ヴラホビッチの2ゴールでセルビアがモンテネグロとの元同国対決を制す!《ユーロ2024予選》
2023.03.28 05:50 Tue
ユーロ2024予選グループG第2節のモンテネグロ代表vsセルビア代表が27日に行われ、0-2でセルビアが勝利した。
3日前に行われたグループステージ初戦を共に勝利したモンテネグロとセルビアによる元同国対決。
試合は一進一退の展開が続く中、モンテネグロは20分にバックパスにハイプレスをかけたヴェショビッチが相手GKからボールを奪うと、こぼれ球を拾ったヨベティッチがふわりと浮かせたシュートを放ったが、これは戻ったGKに防がれた。
ゴールレスで迎えた後半、モンテネグロは57分にチャンス。自陣でのボール奪取からロングカウンターを仕掛けると、左サイドでロングパスを受けたヨベティッチがドリブルで中央に切り込み、ボックス手前からシュート。しかし、これは相手GKがわずかに触りゴール左に外れた。
その後、互いに選手交代で流れに変化を加えようとする中、セルビアがチャンスを迎える。78分、タボックス左横でボールを受けたムラデノビッチが縦への突破から折り返しを供給すると、ニアに走り込んだヴラホビッチがワンタッチでゴール右隅に流し込んだ。
結局、試合はそのまま0-2でタイムアップ。元同国対決を制したセルビアがユーロ予選2連勝で首位をキープしている。
◆グループG 結果
モンテネグロ 0-2 セルビア
ハンガリー 3-0 ブルガリア
◆グループG 順位表
勝ち点(勝ち/引き分け/負け)得失点
1.セルビア 6(2/0/0)+4
2.ハンガリー 3(1/0/0)+3
3.モンテネグロ 3(1/0/1)-1
4.リトアニア 0(0/0/1)-2
5.ブルガリア 0(0/0/2)-4
3日前に行われたグループステージ初戦を共に勝利したモンテネグロとセルビアによる元同国対決。
試合は一進一退の展開が続く中、モンテネグロは20分にバックパスにハイプレスをかけたヴェショビッチが相手GKからボールを奪うと、こぼれ球を拾ったヨベティッチがふわりと浮かせたシュートを放ったが、これは戻ったGKに防がれた。
その後、互いに選手交代で流れに変化を加えようとする中、セルビアがチャンスを迎える。78分、タボックス左横でボールを受けたムラデノビッチが縦への突破から折り返しを供給すると、ニアに走り込んだヴラホビッチがワンタッチでゴール右隅に流し込んだ。
待望の先制点を奪ったセルビアは、試合終了間際にも中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛け、最後はヴラホビッチがゴールネットを揺らした。
結局、試合はそのまま0-2でタイムアップ。元同国対決を制したセルビアがユーロ予選2連勝で首位をキープしている。
◆グループG 結果
モンテネグロ 0-2 セルビア
ハンガリー 3-0 ブルガリア
◆グループG 順位表
勝ち点(勝ち/引き分け/負け)得失点
1.セルビア 6(2/0/0)+4
2.ハンガリー 3(1/0/0)+3
3.モンテネグロ 3(1/0/1)-1
4.リトアニア 0(0/0/1)-2
5.ブルガリア 0(0/0/2)-4
セルビアの関連記事
ユーロの関連記事
|
|
セルビアの人気記事ランキング
1
CL最年少出場GKスヴィラールがセルビア代表選択へ! ロシアW杯で最年少出場GKの可能性も
▽ベンフィカに所属するGKミル・スヴィラール(18)が、来年3月のインターナショナルウィークにセルビア代表のフル代表に招集されるようだ。ポルトガル『A bola』が伝えている。 ▽アンデルレヒトの下部組織出身のスヴィラールは、今年8月にベンフィカへ加入。今夏マンチェスター・シティへ移籍した昨シーズンの正GKであるブラジル代表GKエデルソンの背番号1を背負う期待の若手は、先月14日に行われたタッサ・デ・ポルトガル3回戦のオリャネンセ戦でトップチームデビューを果たした。 ▽さらに、同月19日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループA第3節のマンチェスター・ユナイテッド戦では、18歳と52日でCLデビューを果たし、ポルト所属の元スペイン代表GKイケル・カシージャスがレアル・マドリー時代に打ち立てた18歳と118日のGK最年少出場記録を更新した。 ▽そのCLの舞台では、2試合連続で不運な形で失点に絡んだ一方、PKストップや幾つかの好守を披露するなど、巨大なポテンシャルの片鱗を披露したスヴィラールは、生まれ故郷のベルギーとルーツがあるセルビアの二重国籍を持っている。アンダー年代ではベルギー代表としてプレーしていたが、フル代表は自身のルーツがあるセルビア代表を選択する見込みだ。 ▽セルビアサッカー協会は、11月のインターナショナルウィークでの招集を考えていたものの、ベルギーサッカー協会との折衝がうまく運ばなかったため、来年3月のインターナショナルウィークでスヴィラールを招集することになる。 ▽なお、すでにロシア・ワールドカップ本大会出場を決めているセルビアでは、通算76キャップのベテランGKウラジミール・ストイコビッチが守護神を務めているものの、ベンフィカでの成長次第でスヴィラールが出場機会を得る可能性は十分にある。 ▽現在、W杯本大会出場の可能性があるイタリア代表のGKジャンルイジ・ドンナルンマより半年ほど若いスヴィラールは、仮にW杯で出場のチャンスを得れば、CLに続いて最年少出場GKとなる。 2017.11.07 14:48 Tue2
“ポピー”を着けられないマティッチがユナイテッド浮上のカギ/編集部コラム
▽日本名では「虞美人草(ぐびじんそう)」や「雛芥子(ひなげし)」と呼ばれる可憐な花。ヨーロッパ原産のケシ科の植物は「ポピー」の名で知られている。 ▽プレミアリーグを観る方やこの時期にイギリスへ行ったことがある方は、ユニフォームや監督の胸元に「ポピー」の花が飾られるのを目にしたことがあるだろう。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181106matic_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽11月11日は、イギリスでは“Remembrance Day(リメンブランス・デイ)”という記念日である。1918年11月11日の11時に第一次世界大戦の戦闘が集結し、イギリス国王のジョージ5世が定めた記念日。「戦没者追悼の日」とも言われ、今年で100年を迎えることになる。 ▽この日が近づくと、プレミアリーグのピッチには多くのポピーの花が咲く。日本で言うところの、「赤い羽根」に近いだろうか。選手たちだけでなく、一般の方も地下鉄の駅などでは募金をするとポピーの花がもらえるのだ。 ▽そんな中、週末に行われたプレミアリーグでは1人の選手の胸にポピーの花がなかった。それは、マンチェスター・ユナイテッドに所属するセルビア代表MFネマニャ・マティッチだ。 ▽かつてはチェルシーでプレーしたマティッチは、2017-18シーズンからかつての師であるジョゼ・モウリーニョ監督の下でプレーしている。そのマティッチは、3日に行われたボーンマス戦に先発出場。90分間プレーした。 ▽ユナイテッドの中盤を支えるマティッチだが、イギリスで通例となっているポピーの花をユニフォームにつけない理由がある。それは、自身が少年期に経験した戦争を思い出してしまうからだという。自身のインスタグラム(nemanjamatic)で明かした。 「僕にとっては、1999年にセルビアの爆撃によって母国が荒廃していた。個人的には、恐怖を抱いた12歳の少年のように、ヴレロに住んでいるような個人的な感情を思い出してしまうんだ」 ▽マティッチの故郷は、旧ユーゴスラビアのシャバツ。現在のセルビア西部に位置する都市だ。旧ユーゴスラビアでは、1998年からコソボ紛争が勃発。そして、翌1999年にNATO軍によって空爆が行なわれた。 ▽第一次世界大戦の終結を記念して定められた“リメンブランス・デイ”。そして、戦没者の象徴とされる「ポピー」を身につけることは、空爆を体験をしているマティッチには難しいことのようだ。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181106matic_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽チェルシー同様に、ユナイテッドでもフィルター役を務めるマティッチ。鋭いタックルで相手を封じ、バイタルエリアで壁となるマティッチは、気の利いたプレーでチームを支える。そして、そのプレースタイル同様に、自身の考えを押し付けることはなかった。 「人々がなぜポピーを身につけているのかは十分に理解している。