的優位を手にする。このファウルで得たFKではキッカーのハフィーニャが鋭いシュートを放ったが、これは惜しくもクロスバーの上部を掠めた。
その後は序盤にそけい部を痛めていたガビが大事を取って36分にアンス・ファティと交代するアクシデントも起きた中、前半の内にゴールをこじ開けようと攻勢を仕掛けたホームチームだったが、6バックの形でとにかく失点を回避しようとするアウェイチームの堅守を破ることはできなかった。
迎えた後半、ハーフタイムに2枚替えを行ったオサスナに対してメンバーを変えずに入ったバルセロナ。開始直後にはボックス左に侵入したファティが際どいクロスを入れるが、ファーでフリーのハフィーニャの手前でGKの好守に遭う。
立ち上がりに先制点を奪えなかったことで、チャビ監督は52分にクリステンセンとハフィーニャを下げてエリック・ガルシアと切り札のデンベレを同時投入。この交代で攻撃に変化が生まれると、その流れの中でボックス内のデ・ヨング、ファティに決定機が訪れるが、相手GKの好守に阻まれる。
その後も相手陣内でハーフコートゲームを継続するものの、集中力を全く切らさずにほとんど守備面でエラーを犯さないオサスナを前にゴールが遠いバルセロナ。76分にはバルデとブスケッツを下げてジョルディ・アルバとフェラン・トーレスを投入。[4-2-4]に近い布陣で力業でのゴールを目指すが、79分にゴール前の混戦からレヴァンドフスキが押し込んだシュートは起点のプレーでのオフサイドを取られてしまう。
結局、10人相手に0-0で最終盤を迎えることになったバルセロナだったが、投入直後から効果的なプレーを見せていた頼れるベテランが決定的な仕事を果たした。85分、相手を押し込んだ流れからボックス右のレヴァンドフスキが浮き球でマイナスに折り返したボールを中央のデ・ヨングが絶妙な頭でのフリックで左に流すと、これに反応したアルバが左足アウトにかけた見事なダイレクトシュートでニア下を破った。
アルバのゴラッソで何とかゴールをこじ開けたバルセロナは、この試合で初めて前に出てきたオサスナを冷静にいなしながらこのまま得意のウノセロで試合をクローズ。10人相手に大苦戦を強いられながらも勝ち切ったブラウグラナが、リーグ連勝でプリメーラ制覇へまた一歩近づいた。
バルセロナの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
ラミン・ヤマルがキングスリーグに参戦! ヴィニシウスと共に新シーズン目玉に
バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルが「キングス・リーグ」に参戦することが決定した。 キングス・リーグは、元スペイン代表DFジェラール・ピケ氏がチェアマンを務める7人制サッカーの大会。様々な大会独自のルールが設けられており、その独自性とエンターテインメント性で大きな人気を誇るコンテンツ。 今年5月から6月にかけてメキシコで行われた第1回の「キングス・ワールドカップ」ではネイマール、マリオ・ゲッツェ、リオ・ファーディナンド、エデン・アザールらスター選手や日本のゲーム実況者として知られる加藤純一氏らインフルエンサーやストリーマーら著名人も参加し、大きな話題を集めていた。 そのキングス・リーグは7日、新シーズンに向けたプロモーション動画を公開。すでに参戦が話題を集めていたレアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに加え、アメリカの世界的なインフルエンサーであるジェイク・ポール、 アルゼンチン出身の有名歌手マリア・ベセラと共にサプライズ枠として17歳FWの参戦が明かされた。 なお、現役選手であるヤマルとヴィニシウスに関しては現時点でどういった役割を担うかは明かされておらず、今月15日の新シーズン開幕直前に改めてアナウンスされることになるようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】注目集めたフードの男の正体はラミン・ヤマル</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Lamine Yamal, the new star of the Kings League.<a href="https://t.co/znTeCSORb5">pic.twitter.com/znTeCSORb5</a></p>— Kings League World (@_KingsWorld) <a href="https://twitter.com/_KingsWorld/status/1832499264179859958?ref_src=twsrc%5Etfw">September 7, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.08 09:35 Sun2
バルサBが福岡に5発快勝! ムニルやサンドロ・ラミレスがゴール《トレーニングマッチ》
▽J2に所属する福岡は10日、本拠地レベルファイブスタジアムでバルセロナB(下部組織)とトレーニングマッチを行い、0-5で敗れた。 ▽バルセロナの地域スポンサーであり、福岡の筆頭株主でもあるアパマンショップホールディングスが縁で実現したこのトレーニングマッチ。バルセロナの下部組織出身選手で構成され、セグンダ・ディビシオン(スペイン2部相当)に所属するバルセロナBでは、2014-15シーズンにトップチームデビューを果たしたムニルを筆頭に、サンペール、ドンゴウ、サンドロ・ラミレスなどが先発出場。一方の福岡は“博多のネイマール”の愛称でファンから親しまれる金森や城後、日本代表DF酒井高徳を兄に持つ酒井宣福などがスターティングメンバーに名を連ねた。 ▽平日にもかかわらず約1万7000人の観客が集まった試合は、ドンゴウとサンドロ・ラミレスがネットを揺らしてバルセロナが前半に2点を奪う展開に。両チームともに多くの選手を入れ替えた後半は56分、サンドロ・ラミレスのこの日2点目となるゴールを奪ってバルセロナが点差を広げると、57分にアダマ・トラオレ、88分にムニルがネットを揺らして福岡を突き放した。このまま試合は終了し、バルセロナBが福岡に大差をつけて白星を飾っている。 ◆福岡先発メンバー GK:神山竜一 DF:イ・グァンソン、濱田水輝、堤俊輔、 MF:亀川諒史、阿部巧、鈴木惇、末吉隼也、城後寿、金森健志 FW:酒井宣福 ◆バルセロナB先発メンバー GK:ホセ・アウレリオ・スアレス DF:ディアワンドゥ・ディアニュ、セルジオ・ジュステ、エオオル・ゴッズウィル、セルジ・パレンシア・フルタボ MF:セルジ・サンペール、ハビエル・フェルナンデス、アダマ・トラオレ、ジャン・マリー・ドンゴウ FW:ムニル・エル・ハダディ、サンドロ・ラミレス ◆交代 [前半37分] 【福岡】 末吉隼也→中原秀人 堤俊輔→高准翼 [ハーフタイム] 【福岡】 神山竜一→笠川永太 イ・グァンソン→パク・ゴン 濱田水輝→古賀正紘 亀川諒史→三島勇太 阿部巧→牛之濱拓 鈴木惇→森村昂太 城後寿→邦本宜裕 金森健志→平井将生 酒井宣福→坂田大輔 【バルセロナB】 ホセ・アウレリオ・スアレス→アドリアン・オルトラ セルジオ・ジュステ→ロベルト・コスタ エオオル・ゴッズウィル→ジョアン・カンピンス センジ・パレンシア・フルタボ→シャビ・キンテージャ ハビエル・フェルナンデス→ジェラール・グンバウ ジャン・マリー・ドンゴウ→ファン・カマラ [後半27分] 【福岡】 高准翼→田村友 [後半32分] 【福岡】 中原秀人→冨安健洋 【バルセロナB】 ロベルト・コスタ→ウィルフリッド・カプトゥン 2015.06.11 18:02 Thu3
浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!
▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu4