久保建英フル出場のベティスとのトップ4争い直接対決は膠着のゴールレスドロー…ソシエダが割り切って6pt差を維持《ラ・リーガ》

2023.04.26 07:05 Wed
Getty Images
ラ・リーガ第31節、ベティスvsレアル・ソシエダが25日にエスタディオ・ベニート・ビジャマリンで行われ、0-0のドローに終わった。なお、ソシエダのMF久保建英は先発フル出場した。

一時は完全復調の気配を漂わせた5位のベティス(勝ち点48)だが、今月初戦のアトレティコ戦で久々の敗戦を喫すると、今月は1勝3敗と大きく足踏み。前節はオサスナに2-3で競り負けた。この取りこぼしによって勝ち点差が「6」に広がった4位チームとのシックスポインターでは、。

一方、4位のソシエダ(勝ち点54)は前々節のバスク・ダービーに完敗したが、前節のラージョ戦では途中出場の久保を起点とした攻撃から相手のオウンゴールで2-1の逆転勝利。きっちりバウンスバックに成功したその一戦から中2日での上位対決では先発5人を変更。ダビド・シルバらをベンチに置き、久保やブライス・メンデスがスタメンに戻った。
久保を右ウイングに配した[4-3-3]で臨んだソシエダは、[4-2-3-1]のベティスとシステムが噛み合う形に。様子見の攻防がしばらく続く中、久保は開始6分に右サイドでの仕掛けから起点を作り、相手DFにブロックされたものの、ボックス右で早速シュートに持ち込んだ。

早い時間帯のゴールとはならなかったが、以降もボールを握って相手陣内でのハーフコートゲームを展開するラ・レアル。中央を固めるホームチームに対して、外回りでの攻撃が続くが、幾度かボックス内に侵入。決定機まであと一歩という場面を創出していく。
一方、序盤の守勢を凌いだベティスは前半半ばに最初の決定機。27分、ボックス右角でボールを受けたロドリが左足のコントロールシュートをファーポストに飛ばす。だが、このシュートはGKレミロの好守に遭う。

この決定機とクーリングブレイクの短い中断をきっかけに試合の流れはホームチームへ傾く。決定機まで持ち込めないものの、ボール保持率やプレーエリアで押し返すことに成功した。

互いにリスクを冒し切れない上位対決らしいクローズな展開が続いたまま試合は後半に突入。ハーフタイムで動いたのは、より勝ち点3がほしいベティス。グアルダードとロドリを下げてボルハ・イグレシアスとルイス・エンヒキを同時投入し、最前線にイグレシアス、2列目に右からルイス・エンヒキ、カナーレス、アジョセ・ペレスという並びに変わった。

この交代によって後半は完全にベティスが押し込む展開となるが、守護神レミロを中心に要所を締めるソシエダが決定機を許さない。ただ、前半序盤以降はなかなか攻撃の形を作れないアウェイチームは62分にオヤルサバル、イジャラメンディ、ブライス・メンデスを下げて切り札のシルバとメリーノ、バレネチェアを一気に投入した。

久保らと共に時間を作れるシルバの投入でプレーエリアを少しずつ中盤に上げたソシエダだが、敵地での引き分け問題なしというリスクを冒さない攻撃が続き、以降も決定機はおろかほぼシュートまで持ち込めない。そういった中、73分にはセルロートとムニョスを下げてカルロス・フェルナンデスとエルストンドの投入で交代枠を使い切った。

試合終盤にかけてはゴールを奪いたいものの、身体が重いベティスの攻撃をソシエダがことごとく撥ね返していく流れが続く。フル出場が決定した久保は相手のサイドバックの攻撃参加をケアしつつ、カウンター時は積極的にボールを運んで陣地を回復する、チームプレーを徹底。その後、試合終了間際には虎視眈々とカウンターを狙っていたソシエダがメリーノの鋭いミドルシュートで後半最初の枠内シュートを放ったが、これはGKルイ・シウバの守備範囲。

