思わぬ人物の登場が人々を驚かせている。
19日、ラ・リーガ第26節でバルセロナvsレアル・マドリーの“エル・クラシコ”が行われた。
首位に立つバルセロナ、2位につけるマドリーの勝ち点差は「9」。この試合の勝敗はリーグタイトルに大きく左右することもあり、大きな注目を集めた。
カンプ・ノウで行われた試合は、開始9分にオウンゴールでマドリーが先制する展開。意外なスタートとなったが、45分に
セルジ・ロベルトが同点ゴールを決める。
後半は互いに譲らない展開を見せる中、1-1の引き分けに終わるかと思われたが、後半アディショナルタイムに左サイドをバルセロナが崩すと、最後は途中出場の
フランク・ケシエが値千金の逆転ゴール。ラ・リーガ初ゴールが大きな一撃となり、バルセロナが劇的な逆転勝利を収めた。
これで2位との差を12ポイントとし、優勝に大きく踏み出したバルセロナ。歓喜に沸く選手たちだが、そこに意外な人物が居た。それは、チェルシーの元ガボン代表FW
ピエール=エメリク・オーバメヤンだった。
昨シーズンまでバルセロナに所属していたオーバメヤンだが、昨夏チェルシーへと完全移籍。すでにバルセロナの選手ではない。
しかし、FW
フェラン・トーレスのインスタグラムに投稿された写真に満面の笑みで写るオーバメヤン。チェルシーは18日にエバートンとのリーグ戦を戦っていたが、オーバメヤンはメンバー外だった。
冬の大型補強の影響を受け、チームの中に居場所を失ったオーバメヤン。2月以降はトッテナム戦の7分間しかプレーしておらず、ほとんどメンバー入りすらできない状況だ。
アーセナルから移籍してきた半年間で、バルセロナでは公式戦24試合で13ゴール1アシストの成績。チェルシーに売り出された結果、輝きを失い、居場所すらなくなったオーバメヤンの姿には、「君が恋しいよ」、「チェルシーに台無しにされた」、「心はまだバルセロナだ」、「レアルに勝ちたいなら起用したら?」、「夏に戻ってくればいい」と歓迎と共に、チェルシーへの不満を寄せるコメントが多く投稿されている。