僕はみなさんの権利を完全に尊重するし、紛争のために愛する人を失った人には同情する」 ▽マティッチは、自身が「ポピー」を身につけていない理由を明かす前に、しっかりと戦没者へと敬意を払った。それもまた、空爆を経験しているからだろう。戦争で愛する人を失った人々の悲しみを理解しているからだ。そして続けた。 「これまで僕が行ってきたことを考えると、ユニフォームにポピーを着けることが正しいとは思わない」 「イギリスの誇りの象徴であるポピーを傷つけたり、誰かを怒らせたりはしたくない。ただ、僕たちはそれぞれの育ち方をしているし、示した通り、僕個人の選択だ」 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181106matic_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽誠実に、そして自身の考えをしっかりと説明したマティッチ。その投稿には、多くの反応があり、誠実な対応をしたマティッチへの称賛のコメントも残されている。 ▽マティッチといえば、決して裕福ではない故郷のヴレロでも英雄的な存在。地元の小学校に修繕費を支援したり、苦しんでいる人々の借金を肩代わりしたり、「いたわり」「思いやり」の心をもって活動を行なっている。 ▽苦しいシーズンスタートとなったユナイテッドだが、モウリーニョ監督の腹心であるマティッチの誠実さ、思いやりのあるプレーは、チームに安定感をもたらせ、必ずやチームを浮上させるカギとなるだろう。そして、マティッチもそれを望んでいるようだ。 「僕が説明した理由をみんなが理解してくれることを願っている。そして、僕はこの先に待つ試合でチームをサポートすることに集中できる」 ▽「ポピー」の花言葉は「いたわり」「思いやり」。さながら、中盤でチームのバランスを取りながらプレーし、相手のことを考えて行動し、多くの支持を受けるマティッチを表しているようだ。「ポピー」を着けられなくとも、その心にはポピーの花が咲いているのかもしれない。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2018.11.06 21:30 Tue3
C・ロナウド負傷の前回王者ポルトガル、ダニーロのゴラッソもセルビアに引き分けで2戦連続ドロースタート《ユーロ2020予選》
ユーロ2020予選グループB第2節、ポルトガル代表vsセルビア代表が25日に行われ、1-1で引き分けた。 大黒柱のC・ロナウドがロシア・ワールドカップ以来の復帰を果たしながらも、3日前に行われたウクライナ代表との予選初戦をゴールレスドローで終えたポルトガルは、そのウクライナ戦のスタメンから3選手を変更。アンドレ・シウバ、モウティーニョ、ネヴェスに代えてソウザ、ダニーロ、ラファを起用した。 一方、予選初戦となるセルビアは5日前に行われたドイツ代表との親善試合を1-1で引き分けた。その試合を欠場していたタディッチやミトロビッチがスタメンとなり、ヨビッチやミリンコビッチ=サビッチがベンチスタートとなった。 3トップに右からベルナルド・シウバ、ソウザ、C・ロナウドと並べ、中盤アンカーにダニーロを配す[4-3-3]で臨んだポルトガルは開始4分にビッグチャンス。右クロスの流れから混戦となったところをW・カルバーリョがプッシュ。しかし、DFに当たったシュートはわずかに枠の左に外れた。 すると6分、セルビアがPKを獲得する。タディッチの浮き球パスでディフェンスライン裏に抜け出したガシノビッチがGKルイ・パトリシオと交錯。これがファウルとなった。そしてこのPKをタディッチが決めてセルビアが先制した。 直後、C・ロナウドのミドルシュートが枠を捉えたポルトガルだったが、GKドミトロビッチのビッグセーブに阻まれてしまう。さらに15分、ボックス右のラファエウ・ゲレイロが決定的なシュートを浴びせるも、ここもGKドミトロビッチのビッグセーブに阻止されてしまった。 その後も押し込むポルトガルは23分にゴール前のC・ロナウドがボレーで合わせるも、DFの身体を張った対応に阻まれる。そんな中29分、ポルトガルにアクシデント。スペースにランニングしたC・ロナウドが右足ハムストリングを負傷し、ピッツィとの交代を強いられてしまう。ここからポルトガルは攻めあぐね、チャンスを作れなくなってしまった。 それでも42分、ダニーロがゴラッソを決めてポルトガルが追いつく。