そして、90分間を通して膠着状態が目立ったトップ4争い直接対決は0-0のドローに終わり、敵地で割り切った戦いを貫いたラ・レアルが6ポイント差を維持している。

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17歳の怪物がトップ・オブ・トップの領域に。今季の前半戦では過密日程の疲労や細かいケガがありながらも、5ゴール10アシストを記録。レヴァンドフスキ、ハフィーニャとの最強ユニットでリーグダントツの51ゴールを挙げた攻撃陣を牽引。クンデの絶妙な後方からの支援を受けつつ、攻撃面では異次元の輝きを放っており、複数人にマークされながらも局面を打開。ときおり若さゆえのセルフィッシュな姿を見せる場面もあるが、視野や判断、オフ・ザ・ボールの向上によってコンプリートアタッカーに成長している。 MF フェデリコ・バルベルデ(26歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍動続けるエル・ブランコの新8番。クロースの背番号を継承し、気持ち新たに臨んだシーズンでより責任感を増したウルグアイ代表はピボーテにインテリオール、ときに右のラテラルでも起用され、チームのために献身。ベリンガムとともに前がかりなチームを守備で支えつつ、5ゴール2アシストを記録。“バルベルデ砲”と称される強烈なミドルシュートは、チームの窮地や勝負所で決まる場面が多く、勝負強さを含めてマドリーの前半戦ベストプレーヤーと言える活躍だった。 MF ペドリ(22歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 多くのケガを乗り越えて天才が完全復活。近年はピッチに出れば活躍を見せるものの、度重なるケガで稼働率の問題を抱えてきたが、今季は前半戦全試合に出場。試行錯誤のコンディション調整がようやく実を結び、離脱期間に集中して取り組んだウエイトトレーニングは主に守備面で力強さをもたらし、チーム事情で主戦場はインテリオールやトップ下からピボーテに変化。そのぶんボールに絡む機会が増えてゲームメイカー、リンクマンとして質の高い仕事を見せつつ、前半戦だけで4ゴールを記録。キャリアハイの6ゴール更新は確実か。 MF ハフィーニャ(28歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:11 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新生バルサの象徴の一人に。昨季終了時点では換金対象の一人と目されたが、フリック監督の信頼を得て開幕から絶対的な主力に加え、テア・シュテーゲンら不在のなかで多くの試合でゲームキャプテンも務めた。左ウイングを主戦場に11ゴール8アシストとゴール関与数では前半戦リーグトップに輝くなど、圧巻の輝きを放った。さらに、元々定評がある運動量を武器に、守備面でもハイプレスに献身的なプレスバックとチームのために身を粉にして働く姿は、多くのクレから称賛を浴びている。 FW ロベルト・レヴァンドフスキ(36歳/バルセロナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 恩師との再タッグで完全復活。加入2年目となった昨季は19ゴールを挙げるも、シーズンを通して安定感を欠いたが、今季はバイエルン時代に指導を受けたドイツ人指揮官の下で完全復活。ヤマル、ハフィーニャの両翼に加えて、配球力に優れるセンターバックコンビなどチーム全体でビルドアップ、チャンスメークの質が上がったなかで、よりボックス付近での仕事に集中できる環境が整えられて本領を発揮。ここまで16ゴールと2位以下に5点以上の差を付けてピチーチレースを独走。ケガさえなければ、1年目の23ゴールを更新し、自身初のピチーチ獲得は濃厚だ。 FW アントワーヌ・グリーズマン(33歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。11ゴール3アシストを記録した昨季に比べて7ゴール4アシストと数字は劣るものの、前線と中盤で多くの役割をこなすなど、その数字以上のインパクトを残した。フランス代表引退によってコンディションも維持できており、セルロートやアルバレスとの連携も深まりつつある後半戦ではさらなる躍動で、アトレティコを優勝へ導けるか。 2025.01.18 18:31 Sat

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