フュルクルクのドッペルパックでドイツがペルーに勝利《国際親善試合》

2023.03.26 06:47 Sun
Getty Images
ドイツ代表は25日、国際親善試合でペルー代表とホームで対戦し、2-0で快勝した。

カタール・ワールドカップでグループステージ敗退に終わり、2大会連続決勝トーナメント進出を逃したドイツは、ユーロ2024開催国で予選免除の中、ミュラーやギュンドアン、ジューレら一部主力を招集外に。
そのドイツは[4-2-3-1]で臨み、最前線にフュルクルク、2列目に右からハヴァーツ、ヴィルツ、ヴェルナーと並べた。

カリージョやアキーノ、アドビンクラら長年ペルーを支える面々がスタメンとなったペルーに対し、ドイツが押し込む入りとすると12分に先制する。ロングフィードをハヴァーツがボックス内で受け、ルーズボールをフュルクルクが蹴り込んだ。

先制したドイツは続く20分、ボックス右に抜け出したヴォルフがクロスを送り、ヴィルツが合わせる決定機を演出。ここはGKの守備範囲で阻まれたが、34分に追加点。右サイドからのヴォルフのクロスをフュルクルクが合わせた。
44分にもフュルクルクがゴールに迫ったドイツが2点をリードして前半を終えた。

迎えた後半、ニャブリ、ゴレツカ、ゲッツェを投入したドイツは60分、ニャブリのボレーシュートがバーに直撃。

そして64分にPKを獲得した。流れの中で上がっていったN・シュロッターベックがボックス中央で相手DFに倒された。しかしキッカーのハヴァーツはシュートを右ポストに当ててしまい3点目とはならない。

その後、代表デビューとなるベリシャやシェーデを投入したドイツが2-0のまま勝利。29日にはベルギーと親善試合を戦う。

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