中央を持ち上がったダニーロがボックス手前からミドルシュート。完璧にコントロールされたシュートがゴール右上に突き刺さり、1-1として前半を終えた。 迎えた後半、前半終盤に攻勢に出ていたセルビアが良い入りを見せる中、56分にはショートカウンターからリャイッチが決定的なシュートを浴びせた。 流れの悪いポルトガルは58分、ソウザに代えてアンドレ・シウバを投入。しかし、押し込む流れとしたものの、シュートシーンを生み出すことができない。70分にようやくアンドレ・シウバの右クロスからファーサイドのW・カルバーリョがボレーで合わせるもミートしきれなかった。 直後にもベルナルド・シウバの丁寧な落としからゴール前のアンドレ・シウバが押し込みにかかったが、DFの好ブロックに阻まれてしまう。さらに73分にはアンドレ・シウバのヘディングシュートがボックス内のルカビナの手に当たると、主審はPKスポットを指した。ところが、副審の助言もあって判定が覆り、PKは取り消されてしまった。 不可解な判定に泣かされたポルトガルが終盤にかけても攻め込む中、追加タイムにはラファエウ・ゲレイロの強烈なミドルシュートが襲ったが、わずかに枠を外れて1-1でタイムアップ。前回王者ポルトガルが2戦連続ドロースタートとなっている。 その他、グループB第2節ではウクライナ代表が追加タイムのオウンゴールでルクセンブルク代表に2-1と競り勝ち、1勝1分けスタートとしている。 2019.03.26 06:45 Tue4
「チャンピオンは死なない」セルビアサッカー協会が、ミハイロビッチ氏を追悼「偉大な人物をあまりにも早く失った」
セルビアサッカー協会は16日、53歳で他界したシニシャ・ミハイロビッチ氏を追悼した。 現役時代はユーゴスラビア代表、セルビア・モンテネグロ代表としても活躍し、その左足から繰り出されるFKの精度は世界でも有数だったミハイロビッチ氏。現役時代はヴォイヴォディナやツルヴェナ・ズヴェズダでプレーした後、ローマ、サンプドリア、ラツィオ、インテルとイタリアでプレーを続け、2006年7月に現役を引退した。 引退後すぐに、当時インテルを率いていたロベルト・マンチーニ監督(現イタリア代表監督)のアシスタントコーチに就任。2008年11月からはボローニャで監督としてのキャリアをスタートさせると、カターニャ、フィオレンティーナ、セルビア代表、サンプドリア、ミラン、トリノで監督を歴任。2019年からボローニャで2度目の指揮を執っていたが、成績不振で2022年9月に解任されていた。 ミハイロビッチ氏は、2019-20シーズン前のキャンプ中に急性白血病を患っていることを告白。その後は、化学療法と骨髄移植を行いながら、ボローニャを指揮。3回目の化学療法を終えた後は現場に完全復帰していたが、帰らぬ人となった。 ミラン時代には本田圭佑、ボローニャ時代には日本代表DF冨安健洋(アーセナル)が指導を受けるなどしたミハイロビッチ氏。FKでハットトリックを達成するなど、伝説的な選手の1人だったが、セルビアサッカー協会はレジェンドを追悼した。 「サッカー界は、ヨーロッパと世界のチャンピオンであり、サッカー界史上最高のFKの名手であり、選手、代表チームの選手、監督、セレクター、セルビアとイタリアのサッカーの歴史に深い足跡を残した偉大な人物をあまりにも早く失った」 「シニシャは、人生で多くの戦いに勝利し、大きなトロフィーを獲得した。彼は深刻な病気に対し、最も重要な勝利を収めると思われたが、希望も失われた」 「彼の強さ、カリスマ性、楽観主義をもってすれば、2度目の悪性の疾患にも勝つ事ができるだろうと考えた時、彼は亡くなった。残念ながら、そうではなかった」 「サッカー界は今、涙を流しているが、シニシャはその涙を見られたくはないはずだ。チャンピオンは死なない」 「セルビアサッカー協会は、シニシャ・ミハイロビッチの家族と友人に、心からの哀悼の意を表します。シニシャ、安らかに。永遠の栄光をあなたに」 <span class="paragraph-title">【動画】ミハイロビッチ氏、惚れ惚れするFK集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiI1c3J6QXdKSCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2022.12.17 11:40 Sat5
