セリエA5試合白星なしのインテル、インザーギ監督がモンツァ戦後に首脳陣と緊急会談

2023.04.16 19:09 Sun
Getty Images
インテルシモーネ・インザーギ監督が首脳陣らとの緊急会談に臨んだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

インテルは15日にホームで行われたセリエA第30節でモンツァと対戦。直近のチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグではアウェイでベンフィカ相手に出色のパフォーマンスを披露し、0-2で勝利しているが、この日は格下モンツァ相手にシュートを打てども打てども1点が遠い。

そして、試合も終盤に差し掛かる78分にCKから被弾。この1点が決勝点となり、0-1で敗れ、これでセリエA5試合未勝利。順位もCL圏外の5位のままとなった。
これまでインザーギ監督を擁護し、解任はないとしてきた首脳陣らも危機感を募らせている模様。試合後、インザーギ監督は選手たちがいなくなったあとのロッカールームで、スティーブン・チャン会長や最高経営責任者(CEO)のジュゼッペ・マロッタ氏ら5人の幹部と緊急会談をしたという。

会談後はテクニカルスタッフ陣と顔を合わせ、19日に行われるベンフィカとのCL準々決勝2ndレグに向けてモンツァ戦の映像分析に移行。結局、インザーギ監督がスタジアムを後にしたのは、日付けが変わった深夜0時過ぎだったとのことだ。
インザーギ監督の進退は、CLのベスト4進出と来シーズンのCL出場権獲得にかかっていると考えられている。

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10年前、当時21歳のベイルがCLで覚醒…!インテル相手に記録した衝撃のハットトリック【CL名場面プレイバック】

20日、遂に新シーズンの幕が上がったチャンピオンズリーグ(CL)。今まで数多くの名場面が生まれてきたが、その中でも選りすぐりの名場面を振り返る。今回は、トッテナム時代のウェールズ代表FWガレス・ベイルが今から10年前に見せた驚愕のハットトリックだ。 育成の名門サウサンプトンで育ったベイルは2007年夏にトッテナムに加入。当初は左サイドバックとしてプレーしていたが、2010-11シーズンに一列前で起用されるようになると、その攻撃力が爆発した。 <div id="cws_ad">◆10年前、伝説となったベイルのサン・シーロでの夜<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUGM1dHM4WSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ベイルがその才能を覚醒させるきっかけの1つとなった試合が、2010年10月20日にサン・シーロで行われたCLグループリーグのインテル戦だった。 試合は開始2分でインテルが先制すると、その後8分にはトッテナムのGKエウレリョ・ゴメスが一発退場。10人になったトッテナムは前半だけで4失点と数的不利を背負うという絶望的な状況に置かれた。 しかし後半、ベイルが覚醒する。52分に自陣でボールを持ったベイルがドリブルを開始。相手を寄せ付けない高速ドリブルでぐんぐん加速し、あっという間にボックス左に侵入すると、そのまま左足を振りぬいてシュートを放つ。ゴール右下の完璧なコースに鋭いシュートを突き刺して1点を返した。 その後は膠着状態が続いたものの90分、左サイドのスペースで味方からのボールを得たベイルが、またも高速ドリブルでボックス左に侵入。1点目とほぼ同じ位置からシュートを放つと、再びゴール右下のコースにシュートを突き刺して2点目を奪った。 直後の92分、中央突破に成功したMFアーロン・レノンがペナルティアーク内までボールを運ぶと、ボックス内のベイルにパスを送る。このパスを受けたベイルが再びゴール右下にシュートを突き刺し、1点差に迫る3点目を記録した。 トッテナムの反撃もここまでとなり、試合は4-3でインテルが制したが、当時世界最高のサイドバックの一人であった元ブラジル代表DFマイコンの守るインテルの右サイドを完全に圧倒してのハットトリックは世界に衝撃を与えた。 その後、天職とも言えるポジションを手にしたベイルは、トッテナムの攻撃を牽引し、ワールドクラスのアタッカーへと成長を遂げる。2013年夏にレアル・マドリーへ巨額の移籍金で加入し、数々のタイトルを勝ち取ったベイルは、今シーズンからブレイクを果たしたトッテナムに復帰した。ベイル擁するトッテナムは今季、CL出場を逃しているものの、チームを再びCLの舞台に導く活躍に期待だ。 2020.10.21 20:15 Wed

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