新星レテギがデビューから2戦連発! イタリアが格下マルタ撃破で初勝利《ユーロ2024予選》
2023.03.27 05:42 Mon
ユーロ2024予選のグループC第2節、マルタ代表vsイタリア代表が26日に行われ、アウェイのイタリアが0-2で勝利した。
イタリアは、グループ最大のライバルであるイングランド代表との初戦を1-2で落として今予選を黒星スタート。仕切り直しの勝利を目指す今節は、同じく初戦黒星のマルタとのアウェイゲームに臨んだ。
マンチーニ監督は初戦からGKドンナルンマ、ディ・ロレンツォ、レテギを除く先発8人を変更。クリスタンテやトナーリ、ニョントら準主力やスカルヴィーニ、ロマニョーリ、ポリターノらを起用した。
立ち上がりはマルタの球際でのアグレッシブなプレーに手を焼くイタリア。5分にはハイラインの背後を取られてサタリアーノにボックス内で決定機を許すが、左足のハーフボレーシュートはGKドンナルンマのビッグセーブで凌ぐ。
ゲームキャプテンのファインセーブで早々の失点を免れたアッズーリは、徐々に相手陣内深くでのプレーを増やしていく。すると、アルゼンチン出身の新星がこの試合でも魅せる。15分、左CKの場面でキッカーのトナーリが正確なボールを上げると、中央でマーカーとの駆け引きを制したレテギが完璧なヘディングシュートを叩き込み、デビューから2試合連続ゴールを達成した。
それでも、慌てないアウェイチームは27分、波状攻撃からボックス左でエメルソンが入れた高速クロスをニアのトナーリがわずかにコースを変えると、ゴール前のペッシーナがワンタッチで押し込み、早い時間帯の追加点とした。
この追加点によって完全に試合の流れを掴んだイタリアは、以降は相手陣内でハーフコートゲームを展開。サイドバックが深い位置まで侵攻し、厚みのある攻撃を継続。その流れでグリフォの際どい枠内シュートや、判定によってはPK獲得という場面を作り出した。
結局、2点リードで試合を折り返したマンチーニのチームは、2戦連続スタメンに加えて前半に1枚カードをもらっていたディ・ロレンツォを下げてダルミアンをハーフタイム明けに投入。
後半も引き続きボールの主導権を握って押し込む一方、マルタの左サイドを起点とした攻めに手を焼き、幾度か際どいピンチを招く。ただ、相手のフィニッシュの精度に救われて2点差を維持する。
3点目を奪って試合を決めたいマンチーニ監督は67分、殊勲のトナーリとレテギを下げてヴェッラッティ、スカマッカを同時投入。69分にはそのスカマッカがセットプレーから豪快なバイシクルシュートを枠に飛ばすが、これは相手GKの好守に阻まれる。
後半半ばから終盤にかけては動きの少ないクローズな展開に。アッズーリとしてはポジション奪取へ攻撃陣を中心に準主力のアピールがほしいところだったが、さしたる見せ場を作れぬままタイムアップを迎えた。
この結果、レテギの2試合連続ゴールで格下相手に勝ち切ったイタリアが、今予選初勝利を手にしている。
イタリアは、グループ最大のライバルであるイングランド代表との初戦を1-2で落として今予選を黒星スタート。仕切り直しの勝利を目指す今節は、同じく初戦黒星のマルタとのアウェイゲームに臨んだ。
マンチーニ監督は初戦からGKドンナルンマ、ディ・ロレンツォ、レテギを除く先発8人を変更。クリスタンテやトナーリ、ニョントら準主力やスカルヴィーニ、ロマニョーリ、ポリターノらを起用した。
ゲームキャプテンのファインセーブで早々の失点を免れたアッズーリは、徐々に相手陣内深くでのプレーを増やしていく。すると、アルゼンチン出身の新星がこの試合でも魅せる。15分、左CKの場面でキッカーのトナーリが正確なボールを上げると、中央でマーカーとの駆け引きを制したレテギが完璧なヘディングシュートを叩き込み、デビューから2試合連続ゴールを達成した。
相手が守り慣れる前に先手を奪ったイタリアだったが、直後にアクシデントが発生。右足首を捻ったニョントがプレー続行不可能となり、22分にグリフォのスクランブル投入を余儀なくされた。
それでも、慌てないアウェイチームは27分、波状攻撃からボックス左でエメルソンが入れた高速クロスをニアのトナーリがわずかにコースを変えると、ゴール前のペッシーナがワンタッチで押し込み、早い時間帯の追加点とした。
この追加点によって完全に試合の流れを掴んだイタリアは、以降は相手陣内でハーフコートゲームを展開。サイドバックが深い位置まで侵攻し、厚みのある攻撃を継続。その流れでグリフォの際どい枠内シュートや、判定によってはPK獲得という場面を作り出した。
結局、2点リードで試合を折り返したマンチーニのチームは、2戦連続スタメンに加えて前半に1枚カードをもらっていたディ・ロレンツォを下げてダルミアンをハーフタイム明けに投入。
後半も引き続きボールの主導権を握って押し込む一方、マルタの左サイドを起点とした攻めに手を焼き、幾度か際どいピンチを招く。ただ、相手のフィニッシュの精度に救われて2点差を維持する。
3点目を奪って試合を決めたいマンチーニ監督は67分、殊勲のトナーリとレテギを下げてヴェッラッティ、スカマッカを同時投入。69分にはそのスカマッカがセットプレーから豪快なバイシクルシュートを枠に飛ばすが、これは相手GKの好守に阻まれる。
後半半ばから終盤にかけては動きの少ないクローズな展開に。アッズーリとしてはポジション奪取へ攻撃陣を中心に準主力のアピールがほしいところだったが、さしたる見せ場を作れぬままタイムアップを迎えた。
この結果、レテギの2試合連続ゴールで格下相手に勝ち切ったイタリアが、今予選初勝利を手にしている。
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